こんばんは!
「NEWSIES」を観劇してきました!!
雪組の感想が途中ですがあと数回観劇予定があるので、先にこちらを書いてしまおうと思います!
久々の新作の日本初演海外ミュージカルの観劇でした。ものすっっっごく楽しかった!!!!
小池修一郎先生の海外ミュージカルの発見〜日本初演までのプロセスは安心安定の信頼かつ毎回ちゃんと期待を超えてくる。やっぱり天才ですね。
軽く説明すると、ニュージーズとは新聞売りの少年たちのこと。ニュージーズは新聞会社から新聞を卸してもらい一般人に売り捌き売上が賃金、しかし売れ残った分は自分で買い取らなくてはならないのです。その卸価格が上がったことで、ストライキを始めよう!子どもとはいえ対等に労働者として扱え!!というのがストーリーです。
元のミュージカルが良いということが大前提ですが、一貫したストーリーに若いエネルギーとほんのりロマンス、仲間や家族との絆を織り込んで、たくさんのナンバーやダンスシーンで見応えがあり終わりも綺麗な良作でした。
できれば…もう1度観たかったなあ……配信してほしいなあ
歌が全曲とっても良かったと思ったら、アラン・メンケン作曲なんですね。それは良いわけだ。アランメンケンは、リトルマーメイド・美女と野獣・アラジンなどを始めとした数多のディズニーミュージックの生みの親。そのような意味でも、聞いたことのないアランメンケンの曲を生オケで聴けるだけで幸いです。
主演の京本大我はジャニーズの人気アイドルSixTonesの一員、ヒロインの咲妃みゆは元タカラジェンヌですが、「ジャーニーズにしては」「元タカラジェンヌの中では」なんて言い訳にしない1人のミュージカル俳優・女優としての素晴らしいクウォリティでした。
ニュージーズの仲間たちはおそらく10〜20代くらいのキャストだと思うのですが、その分若いエネルギーがすごい!!んです。宝塚で言うとバウワークショップを観ているような、ものすごいエネルギッシュで若くて血がたぎるような舞台。すごく元気もらいました。
それでは、キャスト別で細かく印象に残ったシーンを書いていきたいと思います!
ジャック : 京本大我
顔が綺麗なのはテレビで知っていましたが、生で観るとすごくかっこいいです。京本大我がかっこいいのはもちろんだと思うのですが、京本大我演じるジャックがものすっっっごくかっこいいんです!!ちょっと本気でドキドキしてしまいました…本気でドキドキするのはOTTの暁千星以来、あれ?私ってNYにいる少年系の役に弱いのか?なんて個人の趣味は置いておいて。ヒロインのキャサリンとの屋上のシーン、突然のバックハグに思わずヒィと声が上がってしまうようなトキメキでした。
Santa Feの歌が数回あるのですが、どれも絶妙にニュアンスが違う表現が見事でしたし、安心して聴いていられる安定した音の取り方で、歌い方もアイドルではなく100%ミュージカルの聴かせ方。主演のできるミュージカル俳優としてちゃんと名前を刻んだと思います。ジャニーズの力なく、本人の実力で役を取れる方です。
ニュージーズ達の真ん中で踊っている時の力強いダンスに歌声、特別目立つ衣装をきていなくても一発で分かる華やかさ、1人のシーンの時の繊細なお芝居、どれも本当に素敵でした。
この作品で主演するお姿をみることができて幸いでした!!
キャサリン : 咲妃みゆ
これが我らヅカヲタの誇るゆうみ嬢です!!と何故か誇らしくなってしまうほどの素敵なヒロインでした。顔も声も可愛いのに、歌声や演技は芯があって美しくも力強くキャサリンにぴったりでした。京本くんとの声の相性も良いのか、ソロ歌もデュエットもとても綺麗でした。芝居の人のイメージが強く今回は宝塚時代でいうとコリンヌに近い感じで、安心安定ハイレベルな芝居、さらに歌も上手くてダンスもできて癖が少なく、卒業後も舞台で活躍している理由は観れば分かります。
今回は1900年前後のアメリカということで、ドレスやカーボーイガールとは違うのですが独特の古き良きアメリカン衣装で、さすがは元娘役トップ、着こなしも綺麗だしスカート捌きも見事です。
個人的お気に入りシーンはタップダンス!数十人の男の子に囲まれてセンターでタップを軽やかに踏む姿はただの可愛い子ではなく、これが元タカラジェンヌの底力だ!!!という感じで、また何故かこちらが鼻高々でした。男の子に囲まれて嫌味なく圧倒的ヒロインオーラで歌って踊ってこそ我らがゆうみちゃんなのでした。
これだけの愛らしさと実力と京本大我との相性の良さを魅せれば、絶対ジャニヲタにも認めてもらえる…と謎の確信をしたのでした。
彼女については過去に記事を書いているので良かったら是非!咲妃みゆ、稀代の娘役 - 丸の内OLの観劇日記
足の不自由な松葉杖の演技が上手すぎて、折れて見える靴を履いているのかと思っていたのですが、カーテンコールで同じ靴で普通に歩いてきたので、あれも全て演技…恐ろしい人……となりました。
脚が悪いことは可哀想なことではない、彼の個性であり、それも含めてみんなに愛されるクラッチーという役作りが見事でした。たぶんニュージーズはジャック1人がリーダーだったら少し近寄り難い感じだったかもしれないけど、クラッチーがずっと側でムードメイカーをしてみんなとジャックを繋いでいたんだな…と1回の観劇で特に説明を受けなくても理解できるほど緻密な役作りと演技が見事でした。歌も素敵でした。
デイヴィ : 加藤清史郎
子ども店長が…というのはドラゴン桜でやったのでもういいとして笑、さすがは歴代最高ガブローシュ(レミゼ)とも言われるだけあり、長年の経験に裏打ちされたハイレベルで安定した演技。家族を思う真面目長男モードと、ジャックを説得する切れ者ニュージーズモードの間での揺れが自然ですごかったです。
演技ができるのはもちろん知っていましたが、あんなに歌えて踊れるんですね!!アクロバットはさすがに担当していませんでしたが、タップダンスも遜色なく踏んでいて激しいダンスナンバーもお手の物。ソロパートの歌も上手で、なんでもできるのか流石天才子役と思いました。これからテレビでも舞台でも実力派俳優として活躍していくのでしょう!
ピュリッツァー : 松平健
初めて生で観た…!!マツケンサンバと時代劇のイメージしかなかったので(失礼)、洋物ミュージカルでこんなにも…これが大御所の存在感たるや!!!と圧倒されました。
嫌な役なのですが、ただの嫌なやつではなく、企業のトップ・NYの新聞王としての考えがある。ニュージーズ達とは全然経験値が違う中で、ピュリッツァーには彼なりの正義があるということが伝わってきましたので、最後の交渉の場面でちゃんとジャックと交渉したところに(後ろから警察に捕まえさせるとかしなかった)、説得力が出てたと思います。
それにしても立ってるだけで、ものすごいオーラと存在感。これが大御所なのですね。
メッダ : 霧矢大夢
ジャックの絵の才能を認め、劇場をニュージーズに貸し出す懐の深さに、ルーズベルトと知り合いという謎の女性。ああいう派手なドレスを着て存在感マシマシの役で、元男役の右に出るものはいないですよね!謎な部分もありつつも、大人の女性としての懐の深さと華やかさを兼ね備え、出番は少ないものの印象にはガッツリ残りました。
3000字超えの恐ろしい長さになってしまいました…!最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
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