丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

星組「ロミオとジュリエット」B日程 観劇感想

こんばんは

 

星組ロミオとジュリエットB日程を観てきました!!ついに噂の愛ちゃんの死を体感することができました!!!

 

B日程は1回のみの観劇予定ですが、幸いなことにA日程をあと2回観劇予定ですので、今回は8年ぶりに「ロミオとジュリエット」を観た感想B日程キャストの感想だけ書きたいと思います。

 

2013ちえねねのロミジュリは生で観ていて、当時本当に16歳だった私からみて、全然フレッシュじゃないじゃん絶対16じゃないし笑 と思ってしまいながらも、その大曲とヴェローナの雰囲気に圧倒されました。

それ以来の生の宝塚ロミジュリ。

先月くらいに2012月組版と月組新人公演版だけ映像でみましたが、やはり映像だとスターアングルなこともあり細かい点などは確認できずにおりました。

そんな私が8年ぶりにみた率直感想から!

 

これはもしかしたらB日程ならではの感想なのかもしれませんが、死に全てを転がされてしまった不器用な青年たちという印象を受けました。

ティボルトはジュリエットに好きだとずっと言えず拗らせ、ロミオが不器用だからマーキューシオが刺され、マーキューシオも最期の最期に「ジュリエットを愛し抜け」ってあと一歩早くそれが言えれば…という感じですし、あんなに長時間どうやって伝えるか迷ったベンヴォーリオの伝言によりロミオは死にます。そしてどの場面でも死が笑っていたんですよね。

愛ちゃんの死の存在感が強すぎて、全ての物語を死が転がしているような手中にあるような印象を受けました!

 

ツッコミどころとしては、まず出会ってから恋に落ちて結婚して自殺までの流れが早すぎて、え?え?となってしまいますが、もうそこはそもそも論すぎて置いておきます。

ただ、ヴェローナってとても狭い街なんですよ。

私も5年前くらいに行ったのですが市街地は2時間くらいで周れますし、wikiで面積調べたら206.6㎢なので東京23区の1/3くらいです。

街から追放されることってそんなにこの世の終わりみたいなことなの?って。ベンヴォーリオがあんなにすぐ追いかけて来られるなら最初からジュリエットも一緒にマントヴァに行けば良かったのにって思っちゃいました笑

マントヴァも浮浪者や薬売りがいて治安微妙な感じですが、少なくとも家同士が喧嘩して殺人まで起こるヴェローナより治安もマシでしょう。

街を大公がそれぞれ治めていた時代なのでそんな簡単には境界を越えられないのかもしれないけど、神父様の遣いとベンヴォーリオが簡単にロミオに追いつきに行けるならそうでもないのかなと。

 

次に、マーキューシオって大公の甥っ子な時点で大公ってモンタギュー派なのかな?と思ってしまうのですが、それでもキャピュレット卿はちゃんと大公の言うこと聞くし大公は公平な立場だし、その辺りの信頼関係というか人間関係が少し気になりました。

あとティボルト、すごい自慢気に「俺の相棒はこのナイフ」て言ってますが、相棒弱くない?て思ってしまったのは私だけでしょうか…笑

 

そしてこれはちょっと解説ぽくなってしまうのですが、カトリックにとっての結婚ってものすごく重い意味があって。「ファントム」のキャリエールが離婚できないのも、現教皇が人としては同性婚を認めていても教皇としては認められないというのもカトリックという厳格なキリスト教故なんですね。そんな中で一度祝福を受けたジュリエットがパリスと結婚するって多重婚になり、バレたらそれはそれはロミオの追放以上の重い罰が下りそうですが、それでも本当に親たちは貴女の幸せのためにって言えるのかなって疑問でした。

 

今までなかったひろ香裕・音咲いつき演じるロミジュリに先駆けて愛し合ってしまって、一族からいじめられたキャピュレットの男とモンタギューの女が印象的でした。両夫人が手を取った次に早く抱き合っていたのも、ここは幸せになれてよかった…となりました。

 

文字数が1000を超えてしまってこれからキャスト別書くと論文みたいになりそうなので笑、B日程キャストは次の記事にします!

 

 

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