丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

雪組「夢介千両土産 / Sensational」感想

こんにちは

 

まずは、水美舞斗さん、2番手羽根おめでとうございます!!!!

良かった良かった。これについての記事も書きたいところですが、まずは千穐楽前に雪組の感想を…若干腰が重いのです笑

 

さて「夢介千両土産」

失礼ながらすっっっごい期待値低め、夢幻無双・邪馬台国の風・イスパニアの侍に並ぶ超駄作がくるぞ…と構えていたんです。そしたら、想像以上に面白かった!!!とはいえ、これは期待値がめちゃめちゃに低かったから思ったよりマシと捉えただけで、一般的に言うとうーーーんというのは否めません。

なので感想が書けるかの自信が微妙で筆をとるのに時間かかってしまったわけです。

 

夢介は宝塚のトップスターにはあまりないキャラクター。新しい魅力を開拓とか上手く言ってしまえばそうですが、正直大切な本公演を1作これでいいのか?という感じ。。。

漫画原作→和物オリジナル→原作有1本物大作の流れは早霧せいなと一緒なのですが、2作目が星逢一夜だったことを思えば、夢介はハズレ…ですよね。

 

作品は昭和のコント番組のBS再放送を観させられているような感覚。お銀→浜次→春駒と同じ恋愛の流れに、お銀→三太→悪七→総太郎と同じ改心の流れを1時間以上みせられ、一緒に観た友人は「アンパンマンのアニメを観ているようだった」との感想。

特に私の母は、総太郎とお松の結婚式で終わりで良かったのに、その後の一目御前のくだり全部いらなかったと言っておりました…。 

個人的に1番引っかかるのは、お松が謝罪した総太郎に「もういいの」と言う場面。いや!よくないだろ!!もっと何に対して謝っているのか今後はどう生きていくのか宣言を聞いてからの許しだろ!!!と思いました笑

 

全体の物語としては…唯一良かったのは、歌が耳につくことですね。分かりやすくて覚えやすい。これぞ宝塚メロディ。

それではキャスト別をサクサク書いていきます。

 

夢介 : 彩風咲奈

訛りすぎて訛りすぎて笑、小田原ってけっこう近いけど昔はそんなに?と。本人の人の良さが出ていたのは良かったけれど、個人的にはかっこよさを感じるのは0で、冴羽のようなギャップがあればまだ良かったなというところ。

途中訛りすぎた上に滑舌が…で、セリフ聞き取れないところがあったのは残念でした。

 

お銀 : 朝月希和

姐さん女房感が良かったです。気も強くてやきもち焼きなのに、夢介の前では必死で努力して好きになってもらおうとする乙女心がいじらしくて良い塩梅でした。

お土産買ってない…!!となるラストが1番可愛いです。幸せになってくれ。

 

総太郎 : 朝美絢

総太郎は酷すぎる男なのに、どこか可愛らしさがあったり許せてしまうのは役者の成せる技。アドリブも楽しそうだし、何度も何度も流れる「それにこの顔 この器量」の歌は、他の人には歌えません。

役の作り方やアドリブの入れ方が光月るう・千海華蘭の系譜なので、やっぱり月育ちなんだな〜と今までで1番感じた公演です。

 

三太 : 和希そら

さっっすがに上手い!!もうけっこう上級生なはずなのにしっかり少年だし、歌わせてみれば絶品。役の大きさも過去1で組替えして良かったねえ!!となりました。突然の狂言回しポジも自然で上手くてさすがでした。

 

悪七 : 綾凰

最後の役がそれでいいのかい…?という気持ちはあるものの、本人が楽しそうに悪ぶってから本人の持ち味の如く改心してからも楽しそうなのでなによりです。お滝に対して千両持ってこられた時のあたふた顔が最高です。

 

金の字 : 縣千

似合う、似合いすぎる…!!最後全部持っていく迫力も新公学年とは思えないほど十分。青天での方も粋なかっこよさがあって素敵でしたね。

 

一つ目の御前 : 真那春人

やりすぎ感がすごい笑 それが持ち味といえばそうなのですが、一つ目がやりすぎ演技だからなんだか良くも悪くも一味がちゃっちくみえる。一周回って棒読み芝居みたいになってるのが少しツボで笑ってしまいそうになったりするので上手く騙されてるのかな…?

 

八丁堀の旦那 : 桜路薫

良い立ち位置を手に入れたな〜という印象!大人の渋さとかっこよさ、甥?(金の字)を好きにさせている懐の広さがかっこよくみえたりします。一つ目一味より全然美味しかったですね。本物感あって少し専科ぽさまで出ていてよかったです。

 

春駒太夫愛すみれ

安心安定の姐さん。日々同期での楽屋アドリブが増していっているのが楽しみだったりします。ただあまりにも姉御感強すぎで、未婚で恋してよい立場とか本当?となります笑

 

浜次 : 妃華ゆきの

現トップコンビになってから突然に抜擢。なにより同期3人の場面があったのが良かったです。粋な芸者感も迫力もあって綺麗でしたし、深川マンボも、夢次の杏野このみとさすが雪娘というくらい所作が美しかったです。

 

お松 : 野々花ひまり

たぬき顔が作られているのが可愛くて笑、そして結婚式→蕎麦屋とどんどん垢抜けていくようにメイクや表情を工夫されていたのがすごいと思いました。

 

お糸 : 夢白あや

本人の魅力が出ていない役といえばそうなのですが…前回のアルマ王女もそうですが、子どもっぽい役はあまり似合わないな…と。それでも可愛いし、同じ宙組出身の和希そらと幼馴染設定はずるかったです…!

 

お滝 : 希良々うみ

上手い…!!実力と艶っぽさが良いのかどんどん抜擢をうけるようになってきました。わざとらしい連れ込みも、なんだかんだ夫が好きなところも、とても素敵に演じられていました。

 

おかっぴき : 華世京

すごい、なにがすごいって安定の芝居力で研2感がない。銀橋も渡るし歌も歌う、しかも安心安定華やか。これからの活躍がさらに期待です…!!

 

 

次回はショーの感想を書きます〜!!

 

 

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