丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

星組「1789-バスティーユの恋人たち-」観劇感想①

こんにちは!!

ついに…ついに……観劇してきました1789!!!

本当にすごくて。最高でした。

 

私は月組版・東宝版も生で観劇しましたが、脚本・演出としては今回の星組版が1番好きだったかも。ロナンとオランプに焦点を当てた分、全体的にすっきりした印象です。

ストーリーの面白さや見せ場の良さなどは今さら私が語るまでもないので早速キャスト別です。

 

ロナン・マズリエ : 礼真琴

とんでもない歌唱力でした。分かってて聴くのにそれでも期待を超えてくる。後述しますが今回極美慎が相当頑張っていて、その歌レベルに感動した直後に暁千星が歌うとやっぱり数段上手くて、でもその後に礼真琴が歌うとレベルが違う。全曲新鮮にびっくりしちゃう。

月組でも東宝でもイマイチ分かりづらかったオランプと恋に落ちるポイントについて、さすがはトップコンビが演じただけあって自然な感情の流れで納得感がありました。あの2人の恋愛模様だけ突然少女漫画ですが、漫画から出てきた主人公のようにパワフルで危ういロナンと可愛いの権化みたいなオランプなので少女漫画的展開でもスーッと馴染んでしまう感じでした。

個人的ポイントは拷問の場面のあたりの痣のメイクのうまさ。本当に殴られたんか?というような口元は必見。

ロナンは本当に最初の村の場面から一所懸命生きてるんですよ。だからこそ1年も経たずに死ぬ運命を思うとあまりにも切なくなってしまって。だってちょっとずつ希望を見出してずっとずっと一所懸命なのにあっという間に死んでしまう。ロナンが死んでこんなにも切ない気持ちになったのは初めてで、その訴求力は演者の素晴らしい実力ゆえと思います。

素晴らしい、すごい以外の言葉が出てこないほど、本当に夢にまで観た1789のロナンでした。

 

オランプ・デュ・ピュジェ : 舞空瞳

可愛いは正義。可愛いがそのまま形になったようなオランプ。いつも必死で目の前のことを頑張っているとロナンに言われる場面がありますが、まさに本人そのもので持ち味と役がピッタリはまったなと。歌も高水準安定、演技は個人的にはもう少しできる…といつも思うのですが、今回はオランプという役が一所懸命な少女という比較的単純で真っ直ぐな役だったので足りない感じも全くなく、なによりも今まで1番トップコンビが良いカップルにみえたのが良かった。

ロナンとオランプは少女漫画的吊り橋効果が恋のきっかけではあるものの、根本的には大変な時代と目の前の壁や課題を1つずつ一所懸命乗り越えようと努力する姿に自分を投影して惹かれあっていると私は考えていて。ロナンとオランプは同じ熱量で生きているというところが2人の恋愛にすごく説得力を持たせていたと感じて、その辺りが今回本当に良いなと思ったのでした。

 

シャルル・アルトワ : 瀬央ゆりあ

美弥るりかが彼女にしか絶対に出せない妖艶な魅力でみせた役をどうするんだろ?と思ってたましたが、忘れていた…瀬央ゆりあもとんでもない目力系美人だった。その美貌を最大限活かしたメイクと役作りは新境地。すっごい綺麗だけど、役作りとしてはちゃんと地に足のついたアルトワで、国王になるためならこの革命もウェルカムで足場をしっかり固めて冷静にまわりをみている計算高さがまた憎らしいんですよねえ。

フィナーレ、どうしたんだ?!その派手な服?!今までみたことないレベルのピンク×フリフリ×さらにフラワーまで!!衣装が気になりすぎますが羽根を背負わず組替えしていく最大限の餞別なのだろうか…と思ったり。当たり前に歌唱指導に選ばれ立派に高安定で歌う姿をみると、8年前の1789初演の頃からきっと礼真琴はトップになると思っていたけど、誰が瀬央ゆりあがここまであがってくると思っただろうか…と感慨深くなってしまいました。星組生最後のお姿、しかと拝見しました!!

 

他のキャストはまた次回書きます!

 

 

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