丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

星組「ロミオとジュリエット」B日程 観劇感想

こんばんは

 

星組ロミオとジュリエットB日程を観てきました!!ついに噂の愛ちゃんの死を体感することができました!!!

 

B日程は1回のみの観劇予定ですが、幸いなことにA日程をあと2回観劇予定ですので、今回は8年ぶりに「ロミオとジュリエット」を観た感想B日程キャストの感想だけ書きたいと思います。

 

2013ちえねねのロミジュリは生で観ていて、当時本当に16歳だった私からみて、全然フレッシュじゃないじゃん絶対16じゃないし笑 と思ってしまいながらも、その大曲とヴェローナの雰囲気に圧倒されました。

それ以来の生の宝塚ロミジュリ。

先月くらいに2012月組版と月組新人公演版だけ映像でみましたが、やはり映像だとスターアングルなこともあり細かい点などは確認できずにおりました。

そんな私が8年ぶりにみた率直感想から!

 

これはもしかしたらB日程ならではの感想なのかもしれませんが、死に全てを転がされてしまった不器用な青年たちという印象を受けました。

ティボルトはジュリエットに好きだとずっと言えず拗らせ、ロミオが不器用だからマーキューシオが刺され、マーキューシオも最期の最期に「ジュリエットを愛し抜け」ってあと一歩早くそれが言えれば…という感じですし、あんなに長時間どうやって伝えるか迷ったベンヴォーリオの伝言によりロミオは死にます。そしてどの場面でも死が笑っていたんですよね。

愛ちゃんの死の存在感が強すぎて、全ての物語を死が転がしているような手中にあるような印象を受けました!

 

ツッコミどころとしては、まず出会ってから恋に落ちて結婚して自殺までの流れが早すぎて、え?え?となってしまいますが、もうそこはそもそも論すぎて置いておきます。

ただ、ヴェローナってとても狭い街なんですよ。

私も5年前くらいに行ったのですが市街地は2時間くらいで周れますし、wikiで面積調べたら206.6㎢なので東京23区の1/3くらいです。

街から追放されることってそんなにこの世の終わりみたいなことなの?って。ベンヴォーリオがあんなにすぐ追いかけて来られるなら最初からジュリエットも一緒にマントヴァに行けば良かったのにって思っちゃいました笑

マントヴァも浮浪者や薬売りがいて治安微妙な感じですが、少なくとも家同士が喧嘩して殺人まで起こるヴェローナより治安もマシでしょう。

街を大公がそれぞれ治めていた時代なのでそんな簡単には境界を越えられないのかもしれないけど、神父様の遣いとベンヴォーリオが簡単にロミオに追いつきに行けるならそうでもないのかなと。

 

次に、マーキューシオって大公の甥っ子な時点で大公ってモンタギュー派なのかな?と思ってしまうのですが、それでもキャピュレット卿はちゃんと大公の言うこと聞くし大公は公平な立場だし、その辺りの信頼関係というか人間関係が少し気になりました。

あとティボルト、すごい自慢気に「俺の相棒はこのナイフ」て言ってますが、相棒弱くない?て思ってしまったのは私だけでしょうか…笑

 

そしてこれはちょっと解説ぽくなってしまうのですが、カトリックにとっての結婚ってものすごく重い意味があって。「ファントム」のキャリエールが離婚できないのも、現教皇が人としては同性婚を認めていても教皇としては認められないというのもカトリックという厳格なキリスト教故なんですね。そんな中で一度祝福を受けたジュリエットがパリスと結婚するって多重婚になり、バレたらそれはそれはロミオの追放以上の重い罰が下りそうですが、それでも本当に親たちは貴女の幸せのためにって言えるのかなって疑問でした。

 

今までなかったひろ香裕・音咲いつき演じるロミジュリに先駆けて愛し合ってしまって、一族からいじめられたキャピュレットの男とモンタギューの女が印象的でした。両夫人が手を取った次に早く抱き合っていたのも、ここは幸せになれてよかった…となりました。

 

文字数が1000を超えてしまってこれからキャスト別書くと論文みたいになりそうなので笑、B日程キャストは次の記事にします!

 

 

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89期、それぞれの美しき終わり

こんにちは

 

続々と新しい情報が出ますね〜!

CITY HUNTERの先行画像、想像よりずっと素敵でした。

そしてロミジュリB日程DVD&Blu-ray発売決定!!私はまだ映像も含め未観劇ですので、噂の愛ちゃんの死がどんな感じなのか東京での観劇を楽しみにしております!皆さんの声が届いてよかったです。

 

でも本日は89期について書きたいと思います。

 

スターだらけで有名な89期ですが、やはり1番の印象どころと言えば、ICHIGO ICHE RETURNSに出演していた男役5名、凪七瑠海・明日海りお・美弥るりか・望海風斗・七海ひろきの5名でしょう。

 

今となっては凪七瑠海以外が退団し、それぞれ次のステージでの活躍を始めています。

今回はそんな5人のタカラジェンヌとしてのあり方と美しき最後について語りたいと思います。

 

退団した順にまずは七海ひろき。

新人公演1回のギリギリながら本公演スカーレットを務めるところまで宙組であがるものの、組替え先では6期下の礼真琴より下についた時点で、トップ路線という意味では脱落でした。

本人の魅力と宙組由来の、優しさやスマートさ紳士な振る舞いが、当時は紅・礼・瀬央と生え抜きで若干暑苦しめだったところで良い意味で浮き個性を発揮。

本公演での役付きが良かったわけでは決してないけれど、ひろきのお兄様として大ヒットしました。やはり言及すべきは初代スカステジェンヌという事でしょう。舞台上の姿だけでなく、スカステというオフの場面でのファンや仲間への気遣いがその人気を爆発的なものにしました。

退団してからもその経験を活かしてか、世界の彼氏としての立場を崩さず、2.5次元や声優などで新しいファンを獲得し続ける姿は素晴らしいです。

 

先ほども書いたように特別役付がよかったわけでもないカイちゃんが、ここまでファンから推され惜しまれ退団した時に背負った3番手羽根。

カイちゃん退団の時の美しさは、ファンの気持ちが羽根という形でみれたというところだと思います。

嗚呼、私たち応援していて良かった。声を大にして好きだと言って良かった。劇団がそれを羽根という形で認めてくれて良かった。最後に羽根を背負った最高にキラキラした姿がみれて本当によかった!!となりました。

この本人の努力とファンの気持ちが生み出した羽根というのがものすごくパワフルで美しかったと思うのです。

 

次に美弥るりか。

今では瀬戸かずやもその道を辿り2番手退団も1つゴールとなりつつありますが、以前は曰く付き感満載だった2番手退団。

退団が発表された時はもうショックが大きすぎて、何故トップになれないんだ…という意見も多くありましたが、退団した後の結果をみてみれば幸せな2番手退団という道を切り拓いた立役者です。

2番手というと普通はトップの背中をみて憧れついていくというイメージですが、るりたまは隣に立ち同じ方向を向き歩いていた感じがします。二人三脚、いやちゃぴもいれて三人四脚で走っていた印象です。そんな新しいトップ・2番手の形をみせてくれました。

 

珠城りょう美弥るりかが大好きで尊敬していたし逆も然りというお互いがお互いに持っていないものを尊重し、尊敬し合う関係がとても尊かったと思います。

グランドホテルの男爵とオットー、カンパニーの青柳さんと高野さん、BADDYのバッディとスイートハートなど、この2人だからこそ出来た作品というのが多く、どちらか1人だけだったらきっと同じ作品や役はみられらなかったんだろうな…と思います。

 

ファンはもやもやした2番手退団という形。でも、この2人がこの関係性だったからこそみれた月組の作品や、この2人が引っ張っていたからこそ長年の闇人事の呪いから抜け出し現在の平和で安定した姿があります。

そんな風にトップと組を支え、珠城りょうが若き新人ではなくしっかりトップとして立てるようになったのを見届けて自分は去っていく。

かっこよすぎやしませんか?

 

明日海りおは私がみた中でおそらく最も劇団に振り回された人だと思います。

謎の準トップに、組替えで2番手戻りからのトップ就任、長期トップ娘の蘭乃はな・専科からの実力者北翔海莉・実力派の盟友望海風斗という最強布陣で臨んだ「エリザベート」が終わったと思ったら、突然やってきた相手役花乃まりあに急にあがってしまった芹香斗亜の2番手に一芸特化型研7の柚香光の3番手。もうこうして書いて振り返るだけで、大変だっただろうなと思います。

 

その反面"宝塚"を最も体現したスターだったとも思います。

オスカル・アンドレ・フェルゼンのベルばらコンプリートに、ロミオにティボルト、大海人皇子中大兄皇子光源氏、ビルにトート、ショーヴランまで、とにかく宝塚といえば?という役の数々をコンプリートしたスターでした。

 

宝塚を体現しながらその背中で数多くのスターを育てました。

芹香斗亜宙組に行く頃には2番手就任時の頼りなさは消え立派なスターとなりましたし、鳳月杏も月に帰るときには出た時とは全然立場もオーラも変わりましたし、柚香光・華優希は人気トップコンビとなりました。

その他にも、事あるごとに明日海りおの名前を出す現役トップスターの珠城りょうや、水美舞斗・聖乃あすかなど明日海りおの役を演じた若手たち。

 

fffの最初のセリフに「1人の短い人生だけでは判断できない。お前たちの後継者で連帯責任だ」(意訳)というのがありましたが、まさに明日海りおの宝塚人生はこれです。

後輩たちに引き継がれた明日海ismがこれからどのように輝いていくかというのが楽しみですし、そしてこの明日海ismだって元は瀬名じゅんら先代から受け継いだものだったのでしょう。

そのように脈々と続く宝塚を表現したスターでした。

 

そして先日退団した望海風斗。餞別記事として長々と書いたばかりなので省略しますが、「この舞台でいつの日か歌うのだ。きっと叶うはずさ、夢は」というHOMEの歌詞そのものだったと思います。そして最後の「人生は幸せだった!!」に繋がるところまで。

いろんなスターの退団をみてきましたが、これほどやり切った!!!とこちらまでスッキリした退団はないです。もちろん惜しむ気持ちもありますし、コロナ禍でもどかしい思いもあったとは思いますが、この人はここでできることを全て出し切ったのだろうな、本当に幸せだったんだろうなと思ったんです。

そんな風な満足感がある最高の形の退団だったと思います。

 

最後に唯一の現役となってしまった凪七瑠海。

トップスター陣営は全て90期台になり、公演で瀬戸かずやの下についた時点で、もう路線としての勝負をする必要はない位置にきたのでしょう。

 

89期の首席として男役も娘役もこなし、盟友であるだいもんを最後まで専科という位置から支え共演も果たし、轟悠が退団を発表した今、求められることは宝塚としてのお手本だと思います。

磨かれた実力と兼ね備えた品の良さは、これからもたくさんの若手スターのお手本となり、見習うべき背中としてそこにあるのだと思います。特に、トップスター達が若返りスタイリッシュで現代的なスターが増えた今だからこそ、時には男役くさく、甘くて品が良くて紳士で、様々な"魅せ方"を知っている存在として、各トップスターとは違う1つの目指すべき姿としてこれからもいてくれると思います。

 

さてそんなカチャは専科に行ってから参加した公演は、星・花・に本公演と別箱で1回ずつ合計2回。

出身である宙組月組にはまだ出ていません。

凱旋した時にどんな影響が出るのか楽しみですね!

いつの日か他の同期と同じく美しき最後を見届けたいと思います。

 

 

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動き出した花組・月組

こんにちは

 

だいきほ・雪組に想いを馳せている裏で、ちょっとずつ他の組に関しても発表がありました。

あぁ…こうやって進んでいくんですね…なんて思ったり。

 

まずは、月組新人公演。

主演は幻となってしまった「ピガール狂想曲」の新人公演主演のはずだった2人、礼華はる・きよら羽龍。

まずは、お2人とも(実質)新人公演初主演おめでとうございます!!!!

劇団は律義にやり直しの機会を与えた形となりました。

控えるはONCE東京がなくなってしまった諏訪さき・潤花ともに新人公演除外ですし、fffはキャスト発表なし。イスパニアまでやり切り、アナスタシアはキャスト発表なしでしたので、無くなった新人公演を取り返す形をとるのは今回だけと考えられます。

 

個人的にはね…蘭尚樹に最後のチャンスを!!!と思っていたので、正直言ってキャスト開いた瞬間にちょっと落ち込みました…。

ただ、以前こちらの記事でも書いたように、月組は"カード"に縛られない組なので、今後とも美味しい位置で活躍してくれると信じています。

"カード"に囚われない月組〜若手観察月組編〜 - 丸の内OLの観劇日記

朝美・月城の同期として実力派・個性派として活躍した輝月ゆうまよろしく、風間柚乃の同期として実力派・爽やか担当として頑張ってほしいとこれからも応援し続けます!

 

娘役陣は海乃美月がトップ娘役になったことにより、少なくても大劇場3作は育成時間が取れましたので、ここからきよら羽龍・詩ちづるを育てていく予定とみて間違いなさそうです。

まだ天紫珠李は別箱正ヒロインが取れていないので、うっかり抜かされてしまうことも考えられます。

これから先の別箱ヒロには注目です。

 

次に花組

大劇場お披露目作品は、「元禄バロック / The Fascination」の二本立てになりました。

 

もうまずみて思ったのは、ヤング谷全開すぎるということ笑

ちょっともうこのあらすじの時点で意味分からなくて大丈夫そ?て感じです。

私は義経妖狐夢幻桜」はぎりぎり観れたものの「出島小宇宙戦争は途中でリタイアしてしまったので、不安が大きいです。

中村B先生のショーは好きなので、こちらを楽しみにしたいと思います笑

 

世の中の多くは「エリザじゃなないんかい!」となっていましたが、私はもともとこのタイミングでエリザをやるとは思っていませんでした。

宝塚歌劇「エリザベート」の版権を購入 - 丸の内OLの観劇日記

この記事で言えば雪組お披露目という部分は外れてしまいましたが、れいまど3作目・星風まどか退団公演が「エリザベートになるのではないかな?と未だに思っております。

 

だってお披露目でエリザやってしまったら、エリザの為の組替えか…となりますし、その後なにやんの?となりますからね。

蘭乃はな・愛希れいか・実咲凜音の例をみる限り、エリザベートを演じた長期トップ娘役は、その公演か次作には退団してしまうので、お披露目でやることはまずないと思っていました。

 

本当は花組生え抜きコンビ+2番手(柚香・華・瀬戸)の今の状態で100周年を迎えた方が綺麗だったかもな…なんて想いを馳せながら、宙組20周年花組100周年をダブルで務めてしまうまどちはやっぱり劇団から推されているし本人も持っているなと思いました。

 

月組お披露目も二本立ての100周年レビューをやるんですかね?是非オリジナル来てほしいです。

 

 

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望海風斗・真彩希帆に贈る

こんにちは

 

ついに雪組千穐楽の日が来てしまいました。

卒業される皆さんが幸せいっぱいの1日を過ごされますように!ライブ配信で見守りました。

 

雪組トップコンビに送別の言葉を贈るにあたって思い返してみたのですが、2人の作品がそのまま大学生から社会人までの記憶と繋がっていて、あの頃こうだったと思い出せるほどで、宝塚がどれほど自分自身の生活に染み付いているのか実感してしまいました。

 

さて、私が宝塚を連続的に見始めたのは2015年始〜ですので、"花組"の望海・真彩というのはほとんどみたことがありません。

後から映像で「オーシャンズ11」「エリザベート」はみましたが、私の中での2人って雪組なんです。

なので、2人が実は路線として遠回りしたりするところは後から知ったという感じです。

 

先に真彩希帆についての思い出を振り返ってみます。

私が初めて彼女の名前を認識したのは「Guys and Dollsです。あの史上最高に可愛かったことアデレイドの新人公演やるのはこの子なのか〜と思った印象です。

そして顔と名前が一致して初めて舞台上で見つけられたのは、「桜華に舞え」愛奈姫様です。とはいえ、何か特別に印象に残ったというわけではなかったです…。すみません。

 

そして雪組にきて幕末太陽傳」おひさ役で、この人が次のトップ娘役か!となりました。

私は何回も言いますが、無邪気でオキャンで一所懸命な少女を演じるまあやが好きです。なのでこの役とっても好きでした。咲ちゃんと最も濃く組んだのって実はこれでは?と思います。

そしてショーの「Dramatic "S"」のパリの場面とエトワールで、歌うまっっっ!!!てなったのをよく覚えています。昔から観ている人からすれば気付くの遅いって感じなんでしょうけど、この一声を聴いて、これはなるべくしてだいもんの相手役として組替えしてきたんだなと思いました。

 

トップ娘役になってからは、もちろん元々歌がすごく上手い方でしたが、努力の人なんだなということがすごく伝わってきました。

"劇団屈指の歌唱力"や"実力派"と言われるだいもんに追いつこうと常に必死に努力して、だからこそその姿が時には戦っているようにみえたり、生意気と言われたりしましたが、本当になにもかも努力の成果だと思います。

「蛹が蝶になるように大きく羽ばたいてくれて」というだいもんの言葉にあったように、本当に本当に素晴らしい努力でしたし、その頑張りが見えていたからこそ、ファンも応援したくなるような娘役だったんだと思います。

男役をただお慕いしついていくのではなく、10年も先輩の男役トップに追いつこうと必死でもがく姿が新しい共感や応援したくなる娘役像となったのではないかと思います。

 

そのような意味で、クリスティーヌやクラリーチェはまあや自身の努力と才能が役に反映されていたので私としても好きな役でした。

 

緞帳前で「寂しくなってきちゃった」と泣き出し、大好きですと言われて照れて泣き出す姿は、全ファンの心を最後の最後に鷲掴みにしましたね。可愛すぎました。

 

本当に最後のその時まで感動をありがとうございました!!

 

望海風斗、これほど夢を叶えたタカラジェンヌはいないと言わせるような宝塚人生だったのではないでしょうか。「人生は幸せだった!!」この言葉が本心であるに違いないと思わせてくれました。

特にトップになってからは、1つ1つ夢を叶えていくだいもんをみて、私も頑張ろう、努力すれば良いことがある、「きっと叶うはずさ夢は」と思わせてくれる、とてもパワーをくれるスターでした。

冒頭に書いたように、作品を思い出すと大学生時代の大変だったことや就活の辛かったこと、そして同時に楽しかったことも思い出します。嫌なことがあった時いつも励ましてくれた、楽しい時間を与えてくれたそんな存在だったと改めて思いました。

 

2番手として出会ったドン・ジュアンに源太、念願のラテンショー、トップ同士として明日海りおとタカスペ、盟友の凪七瑠海との共演、憧れのファントム、男役の集大成ヌードルス。その時その時に望んだものをきちんと叶えていく、そしてその成果をお客さんである私たちに最高の形でみせてくれるスターでした。

だからこそ毎公演、その公演本体だけでなく、また1つ夢を叶えステップアップした望海風斗という男役を観ることができたという嬉しさがあり、それが雪組の満足度の高さに繋がったのではないかと思います。

 

今さら歌唱力をはじめとする実力の高さに言及することはしませんが、やっぱり「ファントム」を生で観劇することができたのは一生忘れないヅカファンとしての誇りです。早くハマったからといってマウントとるようなことはしたくありませんが、これだけは本当に生で観れて良かったと、間に合って良かったと思います。

 

舞台ではシリアスな役が多いけれど、スカステや挨拶でみせる根明な姿も魅力でした。

下級生をいじり、同期と笑い、上級生にちょっと甘えるそんなあやちゃんな部分も含めて"望海風斗の魅力"でした。

最後の最後「東京宝塚劇場20〜」までナニコレって感じではありましたが笑、本人が楽しそうに明るく満面の笑みなのでこれでいいなってなりました。

最後まで気持ちよく笑っていて、こちらもシンミリしすぎず、画面越しではありますが明るく見送れたと思います。その分その後にズーンときたのですが…

 

「fff」のラストの「フォルテシッシシモ〜!!!!」と叫んで降りていく客席や画面越しからみても分かるやり切った人にしかできない100%の表情、テンションが上がってしまった「シルクロード」中詰め、"幸せ"が本当に具現化していたサヨナラショー。

あんなに清々しい笑顔がみれて、こちらまで幸せな気持ちになりました。

 

本当に、ありがとうといくら伝えても足りないくらいありがとうございました!!!

でも今はまだルキーニ姿を楽しみにさせてください笑

 

雪組、どっせい〜❄️❄️

 

 

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彩凪翔・雪組退団者に贈る

こんにちは

 

ついに明日が雪組千穐楽です。コロナでかなり伸びて、でも本当に明日で退団してしまうのですね…。

 

退団者への贈る言葉としてまずは、彩凪翔とその他雪組退団者へ一言ずつ書いていきたいと思います。

 

私が初めて凪様を認識したのは、「ベルサイユのばら」ベルナール役です。綺麗なベルナールだな〜と思ったのを覚えています。

そして次は「ルパン3世」の石川五右衛門。あの作品って、もちろんちぎルパンも素晴らしくハマり役だったんですけど、他の役もよく揃えたな〜と今振り返ってもぴったり度がすごいです。

そして印象に残っている役といえばやはり「るろうに剣心」の武田観柳でしょう!ガトガトリングガン〜の歌はすごい頭に残りますよね笑

 

私が観劇した中で好きだった役を挙げるとしたら、「壬生義士伝土方歳三と「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」ジミーです。

 

なんというか私は組全体や役のみんなを俯瞰している凪様という構図が好きみたいです。

 

土方は、血の気の多い新選組隊士を落ち着いて見守って、でもいざというときは責任もとるといった一歩進んだかっこよさというのがありました。

ジミーは、初登場の市民労働者の正義の味方という感じから最後マックスを死に追い込むまでの豹変ぶりの芝居が素晴らしかったですし、良いやつでも悪いやつでもかっこいいってずるいな〜と思いました。

 

凪様って、良い意味でも悪い意味でも何を演じても彩凪翔ぽさが常に出ていて、だからどちらかというとそれを全面的に楽しめるショーの方が好きです。

歌や芝居やダンスといった個々の技術は、正直そこそこだったのかもしれません。何に長けていたって、男役としての魅せ方だと思います。

場面ごとのアイメイクやヘアメイクのこだわり、目線の配り方、細かい所作、どの角度からみてもかっこよく見えるようにする振る舞いや表情の作り方、この研究し尽くされた男役としての美学が素晴らしく、そこが大好きでした。凪様を見ると、あぁ〜宝塚だ〜となるんです。

 

そしてスカステから滲み出る人の良さ!舞台上であんなにかっこいいのに、素顔はあんなにお優しいとなれば、下級生もお客さんも憧れてしまいます。

 

あと1.2作待てば、2番手羽根だってもらえたかもしれないのに、どんな理由があるのか分からないけれど、この人気が絶頂の中で辞めていくのは惜しまれます。でも同時にここで辞めていくことに対し、去り際の美しさというのも感じます。

 

最後の瞬間まで彩凪翔らしくかっこよく優しく美しくいてくれると思います。

配信ではありますが、最後の瞬間まで男役の美学を目に焼き付けておきたいと思います。

今まで本当にありがとうございました!!

 

他の退団者にも一言ずつ。

 

笙乃茅桜は、個人的に雪組上級生娘役の中で圧倒的に美人だと思っています。娘役たちが銀橋に出てくる時や、娘役群舞などをみていて、良い位置にいて美人な人いるな〜と思うといつもひーこさんでした。

思い出に残っている役といえばやはり、「ファントム」の従者でしょう!雪組屈指のダンサー集団の一角として男役にまけないくらいかっこよく踊っていらっしゃいました。そして退団公演となった「fff」の小さな炎。ベートーヴェンの心の動きをダンスで表現するというピッタリなお役でしたし、シンプルなお団子で美貌が光っていました。真ん中で一人で踊られている場面も多くて、最後にぴったりなお役がきて良かったと心から思いました。

 

煌羽レオあのキレ者感のある綺麗なお顔は1回見たら忘れません!それなのに本人はゆるゆるなのが可愛らしいですよね。

あの鋭い視線から出される色気にいつもやられていました笑

個人的には最後のメッテルニッヒとても好きでした。

 

真地佑果は、雪組生の中でとにかく背が大きいのですぐ見つかります!体の大きさから出る包容力が好きでした。スカステジェンヌでもありましたので、なんだかとっても身近に感じていたので寂しいです。

本当はそのまま雪組ひとこちゃんを支えてあげて欲しかっな〜なんて思いましたが、その前に組替えしてしまいましたね…

 

ゆめ真音を初めて認識したのは、カフェブレのフレッシュカフェブレ!のコーナー。あれは成績順なのでたしか最後の方だったのですが、フレッシュとは思えない渋さが印象的で残っています。

Dramatic "S"の絆の場面で、数少ないソロの一節をもらえていたのが、嬉しい!と思った記憶があります。

fffの執事役、少年ルイに勉強しなさいと本を渡す場面、とっても好きです。

 

朝澄希はごめんなさい、あんまり舞台で見つけられたことはなくて。でも、縣千・優美せりなとともに雪組101期は美人が多いな〜と思った印象があります。

 

退団者の皆さんの最後の勇姿、明日しっかり見届けようと思います。

今までありがとうございました!

 

 

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星風まどかMS「夢みるMadonna」感想

こんばんは

 

ライブ配信にて星風まどかMS「夢みるMadonnaを観ました。

いやーつくづくライブ配信って便利ですね。

 

これが彼女にとってはおそらく最初で最後の専科生公演。ただ周りが宙組だらけなので、観ている感覚としてはどちらかというと最後の宙組公演という感じでした。

 

思い出宝塚メドレーに、普段は歌わないであろうアイドルやJ-POP、外部ミュージカルのナンバーなどなど、とっても楽しめました!!

 

最初のミュージカル曲は「アナと雪の女王」「ウィキッド」「アナスタシア」より1曲ずつでしたが、以前アナスタシアの感想でも書いたように、まどちの歌はディズニー吹き替えのような癖がなく聴きやすい歌うまなので、どれも素敵でした。アナ雪を宝塚でやることはまずないけれど、アナぴったりですね!そしてやはり自分の歌としてたくさん歌ったJourney to the pastはその中でも絶品でした。

 

アイドルメドレーを聴いて思いましたが、本当は高音よりも低い音域の方が歌いやすいんだろうなと思いました。

「少女A」なんかは、今までキュートキャラできていたので、かっこよく新鮮でした。こういうまどちもいいなって新しい魅力が出ていました!

そしてBTSの「Dynamite」は、なんといっても優希しおんのダンスが素晴らしすぎるのでした。みんな上手いのですが1人だけ魅せ方やキレが全然違うんです!!本当にかっこよかった…!!!

脱線しますが、どうしてもDynamiteのサビの振りみると、ZIPのケンジロウ家ダンスの桝さん思い出してしまうのは私だけではないはずです笑

 

やっぱり1番は、宝塚メドレーですね。

Phoenix 宝塚」は連続観劇を始めた1作目ですので、個人的には、私が観てきた宙組の歴史=まどちのいた宙組となっていて、あ〜懐かしい…!これも聴いたことある、あれも観たことある、という感じでした。

 

同期のキヨちゃんとの王家に捧ぐ歌は、まず個人的にはあの歌を歌うキヨちゃんに嬉しくて堪らなくて、そして映像でみた新公よりもずっと余裕のできた包み込むようなまどちも素敵でした。

コッティとの「私が踊る時」は、素晴らしかった!!!花組エリザ説がありますが、是非観たいと思いました。この前のありさの私が踊る時は、すっごい気の強いトートvsすっごい気の強いシシィが赤い炎をバチバチするような雰囲気だったのですが、今回は表面上は皇后と帝王として堂々と落ち着いているけれど、見えない心の部分で青い炎を燃やしてじわじわ攻めあうような雰囲気がありました。

「バーシャルタイムトラベル」より、この歌聴くとものすごくずんちゃんがよぎります。ずんまど解散寂しいです…。最後までなかなか報われなかったなあ笑

 

宙組ショーメドレーは本当に楽しかったです!!

懐かしいだらけ!!他のメンバーも自分が配属されてからの振り返りという感じで、すごく楽しく歌っていたのが印象的です。

 

トークコーナーでは、100期生初舞台のお話がとても面白かったです!特にキヨちゃんのめしべ(?)絡まっちゃった事件が面白すぎました。

「なんとかさんし、はい!100期っ」と再現していたところを見れたのが胸熱です。立派にトップ娘役をしていてもやはり同期は同期だし、初舞台もちゃんと踏んでるんだよな〜なんて当たり前のことですが思いました。

その後にコッティが、「私チェイサーやったことないんです嬉しい〜」といっていたのが可愛かったです笑

 

何回も言っていますが宙組はかなり上が詰まっていますので、今回MSに振り分けられた4名が大活躍していて、良かったな〜と思いました。

(きっと別箱組だったらまた端役です涙)

 

次は、華優希MS「華詩集」になりますかね!

MS続いてますね。ひっとん以外のトップ娘4名がこの半年くらいで続いていて、それぞれの味が出ていて楽しいです。寂しさもありますが…。

 

これから先の星風まどかの活躍がさらに楽しみになったミュサロでした!

 

 

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各組体制まとめ(2021/4/7時点)

こんにちは

 

昨日の月組トップコンビの発表をもちまして、とりあえず半年ほど先までの各組体制が暫定的に決まったと言えます。

かつてここまで手放しで喜ばれた人事があっただろうか…?というほど、海れいこの就任がお祝いされていて私まで嬉しいです。

 

これから組替え発表が出る可能性もありますが、路線人事としては、雪組主な配役が出ている事、月組トップコンビが順当だったことから、そこまで大きな動きはないかな…?と思います。

 

ひとまずここで、次の公演からの各組体制を纏めておこうと思います。

 

花組 :「アウグストゥスの次」〜

トップスター : 柚香光

トップ娘役 : 星風まどか

2番手(目) : 水美舞斗

3番手 : 永久輝せあ

4番手 : 聖乃あすか

娘役2 : 音くり寿

 

月組 : 月城・海乃お披露目公演〜

トップスター : 月城かなと

トップ娘役 : 海乃美月

2番手(目) : 鳳月杏

3番手 : 暁千星

4番手 : 風間柚乃

娘役2 : 天紫珠李

 

雪組 : 彩風・朝月お披露目「CITY HUNTER / Fire Fever」〜

トップスター : 彩風咲奈

トップ娘役 : 朝月希和

2番手(目) : 朝美絢

3.4番手 : 綾鳳華・縣千

娘役2 : 彩みちる・夢白あや

 

星組 : 「ロミオとジュリエットの次」〜

(現行体制と変更なし)

トップスター : 礼真琴

トップ娘役 : 舞空瞳

2番手 : 愛月ひかる

3番手 : 瀬央ゆりあ

4.5.6番手 : 綺城ひか理・天華えま・極美慎

娘役2 : 有沙瞳

 

宙組 : 「シャーロックホームズ / デリシュー」〜

(現行体制と変更なし)

トップスター : 真風涼帆

トップ娘役 : 潤花

2番手 : 芹香斗亜

3番手 : 桜木みなと

4番手 : 和希そら

5番手 : 瑠風輝(紫藤りゅうに蓋されていなければ)

 

こうしてみると、各組が面白いくらい味が違っていて良いです。そしてかなり顔ぶれが変わりました。

ガラッと体制の変わった花・月・は、かなりの若返りを感じるものの並べてみると案外きちんと成り立っており、これからが楽しみです。星組は既に安定感が出てきているものの、トップ長期で途中で体制が変わるのであればしばらくは堅いでしょう。そして唯一全然メンバーの変わらない宙組

正直、宙組以外だけをみれば4組のバランスは取れていると思います。

 

私の思う5組のバランスの取れている指標は、

・95期序列が守られていること(>柚香>月城>桜木>朝美>水美瀬央)

聖乃・風間・縣・極美・鷹翔がほぼ同じ立ち位置にいる

だと思います。

 

だからといって、次にトップの座が空くのはどう考えても宙組ですし、それなら芹香斗亜・桜木みなとも待つ方が吉かなと…。

 

明日海りおが去り、紅ゆずるが去り、望海風斗が去り、100周年を支えた世代はいなくなってしまいました。

こうして新体制をみると、本当に時代は変わったんだなと感じます。トップもみんな90期台になりました。

これが本当のTO THE NEXT TAKARAZUKAって感じです笑

 

今まで応援してきたスターたちが退団していくことは確かに寂しく悲しくもあります。

でも新しい世代、新しいスターの台頭はワクワクする気持ちもあります。

こうして宝塚は続いてきたんだな〜とまさに実感しております。

 

 

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