丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

宙組「大逆転裁判」観劇感想

こんにちは

 

千穐楽がすでに終わってしまいましたが、大逆転裁判を観劇しまして、退場まで気づかなかったのですがキキちゃんと観劇被りしました!

印象が薄くなってきてしまいましたが、記録のため感想です。

 

主演の瑠風輝。まずは初・東上主演おめでとうございます!!安心安定の高水準の実力、学ラン姿が長い手足に映える。どこかパンチにかける時期もありましたが、ハイローあたりから自信がついて殻がむけた感じがしまして、今回1つ完成系にたどり着いたとみえます。

成歩堂のイギリスに着いてから友達の想いを引き継いで成長していく姿を丁寧に描き出し、数多いセリフも明瞭、真ん中に立つところも堂々安定、東上主演をするに値するスターだとみせつけたというのが今回のなによりの意味だったと思います。

イギリスに行くきっかけとなる亜双義・風色日向がなぜ成歩堂を誘ったのか、彼の死は本当に事故なのか、やるべきこととはなんだったのか、たくさんのハテナを残して幕が閉じたのは、ゲームをしてね〜というわざとなのかもしれませんがモヤモヤはしました。ただそんなボヤボヤっとした描き方なのに、立ち姿だけで友人を動かすだけの人望があったに違いないという謎の説得力を持たせたところは素晴らしい。手足がこれまた長く、垢抜けてきて立っているだけで本当にかっこいいです。

一緒にイギリスにきたヒロインの山吹ひばり。105期4人娘の中では唯一ビジュアル特化タイプでしたが、今作では普通の娘役レベルに仕上げてきたあたり成長著しい。しかし脇役に徹した天彩峰里がやはり実力も華やかさで数段格上で、完全に最後攫っていった印象は否めず、今後宙組はどうしていくのだろう…と一抹の不安が残ったのでした。汝鳥伶と対等に芝居しているあたりやっぱりすごいんですよねえ。

 

2番手シャーロックホームズ役の鷹翔千空。すごいテンションの高いホームズで、本人とのギャップがすごくて楽屋で疲れてないか心配になってしまったwww宙組は直近でホームズをやっているのであまりの役の違いにおそらく演者側も戸惑いとかあったのかな?なんて思いますが、大逆転裁判の中のホームズとしてきちんと描いて振り切っていたのがよかった。そして問題はフィナーレですよ!!!かっっっっこよくなりすぎでは?!醸し出す色気がたまらんでした。

 

ヴィクトリア女王小春乃さよ、バンジーグスの優希しおんの上級生ラインは、さすがの作り込みが見事でした。ゲームならではの濃いめキャラもくどすぎず、でもあえて自然すぎず演じている塩梅が素晴らしいなと。

 

最後にアイリス・ワトソン美星帆那。007新公は私は観ていないので初めて認識できました。キャラがいきすぎてしまうとウザくなってしまいそうなところを、ぎりぎりアニメ的に可愛いところで演じていて、不自然でもなく本当にキャラとしてそこにいるという感じが上手かったです。

 

私は大逆転裁判をプレイしたことはありませんが、ゲームを舞台化したらこうなるんだろうというくらいキャラがしっかり画面から出てきた感があり、これはますますファイナルファンタジーが楽しみです。

大逆転裁判はプレイしたことないですが、私はレイトン教授の世代なんですよ笑。キーとなるアイテム(マグカップとか羽根ペンとか)がチャラン〜という音とともにアップになるあたり、嗚呼懐かしのゲーム!!となりました。

 

配信で観劇したエクスカリバーも素晴らしかったので、新生宙組が全員揃うのが楽しみです!

 

次回観劇感想は星組「1789-バスティーユの恋人たち-」の続きです。

 

 

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