こんばんは
2020年は95期にとって正念場と何回も書いてきました。来年の今頃には足踏み揃えている彼女たちもバラバラになっているかもしれない…そうなると色々これからを妄想できるのも最後の時かもしれない…と思い、〜95期語り〜シリーズをすることにしました!!
まず初回は、「令」和最初のトップスターとなった、95期の二本柱「礼」真琴と柚香「光」です。
ずーーっと95期の先頭を走ってきた礼真琴。現役もOGたちも声を揃えて「何でもできる。昔からすごかった」という人。
本当に新人公演時代から全て完璧。唯一欠点をあげるとすれば幼すぎた顔でしたが、最近はすっかり落ち着いてきました。
礼真琴は、歌・ダンス・芝居の三拍子揃ったとよく言われます。もちろんその通りです。ただ、彼女の凄いところってその3つが揃っている部分ではないと思ってます。
彼女がすごいのは、レベルの高い歌・ダンス・芝居を同時にする事ができる点にあると思います。
「ESTRELLAS」のBACKの場面を見れば一目瞭然。あれだけ激しいダンスを若手衆の中でダントツのキレで踊り、最も長いソロを息切れなしで声量たっぷりで歌いきる。
「モーツァルト」もすごかったです。
体力モンスターって私はよく言うんですけど、本当にすごいです。
例えば、歌単体で考えれば北翔海莉や望海風斗も物凄く上手い。けれど、礼真琴みたいにバチバチに踊りながら歌うことはまずありません。
そんな体力モンスターな部分と可愛らしい顔から、若いトップスターが誕生したぞ!!というイメージを持ちやすいです。
歌とダンス、歌と芝居、ダンスと芝居、どの組み合わせでも同時にできるわけですから、大型ミュージカルだってショーだった期待高まります!!とにかくスーパースターなんです。
ただ、彼女がTOP OF TOPになれるかは今の時点ではなんとも言えません。その理由は以下の記事の通り。
礼真琴、TOP OF TOPへの道のりは険しい?! - 気まぐれ女子大生の観劇日記
ただ「モーツァルト」を観る限りは、この1作だけでも星組のレベルは爆上がりしていると言えます!これは期待できそうですね!!
楽しみで楽しみで仕方ない完璧なスターの誕生です。
柚香光は、そういう意味では全く逆のスター。言ってしまえば、完璧とは程遠い。
ただ、朝美絢や桜木みなとのようななんとなく完璧というか全て上手いスターではなく、柚香光という振り切ったスターが礼真琴と同時期に就任したのは良かったと思います。
なんとなく全部できるスターだと、「でもまこっちゃんに比べたらね…」と言われてしまうかもしれないところが、もはや比べる気にもならない。けなしてるようですが、褒めてるつもりです!
ダンスという一芸特化、ただそのレベルは生半可なものではない。
宝塚的とはまた違う、特徴的でつい目が言ってしまう顔に、その顔とは良い意味でギャップの細かく繊細な芝居。
なによりも歌という苦手分野があるからこそ私がれいちゃんを応援しなきゃ!!と思わせます。御贔屓文化の宝塚においてこのパワーは絶大です。その分、ファンも熱いしアンチも熱い。れいちゃんの周りはパワフルなんですよね。
彼女のダンスが宝塚の粋を超えて、素晴らしく上手いのは今さら語るまでもなく、プレお披露目が「Dance Olympia」の時点で劇団もそれを分かっています。
さらに、水美舞斗・永久輝せあと踊れるスターの配置も完璧。
ただ歌と違ってダンス推しだけでやっていくのはしんどいです。
礼真琴は三拍子揃っているけれど、唯一言及されないのが芝居です。だからこそ柚香光には芝居を頑張ってほしい!!そしてその姿をトップになってまで成長を続ける部分を見守りたいと思うんです。
芝居の話に関しては以下で詳しく。
柚香光と早霧せいなの漫画原作 - 気まぐれ女子大生の観劇日記
というように、同じダンサーで同期のトップスター2人でも、見事に棲み分けが上手くいっている2人。
さらに組としても、孤高のトップスターをみたいなら星組、助け合いの団体魂をみたいなら花組というように、前代とすっかり逆転して、でもお互いが前代の良い部分を引き継ぐ形となりました。
私は、どちらが良いとかはないと思います。
95期箱推しとしては、2人とも大好きなスターです。これからも応援し続けます!!
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