丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

星組「Violetopia」観劇感想

こんにちは

年度末ということでバタバタしており更新頻度が下がっております。楽しみにしてくださる方がいたらすみません。

 

さて前回に引き続き星組の感想を書いていきます。「Violetopia」指田珠子先生のショーデビューかつ大劇場デビュー作です。

私は基本的にショーにはあまり意味とかを見出さない方が好きでして、いわゆるディズニーのパレードみたいに目の前にいるスターのキラキラを楽しめれば良い派であります。もしテーマを大切にするのであれば絶対にブレないのが好きでして、パリなのにクレオパトラとかそういうのがない(笑)…最近だと万華鏡百景色FROZEN HOLIDAYはテーマ一貫でしたね。あとたくさんのスターの顔がとにかくみれる中村一徳ショーが好きです。

そんな中でこのVioletopiaはテーマがあり一貫はしているのですがすごく考えさせられる。キラキラした世界の裏にある暗闇、みたいな対比が、正直ショーとしては私にはやりすぎな感じだなーというのが第一印象でした。

私はこの作品を3回観劇したのですが3回目にして、別に無理して感じなくてもいいのか!と突然視界が開けて気が楽になり楽しめるようになりました。例えばサーカスのシーンでも、蛇の孤独とサーカスへの忠誠と娘との出会いが…とか考えずに、なんの動物やってても礼真琴は最高!フリフリワンピースの舞空瞳は今日もかわいい!!っていうだけで楽しむんでもいっか!と思えたんですね。それもまた自由なんだと思います。

 

そんな気持ちのチェンジを経ての場面ごとにざっくり感想を書いていきます。

 

まずプロローグは不穏な感じで始まりますが、路線スターが順番に銀橋を渡り、くすみパステルカラーの衣装にハットと、宝塚!!という感じで良い。難しいことは考えず、今日も宝塚だー!と思うと普通に綺麗で良いです。

ラガドゥーのトップコンビとても可愛くて、この2人の良さが出ていたと思います。あの衣装を着こなしてなお可愛い舞空瞳の失われない初々しさは特筆すべきです。

 

続いて暁千星中心のシーン。なんか劇団の人たちの衣装が微妙だな…とそこが妙に気になって。花嫁花婿、管理職ぽい方々、裏方メンバーは良いのですが、俳優その他の幾何学ぽい衣装が不思議だなって。それももしかしら考えさせる演出なのかもしれませんが辿り着けませんでした。

ありぴーかのんの3人って意外と珍しいと思うのですがなんか揃うとアツいですね!笑

 

続いてサーカス、こちらも実は珍しいことなこかりんの並び。ずっといたはずの同じメンバーなのに目新しい組み合わせが2場面続くのが面白い。

この場面はですね、とにかく舞台の使い方が素晴らしい!!!

最初照明の効果により、砂漠の近くにきたサーカスなんだということが伝わります。ここの小桜ほのかはどこから声出してるんですかね?!すごい。そして銀橋を見ている間に、サーカスのテント幕があがっていて気づいたら観客もみんなサーカスの中にいる。まるでサーカスをみている観客のような気持ちになります。そして最後、サーカスが街を去る、逆光で黒い影にした時にサーカスの独特の衣装や小物が映えますし、蛇さんが最後トボトボとついていきながらも一輪の花を掲げるところの印象の付け方はあまりにも見事でした。全て合わせて芸術のような場面です。

 

とりあえずアップテンポの曲流れるだけでなんか楽しい中詰め。客席降りが豪華で!!3回ストップするのでいろんな方を近くでみれて楽しい!

途中のストップモーションからの変調とかその意味合いとか難しいんですけど、とりあえず客席降り楽しすぎてそれが全てです。

 

続いての場面は本当にいろいろ素晴らしいんですけどね!舞空瞳の燕尾に暁千星の女装など最高なのは確かなんだけども、続く孤独の場面も含めて、先生のこういうのが観たかったんでしょ?感の押し付けが強く感じられて、少しウッときてしまう感じが初回観劇時はしたのも事実です。

見事なマスゲームかつ手の表現のところは本当にすごいです。

 

フィナーレはなぜあのサングラス…近未来感があり色合いからすごくディズニーランドのトゥモローランドみを感じるのは私だけではないはず。正直好みではないです。良い悪いではなく、私個人の好みではないだけですのであしからず。やっぱりフィナーレってスターの顔をよくみたい場面だし、キラキラてるか静粛な雰囲気かのどちらかに振り切っているのが良くて、変わり種ってBADDYくらいのレベルでないと難しいものだなと思いました。その分デュエダンは王道でそれはとっても良かったです!!

 

先生にとってはデビューで挑戦的な作品、星組生にとっても目新しい壮美系ダウンテンポレビュー、また新しい琴ちゃんと星組を魅せてもらえた!という点で意味はあったし総括すると楽しいショーでした。

 

次回観劇感想は、花組「Arc en Ciel」の予定です。

 

 

宝塚ボタンをポチッとお願いします!➡︎ にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

もしよろしければ🌟も押していただけると喜びます!