こんにちは!
既にチケット2枚失いましたが涙、無事に幕があがり観劇することができました!!
実はすごい楽しみにしていた星組公演です。
なんといっても礼真琴についに新作オリジナルの当たり役がきたー!!というのが嬉しくて。
別箱含め再演ばかりでしたし、オリジナルだった丹礼真、柳生十兵衛、ルーチェは代表作や当たり役というのはちょっと…という感じだったので、今回のディミトリは本当に良かった。
なにより今まで、え?!ていうくらい濃いメイクが多かったのが、今回はナチュラルめというかベージュベースだったのもすごく素敵でした。
宝塚でいうと天は赤い河〜系統の、歴史系少女漫画にありそうな話で王道のストーリーのごとく、幼馴染との初恋を成就するも身分の差があり、結ばれても周りから冷ややかにみられ、些細なことですれ違いそのすれ違いが国レベルの亀裂をうむ…という展開が王道、でもそれが良い!!という感じで、スーッとストーリーが入っていき最後は涙しそうになるところまで美しい舞台でした。
しかしこれが実話をもとにしているのですから、すごいです。原作や史実も気になるので次の観劇までに調べてみようと思います!
さてそれではキャスト別です。
ディミトリ : 礼真琴
憂いを含んだ聡明な少年が、愛する人と結ばれ国という大きなもののために正義を持って戦い、しかし些細なすれ違いで取り返しのつかないことになってしまう小さな幸福と葛藤と切なさの表現はピカイチでした。歌唱力があるからこそ途中で、ん?とならずに台詞と同じくらいの流れで歌を聴けるって幸せだなと思いました。歌で魅せるのではなく、芝居の延長に歌があるという魅せ方が礼真琴的には新しかったですね。
戦いのシーンの動きのキレと迫力も素晴らしかったです。
ルスダンはディミトリのことを"ただの幼馴染"として好きで女王になって国を治めていく中でも裏の裏まで読まずに動いていく中で、身分としては下(人質)のディミトリの方がちゃんと身分の差を感じていて国政においても明確な判断ができる一歩先を進んでいるのに立場は後ろに控えるのみという複雑な想いがジリジリ伝わってきましたし、二重スパイとなっていく緊迫感の出し方はお見事でした。
歌って踊ってナンボのこっちゃんが芝居で魅せるというのが、この役を観れて良かったと思う1番の理由です。
ルスダン : 舞空瞳
お衣装がどれも綺麗で、王冠で顔隠れるんじゃ?というくらい相変わらず小顔で可愛くて。それはディミトリも好きになるし、ミヘイルも一目惚れするわな。
今回は礼真琴が歌やダンスではなく芝居を選んだ分、なこちゃんの苦手な部分が浮き立ってしまったのが少し残念。芝居のレパートリーが限られているというか、初登場若い頃のルスダンはアンジェリークそのままでしたし、ディミトリの複雑な気持ちに対してルスダンからは葛藤とか心の機敏な動きが分かりづらかったかな…と。可愛さでカバーできてるので全然問題なしで!笑 相手役が違うアプローチしてきた分目立ったなという感想。
と初日付近は思ったのですが、千穐楽に近付くにつれて女王としての覚悟ができていくのが自然になりその進化に天晴れです。
ジャルラルッディーン : 瀬央ゆりあ
開始45分出てこないので見逃した…訳ないか…となりました笑
帝王としての包容力を目力で表現するというのが実にせおっちらしかったですが、敵とみなせば容赦ない恐怖と、認めればしっかり導いてくれる懐の大きさというのがすごく分かりやすくて、良いやつだったな!となるのは本人の持ち味ゆえでしょう。
良い意味で一所懸命さがなくなったというか、必死さ全面だった以前に比べ、抜け感があって舞台を楽しんでいる感じがしたのがとっても嬉しかったです。
アヴァク・ザカリアン : 暁千星
全ツの時も思いましたが、月城鳳月風間に囲まれてたから芝居苦手にみえただけで星組にきたらめちゃめちゃ芝居上手いではないか!!アヴァクは悪役ではない、ちゃんとディミトリを信頼して王の右目のことを伝えたのに亡くなってしまったから認めてないし、ルスダンも覚悟が足りてないから仰ぐことができない。その辺りの自分の信念を貫くが故の嫌味さが表現されていたのが上手かった。でも芝居が本当に楽しいんだなと、だからこそ異様に嫌味ぽかったのが面白かったです。
とにかく出番がたくさんあって、これだけ出番多くして頂けたなら月組から出して良かったですありがとうございます!という月組ファンからの気持ちでした。
他のキャストはまた次回!
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