丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月組「G.O.A.T」観劇感想

こんにちは

 

感想が前後してしまいましたが、千穐楽が先に来てしまったのでこちらから…幸せなことに感想を書くことに追われている…!!

月組G.O.A.T配信も2回観たし遠征もしてきました!!

 

この公演は、月城かなと・海乃美月のプレサヨナラでありながら、プログラムに記載があったようにあえて「月城かなとコンサート」を冠さず、トップコンビ+2.3.4番手帯同で、観た感想としては月組公演として全うされた作品という印象です。どちらからというとBE SHININGよりもVERDAD寄りというと分かりやすいでしょうか。

柚香光・星風まどかのプレサヨナラは、特にトップスター柚香光の軌跡に焦点をあて、花組歴代の作品を映像と共に全部やってくれるというスタイルで、めちゃめちゃ懐かしくてもはやサヨナラショー何やるんだ?と思ったし今日発表されたDSでやる曲あるのか?という感じでそれはそれで最高でしたが、月城かなとはむしろ今までの楽曲とかほぼ残してるけどサヨナラショーの尺大丈夫?DSもしてくれる…??というくらい思い出にあてた時間よりも今の月組を表現する時間をたくさん作ったショーだったなと感じました。

 

一応プレサヨナラだし思い出の歌とか衣装とかも出てくるのですが、シャルル風車回しオジサンによる超早口作品名羅列でそのほぼ全てが終わってしまうという笑 滑舌が大変よろしいので全部聞こえたし、「星逢一夜/La Esmeralda」 からファンになってスカステとかで映像を探し回ったりした私はロシアンブルー以外映像あわせれば全部観たことがあったので…懐かしくて寂しくて泣いちゃうかと思いきや勢いすごすぎて涙出なかったですセーフ笑

風間柚乃はなんでもやってくれますが、他組のトップスターが演じた当たり役の剣心をフルコスチュームでやってくれたのはもう感謝しかないです。みんな大好き蒼紫様!!!RoNで登場したのでもうお会いできないかと思ったら台詞付きで!ありがとうございます。

珠城りょう時代の月組はかなりよく観ていたので、ブレイクスルーやポッキー巡査が聞けたのもDream Chaserが使われたのも全部うれしかったです。そしてキッチュですよ!!久しぶりにあのマジな目がみれて大興奮ですし、いつかエリザガラコンをと願わずにはいられません。幻となってしまった新公の衣装が着れた礼華はるのヴィクトールも、ガブリエルが美園さくらと同期の彩みちるなのもベストチョイス。そして鳳月杏が一瞬で俊堂になれるのあまりにも自然でさすがでした。

海乃美月率いる今の月娘でのアパショが観れたのも本当に感謝です。かっこいい月娘が大好きなのでこの曲を選んでくれてありがたや。

 

学校の場面ではナチュラルに芝居がめちゃめちゃ上手いホォヅキさぁ〜ん笑 「ダンス?あたしはいいよ」の言い方が上手すぎてツボです。

毎回過去の舞台での失敗談をお客様に披露される風間くん可哀想すぎない?笑 それも笑えるくらい実力がしっかりしてて今頑張ってるから過去の可愛い失敗が笑えるという点ではすごいけど、あんなに大々的に失敗談披露されても笑いにかえる心の広さに乾杯です。

タンゴの娘役の衣装はGOLDEN JAZZの中詰ですよね!!!私あのショー大好きで…海乃美月朝美絢が一緒に銀橋を渡っている世界なんです是非。

 

白の衝撃の娘役が好きすぎる。怖くて綺麗で世界観がバッチリ出てて、そして海ちゃんの美しい笑顔と素晴らしいドレス捌きがみられて、出演した月娘があの場面でしっかり娘役群舞とダンスでも芝居をするということを学べたであろうことも含めて、全員揃って綺麗にきまる最後のところとか何度でも観たい。

 

MCコーナーは、トップ娘役をゲストの1人ではなくMCにしてくれて先生ありがとう!!!おかげで毎日トーク聞けたし(SNSでレポ追いました)、無茶振りによってスカステとかでは絶対観れなかったであろう表情の海ちゃんが観られたのも思い出。

 

アコースティックのコーナー、本当にこの3人はどこでスイッチを入れてるんだろうか…あんなにゆるゆる〜て喋ってたのに歌えばかっこいいもはや不思議。3人とも特別に歌うまというイメージではなかったけど、3人全員がちゃんと歌えるからこそあの素晴らしい場面ができたし、改めて歌も全員すごい上手いな…と感動しました。普段は貫禄がとかでいじられてるけど、れいこちゃん・ちなつさんは本当におだちんが可愛くて可愛くて仕方ないんだな、可愛がられてるところかわいいと新たな萌えまで生み出したのでした。

 

スペインの場面は海ちゃんに赤い大きな布でスカートさせたの天才。Bonjour Amourが今経験を積んでからまた聴けたのもうれしかったです。グルーシンスカヤは演者を選ぶので、きっと今やったらすごいんだろうなと。

銀の龍の背に乗って、なんかあの歌で突然卒業を感じました。コロナ禍で就任し宝塚は大変な時期を過ごしたし、タカスペにトップスターとして出ることは最後までなかったし、それを辛いことと捉えず前に進んでこられたんだな…とか勝手に感じて少しセンチメンタルになりました。

cheek to cheekって良い曲ですよね〜れいまどとはちょっとニュアンスが違ってそれぞれのトップコンビ色が出ていてそれもよくて。

最後はsing sing sing聴いてオシャレで楽しいー!となってたらあっという間に終わってしまった感じでした。私はGOLDEN JAZZのファンなのであの曲を月組がまた歌ってくれただけでうれしくて、最後this is golden jazz!!ってつい頭に流れるんだけど分かる人いますか?あの曲で締めるのがなんかとっても月城かなと・海乃美月率いる月組らしいFULL SWINGでお披露目したコンビなんだなって感じがしました。

 

残すところ卒業公演のみ。寂しくて仕方ない気持ちでいっぱいですが、最後まで応援し続けます!

 

次の観劇感想は半分までは書き上げている雪組「FROZEN HOLIDAY」もしくは月組「Golden Dead Schieleの予定です。

 

 

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雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」観劇感想

こんにちは

 

今年1発目の観劇感想ですー!!雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」観劇してきました。

 

これは本当に、とても良くできたオリジナル作品です!!!同じ生田シャーロックホームズ作品としては、私はこちらの方が断然好きですね。

 

彩風咲奈の良さが出ていて、かつ今までのトップ作品とは被らないキャラを当て書きされた点でもう大成功です。ワイルドで少年性を残した挫折する青年みたいなのが映えるイメージでしたが、今回もある意味そうで。自由奔放で夢を追い続けていて、でも簡単に上手くいかなくて。それを冴羽遼やクライドとは違う、カワイイオジサンみたいな魅せ方もできるのか!と感動しました。

コナンドイルは、下手したらその歳なんだから現実みろよ!!とイライラさせられてもおかしくないくらい純粋ですが、そこを可愛いの枠に収めているのは見事な手腕ですし、妻ルイーザ役の夢白あやが観客より前に突っ込んでくれるので気持ち良い。結末を考えずにこっちにきたのかー?!に対する「…うん……」が最高に好き。

ルイーザもハイテンションで前向きすぎて、でもだからこそ夫婦なんだなって感じるような役作りで何より芝居がめちゃめちゃ上手い。特にスイスへ療養しに行った時の芝居は本当に素晴らしくて、アーサーがホームズを認め受け入れるにはこの妻の存在が必要だったと。ルイーザは前半ずっとアーサーだけをみて突っ走っていたようにみえて、ホームズが人気になってしまったことによる苦しみや、家族への想い、でも本当はそのホームズのこともアーサーはとても好きだったことを見抜いたうえで明るく支えていたというところも、ただの献身的な妻ではなく深く掘り下げられていて素敵だなと思いました。

 

朝美絢演じるシャーロックホームズ。名探偵というよりも、物語から出てきたキャラクターというところにフォーカスをあてた今作にぴったりの役作りで、あの可愛くて夢みがちなオジサンが書いたからこんなに楽しくてハッピーなホームズが出来上がったんだななんて思っていたところで最後に「僕は君なんだ!」まで達するのですから本当に上手い脚本です。また、"物語から出てくる"ので袖から歩いてこないのもこだわりが強くて良いですね、必ずセリ上がりか舞台奥なんですよ!悪魔の衣装の着こなしが流石すぎて今作もまた、これが朝美絢か…と言わざるを得ない。声量が増しに増していてセリフは明瞭、歌は安定、さらに自然とキャラクターを成立させてしまう本人の魅力と細かく丁寧な芝居、毎度レベルアップが止まらず本当にすごいです。ちなみに最後のセリ下がりでバチコンウインクするのがたまらん。

 

今作で卒業となる和希そら。「大きな夢がある」「次の夢を探しに行くんだ」など卒業を意識させる台詞もあり、最近の抜け感のある大人な魅力の部分と昔よくみた少年のようなキラキラした目で溌剌に夢を語るその両面をみられるお役で最後にとっても相応しいあて書きでした。所々みえる若干の夢追いすぎてるがゆえの変態感もリアリティがあって良いです。

編集部の社長真那春人はプロローグでの葉巻がカッコ良すぎてさすが、諏訪さき副編集長のリアルな中間管理職感がまた良い。音彩唯は全員にちょっと冷たくて意地悪なのに最後ルイーザに身体は良いの?!って本当に心配してて、根は悪い子じゃないっていうのがちょっとずるくて堪らないですね。眞ノ宮るい・咲城けいの兄弟は弟がポンコツすぎて最高、でもたまに兄にもポンコツの血を感じて、おバカな小芝居から目が離せません。聖海侑の完璧すぎる謎寝癖と企業の下っ端で兄弟ほど自由にできなくていろんな人の顔色伺っちゃうのもまた良し。

縣千は本人のキャラが元々強めなので教授のキャラに負けてないのがすごいけど笑、前回別箱で普通の2枚目みたいなのやればちゃんと上手くてかっこいいのに、本人のキャラが強すぎるが故にそれを上回る飛び道具的なのがきちゃうのは少し残念だなとも思いました。次はベルばらなのでどの役が来ても…ですが、ノーマルな役が次は観たいところ。

華世京はすっかり立派になってしまって…早い……芝居には粗さが残るものの上級生たちと遜色なく芝居していて本当すごいですよ。心霊現象研究会とても楽しそうでなにより。同じ研究会から久城あすの「政治家なんて酔狂な〜」の台詞だけでかっこいいからさすが。

 

妃華ゆきの・桜路薫カップル、色気がとんでもない。おーじに言われたら…うん…家は出て行くし息子とも住めないよね仕方ないよ……。被験者バイトもかっけえ。

奏乃はるとの突然出てきて上手すぎる芝居も見事、すごく楽しそうに本読んでるんですよ…!!だからこそアーサー本人が会いにこなかったことが切なくて。

 

今作は雪組の丁寧な芝居と、アニメや漫画原作からの経験が相まって、今の雪組にぴったりなあて書きだったところがとても良かったなと感じて、何回観ても楽しめる公演でした。

シャーロックホームズは名探偵の大ヒット小説というところだけがクローズされがちですが、なぜドイルはホームズを途中で死なせたのかに至るまでの流れがスムーズに描かれていて伝記としても興味深かったです。

 

次作はベルばらなので、これが今の雪組オリジナルの最後と思うと寂しさもありますが、最後がぴったりな作品で良かったと思います!

次はショーの感想を書きます。

 

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2024宝塚110周年の人事を考える-雪組・星組編-

こんにちは

 

花組トップコンビが、永久輝せあ・星空美に決定しました!!おめでとうございます。超順当で花組人事予想は前記事で書きましたが、特に変更はありません。笑

 

では前回に引き続き、今年の各組の人事予想をしていきます。

 

トップスター彩風咲奈の卒業が発表されている雪組ナイナイと一時は言われ続けた朝美絢が全国ツアーまで経験してほぼトップ確定まできました。今となっては信じられませんが、望海体制の時はこのままだと厳しいかなーって感じだったんですよね実際。トップ娘役夢白あやは残留で一緒に全国ツアーにいくのでほぼ確定と言って良いでしょう。前の記事に書いたように仮に鳳月杏が動かねばならない事態になったら、朝美絢の月出戻りも0ではないですが、そしたら雪に誰が?となるので落下傘があるなら月に直接かな…と予想しています。

2番手はびっくり縣千がもう順番的にはあがってきます。前回のトップ交代でも前4番手(朝美絢)がお披露目から2番手羽根を背負っているので雪組の風潮としてはなしではないです。また、聖乃あすか・風間柚乃が2番手になるなら学年としてもおかしくないというのも納得。一応95期被りはないと仮定すると、ここの間に組替え2番手で来る可能性があるのは瑠風輝。宙組で待つより早いし学年もちょうど良く、上下のキャラが濃いので本人の良さも発揮できそうでとても良い。しかし前記事でも書きましたが、宙組生の単独組替えは考えづらいのでどうでしょうか…お披露目に間に合えば良いのであれば約1年の時間はあるのでそれまでに何か進展はあるでしょう。

 

娘役は夢白あやが残留なので進展なし。順番的にもお披露目公演は2025年なので来年誰か動かす可能性は低いです。空美がトップに決まったので、美羽愛を次期雪トップ娘として出すというのも可能性としては考えられますが、花にいれば確実に娘2なのに、雪だと東上ヒロイン済の野々花ひまり彩唯・華純沙那の下という扱いになるので今は動かないのが吉と考えられます。

 

最後に星組後にトップ就任した3名が卒業発表、現在任期7作目公演中。やっとトップより下級生の超路線2番手がきたこと、本人の外部意識や体調を考えると次もありえるかな…と思いましたが、歌劇もGRAPHも表紙を取ってしまった…!!ということで、礼真琴は9作以上が確定となっています。ここ最近流れが変わって、1本物で卒業でプレサヨナラがコンサート、歌劇/GRAPHの次回表紙はシークレットとなっていますが、その最初の例の真風涼帆も退団月に歌劇/GRAPHの表紙を飾っているのでそこは確実な判断材料と言えます。

舞空瞳も学年や組内状況を考えても先に卒業するとは考えづらいのでトップコンビあわせて動かないでしょう。

 

となると、今年の星組に動きはないと言えます。

暁千星がトップになるのは早くても2025年後半ですね。この異例の状況で月組落下傘戻りとかなければ…そうなると星2はどうするんだとなるので無いと思いますが……。

個人的な感想を述べるとすれば、5年前10年前を思うと、まさか朝美絢・鳳月杏暁千星より先にトップになるとは驚きですし、この3人が並ぶ未来があるとすればエモいですね。

 

今年の宝塚も自分の応援できる範囲で楽しんでいきたいと思います!!

 

 

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2024宝塚110周年の人事を考える-花組・月組・宙組編-

明けましておめでとうございます。

 

年始早々、北陸での地震JAL海上保安庁の機体衝突と、暗いニュースが続きました。

地震で被災された方へ心よりのお見舞いと、地震で亡くなられた方ならびに海保の亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

 

さて、おめでたい祭り騒ぎのはずだった宝塚110周年も、日本列島の様子と同様にひっそりと少し心細い幕開けとなりました。無事に雪組の東京初日と星組大劇場初日があいて本当に良かったです。

 

トップスター3名が卒業することが決まっている2024年。各組の人事動向を予想していきます!

 

柚香光・星風まどかの卒業により代替わりが行われる花組

そろそろ発表されるであろう次期トップコンビ。

男役トップスターはほぼ確実に永久輝せあで間違いないでしょう。トップ娘役は組内で空美咲・美羽愛の一騎打ち。現状、推され具合と所持カードからして他組に空美より強い娘役はいないので組替えの可能性はかなり低いと思います。美羽愛はカードの状況として弱いですが、絶対に下につかないように配慮されていることや永久輝せあの身長や持ち味を考えると勝ち目はあると思います。

2番手にあがるのはそのままおそらく聖乃あすか。研11になりますので、柚香光・礼真琴がトップをとり月城かなとが2番手羽根を背負っていた学年なので早すぎるということはもうないです。

問題は3番手。綺城ひか理・一之瀬航季・侑輝大弥が正路線にでるとは現時点では考えづらく、希波らいと・天城れいんからはそこまでの勢いは感じません。アンダー101にとっては絶好の狙い目であるわけです。

しかしこれまでの様子をみていると、新トップ1作目よりも2作目から新3番手が合流する方が多いので来年内に確実に組替えがあるとも言いきれません。(例 : 和希そら、愛月ひかる卒業後の暁千星月城かなと。逆にお披露目に間に合ったのが永久輝せあ)

上記花男たちもトップ路線か?という問いには微妙でも新体制を支えるには十分な布陣です。

注目は路線男役の組替えがあるか、または発表まけでもされるか、というところになりそうです。

 

続いて同じくトップコンビである月城かなと・海乃美月の卒業が発表されている月組

学年や新公経験からナイナイと言われ続けた鳳月杏がついに王手をかけています。単純に他組を見回しても上に降ってこれる人材がいないのでほぼ確実と思われますが、上に降る人材がいないだけで鳳月杏が動いて誰か来る可能性も0ではないわけです。後述しますが、仮に5組をシャッフルして宙組改革を行うとすれば、現トップより学年が上で人望も厚いちなつさんが登場するしかないので…でもここまでの苦労や努力を思えば、すんなり月トップにあがってほしいと願うばかりです。

天彩峰里の組替えが中止になったのでトップ娘役は彩みちる・天紫珠李の一騎打ち。失うのは惜しいですが、正直彩みちる・英かおとのどちらかは次公演でトップコンビと一緒に卒業してしまう気がします。下級生トップ娘役の下、しかも一緒にW娘2やっていた子の下についてまで残るとは考えづらいので集合日に答えはみえるのかなーとうっすら思います。

2番手には風間柚乃があがり、3番手4番手に礼華はる・彩海せらとバウ主演組が続き下級生の体制は万全です。

 

そして現在ストップしている宙組このまま何事もなかったかのように公演再開は難しいでしょう。厳しいことを言いますが、芹香斗亜がトップを継続する唯一の道は亡くなった生徒を追い詰めた何かの一因が宙組にあったと認め代表して謝ることだと思います。いじめていた疑惑があるとかパワハラを認める認めないではなく、自分自身も正しいと思っていた新人公演のハードさや厳しい指導が正しくなかったかもしれないと、組のトップとして(普通の会社で言えば現場責任者として)改革を宣言しなくては舞台に戻れないと思います。

仮に現体制が続いたとして、他3組がトップ交代し時代がまた変わっていくので芹香斗亜>桜木みなと>瑠風輝>鷹翔千空>風色日向>亜音有星の路線の並びは1つずつ遅れている印象は拭えず。組替えがあるとすれば単純にパズルのピースをはめるように行き先を考えると、瑠風輝を月組新2番手に出しその上で礼華はる花組3番手に出すか、鷹翔千空を花組新3番手に出すかという手が考えられます。

でも…どうかな……天彩峰里きよら羽龍の組替えが中止になった時点で、単独行動の組替えは考えづらく、大型シャッフルの可能性の方が高いのかなという気がします。それがあるから星組別箱も出ないし、ベルばら以降の本公演も出ないし、花組次期トップ&プラお披露目も出ない。

仮にもし現体制宙組続行は難しい&他組のトップ交代に乗じて宙組も上から変えようとなれば、桜木みなとがいる手前95期ラインより上で調整されるはずなのでもう消去法で鳳月杏なんですよね。劇団としては現体制のままの復帰を考えているでしょうしそれができれば良いと思いますが、本当に厳しいことを言いますが芹香斗亜・松風輝が、いじめていた疑惑があるからではなく、現場の責任者として表に出ることができるかというところが焦点かなと個人的には考えています。でも劇団は絶対に生徒を守るため(それは良いことです)、その選択肢は取らないだろうな…とも。難しいです。

 

これ以上劇団が悪手を踏まないよう祈りつつ、花組月組の現体制を最後まで楽しみ応援したいと思います!

 

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2023最優秀賞発表!スター編

こんにちは

 

雪組トップスター・彩風咲奈の卒業発表がありました。フラグは立ちまくっていましたし、雪組の最近の流れをみれば6作は妥当、今までならベルばら卒業なんて考えられなかったけど真風涼帆・柚香光の流れをみると最近のトレンドでもあります。(むしろなぜ月城かなとだけ違うのか) まずは年始の東京公演を楽しみに、最後まで見守ります。

 

では、前回に続き今年の総括をしていきます。今回はスター編。年内に書ききれてよかったです。

 

【スター賞】

・最優秀主演男役賞(本公演 / 別箱)

・最優秀主演娘役賞(本公演 / 別箱)

・最優秀助演男役賞

・最優秀助演娘役賞

・最優秀新人賞(研7まで)

 

対象作品は"私が"観劇した作品です。

うたかたの恋 / ENCHANTMAN」

「二人だけの戦場」

「鴛鴦歌合戦 / GRAND MIRAGE

「BE SHINING!!」

「激情 / GRAND MIRAGE

応天の門 / Deep Sea」

「Death Takes Holiday」

「フリューゲル / 万華鏡百景色」

「Bonnie & Clyde」

「海辺のストルーエンセ」

「Lilacの夢路 / ジュエルドパリ」

「愛するには短すぎる / ジュエルドパリ」

「双曲線上のカルテ」

「ディミトリ / Juguar Beat」

赤と黒

バレンシアの熱い花 / パッショダムールアゲイン」

「1789」

「ME AND MY GIRL」

「MAKAZEIZM」

「カジノロワイヤル」

大逆転裁判

 

最優秀主演男役賞(本公演) : 月城かなと「フリューゲル-君のくれた翼-」

礼真琴「1789」とすっっっごく迷いましたが、最もセンシティブな時期に宝塚のバトンを繋いだこと、体調不良による代役が多発する中でカンパニーを引っ張り続けたことなども含めて決めました。

特出した何かがあるわけでもないキャラクターを主演として人柄が伝わるほどリアルに魅力的に実在させたその演技力へ贈ります。

 

最優秀主演娘役賞(本公演) : 星風まどか「鴛鴦歌合戦」

感情が全部顔に出ちゃうお春さん。大半ぷんぷんしてるのに、コロコロ変わる表情と一所懸命生きている姿が本当に可愛くて可愛くて。とっても魅力的でした。そしてコブシの効いた歌もすごく上手かったです。

 

最優秀主演男役賞(別箱) : 彩風咲奈「BONNIE AND CLYDE」

子どもと大人の狭間の思春期の不安定さとクライドの持つ純粋すぎるが故に危うい部分をとても上手く描きだしていて、DV系繊細暴力男という最低な分類なのにボニーが好きになっちゃうのも分かるくらい魅力的に演じました。

 

最優秀主演娘役賞(別箱) : 舞空瞳「ME AND MY GIRL」

まず今年の彼女には本当に心からのお疲れ様を言いたいです。2回あった別箱はどちらも相手役と離され、1789ではトップスター休演という状況の中で、トップスターがいない状況でも星組トップとして舞台に立ち続け引っ張ってきた姿に私は感動しました。

さらにこの公演では、ビルの役替わりにあわせてサリーの役作りを変えてきたことへの努力も併せ選出しました。最高に可愛かったなあ。

 

最優秀助演男役賞 : 暁千星「Le Rouge et le Noir-赤と黒-」

ジュリアンの愛憎劇だけだった赤と黒をミュージカルとして成り立たせたジェロニモ。物語の中に生きる人物としての時と語り部としてのときを上手く演じ分け、難曲も完璧なハモリ。星組にきた意味があったと強く感じた作品でもあります。

この賞は、凪七瑠海「激情-ホセとカルメン-」の恐ろしいくらいヒリヒリしたガルシアと迷いました。

 

最優秀助演娘役賞 : 小桜ほのか「ME AND MY GIRL」

助演娘役賞は、野々花ひまり「BONNIE AND CLYDE」彩みちる「DEATH TAKES HOLIDAY」と迷い、99期娘役の実力をみせつけられた1年だったなと思いました。マリア公爵夫人の真面目さと可愛らしさのバランスが妙でした。

 

最優秀新人賞 白河りり「DEATH TAKES HOLIDAY」

タップと歌は見事、月城かなとを相手に物怖じしない堂々とした芝居も高クウォリティ。この作品に限らず、まだ新人公演学年だったことを忘れてしまう実力で舞台を支えました。応天の門とフリューゲルの2度の新人公演の長を務めたこと、Deep Seaの役替わりエトワール、フリューゲルのリンという掴みどころのない役を上手く表現、万華鏡の大正ロマン銀座やDeep Seaの若手ダンスシーンでの活躍も含め、彼女を選出します!

 

今年もありがとうございました。皆様良いお年をお迎えください。

 

 

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2023最優秀賞発表!作品編

こんにちは

 

今年は9月に起きた悲しくつらい出来事、そしてその後の余波によりファンも心苦しい思いをし、楽しみにしてきた110周年の行事も中止に。宝塚としては華々しさや輝かしさやよりも重苦しい部分が表に出てしまった印象ですが、それでも観劇してきた作品に楽しませてもらったのは本当のこと。

だからこそ今年の総括として、勝手ながら各部門で最も優れていたと思う作品や活躍したスターを選ぶ年末恒例のブログを書いていきたいと思います。

 

対象となる賞レースは下記の通り。

【作品賞】

・最優秀ショー作品賞

・最優秀オリジナル作品賞(新作)(本/漫画/映像原作含む)

・最優秀ミュージカル賞

・最優秀再演賞

・ポスター賞

【スター賞】

・最優秀主演男役賞(本公演 / 別箱)

・最優秀主演娘役賞(本公演 / 別箱)

・最優秀助演男役賞

・最優秀助演娘役賞

・最優秀新人賞(研7まで)

 

対象作品は"私が"観劇した作品です。

うたかたの恋 / ENCHANTMAN」

「二人だけの戦場」

「鴛鴦歌合戦 / GRAND MIRAGE

「BE SHINING!!」

「激情 / GRAND MIRAGE

応天の門 / Deep Sea」

「Death Takes Holiday」

「フリューゲル / 万華鏡百景色」

「Bonnie & Clyde」

「海辺のストルーエンセ」

「Lilacの夢路 / ジュエルドパリ」

「愛するには短すぎる / ジュエルドパリ」

「双曲線上のカルテ」

「ディミトリ / Juguar Beat」

赤と黒

バレンシアの熱い花 / パッショダムールアゲイン」

「1789」

「ME AND MY GIRL」

「MAKAZEIZM」

「カジノロワイヤル」

大逆転裁判

 

それでは早速参りましょう!!

 

最優秀ショー作品 : 月組「万華鏡百景色」

ベテランの先生が多くなると、なんとなくどこかで観たことがある…という作品が多くなる中、今年はJUGUAR BEAT万華鏡百景色は攻めた作品だったと思います。その中で前者は空回りしてナンダコレとなったのに対し、後者はしっかりまとめてきたし、新しいショーでありながら中詰めやフィナーレ、ロケットにデュエットダンスといったポイントはしっかり抑えてきているのもポイント。最初から最後まで東京というテーマとトップコンビの転生という物語性にブレがなかったのも、場面転換がブツギリではなくて自然だったのも含めて全体を1つの作品として綺麗に仕上げ、さらに今の月組に合う作品という点でも今年1だと選びました。

 

最優秀オリジナル作品賞 : 月組「フリューゲル-君がくれた翼-」

今年のこの賞は星組「ディミトリ」との一騎打ちでした。ディミトリの方が宝塚としては王道でしたが、フリューゲルの方が完全オリジナルという点とより多くの人に役を与えているという点で優ったと選びました。

 

最優秀ミュージカル作品賞 : 星組「1789-バスティーユの恋人たち-」

今年の海外ミュージカルは当たりが多くて、雪組「BONNIE AND CLYDE」月組「DEATH TAKES HOLIDAY」も最優秀賞にふさわしい作品でした。その中でも1789を選んだ理由は、高すぎる期待にそれ以上で応えたという点です。すでに素晴らしい作品と周知され、さらにあの礼真琴が挑むという今年1番プレッシャーのかかった状態にも関わらず、その期待を超えてきた圧巻の舞台でした。

 

最優秀再演賞 : 雪組「愛するには短すぎる」

こちらは「ME AND MY GIRL」との一騎打ち。あえて今のこのメンバーがいる組で上演したという点において、愛短の方に軍配があがったかなというところです。さきあやあーさで1番観たかったベストな関係性と言っても良いです。

 

最優秀ポスター賞 : 月組「DEATH TAKES HOLIDAY」

今年の候補はうたかたの恋「ディミトリ」「ME AND MY GIRL」でした。ディミトリは礼真琴が過去最高に綺麗に写っているのが嬉しくて嬉しくてでしたが、いざ見返したら構図としては物語性もなく微妙だったので没。ミーマイはポスターのデザインではなく単純に写っている3人が素敵すぎただけなので大賞には値せずと判断しました。そして残った2作品の最後の決め手は、目玉焼き笑 暗そうな雰囲気の中に目玉焼きがあることで、どんな話なんだろ?!とワクワクさせるフォントデザインへの敬意をこめてこちらを選びました。

 

なんとか年内にスター編も書き切りたい!

 

 

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花組「BE SHINING!!」観劇感想

こんにちは

 

今年最後の観劇感想です。無事に年内に書ききれてよかった…安堵。

実際の観劇納めは全ツの方でしたが、いやはや今年もたくさん観ました。来年も働こう…。

 

花組「BE SHINING!!」

柚香光卒業コンサートです。私、鉄の心を持っているのか今まで宝塚ファン約10年やってきて一度も泣いたことなかったんです。あぁこれは泣けるわ…と思うことや、うるっとくることはあっても、話に感動しても誰かが卒業しても泣いたことなかった。なのに、このショーの幕間に突然すごい寂しくなって号泣してしまって。95期は私の青春でそれが本当に終わってしまうのだと実感したらとっても寂しくなってしまいました。

そんな今まで泣いたことない人を泣かせるほどに王道なサヨナラショーでした。そう、卒業する直前のコンサートはこれでいいのよ、ひねりもないけどこれがいいの!となりました。

 

まず1幕は、お話の方の公演(?)(今さらながら2本立ての1幕ってなんていうんでしょう。2幕はショーとかレビューだけども)の振り返り。

後ろに当時の映像が流れるわけですけども、もう懐かしくて懐かしくて。特にやっぱりれいまいが揃って写ってると、あの2人が十数年並んで切磋琢磨して輝き続けたことへの尊さと、改めて離れてしまった寂しさを感じてしまって。

 

カリスタで初めて出会った私としてはあの時の衝撃、そして次作の新源氏物語での娘役も男役も本当に源氏物語から出てきてしまったかのような強いビジュアル。その公演はもちろんのこと、あの頃高校生でちょうど古典で源氏物語やってたな…とかなんかもう勝手すぎるんですけど人生重ね合わせてまたエモくなり。

 

そして過去作品に混ざってみることができた、れいまどエリザベートとロミジュリ。

まず全宝塚ファンが夢にまでみたエリザベート柚香トートは良い意味で狂気じみていて、人間の心を持っている感じはせず黄泉の帝王でシシィを獲物のようにみる目がたまらない。そして何よりも観れて良かったのは星風シシィ。新人公演の時代とは全然違う、経験を積んだ今だからこそできるシシィで、皇后として君臨する姿がはっきりみえる意思の強い、トートへの抗いと少しの迷いが見事に表現されていました。外でもし卒業後にシシィやるなら是非観劇したいです。

ロミジュリのロミオは繊細さが全面に出たロミオで、ジュリエットは天真爛漫さが出てて、エメ1曲でもロミオとジュリエットの性格が伝わるのが素敵だったしこれも全幕で観たかったなあと。

また、聖乃エドガー×柚香アランという幻のような姿も拝むことができて光栄でした。ありがとうございます。

 

2幕のショーの方も懐かしい場面がたくさんで。出演したことのないエキサイターにわざわざ星風まどか仕様のエキサイター歌詞がついたこととか、後ろの画面に映る卒業してしまった花組の面々が懐かしくなったりとかして、なんだか本当に向こう側(卒業)へ行ってしまうんだなと思いました。

宝塚では上演したことないのに、ミスサイゴンではしっかり2人の愛とこれから起こることへの切なさが少し垣間見えて、ロミジュリやエリザベートもそうですが、1曲でもそのキャラクターの人生と関係性がみせられる本当に素敵なトップコンビだったと改めて感じたのでした。

 

プレイバックの光ちゃんは、男とか女とか、男役とか娘役とかじゃなくて、柚香光という芸術なのだとすっごく思いました。鋭くて強くてでもどこか危うくて、冷たいのに暖かくて、浮いていると思ったら地を這うような、どんな表現だって自分の色に染めてしまう天性です。今後もう男役の姿はみれないかもしれないし、それは寂しいことだけど、宝塚の世界を出た彼女がどんな羽ばたきをするのかが同時にとっても楽しみになりました。

 

今年の観劇感想はここまでです。次回は雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイルトレイル / FROZEN HOLIDAY」もしくは月組別箱の予定です。

 

そして今年も勝手に賞を贈る回をしたいと思います〜!年内に書ききれますように。

 

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