丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

紅ゆずるが喉を潰してしまった話

こんにちは。

SPI初めて受けました。ネットではいろいろな情報が錯綜し、どのくらいできれば充分なのか誰か本当に知っている人いたら教えてほしいです。

 

昨日、星組公演が千穐楽を迎えました。七海ひろきさんの情報以上に目にしたのが紅ゆずるさんが喉を潰してしまったという話。

 

正直、驚きませんでした。

以前感想を書いた時にも書きましたが、ものすごく叫んでたんです。あんなに叫ばなくてもいいのに…と思ってました。

むしろよく千穐楽の日まで喉が持ったな、と思います。

 

紅ゆずるをプロなのに、トップなのに、と責任を追及するつもりは毛頭ありません。

しかし、演劇ど素人の私でもわかる「叫びすぎ」な演技。どうして本人含め誰も突っ込まなかったのでしょう。

どうしてそれをそれだけカールを演じることに必死だったからしょうがないと言えるのでしょう。

 

ショーの中詰で、きちんと謝り笑いに変えたという話も読みました。

紅ゆずるにしかできない対応、エンターテイメントの追及、失敗を笑いとして消化できる力、本当に素晴らしいと思います。

最後まで退団者を気遣い、何度も謝っていたという話も、彼女の温かい人柄が出ていますし、1人のミスをみんなで救おうという星組の体育会らしさもみることができました。ですね。

 

しかしこの件を、美談として消化してしまうのはなんだか腑に落ちないんです。

 

例えばもし、望海風斗ファントム公演中に喉を潰してしまって、2幕あいたばかりのボートの場面からカッスカスで歌い、キャリエールとの銀橋の場面で謝ってたら、話として成り立ちません。

明日海りおが喉を潰したら、「ガッカリだ」と責めるか「かわいそう」と狂おしいまでの同情が集まるかのどちらかになっていたでしょう。

 

今回はたまたまショーで、たまたま歌を得手としない紅ゆずるだからこそ許されたわけで、逆に言えば紅ゆずるだからこそ美談として消化することができたわけです。

 

今回の一件に関して、紅ゆずるのエンターテイメント魂にはあっぱれの一言ですが、

これをこんな素晴らしい良い話があってね、と消化するのはおかしいなーなんて思います。

 

彼女の舞台はあと2作(+ディナーショー)です。

宝塚の台風の目、紅ゆずるの勇姿を最後まで見届けたいと思います。

 

 

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