丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

雪組「CITI HUNTER / Fire Fever」感想

こんにちは

 

雪組公演「CITI HUNTER / Fire Fever!!」を観劇しました。

こちらの作品、あまりにも朝美絢が2番手羽根をもらえるかが気になりすぎて、大劇場2日目の8/8に観劇しています。

雪組新体制を観劇!パワーバランス雑感 - 丸の内OLの観劇日記

 

もう2ヶ月以上経ち、その間に月組を数回観て、花組別箱を両方みて、宙組をみて…と、印象がだいぶ薄れてしまっていたのと、大劇場遠征時はもうあーさの扱いばかり気にして緊張してしまったので、作品を純粋に楽しめたとはいえず笑

 

今回やっと純粋な感想です。

 

まずは「CITI HUNTER」すごく有名な漫画なので私も題名は聞いたことあったものの、正直言って世代じゃないんです。だから私自身も主人公や各キャラについてのイメージもなければ、周りの友人たちも「CHをやるなら観てみたい」なんて言う人は1人もいなかったんですよね。チケットが会で余っているとお声がけも頂き、数名誘ってみましたが「なにそれ?知らない〜」みたいな反応でした笑 原作を知らない世代じゃない宝塚初心者には全然向かない作品だと私も感じましたので、各SNSには友達誘った〜なんて人が溢れている中、私は友人に対しては無理しなくていいよ…くらいのテンションでした。

 

というわけでこの辺りで察している方もいるかと思いますが、個人的には響かなかったというのが正直な感想です。

うーんというか、昭和の小ネタもわからなければ、笑うべきところで笑えずに終わってしまった感じ。

 

とはいえ、考えるな、雰囲気で楽しめ的作品だと感じましたし、各キャラはキャラ立ちしていて新生雪組の肝を担う人々の顔見せとしては十分だったと思うので、さくっとキャスト別感想です!

 

冴羽遼 : 彩風咲奈

普段のおちゃらけ女大好きな面から、ふと変わる本気モード、というギャップを上手く使ってかっこよくみせていたと思います。

夜の公園で宇都宮乙の息子捜索願いの場面での「僕はね、綺麗な女の人と心が動いたときにしか任務を受けないんですよ(台詞はうろ覚え)」の場面が特にそのギャップが出ていてかっこよかったです。

 

槇村薫 : 朝月希和

原作が分からないのでなんとも言えませんが、少年に間違われるくらいの男の子感を出すにはちょっとババくさい…?と思ってしまいました。ジプシー娘とかならいいんですけど、日本人の役でトップ娘役の言葉遣いが悪いのってあんまり好きじゃないな…と思ってしまった印象。彼女はそれこそffのブランカみたいなしっとり嬢系の役の方が合っていると思うのでそこは少し残念だったかも…。本人が悪いわけではないので相性の話なのですが。

最後は恋愛的ハッピーエンドかは微妙とはいえ、唯一無二の相棒として落ち着いたので、お披露目公演としては良いオチだったのが救いです。

 

ミック・エンジェル : 朝美絢

とりあえずビジュアルの時点でインパクト絶大というか流石という感じです笑

悪役なのか良い奴なのか曖昧にしているところや、冴羽遼と同じくチャランポランさと本気モードの切り替えのギャップのかっこよさが映えていました。

でも本当は任ではないというか、暗くて重い役の方が実は得意なんだろうなと今回思いました。

とりあえず、2番手としてイキイキしていたのが何よりです笑

 

槇村 : 綾鳳華

ポスターに載った割には出番少ないな…?という感じでしたが、手堅く狂言回しをしていたなと思いました。槇村のキャラを説明するにはあまりにも時間が短かったので、その辺りがもっとみえると良かったなと思います。本人の問題ではないですが…

 

海坊主 : 縣千

こちらもポスターに載った割には出番少ないな…?という感じでしたが、存在感は抜群でしたし、なんかもはやポジション的には別格上級生みたいな感じだったところをあの学年で上手く埋めていたと思います。

ショーでは大活躍なのでバランス取られた感じ…かな…?

 

海原神 : 夏美よう

もしも本来の英真なおきが演じていたらもっと土臭い感じだったのだろうか…と思ってしまうのですが、色気たっぷりの海原で冴羽遼がなんだかんだ女にモテるように育ったのは海原のお陰だと感じてしまうような役作りでした。

まさか代役だったとは感じさせないくらいハマっていたので流石だなと思いました。

 

アルマ王女 : 夢白あや

美人だし上手いし薫よりヒロインぽかったですね笑 SAPAのイメージが強烈すぎて、あれを超える姿がみたい……と思って期待しちゃうんですけど、本人が軽い作品向きではないのかな。華やかで目を引く姿で、出しゃばりすぎると全体的にウザく、引っ込みすぎると作品全体がぼやっとしてしまう役どころを、すごく良いバランスで演じていたので、やっぱり芝居の実力はすごいな〜と思いました。

 

野上冴子 : 彩みちる

こちらも薫以上にヒロインに見えかねないくらいの活躍。セクシー刑事すぎて色気とコネで仕事と地位取っているタイプの現代の女性からは少し嫌われそうな役どころかなと思いましたが、槇村の元カノだとしたらこれだけ明るくふるまって冴羽遼とも冗談飛ばせて…え…すごい頑張ってるんだな冴子……と途中で見方が変わりました笑

星加梨杏演じる織田が「もう泣いてもいいですよ冴子さん」とか言ってロマンス始まるサイドストーリーどこですか??

 

小林豊 : 彩海せら

ん?もしかして3番手?と思うレベルの活躍!笑 宇都宮乙の25年前のスキャンダル…ということは若くても24歳と思うと、子どもぽすぎる気がしました。17歳くらいの感じかと。少年役が続いているので研6だしそろそろ違うポジションの役も観たいと思います。ただやっぱり少年で右に出る者はいないというくらいの完成度でした。所々表情の作り方に望海ismを感じるんですよね〜

 

美樹 : 星南のぞみ

今回で退団ですが、最後にちゃんと活躍する役がもらえて良かったと思いました。下級生の縣千が相手役でしたが、ちゃんと美樹の方が全然歳下にみえたのは、海坊主のデカさもそうですが、りさちゃんの娘役スキルのお陰だと思います。

スナイパーの彼女であること、のつらさを表現する役がちゃんといることが全体の説得感を増していたので、2人のシーンは大切だなと思いました。

 

政 : 諏訪さき

真面目で硬派なイメージが強く、あんな馬鹿な役をこんなに上手に演じられるとは思っていませんでしたが、本当にそこら辺にいそうな馬鹿っていう具合が良かったです。もっっっとアドリブとかできる膨らませられる役だと思うので、まだある東京公演には期待したいと思います。

 

葉子 : 野々花ひまり

うるさくなりすぎず、キュートに、でもちゃんと印象に残るように演じるには実はけっこうバランスが難しい役だと思うのですが、とても上手かったですね。

魔法使いでも思いましたが、夢見る少女が想像以上に似合う娘役がさんなので、これからも夢白あやと違う魅力で娘2として活躍を期待します!

 

北尾 : 眞ノ宮るい

おじさんの作り方が和希そらとすごく似ていて、というか北尾とレストレードの振る舞いが絶妙に似ていて(?)、なんか観たことある気が…となりました。あの役ってたぶん退団してなければ煌羽レオだったんじゃないかなと思っていまして、悪の親玉ではないけれど性格的には1番悪いやつのニヒルポジという役どころを立派に務めていましたので、これからの限りなく路線に近い別格としての活躍がさらに期待できます!!

 

CHのキャスト別はここまでです!ショーの感想は別途書きます〜

 

 

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