丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

紅ゆずる・綺咲愛里に贈る

こんにちは

本日は星組公演の千穐楽です。無事に快晴となり良かったです。

 

今日は退団記念という事で2人の私的な思い出話をしたいと思います。

 

私が初めて生で星組を観たのは2013「ロミオとジュリエットでした。

正直な感想は、ロミオもジュリエットも貫禄がありすぎて、16歳の初恋は無理あるだろ!と思いました笑

 

その時に紅ゆずるが演じていたのがティボルト。すっっっごい悪役が上手い人がいる!!と思ったのは今も忘れません。

キャピュレットの赤い服を着て、ポンパドールのようなハーフアップの髪型で、刺々しい男を演じている姿は最高でした。

 

その次に観たのが柚希礼音退団公演の「黒豹の如く」

またもや悪役が超絶似合う役でした。

黒髪をギトギトにくっつけちゃってるべにーさんが大好きなんです。

 

私の中では紅ゆずる=悪役となっていたイメージが、「CATCH ME IF YOU CAN」で変わりました。

たまたまチケットを譲って頂き観に行った公演。こんな軽さと真面目さを兼ね備えた役もできるのか!と驚きました。

またこの公演の相手役は綺咲愛里。とってもキュートで、この時からトップ取った時の相手役は絶対この子だろうな、と思いました。

絶妙な間というか、2人にしかできない空気感がこの時からあったように思い出します。

 

北翔海莉時代になってからは、せっかくの2番手なのに悪役が全然なかった事が残念です。

でも、星組生え抜きだけでは学べなかった柔軟性とかをこの時期に吸収できたお陰で、「うたかたの恋」「霧深きエルベのほとり」が、出来たのではないかなと思います。

 

ちなみにこの頃はほとんど相手役が礼真琴。

「GUYS AND DOLLS」のネイサンとアデレイドは最高でした。

ネイサン役は、もう半分以上本人なんじゃないか?!と思うようなキャラでした笑

映像でしか観ていませんが、バトラー船長もお似合いですね。高圧的な演技への安心感が流石のものでした。

 

トップになってからの作品は、

思い出再演→宝塚らしい→紅ゆずるらしい→宝塚らしい→紅ゆずるらしい

というラインナップで、やっぱり紅ゆずるらしい公演の方が全然よかった!

なぜ劇団は途中で彼女にクラシカルキャラを付けたのか?いまだに疑問です。

 

中でも「Another World / Killer Rouge」が最高傑作です。

あの勢いで出来るのはべにーさんだけですし、キラルも他の人では再演出来ないショーでした。

 

あと何がすごいってどの作品でも務め上げる綺咲愛里です。このような作品って、やっぱり紅ゆずるありきだと思うんです。そこでしっかりトップ娘役としての役目を果たし、相手役に埋もれずしっかり役として、ジェンヌとして存在し続けているのは、すごいことだったと思います。

たしかに最後まで歌は下手だったし笑、演技も一辺倒だった部分も否めませんが、これだけ個性的なスターの相手役を務めあげ、ベストカップルとしてまとめ上げる事が出来たのは、いくら技術力が高い娘役でもできなかったかもしれない、あーちゃんだからこそできた事だったと思います。天晴れです!

寄り添ってるだけでもダメ、相手役より個性だすのもダメ、相手を立てるとこは立て、ボケに回るときはボケに、ツッコミに回るときはツッコミに、華やかに娘役らしくする時はそのように、全て良い塩梅でした。

大劇場の千穐楽での「相手役があーちゃんでよかった!」の一言が全てだと思います。

 

1つこうだったら良かったな〜と思うことは、やっぱり1作くらいちょっと悪い役が観たかった。

ドン・ジュアン」的な主人公なのに悪役みたいな。

 

今まで長い間、お疲れ様でした!

新しい宝塚をみせてくれて、心の底から爆笑できるくらい楽しませてくれて、本当にありがとうございました!!

 

 

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