丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月城かなとは中長期トップ…?!

こんにちは! 

 

今週末、ついに博多座へ行きます…!!!

楽しみすぎます!

 

今回はそれにちなんで(?)、月城かなとの任期を考える記事です。

就任したばかりなのに任期なんて失敬だ、という方はここで読むのをやめてくださいね。

 

月組に組替えした時点から、絶対にこの組でそのままトップになるであろう、ということはみんな予想済みでした。

同期の中では3番目、しかも3番手時代の最後に怪我で長らく休演したことにより、トップにはなるだろうけど短期〜通常任期(5作)ではないか、というのが大概の人の意見だったと思います。

私も先日までそう思っていました。

 

しかし、いろんな情報が出揃い考え直した今、月城かなとはある程度中長期任期になるだろうと予想を変えました!!

理由は3つあります。

 

1つ目は、万博アンバサダーは全員2025年までトップにはならないという予想です。

万博アンバサダーの5名は万博が終わるまでは平等に扱われると思います。もちろん組の状況によって、2番手だったり3番手だったり別格寄りになっていたり…という違いは出てくると思いますが、1人(もしくは2.3人だとしても)だけがトップスターという絶対的位置に就くことはないと思います。誰かだけその立場になってしまうと、絶対に並び順ではその人をセンターにしなくてはいけないとか、代表で挨拶するとしたら絶対この人、とか縛りが出てきます。

2番手までは劇団独自の扱いなので対外的には無視できても、トップスターは劇団の顔でありその立場を見過ごすことはできません。万博側的にはとてもやりづらくなると思います。だからこそ2025までにトップになっていなくても平気な学年(100期が2025で研12になる)から選出されたのだろうし…。

 

そう考えると2025年時点でのトップスターは誰か、組替えやイレギュラーなく順当に4年後を考えた場合、

花組 : 永久輝せあ

月組 : 暁千星

雪組 : 朝美絢

星組 : 礼真琴 or ???

宙組 : 桜木みなと

だと思います。

今回はここはこれ以上話を広げず、あくまで月組と月城かなとにフォーカスします。

 

つまり、私の予想では2025年には月組トップは暁千星に変わっているというものです。

 

次に2つ目の理由は、95期トップ5組制覇についてです。

現在3組のトップが95期となり、遅咲きになる可能性は高くても桜木みなとがこのまま終わる気配はありません。1番可能性が低いと思っていた雪組朝美絢が2番手羽根を背負ったことにより、5組制覇の可能性はかなり上がったと思っています。

 

ただ、それが同時か?と言われると微妙。5組制覇の可能性は85%だとしたら同時は40%くらいかと。

でもせっかく揃えるならば、誰かは退団公演中で誰かはプレお披露目お稽古中くらいの超ギリギリだとしても、一瞬だけでも同時にしてくるような気もするんですよね、そしてせっかくならば宝塚110周年の2024年になにかをさせるのではないかと。そのタイミングでもまだ研16ですからね。

 

もし礼真琴柚香光が残っていた場合、7〜9作目あたりがきます。研11就任であること、柚希礼音明日海りお真風涼帆らの前例から考えても、異常に長いわけではありません。この2人の場合は早く辞めた場合その分瀬央ゆりあ・水美舞斗が短期3作でも登板する可能性があがりますので、おそらく2024年まで95期でいくことが可能だと思います。

彩風咲奈が5.6作で退団し朝美絢に引き継いだ場合、2024年にお披露目を迎える頃になります。

真風涼帆NSGの次で芹香斗亜に引き継ぎ3作だった場合、桜木みなとが2024年にお披露目となります。ここは怪しいですね…。

月城かなとはというと、2024年前半に5作目、後半に6作目くらいの感じになるかと思います。110周年のセレモニーに出るなら4月以降に在任していなくてはいけませんから6作はいるのではないか?と思います。

 

そして最後に3つ目の最も確信を持った理由が、鳳月杏の卒業タイミングと月組育成方針の転換です。

鳳月杏は2022年のカレンダーで12月に掲載されることが発表済。法則から考えて、掲載月前の2番手の退団はほとんどないので、最も短くても月城3作目までは在団ということになります。

つまり1番早くて暁千星が2番手になるのは月城4作目〜です。

 

以下記事でも書きましたが、月組珠城りょうの早期就任で学んだことを必死に下級生教育に活かそうとしています。

5組それぞれの御曹司教育 - 丸の内OLの観劇日記

だから月城かなとにもしっかり2番手経験を3作させています。

ということは暁千星にも3作以上は2番手経験をさせると思います。

なので、最短で考えて鳳月杏2番手3作+暁千星2番手3作となり、月城かなとの任期は6作は固いと予想できます。

 

個人的には前は4.5作かな?と思っていたのですが、様々な要因が重なって、6.7作かなと今は思っています!!

 

 

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スターに1番大切なのは〇〇!!

こんばんは!

 

観劇感想に追われる…幸せながらも忙しい日々です。もともと備忘録的に始めたブログなので書かないのも違うかな、とか謎の自分ルールに縛られちゃって笑

そんな中で今日はコラム的な記事です。

 

皆さんはタカラジェンヌや舞台人に最も求めるものは何ですか?

歌、ダンス、芝居力、ビジュアル、華やかさ、観る側にも舞台に立つ側にもそれぞれのこだわりがあると思います。

歌、ダンス、芝居という実力系は、礼真琴のようなスーパーな人材でない限り、全部を極めるのは不可です。不得意なものを得意なもので補って、また得手不得手の異なる者同士が補完関係で魅力を増せばいいと思います。

ビジュアルや華やかさという先天性の才は、努力だけではどうにもならない部分も多いですが、魅せ方を学んでいくことで垢抜けていきますし、華やかさではなくても舞台で存在感を出すことはできます。

 

私がタカラジェンヌや舞台人に最も求めること、私自身も最近気付いたのですが、それは声と滑舌です!

 

先日観劇したCITI HUNTER、すごく残念なことにトップコンビの台詞がほとんど聞き取れなかったんです。大劇場とeplus貸切はもう少しマシだった気がしたのですが、友会で取った平日夜公演は酷かったです…。なので新人公演の冴羽遼と槇村薫の方が良く感じてしまったのは、台詞が聞き取れたというのも大きいです。

なので現在の雪組トップコンビがいくらダンスが上手くてもスタイルが良くてもスタイリッシュでも、個人的になんだか微妙だなあ…となってしまうのは滑舌が悪く台詞が聞き取れないという部分が大きいです。特にCHでは早口の台詞や、冴羽遼のおふざけモード、槇村薫の100tハンマーの叫び声など、聞き取りづらめの場面が多いので…。100tハンマー「日本の恥め!」以外聞き取れてますか?

 

滑舌が悪いだけで、このスター無理!とはなりません。実際に台詞回し微妙でも好きな方々はけっこういます。

あと声と滑舌さえ良ければ…と思ってしまう方々です。

芸能人でいうと山Pとか、有名どころのジェンヌでいうと水美舞斗愛月ひかるが、惜しいな〜と感じます。スカステでのトークは聞きやすいので、本来の声ではなく男役の低さで出すとそうなってしまうのかも。

 

逆に、声と滑舌さえ良ければ歌も上手く聞こえるという得もあります。なんていうか喉があいているというんですかね。

朝夏まなと朝美絢、鳳月杏らが当てはまると思います。

音程の取り方は、それはやはり歌を得意とする望海風斗北翔海莉には敵わなくても、気持ちの良い声で苦しくなさそうに声量たっぷりで歌うから、なんだか上手く聞こえる。それがこの方たちです。

早口の台詞でも一言がきちんと聞こえ、歌詞も何を言っているかちゃんと聞こえる。だから芝居も歌も上手くみえるんです。もちろん詐欺って意味ではなくて1つの技術だと思います。

鳳月杏ならば「ピガール狂想曲」のウィリーの台詞回しは見事ですし、朝美絢なら「ひかりふる路」の幕開きのソロパートを任されたのはあの文字数で聞き取れる歌い方ができるからだと思います。

 

宝塚では上級生や番手があがるほど、台詞の量も歌の量も増えます。

だからこそ、歌と芝居の基礎である「声と滑舌」が最も大切だと思っています!

 

皆さんが重視するのは何ですか??

 

 

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「マドモアゼル・モーツァルト」感想

こんばんは!

 

「マドモアゼル・モーツァルトを観劇してきました。

池袋Brilliaは2回目で、まさかの2回とも演目はモーツァルトです…笑

 

映像を効果的に使い、プロジェクションマッピングが見事で、とても現代的な公演でした!

(CHのクソダサ映像に慣れていたのでなおさら笑)

不思議な国のアリスみたいな世界観のモブキャラというか、概念役かつオペラ演者役が、プロジェクションマッピングと相まって、独特の世界観を醸し出していたのが印象的です。

このダンサーたちによって、モーツァルトの本心などが伝わってきます。

上手く言葉では表せませんが、素敵な演出でした。

 

ものすごい盛大なオチでもあるのかと思ったら、モーツァルトとして亡くなっていったのが意外でした。

 

それではキャスト別です。

 

モーツァルト明日海りお

女性姿も男性姿も一度に観れたので、少しお得感を感じました笑 繊細な演技は相変わらずで、変わり者で楽しいことが大好きなヴォルフガングの部分と、自分自身は誰なのか、周りの人の幸せなどを考えて思い悩む姿の壊れそうな部分のどちらの姿も自然でさすがだなと思いました。

ナチュラルメイクになり美人度が上がっていて、本当にお綺麗でした。でも今回は私の大好きな眉間の深い深い皺は観れなかったので、次回は是非100%女性として眉間に皺刻んで欲しいです。

 

コンスタンツェ : 華優希

まず1番に思ったのは、明日海りおの隣で堂々としている華優希が観れてよかったということ。この2人が並ぶ姿をみるのは、「A Fairy Tale / シャルム」以来。あの時の少し自信がなさそうな今にも泣きそうな必死な笑顔はもうありませんでした。堂々と1人の役者として、心からの表情で演技しているところが観れて良かったと、それだけシャルムの後の宝塚人生を全うしたのだと感じました。

恋する乙女としてキュートに、時には母のように優しく、天才モーツァルトとの対比が上手く出るように"普通"に。とても自然体なコンスタンツェでした!

 

サリエリ平方元基

ガタイが良すぎて…笑、みりおちゃんがこんなに小さくみえるとは…!という感じでした。その大きさと声の深さが、本物の男性であるサリエリと本当は女性(演じているのも本当に女性)のモーツァルトとの対比になっていました。

歳の差もあるのに、本当に女としてエリーザに惚れてしまったの?という感じでしたが、この作品のサリエリとしてはとてもハマっていたと思います。史実重視の方には受け入れ難いかも…?

 

カタリーナ : 石田ニコル

バラエティの姿が印象的だったので初めて芝居や歌を観ましたが、とても上手いですね!!高音もすごく綺麗でした。そして何よりもあの圧倒的ビジュアル!!1人だけ本物のあの時代のヨーロッパの貴婦人いました。豪華な衣装やカツラが映え、人形のようでした。

 

次の観劇感想は月組博多座になりそうです。

バウ観たかったなあ…残念ながら出社でした。泣

 

 

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雪組新人公演「CITI HUNTER」感想

こんばんは!

 

雪組新人公演「CITI HUNTER」ライブ配信にて観劇しました!

普段はオペラで追わないとなかなか見つけられない若手の逸材たちをアップで映してくれ、その頑張ってる姿でそれぞれ新しいファンをつけるでしょうから、多少失敗などはあったとしても大変有意義な試みだったと思います。本当は桜嵐記観たかったな〜という気持ちがありますが、次回からも毎公演配信される事を願います!

 

演出は細かい違いはあれ文字にできるほどではなく、登場人物が多いのでキャスト別でサクサクいきます。(掲載順は公式HP)

 

冴羽遼 : 縣千

正直言うと…本役の彩風咲奈よりも個人的には良かった…。新人公演の冴羽遼には本公演では感じなかったきゅんを感じたんです。「美樹ちゃんのこと泣かすなよ」のウインク、きゃああとなりました。顔の良さ、華やかさはもちろんのこと、柚香光系というんですかね、ダイナミックながら繊細な部分もある演技がとても良かったです!

冴子たんの犬〜のところでは、別箱2番手で犬役を演じていただけあり、鳴き声から手の使い方に穴掘りまで完璧なのがツボでした笑

 

槇村薫 : 音彩唯

顔が可愛いだけではなかった…さすがは首席なんでもできるのか…と正直驚きました。声は綺麗でヒロインらしく、こちらも本役朝月希和よりも聞き取りやすくて、新人公演の薫の方が好きでした…。なんというか薫という役でもヒロイン感がちゃんと残っている感じです。歌も上手いし、薫という役を縣千相手に演じるのに臆することなく望んでいた舞台度胸も素晴らしかったです。

 

ミック・エンジェル : 彩海せら

あれ?もしかして朝美絢いた??と思うくらい本役に寄せてきていて、あまりの寄せ方に途中少し笑ってしまったのですが、朝美絢に寄せられるってすごいと思います。本役の圧倒的オーラと華をちゃんと引き継いでいましたし、そこに自分の色も混ぜていました。器用で何をしても上手いのに、あがちんの挨拶に泣いてしまっていて、やっぱり可愛いあみちゃん…となりました。

 

槇村 : 眞ノ宮るい

本役よりも渋めに大人っぽく作ってきた印象。メロディちゃん演じる薫とすごく兄妹ぽくみえました、さすがはウエンツ(?)。100期の研8ともなると経験値が一気に変わるのか、新人公演ではなく、"違う役作りの槇村"として存在していたのが印象的です。

 

海坊主 : 壮海はるま

実は出番がかなり少ないので…とりあえず身体を大きくみせる事についての出来は本役以上でした!本役の縣千より大人しめというかシャイめに作っていた?と感じました。次回は是非顔の見える歌や踊りのある役でみたいです。

 

海原神 : 一禾あお

上手い…最初のセリ上がりからそう感じました。学年的に夏美ようの色気や経験値は難しかったと思いますが(同レベルができたら専科の意味がないので当たり前)、よく響く声の笑い声は見事でしたし、冴羽遼演じる縣千より下級生ながら育ての父感と悪のトップ感も出ていたので素晴らしかったです。

 

野上警視総監 : 汐聖風美

顔が研3時代の水美舞斗ぽくて認識はしていたのですが演技をするところを見るのは初めて。警視総監で野上三姉妹の父を演じるには若すぎた、さすがに課長が限界では?という感じでしたが、年齢の部分以外は包容力も感じ良かったです!

 

宇都宮乙 : 羽織夕夏

上級生娘役の役をやらせても上手いですね。今回も彼女だけはちゃんと本役と同じように25年前にスキャンダルのあった女優にみえました。

 

ジェネラル : 星加梨杏

ものすごくビジュアルの良いジェネラルでした。美しいからこそ恐ろしい、というような、本役真那春人が権力ゴリゴリ系で作ってきたのに対し、全く異なるアプローチでした。自分なりの役作りでこの完成度、これこそ100期の実力ですね。

 

伏見 : 望月篤乃

今回で退団です。部下には偉そうなのにちょっと小物感のある(褒めてます)あたふたする姿も良い塩梅でした。本公演ではあっという間に殺される淳くんです。

 

美樹 : 有栖妃華

本役星南のぞみに役作りはかなり寄せてきた印象。それにしてもやっぱり超かわいい。次こそヒロインは彼女ですよね?!さよなら皆さまガールなので歌も上手いはずなのですが美樹には歌がないので今回は残念でしたね。

 

政 : 聖海由侑

恋する乙男の絶妙なウザさをすごく上手に表現していて、本役に負けないくらいアホでした笑

今回初めて認識したのですが、顔はかっこいいのにウザさの出し方も上手いのでこれから注目していきたいです!

 

葉子 : 夢白あや

ぶっ飛び系もできるのか、恐ろしき芝居実力者。

今日出たバウのポスターもどちらかというと明るいこっち系でしたので、楽しみですね!

どこにいても何しても可愛いのでやはりビジュアルの華やかさはすごいです。

 

野上冴子 : 希良々うみ

1人だけプロの本役の方いた?という出来。次女の麗香様も素敵でしたが、長女のウッフン刑事も色気たっぷり、滑舌も芝居も良くて、最後の挨拶も立派で素敵でした。皆さん言っていますが、顔立ち実力ともに仙名彩世ぽさがあるので、高感度高めかつこれからの活躍がますます楽しみです!

 

北尾 : 蒼波黎也

本役眞ノ宮るいよりもさらに嫌味ぽい、いけすかない公務員感がぷんぷんで良かったです!笑

 

織田 : 紀城ゆりや

最近よく名前をみる期待の新人の1人。初めて認識できました!下の名前まで言っちゃうのね、という独自のアドリブもかまし、堂々たる顔見せだったと思います!

 

小林豊 : 華世京

ショースターですね!別に演技が下手とかではないのですが、ショースターだなと感じました。役よりも芸名の自分が強く出てきてしまう感じ。本役彩海せらの方が若く少年ぽい出来だったので、想像以上に大人な青年だったのが意外でした。

 

アルマ王女 : 華純沙那

ついに105期4人娘よりも下級生で出てきた娘役。宝塚時代の若い頃の花總まりを彷彿とさせるようなビジュアルで、演技も問題なく、雪娘は厚いな!と思うと同時に絶対に飼い殺ししないでほしい…と願います。

 

竜神さやか : 麻花すわん

今日から俺は!の橋本環奈にそっくりのビジュアルで、ものすごく可愛くて印象的です。

槇村が見えちゃう小芝居はそんなにしてなかったかな…?

 

駆け足と言いつつすごい文量に…!

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

 

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雪組「CITI HUNTER / Fire Fever」感想②

こんにちは

 

今回はショーの感想について書いていきます!

CHの感想はこちら→雪組「CITI HUNTER / Fire Fever」感想 - 丸の内OLの観劇日記

 

全体的に火の鳥のイメージで統一されていて、テンポよく熱く激しく進んでいくショー。

火の鳥アピールがすごいのですが、流れとしては宝塚王道ショーだと思いました!

というかこれを言うと双方から怒られそうですが、煉獄さんを感じるショーですよね!!笑

炎の呼吸の具現化のようなショーでした…。上演のタイミングもバッチリですね、なんて笑

 

では場面ごとに感想を書いていきます。

プログラムの場面紹介分かりづらいので自分なりの名前つけます…笑

 

・プロローグ

まず最初にスポットライト浴びて拍手もらうのが朝美絢ってだけで、ショーのモチーフ以上に激アツなわけです。音楽がかっこよくていいですよね!そしてもう1つの注目は、しれっと縣千銀橋1人渡りを果たしていること。もはや当たり前のように渡っていきます笑 おめでとう!!!

母がトップコンビの衣装暑そう…とすごく気にしておりましたので書いておきます。ひと盛り上がりした後にトップコンビが残って2人で一緒に歩んでいこう〜みたいな場面があり、雰囲気は全然違うものの前任お披露目のSVもそんな場面があったのでオマージュぽくて、お披露目らしくていいなと思いました。

 

ドン・ジョヴァンニ

場面自体がトンチキ感あるのはもちろんのこと、昔小さい頃に行った安っぽいゲーセンで流れてそうなBGMなのが個人的には気になる…笑

あーさのカツラも日替わりのようですし、娘役の髪型も1人1人凝っているので、全体の構成は置いておいて…娘役ちゃんたちのこだわりを観るべき場面だと思っています。

大劇場2日まではにわさん出てきたところで「男…」でしたが、時代の流れ的にNGかなと気になっていたので、東京で「父さん…」(言い方は日替わりの模様)になっていて安心しました。

 

・男役ハット場面

今回のショーで1番素敵な場面だと思います!SVの海の見える街、MRのJAZZなど、彩風咲奈×ハット×ダンスシーンにハズレはないと劇団が自信を持っているんだなと思います。確かにこういうシーンが似合うし映えますよね!!オレンジの虎柄みたいな普通の人は着こなせない衣装を全員がかっこよく着ているのがすごいなと思います。

 

スペイン中詰

マタドールとフラメンコ衣装は良いですよね〜!大好きです。ここまでの流れもそうですが、ここからさらに踊って踊って踊りまくる…!!!新生雪組はダンス推しということをヒシヒシと感じるのでした。綾凰華・縣千・諏訪さきとダンスを得意とするスターが多く、朝美絢・彩海せらも歌や芝居の方が得意とはいえ踊れる方に入るスターが多いので、見応えたっぷりです!!!

 

ロケット

これはすごい…!!圧巻です!!!まず、華世京の抜擢がすごいです。研2であそこまで目立つ場面与えられるのって最近では暁千星以来ではないでしょうか?!だってピガールが初舞台ですよね…何がすごいってその抜擢に臆する事なくドヤドヤの自信たっぷりダンスを見せつけていること。最後の総ロケットが圧巻ですが最初から見応えたっぷりです。

そこからのエイトシャルマン。こちらにも華世京が抜擢!あーさの目力たっぷりの圧倒的美ダルマ、あがちんの通常運転の私可愛いでしょ〜という圧、あやなちゃん・あみちゃん・かりあんの娘役にも劣らない美しさと可愛さ、しゅわっちのあぁ似合わないタイプの初舞台生もいるよね…というなんとも言えない雰囲気笑、やっぱり顔圧強めの一禾あお。それぞれ味が出て1回では見切れない…!!

 

ブランカ火の鳥

そうそう、こういうきわちゃんが好きなんですよ。そして汗だくながら爽やかなあやなちゃんの優しいオーラの見せ所。そして久城あすの丁寧な歌と噛み締めるような表情にも是非注目。

そこから火の鳥がたくさん出てくるんですけど、布をひらひらさせるところ炎柱ぁぁあああ!!!となるのは絶対私だけではないはず笑 

 

・若手ダンス

1番好きな場面!たぎる!エネルギーがたぎる!!あがあみの並びが尊すぎるんですよ!!!あさありれいこひとこもずんそらも離された今、次のコンビ萌担当はあがあみの折れ線グラフコンビです。2人は自分たちで折れ線グラフと名付けてしまうくらい持ち色が反対なことを自覚していてそれが良い。さらに、希良々うみの爆踊りも注目。歌のイメージが強いですが、ダンスもできる。さすがです。全体的にすごく元気のもらえる場面です。

 

・フィナーレ

クラシカルビジュー…!!!となりました。そのくらいイメージの強かった衣装です。朝美絢が2番手として群舞の真ん中でオラオラしている姿が感涙です。

デュエットダンスは2人の魅力が1番出ると思います。大人っぽくしとやかに、けれど中は熱く、衣装もいいですよね!

 

あと観劇予定は1回。楽しみたいと思います!

 

 

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Xmas Boxからみる若手人事

こんばんは

 

96期以下の若手15名(男役10名・娘役5名)によるクリスマスソングのCDと、その収録風景やインタビューが入ったDVDの発売。

個人的にはクリスマスって絶対にChristmasって書きたいんですけど、公式がXmasで出してしまったのでそちらに従います笑

 

まず男役からですが、ここに載った10名が各組の本命ということでしょうか?

メンバーをみていきます。

花組永久輝せあ・聖乃あすか

月組暁千星・風間柚乃

雪組綾鳳華・縣千

星組天華えま・極美慎

宙組和希そら・瑠風輝

 

発売日の12/11には和希そら雪組となっているので、現時点でのバランスは取れていてるものの発売日にはバランスは取れていないかな、という感じです。

 

花組月組は、バウ主演を果たした2名が選出されているので、明らかな本命2名と分かります。

気になるのは残り3組。

 

発売日から考えれば、和希そらは雪組ですから、和希そら・縣千の2名でも良かったはず。

ところが、綾鳳華をわざわざ入れたのですから、これからも重用すること、いきなり別格扱いにはせず、しばらくは路線として扱うことの表明だと思います。良かったです。いつまで階段ニコイチ降り続けるんですかね?

 

星組三巴から綺城ひか理が脱落。96.97期も選ばれているので学年で区切られたわけではありませんので、別格コースという事なのでしょう。

残念ではありますが、花組にいたら(永久輝・聖乃が強すぎて)残念とも思われず当たり前のようにスルーされていたかもしれないので、その分だけ組替えして良かったのかな…星組は生え抜き尊重主義の組なのでそこも仕方ないですね。。。

 

宙組に問いたい、なぜ鷹翔千空を入れなかった??抜擢され始めたタイミングは同期の縣千より若干早いくらいだったのに、あれよあれよと差がつき今回もクリスマスボックスに入れず…各組2人の内1人は100期以下を登用しているのに、それでいいのか宙組

たしかに各組2人ずつという縛りだったのかもしれないけど、そうなると和希そら発売日には組替え済問題があるので、実際は各組2人ずつとは言えず。別に11人でも良かったと思うんですけどね。

路線が詰まっているだけでなく若手教育にも影響が出ていることを暗に示してしまったわけで、なんだかなあという感じです。

コッティ自身は、学年を重ねるほどに魅力が出てくるタイプだと思いますし、本人にも焦っている様子はないので、次回また頑張ってくれればと思います。

 

続いて娘役は各組1人ずつ。必ずしも娘2ではないというところに各組の意図を感じます。

今回は105期4人娘は全員揃って選抜ならずでした。クリスマスなんて毎年くるので来年でもいいですからね。

花組音くり寿

月組きよら羽龍

雪組夢白あや

星組瑠璃花夏

宙組天彩峰里

 

花組宙組については、音・天彩という歌の上手い娘役2番手を順当に選んでいます。

 

月組雪組きよら・夢白は推しの娘役をちゃんと出してきた印象。次のトップ娘役当確路線は現在この2名のみですから、当然といえば当然。

ただ同組には、天紫珠李彩みちる・野々花ひまりがいますので、ほど圧倒的娘役2になれるかは微妙です。男役と娘役は違う学年で区切っていると思いますので、単純に99期は入れなかったという説はあります。

娘役はトップ娘役以外の活躍は作品次第で、トップ娘以外は出番がほとんどない作品(例:エリザベート)、ヒロイン格を男役が演じトップ娘役でさえ脇となる作品(例:風と共に去りぬ)、娘役がたくさん出てくる作品(例:アルジェの男)、娘2が重要な作品(例:王家に捧ぐ歌)とありますので、今回選ばれなかった娘役がいきなり選抜された娘役と大差がつくことはないと思います。

 

星組からは圧倒的娘役2・有沙瞳を抑えて瑠璃花夏が抜擢。

もう顔を売る必要はない(良い意味)ということで若手に振ったのか、前述したように娘役は100期で切ったのでそれより上級生は出していないのか分かりませんが、これからも有沙瞳が娘役2番手であることに変わりはないでしょう。

 

るりちゃんは、VERDADでもまさかのトップ娘役の舞空瞳を抑えて礼真琴とオペラ座の怪人のデュエットをしていましたし、現在の「さよなら皆さま」ガールズでもあり、星組の歌ウマ推しという事でしょう。

eee様、ご指摘ありがとうございました。オペラ座の怪人・さよなら皆さまは都優奈さんでした。

そういう意味では都優奈<瑠璃花夏なのかなと思ったりして…?舞空・有沙が強いですし長そうなので、その辺りは微かな差なのかな…

これから同じく歌の上手い詩ちづるがやってきますので、その前に推せるだけ推しておこうという生え抜き尊重をこちらでもヒシヒシと感じます。

 

 

各組の意図が読み取れたXmas Box。

私も10月になるとクリスマスソング聴き始めるのですが、今年は暑くてまだ半袖着てるので聴いてません。長袖と一緒に解禁しようと思います笑

そしたらまた「Greatest Hit!!」絶対みます〜!

 

 

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「NEWSIES」感想

こんばんは!

 

「NEWSIES」を観劇してきました!!

雪組の感想が途中ですがあと数回観劇予定があるので、先にこちらを書いてしまおうと思います!

 

久々の新作の日本初演海外ミュージカルの観劇でした。ものすっっっごく楽しかった!!!!

小池修一郎先生の海外ミュージカルの発見〜日本初演までのプロセスは安心安定の信頼かつ毎回ちゃんと期待を超えてくる。やっぱり天才ですね。

 

軽く説明すると、ニュージーズとは新聞売りの少年たちのこと。ニュージーズは新聞会社から新聞を卸してもらい一般人に売り捌き売上が賃金、しかし売れ残った分は自分で買い取らなくてはならないのです。その卸価格が上がったことで、ストライキを始めよう!子どもとはいえ対等に労働者として扱え!!というのがストーリーです。

元のミュージカルが良いということが大前提ですが、一貫したストーリーに若いエネルギーとほんのりロマンス、仲間や家族との絆を織り込んで、たくさんのナンバーやダンスシーンで見応えがあり終わりも綺麗な良作でした。

できれば…もう1度観たかったなあ……配信してほしいなあ

 

歌が全曲とっても良かったと思ったら、アラン・メンケン作曲なんですね。それは良いわけだ。アランメンケンは、リトルマーメイド・美女と野獣・アラジンなどを始めとした数多のディズニーミュージックの生みの親。そのような意味でも、聞いたことのないアランメンケンの曲を生オケで聴けるだけで幸いです。

 

主演の京本大我はジャニーズの人気アイドルSixTonesの一員、ヒロインの咲妃みゆは元タカラジェンヌですが、「ジャーニーズにしては」「元タカラジェンヌの中では」なんて言い訳にしない1人のミュージカル俳優・女優としての素晴らしいクウォリティでした。

ニュージーズの仲間たちはおそらく10〜20代くらいのキャストだと思うのですが、その分若いエネルギーがすごい!!んです。宝塚で言うとバウワークショップを観ているような、ものすごいエネルギッシュで若くて血がたぎるような舞台。すごく元気もらいました。

 

それでは、キャスト別で細かく印象に残ったシーンを書いていきたいと思います!

 

ジャック : 京本大我

顔が綺麗なのはテレビで知っていましたが、生で観るとすごくかっこいいです。京本大我がかっこいいのはもちろんだと思うのですが、京本大我演じるジャックがものすっっっごくかっこいいんです!!ちょっと本気でドキドキしてしまいました…本気でドキドキするのはOTTの暁千星以来、あれ?私ってNYにいる少年系の役に弱いのか?なんて個人の趣味は置いておいて。ヒロインのキャサリンとの屋上のシーン、突然のバックハグに思わずヒィと声が上がってしまうようなトキメキでした。

Santa Feの歌が数回あるのですが、どれも絶妙にニュアンスが違う表現が見事でしたし、安心して聴いていられる安定した音の取り方で、歌い方もアイドルではなく100%ミュージカルの聴かせ方。主演のできるミュージカル俳優としてちゃんと名前を刻んだと思います。ジャニーズの力なく、本人の実力で役を取れる方です。

ニュージーズ達の真ん中で踊っている時の力強いダンスに歌声、特別目立つ衣装をきていなくても一発で分かる華やかさ、1人のシーンの時の繊細なお芝居、どれも本当に素敵でした。

この作品で主演するお姿をみることができて幸いでした!!

 

キャサリン咲妃みゆ

これが我らヅカヲタの誇るゆうみ嬢です!!と何故か誇らしくなってしまうほどの素敵なヒロインでした。顔も声も可愛いのに、歌声や演技は芯があって美しくも力強くキャサリンにぴったりでした。京本くんとの声の相性も良いのか、ソロ歌もデュエットもとても綺麗でした。芝居の人のイメージが強く今回は宝塚時代でいうとコリンヌに近い感じで、安心安定ハイレベルな芝居、さらに歌も上手くてダンスもできて癖が少なく、卒業後も舞台で活躍している理由は観れば分かります。

今回は1900年前後のアメリカということで、ドレスやカーボーイガールとは違うのですが独特の古き良きアメリカン衣装で、さすがは元娘役トップ、着こなしも綺麗だしスカート捌きも見事です。

個人的お気に入りシーンはタップダンス!数十人の男の子に囲まれてセンターでタップを軽やかに踏む姿はただの可愛い子ではなく、これが元タカラジェンヌの底力だ!!!という感じで、また何故かこちらが鼻高々でした。男の子に囲まれて嫌味なく圧倒的ヒロインオーラで歌って踊ってこそ我らがゆうみちゃんなのでした。

これだけの愛らしさと実力と京本大我との相性の良さを魅せれば、絶対ジャニヲタにも認めてもらえる…と謎の確信をしたのでした。

彼女については過去に記事を書いているので良かったら是非!咲妃みゆ、稀代の娘役 - 丸の内OLの観劇日記

 

クラッチー : 松岡広大

足の不自由な松葉杖の演技が上手すぎて、折れて見える靴を履いているのかと思っていたのですが、カーテンコールで同じ靴で普通に歩いてきたので、あれも全て演技…恐ろしい人……となりました。

脚が悪いことは可哀想なことではない、彼の個性であり、それも含めてみんなに愛されるクラッチーという役作りが見事でした。たぶんニュージーズはジャック1人がリーダーだったら少し近寄り難い感じだったかもしれないけど、クラッチーがずっと側でムードメイカーをしてみんなとジャックを繋いでいたんだな…と1回の観劇で特に説明を受けなくても理解できるほど緻密な役作りと演技が見事でした。歌も素敵でした。

 

デイヴィ : 加藤清史郎

子ども店長が…というのはドラゴン桜でやったのでもういいとして笑、さすがは歴代最高ガブローシュ(レミゼ)とも言われるだけあり、長年の経験に裏打ちされたハイレベルで安定した演技。家族を思う真面目長男モードと、ジャックを説得する切れ者ニュージーズモードの間での揺れが自然ですごかったです。

演技ができるのはもちろん知っていましたが、あんなに歌えて踊れるんですね!!アクロバットはさすがに担当していませんでしたが、タップダンスも遜色なく踏んでいて激しいダンスナンバーもお手の物。ソロパートの歌も上手で、なんでもできるのか流石天才子役と思いました。これからテレビでも舞台でも実力派俳優として活躍していくのでしょう!

 

ピュリッツァー : 松平健

初めて生で観た…!!マツケンサンバと時代劇のイメージしかなかったので(失礼)、洋物ミュージカルでこんなにも…これが大御所の存在感たるや!!!と圧倒されました。

嫌な役なのですが、ただの嫌なやつではなく、企業のトップ・NYの新聞王としての考えがある。ニュージーズ達とは全然経験値が違う中で、ピュリッツァーには彼なりの正義があるということが伝わってきましたので、最後の交渉の場面でちゃんとジャックと交渉したところに(後ろから警察に捕まえさせるとかしなかった)、説得力が出てたと思います。

それにしても立ってるだけで、ものすごいオーラと存在感。これが大御所なのですね。

 

メッダ : 霧矢大夢

ジャックの絵の才能を認め、劇場をニュージーズに貸し出す懐の深さに、ルーズベルトと知り合いという謎の女性。ああいう派手なドレスを着て存在感マシマシの役で、元男役の右に出るものはいないですよね!謎な部分もありつつも、大人の女性としての懐の深さと華やかさを兼ね備え、出番は少ないものの印象にはガッツリ残りました。

 

3000字超えの恐ろしい長さになってしまいました…!最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。

 

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