丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

花組「GRAND MIRAGE」観劇感想

こんにちは

 

月城かなと・海乃美月の卒業発表にはじまり、和希そらの卒業に追い討ちをかけられたところで、芹香斗亜・春乃さくらのお披露目と桜木みなとの2番手羽根に少し救われた先週。

ですがその後起きた、あまりにも悲しくつらく言葉にできない出来事。ご冥福をお祈りする気持ちとともに、遺された仲間たちへの応援と無理しないでねという想い、でも友達ではなくとも同年代の顔のわかる方がそれを選んだという事実を私自身を受け止めるのに精一杯な部分もあり、簡単になにか言葉を紡ぐことはできません。

 

私は私にできることを。観劇感想をここからはいつも通り明るく正直に書いていきます!

 

花組「GRAND MIRAGEの観劇感想です。

 

私実はあまり岡田先生のロマンチックレビューシリーズが好きではなく、あくまで個人の感想なのですが、スターにあった作品ではなく誰がトップでどんな組子がいても気にせず岡田ナイズドなところが、気持ち的にアンマッチをうんでいるのかなと。なので正直「モア・ダンディズム」はなぜあのタイミングの星で上演したのか分からずきつかったのですが、「パッション・ダムール・アゲイン」の方は真ん中3人とガッツリあいましてとても楽しかったです。

そして今回は柚香光の最後のショー。いやあ、、、すごいですな柚香光のスター性って。

 

良く言えばオールドファッションで宝塚らしい悪く言えば古くさいロマンチックレビューですが、超ド級の最先端個性派トップスターである柚香光が出演するとあら不思議。この2つの相反する世界観が共鳴して今まで観たことのないモダンでオシャレなロマンチックレビューに進化していた。これこそ、ネオ・ロマンチックレビューのネオに意味があったのか!!となりました。

 

まずプロローグ、人間って本当に発光できるんですね…あまりにもトップコンビが輝いていて。卒業を決めたスター特有のキラキラも相まってもう眩しくて仕方ない。

永久輝せあ・聖乃あすか・帆純まひろ・一之瀬航季の並び、あまりにも顔が良すぎる。最高すぎる。

 

月城かなとのジャンゴ(FULL SWING)と朝美絢(Sensational)と柚香光は同じ戦場にいました??この人もまた戦場から不思議なもの連れ帰ってきちゃったし幻想までみるから1番重症…95期ファンとしては夢のような戦場に想いを馳せるのでした。

雪組出身者はいつかあのヴェネツィア服を着なくてはいけないのか?!よかったねえ諸先輩のヴェネツィア衣装だよーーーとなった場面。帆純まひろ×愛蘭みこカップルがとてつもなく良い。あまりにも可愛くて憧れのカップルそのもの。そして卒業する和海しょうが安定でカッコ良すぎて惜しまれます。

 

シボネー。とんでもないぜこりゃ!!スクランブル交差点もびっくりの高速すれ違い。舞台袖ってあの人数があのスピードでも大丈夫なくらい広いのか?とか思いました。そして見所は一之瀬航季・星風まどかの肩乗り。女性が女性をあんな風に担げるの?!しかもまあ担ぐのは袖で助けてもらいながらできたとして2人だけの力で綺麗に降りてくるのすごくない?!?!

みんな同じ振り付けのはずなのに、永久輝せあは誰よりも気持ちの良い音でしっかりハメてくるし、柚香光についてはもはや同じ振りの域ではない。彼女にしかできないダンスと魅せ方があるのだとまざまざと感じずにはいられませんでした。

そして…私は10/1に観劇していたのですが、その日のシボネーの光ちゃんは忘れられません。怒り悲しみ不安と同時に今舞台に立てる喜びと苦しみとみたいなぐちゃぐちゃであろう感情を全て詰め込んだようなエネルギーと鋭さのあるダンス。踊りで表現するってこういうことなのかもしれないと冷静に思いながやも、心揺さぶられる捕まったら逃げられないような力強さで直接なにかを訴えかけられたような気持ちになりました。あの目を思い出すと、自分は自分にできる正しいことをしなくてはならないと強く思わされます。

 

羽山先生の最期の場面。みんながリーゼントをしっかり決めてきているのがとてもかっこよく、定期的にみたい宝塚らしい場面ですが、大階段に登場するトップコンビのトップコンビ感たる迫力がまた良いです。少し険しい表情もたまらない。

 

上級生の洗練された男役芸が光るジュテームジュテーム。航琉ひびきの大人の包容力、和海しょうのとめどない色気、紫門ゆりやの絵に描いたような貴公子。春妃うららの娘役の見本のような美しいドレス捌きと寄り添いは絶品。

卒業される皆様に幸あれ。

 

デュエットダンスは永久輝せあのハスキーボイスが切なさを増長させて切なくてまた良いですし、悔しいくらい客席をみないというか2人の世界に入りきっている柚香光・星風まどかの多幸感と少しだけ寂しくも感じる集大成の雰囲気がまたちょっと切なくて良いのです。

 

残念ながら公演が止まってしまいましたが、今回ばかりは再開を望んで良いのかもわからず。再開を心待ちにする声が、タカラジェンヌへの応援となるかプレッシャーとなってしまうか分からないから簡単には言えないです。

でも私が言えることは、私はたしかにこの「鴛鴦歌合戦 / GRAN MIRAGEに元気をもらいました。たくさんのありがとうの気持ちを込めて。

 

次回観劇感想は月組「フリューゲル / 万華鏡百景色」もしくは星組「ME AND MY GIRL」の予定です。

 

 

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