こんにちは
星組全国ツアー公演「モンテ・クリスト伯 / Gran Cantante」
を配信にて観劇しました。
短めに備忘録程度に感想まとめていきます。
まずは全国ツアー、無事再開したもののすでに人数の少ない別箱でさらに7名の休演。しかもその中にはメインキャストが含まれるという中でどうなるか…とドキドキでしたが、代役には感じさせない見事な出来栄えでした!!!
ます1幕の方の遥斗勇帆(代役:ノワルティエ/大輝真琴)は存在感も大きく最後のハモリも素晴らしかった。続いて夕陽真輝(代役:ヴィフォール/綺城ひか理)も、おそらくあかさんならもっと悪い作りだったのかな?とも思いましたが、妻の有沙瞳の悪さが際立つようでこれはこれでよかった。綺城×有沙で舞台に立つことは結局なかったですね…。そして蒼舞咲歩(代役:ルイジ・バンパ/天華えま)も代役を感じさせないくらいはまっていて、ワイルドな雰囲気もしっかりあり、暁千星との初芝居も全く違和感なくしていました。
組替えしてきた暁千星。月組では月城・鳳月・風間に挟まれていたこともあり、芝居が課題と言われ続けていた印象でしたが、あら不思議。星組にきたら最も繊細な芝居をするくらい上手ではないか!!星組がもともと若干やりすぎなくらいの顔芝居をやってくる組なので、その中で芝居すると控えめというか表情やセリフの言い方に繊細さを感じました。今回はストーリーテラーの役割もあり、話の外と中での立ち位置の違いや、ふざけているようで芯をつくような一言をいうニュアンスなど計算されているなーという感じでした。
礼真琴・輝咲玲央・瀬央ゆりあの安定した芝居作りにより周りが代役だろうとしっかりクウォリティの舞台になっていますし、こっちゃんのクソデカボイス(褒めてます)に、せおのやりすぎなくらいの超極悪人顔(褒めてます)に、オレキザキの謎の迫力(褒めてます)はさすがですね。
そして舞空瞳の母役がハマっていたのが良い驚きでした。息子役の稀惺かずとがキラキラしているのもあり、落ち着いた母としての大きな愛を表現できていたのがもう研7なのだなと思いました。
ショーの方は、さすがこれは礼真琴の礼真琴による礼真琴のためのショー!!!他にどれだけ人数が足りなくても全てを補ってしまう、そうそれこそトップスター!!すごい早さで着替えて出てくるうえに、目に見えないほどの速さで踊り、びっくりする声量で歌う。すごすぎるぜ…
あかぴーの穴をほぼ1人で埋めた瀬央ゆりあもお見事。銀橋(はないけれどそのゾーン)を1.5往復、階段降りも娘役2人を見送るという不思議体系でしたが手薄などと感じさせませんでした。
暁千星は月組ではどちらかというとオラみの強いスターでしたが、星組に混ざると控えめで、なんだかそれが貴公子的魅力にみえましたね。女装は強すぎましたが笑
全ツメンバーから最後に詩ちづる。1幕のエデ姫もトップと2人芝居のある大きな役でしたが新人感0で肝の据わった芝居でしたし、なにより可愛かった。たまたまとはいえ、階段を1人で降りる時のドヤ感もはまっていて、でもやっぱりとっても可愛い。有沙瞳の持つ貫禄とは全然別物として、正反対の娘2として使っていくのかなと感じました。
続いてバウホール。
熊倉飛鳥先生のデビュー作。絵画にみたてる演出など見事でしたし、話も伝記として面白かったのですが、あと一歩なにかほしい…!と思ってしまったのが本音。あくまで伝記的おもしろさで、それをさらに脚色によって物語にみせるという部分がもう少し…系統としては生田先生だと思うので次回作にも期待です。
極美慎の初主演!おめでとうございます!!
今までビジュアルの強さと本人の愛らしさでいろいろと許されてきたスターのイメージでしたが、それがそのまま役になったようなロセッティでしたね。
ビジュアルは100点以上、歌もダンスも芝居も及第点以上。でもやっぱり何かが足りない…気がしてしまう…。風間柚乃・聖乃あすか・縣千が身につけ始めている宝塚を背負う覚悟、男役として生きる覚悟というのがまだ若干足りないのかな…と思ってしまったのが少し残念ではありました。
その点、碧海さりお・天飛華音は覚悟がバシバシ感じられるというか、主演より下級生とは思えないくらいしっっっかり務めていました。実力も確かで素晴らしかった。
小桜ほのかは少し困り顔芝居が絶品というか、正しい役所だったと思います。特にオフィーリアの表現は素晴らしかったですね。
今回は2つに分けても、休演者がいても、これだけの舞台力をみせた星組。
次回全員揃う本公演が楽しみで仕方ありません!!
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