丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

星組「めぐりあいは再び / Gran Cantante」感想

こんにちは

 

追記 : 桜木みなと主演「カルトワイン」が突然の千穐楽となってしまいました…。私は今回は生観劇もしておらず、配信も仕事で観れない予定でしたが、評判がすごく良かったのとオリジナル作品でしたのでスカステに期待していたのですが…映像は残っているのでしょうか涙

ガイズも中止延期、千と千尋もシングルキャストと厳しい日々が続きます。。。

 

さて、しっかりと1.2を予習して観てきました星組「めぐりあいは再び / Gran Cantante!!」

どちらも観劇した方には伝わると思いますが、わーーー!と思っている間に終わってしまったので今回はさっくりめに感想書きます笑

 

まずは、1幕。part2は所謂スピンオフ的扱い(45分作品)なので、花婿探しというところも含めて1のオマージュです。最も違ったところは、1では路線スターを花婿候補に振り分けそれぞれの候補者達のバックストーリーが描かれていたのですが、今回は極美慎演じるロナンのみがそのポジションで、あとは探偵事務所に比重が置かれていて、花婿探しの外側にも物語があったところでしょうか。

 

礼真琴演じるルーチェは、2でみせた可愛らしさとひねくれさをそのままに、ちゃんと14歳から24歳に成長していて本人は変わっていないけれど悩みの質が変わってきている表現が見事。

舞空瞳演じるアンジェリークはもうそれそれは可愛くて!衣装も可愛いし、なかなか素直になれないところも可愛いし、これまでで1番コンビとしてもしっくりきていてちゃんと両想いに見えたのがよかったです。

 

この作品つまりは、礼真琴・天寿光希・音波みのりが10年前と同じメインキャストを務めることができ、かつ2番目位置にもこれまた生え抜きの瀬央ゆりあがいる今だからこそできる星組による星組ファンのための公演!であり、この2人が卒業した後ではまずリバイバルはなかったと思います。

それゆえ1番の見どころは、退団する2名がトップコンビに未来を託すシーンでしょう。あのシーン、特にユリウスとルーチェにはじーんときてしまったので千穐楽は涙必至ですね……。

 

そういう意味では1.2を予習していなかったり、この作品が初宝塚となると、なんかあんまり勢いの意味が分からないままハッピーエンドになったことだけ理解した…みたいにもなりかねません。

今回は星組生の数多いるスターをふんだんに使い、路線スター全員をそこそこ良い扱いにした結果、全員もったいない使われ方になってしまったという感じがしました。

その中でも極美慎が本命としてあがってきたことが若干分かるちょっとした比重の重さや、稀惺かずと・詩ちづるをしっかりあげてきたこと、若手次期娘2枠は瑠璃花夏であること(水乃ゆりも探偵事務所チームなので美味しかったですが、びっくりするほど演技が下手だったのが…ああいう役作りなのか…?)なんかが読み取れたのが面白かったですね。

次回作からは暁千星がくるので、この濃度の星組公演はもう観られないと思いますし、新体制に向けて整理を少しずつしてきた印象です。

 

さて、ショーの方ですが、こちらもなんだか凄い勢いであっという間にフィナーレで、楽しい時って時間経つの早いよね〜とかいうレベルじゃないくらい、もう本当に秒でした笑

 

とにかく礼真琴がすごい!!という感想がほぼ全てです。笑

あと、宝塚やっぱりバレンシアの熱い花とソルリソムラの歌好きだな〜って。チャンスあれば必ず歌いますよね。

バレンシア大好きなんですけど再演ないですかね…?

 

瀬央ゆりあについては、先に羽根事情だけを知っていたのでどうなんだろ…と思っていたら、幕開きは1人だけ衣装が違うし真ん中で階段も降りるし、一場面任されているスターは1人だったので、これはファンは相当期待してしまっただろうな…と思うとなんだか余計に羽根が切なく思えました。

そして何よりも歌がものすごい成長したと感じました。前は、アレ?という時もけっこうあったのですが、今回は全部うまく聴こえた。素晴らしいです。

 

退団者フィーチャーが多かったのもとってもよかった!特に退団者3名がセリ上がる演出は最高です。

華雪りらも、案内人みたいな天使ちゃん含めてすごい出番があって安心しました。可愛くてやめないで〜という感じですが、今まで扱いが悪かったので今回最後にちゃんと餞別してもらえて本当に良かったです。

 

外気に負けず、熱く激しく、どうかどうか千穐楽まで無事に駆け抜けられますように。

 

次の観劇感想は、雪組「ODYSSEY」「心中・恋の大和路」月組「グレート・ギャッツビー」のいずれかです。

大和路とギャッツビーは東京観てからにするかも…?とにかく幕が開くことを祈ります。

 

 

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「GUYS AND DOLLS」観劇感想

こんにちは

 

先日、帝国劇場「GUYS AND DOLLSを観劇してきました。

残念ながら長期休演となってしまいました。東京は残すところ3日間4公演、私のもう1枚のチケットは流れましたがそれでも無事幕が再びあがるのを祈ります。

この作品を観るのは星組・北翔海莉お披露目公演以来です。それより前の公演は映像含め観たことはありません。

 

まず最初に作品全体への感想を書くと、実はこのガイズという作品はあまり日本向けではないというか…ちゃんと背景とかを分かって笑えるかというと実は少し難しい作品。聖書の知識がね、一部のキリスト教学校出身者を除き日本人には難しいと思うのですよ…。

だからメインキャストのファンなら楽しいものの、作品自体を楽しむには向いてないと思うんですよね。深い意味は気にせず、とにかく2組の恋愛話と名曲を軽く楽しむというのがオススメです。

というわけで宝塚版を観た時もそうでしたが、脚本に目新しさや、何回も観たら新しい楽しみ方が分かる!などはないものの、軽めに観てオシャレで小粋でハッピーな作品だな〜と思いました。

 

他の感想を観ていても、舞台機構の使い方がすごい!と書いてありましたが、いやいや宝塚はもっとすごいぞ!と勝手ながら思いました笑 ガイズですごいと思った方は是非アデレイド役望海風斗・退団公演「fff-歓喜に歌え-」を観てほしいですね、すごいですよ…!

でもガイズの舞台機構が素晴らしかったのは事実!地上から降りて救世軍の駐屯所に入っていくところは自然な流れで驚きましたし、1番素敵だったのはスカイとサラがハバナから帰ってきた飛行機のトラップが地下鉄の出入口になるとこはオシャレでしたね〜!!マンホールから出入りするのも、そこどうなってるの?!という感じで興味深かったです。

 

それではキャスト別です。

 

スカイ・マスターソン : 井上芳雄

今回のガイズは超豪華キャスト!主要4名は全員主役格です。でも、その中でもやっぱりスカイが主人公!これぞ井上芳雄か!!と感動してしまうほどにあの豪華キャストが並んだ中でも格別に輝いていた。これぞ主役of主役、ミュージカル界のプリンスというかもはやキング。

歌は絶品、台詞回しも聞き取りやすく、スーツもハットも着こなしは小粋。

サラが惹かれるのも分かるくらい魅力的で素敵でした。素晴らしいスター性を目の当たりにしました。

 

サラ : 明日海りお

"男役が演じる女役"とは違う完全なる女性の役は実は初めてでは?ということで、歌番組ではまだまだ練習中という感じだったのでどうかな…?と思ったらさすがは本番は強いです。

まず出てきただけで分かるヒロインオーラ!さすがはTOP OF TOPです。あんなに美人なのに…と言われるセリフがあるのですが、大納得の美しさ。

聖書しか信じていなかったサラが、外の世界に触れ少しずつ心をスカイとそして外の世界へ開いていく繊細な心情変化の演技が見事でした。スカイだけが変わったのではなく、サラも変わったから2人は一緒になったと感じる最後への繋げ方が良かったです。

 

ネイサン・デトロイト浦井健治

婚約は永遠に延長だしクラップやめないしクズ男…な面と、男たちからはクラップゲームのリーダーとしてなんだかんだ頼られ、アデレイドも好きでいるのをやめられない魅力のある部分の塩梅が見事でした。嫌味なく、でも爽やかで良い人すぎたら意味が違ってしまうネイサンの捉え方が見事だなと。

紅ゆずるバージョンが細身でスカイよりだいぶ若見えだったので、ネイサンの方が少し上かも?でも上手なのはスカイみたいな男性2人の関係性も面白かったです。

 

ミス・アデレイド : 望海風斗

男役に限らず本当に何をやっても上手いんだな!!と大感激してしまいました。ネイサンの前ではいつもプリプリしてるのが超キュートなのに、HOT BOXにいるときはわりとしっかりしてて、なんというか可愛い中にも座長感がすごい。高音でのセリフも歌も抜群の安定感でしたし、プリプリした動きだけで客席を笑わせるセンスの掴み方は見事。

宝塚時代、とくにトップスター時代は全然幸せになれなかったので、アデレイドちゃんがハッピーエンドだったのが良かったねええ!!!となりました。

 

ナイスリーナイスリー : 田代万里生

この方だって主役級なのに…!と思っていたらさすが、目立ちすぎる笑 歌は抜群にうまいし、食べながらのセリフですら聞き取りやすい発音。もったいない使い方だからこそ、この舞台がどれだけスペシャルキャストなのか思い知らされます。スーツの着こなしもスリムだからか男役的で素敵でした。

 

東京での開催予定の公演、博多座が無事に上演できまさように…!

そしてあわよくば、これだけ多くの公演が中止になったのだから是非配信を…!!!

 

 

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朝月希和卒業へ 今後の雪組体制への予想

こんばんは

 

雪組東京宝塚劇場での千穐楽が明け、雪組トップ娘役・朝月希和の次回作卒業が発表されました。

でしょうね、という気持ちと、添い遂げると思っていた、という気持ちと半々です。

 

花組に一瞬戻った意味はあったのか…?(別箱ヒロインできたので意味無くはないのですが)、と思うような急な組替えからのトップ娘役就任。

思い返せばこの頃は潤花突然の異動からの次期トップ娘役就任、トレードするように夢白あやが組替え、華優希が卒業を発表し、星風まどかが専科経由でスライドとトップ娘役戦線が混乱している時でした。

娘役人事の答え合わせ - 丸の内OLの観劇日記

きわちゃんがトップ娘役に決まった頃は、まだ月組海乃美月になるかが分かっていなかった時期で、他組トップ娘役は100期と102期。96期トップ娘役陣はもう数年前に卒業してしまった。そんな中でまさか!というような大抜擢でした。理由は未だに分かりませんが、コロナ禍の事情と彩風咲奈の希望があったのでしょう。

兎にも角にも異例の高学年と急な組替えでトップ娘役に就いたので短期だろうと最初から予想できました。

 

とはいえ、雪組は添い遂げの組です。こちらも異例の花總まり轟悠がそれぞれスライドした時期以来、全トップコンビが添い遂げ退団を選んでいます。(水夏希は途中で相手役を変えたもののお披露目も卒業も相手役と同時)

だから今回も添い遂げではないかという予想もありました。

 

短い、惜しい、寂しいという気持ちはありますが、3年前に花に戻ると決まった時、このようにミュサロやサヨナラショーをして退団できるとは想像していませんでした。そのような意味で、たった3作、されど3作。トップ娘役として餞別してもらえて良かったと思います。

最後のODYSSEY・ミュサロ・蒼穹の昴を観劇してから、また改めて贈る言葉を書きたいと思います!

 

無粋ではありますが…トップ退団にはつきものの次期は誰か問題。

先程述べたように雪組は添い遂げの組。それを加味した上で、3パターン考えられます。

 

①順当に夢白あや

ほとんどの方が彼女を次期と予想していると思います。たしかに順当にいけば一択。バウヒロ→東上ヒロと続いていますし、どちらも線上配役にポスターイン。カードは揃いきっています。

例えばトップが絶対に添い遂げない花組なら、絶対後任と言い切れましたがここは雪組彩風咲奈の任期が全6作だとして、たった3作で卒業させるでしょうか?残って朝美絢の相手役になるという選択肢も他組なら全然あり得ますが、(と)では考えづらい。というかそもそも彼女をトップ娘にするならば最初からで良かったのではないか、咲ちゃんのNGが出ているかと邪推してしまいます。

個人的希望としても朝美絢と同時就任してほしいと思ってしまうんですよね…並びの相性もその方がよさそうな気が…。

 

夢白あや以外が就任→3作

というわけで①であげたように、朝美絢もしくはその他次期雪組トップとの同時就任に夢白あやを取っておいた場合、他の娘役が就くことも考えられます。その場合は、おそらくですが3作で同時退団という愛原実花パターンを取るかと思います。

その場合の第一候補は野々花ひまり。学年としてはギリギリセーフでしょう。これでトップ娘役に就くことができれば超ラッキーガールですね!!

他の候補は、有沙瞳彩みちるの呼び戻し。これが本当に本当のラストチャンスです。また全然関係ないところから組替え落下傘してこれるとすれば空美咲・天彩峰里あたりですが、全く縁のないところにくるには上記メンバーを押し退けられると思わず、というところです。

 

③トップ娘役なし

蒼穹の昴」の後、2作以下つまり全4作または5作で彩風咲奈が退団する場合、トップ娘役を置かない選択も考えられます。

朝美絢・和希そらは幸いにも身長が低めで娘役がちゃんとできるタイプですし、夢白あや・野々花ひまりがヒロインポジを務めることも可能です。

これは…オルフェウスの窓やるしかないですね!笑 前に記事書いたのですが、トップ娘がフリデリーケは役小さいよなあと思っていたので、トップ娘役なしの場合は是非上演お願いします!!

 

と、未来の予想をしてしまいましたが、まずはあと半年今の体制を楽しみます。

 

 

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綾凰華に贈る

こんばんは

 

雪組「夢介千両土産 / Sensational」千穐楽が終わりました。まずは無事、有観客でこの日を迎えられてよかったです。

そしてこの公演で、綾凰華が卒業となりました。

私は約7年半ヅカヲタをしているのですが、初めて千穐楽のチケットをGETしました。なので個人的にあやなちゃんは初めて直接卒業をお見送りしたジェンヌさんであり、きっとずっと特別な存在です。

 

まず千穐楽の感想ですが、

センセプロローグの銀橋渡りで、すごく力強いハグをした縣千との歌い継ぎで感動です。組替えしてきてからずっとシンメ張ってきた2人の関係も含めて涙です。そこから諏訪さきとの熱い肩抱きにも感動です…!!

 

中詰めでは、立ち位置が隣の朝美絢がずっとハートマークを送ったりしていたのが可愛くて、なのにソロに入る直前に、頑張れって感じで腰をポンとしていた上級生顔にもキュンでした。

銀橋ソロでは、銀橋に触れていたところがもう感涙でしたね…今までその振りはなかったので…。

 

燕尾でも白い花をつけていた姿をみたら、本当に退団してしまうのかと突然実感が湧き、そこから最後のソロでは、客席の端から端まで大切そうに潤んだ目で見回している姿は輝いていて、私もこの姿を忘れないし、勝手ながらあやなちゃんの最後の客席の一部になれたことが嬉しかったです。

 

挨拶で「手を横にあげて隣の人にぶつからないように注意してください〜」と言うトップスターをガン無視で朝美絢が横に手広げて縣千にちょっと怒られてるのが最高でしたね笑

 

さて退団公演恒例、卒業生への個人的な思い出話と贈る言葉です。

 

私は個人的に、>>>>>の順で多く観劇していてその順で詳しい自覚なので、正直あまり星組時代を知りません。本公演では見つけられたこともありませんでした。

当時の印象としては、同期の天華えまが新公主演を先にとり、2.3番手の役はもらえるものの一歩惜しい位置にいて、星組最後の「阿弖流爲」で同率3番手格ともいえる母礼の役を経て組替えとなり、そのような意味で同期競合のいないところへ逃してもらえたのは良かったのかなと思っていました。母礼も組替え餞別として、しっかり星組若手との絆を感じられ、役としても素敵でキーとなるもので送り出してもらえて良かったと。

ところが組替えしてきてみると全然違った。逃してもらえたという表現が失礼だったと分かるくらい抜擢されるために組替えしたのだとすぐに分かりました。

 

Super Voygerで、プロローグからピックアップソロ。爽やかあやな×熱いあがちんという最高の若手コンビ誕生です。退団までの全7作ずっと2人で階段を降りてきて、最後は餞別1人降りでも良かったのではないかという想いもありましたが、最後にお互い頑張れよという感じで肩をゴツンとぶつけ合う2人をみて、一緒に過ごした年月を感じて感動してしまいました。

SVロケットの白ダルマは本当に輝いていて!今までこんな輝いていた子を見つけられたなかったなんて何故…?!と反省しました。

 

個人的に好きだった役をあげるとすれば、

ワンスのニック、PRのヴァレンティン、fffのルドルフです。

 

まずワンスのニックは、濃くて悪いやつが多い中で唯一の心から優しい人というのが本人の魅力と相まって好きでした。本人のもつ柔らかい雰囲気が、ギャング達の中で育ったにも関わらずちゃんと正当な道を進んでいっている説得力があり、デボラとも本当になにもないんだろうな!という謎の安心感も良かったです。

 

PRは王子なうえにチャラいという役。この役以外はあまり回ってこなかったですね。まず本人のジェンヌとしてもつ雰囲気がジェントル王子系なので、王子キター!という感じで。軽くてちゃらいのに育ちと品の良さが出ちゃうのが王子でした。今考えると、永久輝せあ×綾凰華×彩海せらの兄弟はビジュアルが強すぎるし、それぞれの相手役(潤花・星南のぞみ・彩みちる)含め卒業した98期2名と残り4人は組替えで全員バラバラになってしまったのですね…

 

最後にfffのルドルフ、溢れ出るロイヤル感!これこそ魅力です。貴族としての雰囲気が佇まいだけで感じられたのがすごいなと思いました。

 

あやなちゃんの舞台は常に品にあふれロイヤルで柔らかい人柄が出ていて、ホッと安らげるようなタカラジェンヌでした。

そうして油断していると、突然男らしくバチバチにきめてくるギャップについキュンとしてしまう魅力がありました。

 

組替えを経て多くの同期を送り出し、研11の4番目としては異例の餞別で、みんなに愛されて卒業されていったあやなちゃんの人生がこれからも幸多きものであるよう祈ります。

 

今まで素敵な姿をたくさん、本当にありがとうございました!!

 

 

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雪組「夢介千両土産 / Sensational」感想②

こんにちは

 

雪組ももうすぐ千穐楽、無事に駆け抜けられそうでよかったです。

なんと初めて友の会で千秋楽が当たった!ので、あやなちゃんを見送ってきます。

 

今回はショーの感想を書いていきます!場面ごとに書きます。

 

プロローグ

これぞ一徳ショー!!!というプロローグです。銀色ベースの衣装で路線がスタンバイ、トップスターはせりで登場!からの、銀橋!銀橋!!銀橋!!!という感じでとっても楽しいです。

毎度同じパターンすぎてショーとしては既視感がある感じしますが笑、このメンバーが今のこの組!という感じして私は好きです。

1人で銀橋に残る彩風咲奈の歌も、なんかとっても咲ちゃんぽい!です。

 

アフリカ→キャラバン

まず縣千があそこで1人で控えてるなんて思わなかった…!!!途中からメンバーが増えるとはいえ、本公演のショーで1場面しっかりセンター勤めているのは強い。初めてなんです…感が0のものすごい堂々としているとこがさすがすぎて好きです。歌はもう少しがんばろう…!笑

キャラバンになってからはもはやストーリーなんて分からないけど笑、みんな楽しそうに手叩いてるからこっちも楽しい気がするという圧でなんとかしてくる場面。またそこであがちんがバーン!って登場するのがすごいなと思いました。

 

亡国

朝美絢が軍服でせりあがる。はい!正解!という感じなのですが、そこから故郷ぽい国に帰った時に、私の中の光月るうが「ジャンゴ!!!!」と言って白雪さち花が歌い出しました。れいこあーさ、絶対同じ戦場にいた。連れて帰ってきてしまった不穏なものは違いましたが…

この場面は久城あす・希良々うみの黒い風が最高です。美しくて色っぽくて怪しくて、軍服・ドレス勢も素敵なのですが、つい風のセンター2人を観てしまいます。

 

中詰

オケピから登場…まさかの諏訪さき!!プロローグの路線衆にも入っていて良かった。そこから組長・副組長が出てきてからの、再びの銀橋!銀橋!!銀橋!!!

一禾あお・聖海由侑・壮海はるまで渡るのも感激でしたし、紀城ゆりあ・音彩唯・華世京については若すぎてすごい。でもそこから路線上級生が出てくるにつれ、やっぱ魅せ方が違う!となるのがさらにすごい。

なんとなくシルクロードを思い出すような雰囲気ですが、とにかくとっても楽しい中詰めで、あのギラギラッラ〜みたいな歌が異様に耳につきます笑

そこからの綾凰華ソロ。暫定4番目位置で中堅学年にも関わらず、自分で作詞した歌を歌わせてもらえるとは本当に好待遇の餞別。フィナーレの彩風咲奈との2人銀橋も然り、寂しいですが、ちゃんと労われて認められて退団していけるのだと幸せになる場面でもあります。

 

オーロラ

人!人!人!!というくらい大人数の場面ですが、それが本当に綺麗です。見どころはやっぱり最後の方に、みんなに囲まれた彩風咲奈・和希そらが超高速ダンスでシンクロするところです!いやもう速すぎて何してるかみえない。真風涼帆と2人であんなに濃密で対等な場面はもらえていなかったはずですから、ここでもそらぴの大出世を実感したりしました。

 

フィナーレ

100期〜!!なにこのご褒美場面?!ありがとう先生!!という感じ。こういう同期場面ってとても嬉しくなってしまうのです。あれDramatic Sの中詰衣装ですね。前回のFFではクラシカルビジューの衣装ありましたが、衣装って先生に属している感じなのでしょうか?

続いて朝月希和率いる場面は、若い男役の新しい推しを探せ!という感じで笑、キョロキョロしております。日和春磨くんとかとても素敵ですね。

男役群舞終わってからの銀橋祭りがさすがという感じで、しかも最後に朝美絢が単独銀橋センターで終わるあたり、本当に2番手なんだ…と感動してしまいました。

階段降りの羽根も珍しい濃緑でとても素敵です。

 

とにかく見所たくさん、全場面大人数!という感じで、すっごく楽しいショーでした!!!

 

今週末はFLY WITH MEの配信を観ますが、感想を書くはは生観劇ではないので半々です。

FwM書かなかった場合は、次の宝塚観劇感想は星組「めぐりあいは再び / Gran Cantante」

もしくは外部の「GUYS AND DOLLSの予定です!

 

 

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雪組「夢介千両土産 / Sensational」感想

こんにちは

 

まずは、水美舞斗さん、2番手羽根おめでとうございます!!!!

良かった良かった。これについての記事も書きたいところですが、まずは千穐楽前に雪組の感想を…若干腰が重いのです笑

 

さて「夢介千両土産」

失礼ながらすっっっごい期待値低め、夢幻無双・邪馬台国の風・イスパニアの侍に並ぶ超駄作がくるぞ…と構えていたんです。そしたら、想像以上に面白かった!!!とはいえ、これは期待値がめちゃめちゃに低かったから思ったよりマシと捉えただけで、一般的に言うとうーーーんというのは否めません。

なので感想が書けるかの自信が微妙で筆をとるのに時間かかってしまったわけです。

 

夢介は宝塚のトップスターにはあまりないキャラクター。新しい魅力を開拓とか上手く言ってしまえばそうですが、正直大切な本公演を1作これでいいのか?という感じ。。。

漫画原作→和物オリジナル→原作有1本物大作の流れは早霧せいなと一緒なのですが、2作目が星逢一夜だったことを思えば、夢介はハズレ…ですよね。

 

作品は昭和のコント番組のBS再放送を観させられているような感覚。お銀→浜次→春駒と同じ恋愛の流れに、お銀→三太→悪七→総太郎と同じ改心の流れを1時間以上みせられ、一緒に観た友人は「アンパンマンのアニメを観ているようだった」との感想。

特に私の母は、総太郎とお松の結婚式で終わりで良かったのに、その後の一目御前のくだり全部いらなかったと言っておりました…。 

個人的に1番引っかかるのは、お松が謝罪した総太郎に「もういいの」と言う場面。いや!よくないだろ!!もっと何に対して謝っているのか今後はどう生きていくのか宣言を聞いてからの許しだろ!!!と思いました笑

 

全体の物語としては…唯一良かったのは、歌が耳につくことですね。分かりやすくて覚えやすい。これぞ宝塚メロディ。

それではキャスト別をサクサク書いていきます。

 

夢介 : 彩風咲奈

訛りすぎて訛りすぎて笑、小田原ってけっこう近いけど昔はそんなに?と。本人の人の良さが出ていたのは良かったけれど、個人的にはかっこよさを感じるのは0で、冴羽のようなギャップがあればまだ良かったなというところ。

途中訛りすぎた上に滑舌が…で、セリフ聞き取れないところがあったのは残念でした。

 

お銀 : 朝月希和

姐さん女房感が良かったです。気も強くてやきもち焼きなのに、夢介の前では必死で努力して好きになってもらおうとする乙女心がいじらしくて良い塩梅でした。

お土産買ってない…!!となるラストが1番可愛いです。幸せになってくれ。

 

総太郎 : 朝美絢

総太郎は酷すぎる男なのに、どこか可愛らしさがあったり許せてしまうのは役者の成せる技。アドリブも楽しそうだし、何度も何度も流れる「それにこの顔 この器量」の歌は、他の人には歌えません。

役の作り方やアドリブの入れ方が光月るう・千海華蘭の系譜なので、やっぱり月育ちなんだな〜と今までで1番感じた公演です。

 

三太 : 和希そら

さっっすがに上手い!!もうけっこう上級生なはずなのにしっかり少年だし、歌わせてみれば絶品。役の大きさも過去1で組替えして良かったねえ!!となりました。突然の狂言回しポジも自然で上手くてさすがでした。

 

悪七 : 綾凰

最後の役がそれでいいのかい…?という気持ちはあるものの、本人が楽しそうに悪ぶってから本人の持ち味の如く改心してからも楽しそうなのでなによりです。お滝に対して千両持ってこられた時のあたふた顔が最高です。

 

金の字 : 縣千

似合う、似合いすぎる…!!最後全部持っていく迫力も新公学年とは思えないほど十分。青天での方も粋なかっこよさがあって素敵でしたね。

 

一つ目の御前 : 真那春人

やりすぎ感がすごい笑 それが持ち味といえばそうなのですが、一つ目がやりすぎ演技だからなんだか良くも悪くも一味がちゃっちくみえる。一周回って棒読み芝居みたいになってるのが少しツボで笑ってしまいそうになったりするので上手く騙されてるのかな…?

 

八丁堀の旦那 : 桜路薫

良い立ち位置を手に入れたな〜という印象!大人の渋さとかっこよさ、甥?(金の字)を好きにさせている懐の広さがかっこよくみえたりします。一つ目一味より全然美味しかったですね。本物感あって少し専科ぽさまで出ていてよかったです。

 

春駒太夫愛すみれ

安心安定の姐さん。日々同期での楽屋アドリブが増していっているのが楽しみだったりします。ただあまりにも姉御感強すぎで、未婚で恋してよい立場とか本当?となります笑

 

浜次 : 妃華ゆきの

現トップコンビになってから突然に抜擢。なにより同期3人の場面があったのが良かったです。粋な芸者感も迫力もあって綺麗でしたし、深川マンボも、夢次の杏野このみとさすが雪娘というくらい所作が美しかったです。

 

お松 : 野々花ひまり

たぬき顔が作られているのが可愛くて笑、そして結婚式→蕎麦屋とどんどん垢抜けていくようにメイクや表情を工夫されていたのがすごいと思いました。

 

お糸 : 夢白あや

本人の魅力が出ていない役といえばそうなのですが…前回のアルマ王女もそうですが、子どもっぽい役はあまり似合わないな…と。それでも可愛いし、同じ宙組出身の和希そらと幼馴染設定はずるかったです…!

 

お滝 : 希良々うみ

上手い…!!実力と艶っぽさが良いのかどんどん抜擢をうけるようになってきました。わざとらしい連れ込みも、なんだかんだ夫が好きなところも、とても素敵に演じられていました。

 

おかっぴき : 華世京

すごい、なにがすごいって安定の芝居力で研2感がない。銀橋も渡るし歌も歌う、しかも安心安定華やか。これからの活躍がさらに期待です…!!

 

 

次回はショーの感想を書きます〜!!

 

 

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鳳月杏はまだ退団しない。月組別箱発表!

こんにちは!

 

さて本題に入る前に、一応人事考察もしているブログなので触れておきます…スカイステージ20周年ビジュアルです。

物議を醸し一部では炎上状態にある瀬央ゆりあの不在ですが、正直なぜ今さらそこで炎上するのだろうと思いました。

以前下記記事を書いたのですが、今回のビジュアル前に、2022カレンダー・グッズ・スチール写真の枚数などから明らかに2番手にはしない、水美舞斗とは違うというメッセージが出されていました。

水美・瀬央のほんの少しの確固たる差 - 丸の内OLの観劇日記

 

たしかに現在上演中の本公演では2番目位置にいたかもしれませんが、羽根も微妙だったし舞台写真も4枚(水美5枚(バロックロック)・4枚(ロマ劇))だったし、この2番目位置はいわゆる人事異動で突然3番手位置になったカルーセル輪舞の朝美絢状態だと思うんです。

ここに載らなかったからといって、公演での扱いをみればわかるように劇団は瀬央ゆりあを大切にしていると思います。でなければ別箱主演を4回ももらえないはずです。

そして暁千星を責める・応援しない宣言をするのはお門違いで失礼だと思うんですよね…。月ファンとして個人的に言わせてもらうと、ちなつさんの下・おだちんの上という波風立たないポジションで今まで通り頑張ってくれるので十分だったのに…組替えした上に星ファンに疎まれるなんて……という気持ちです。

 

さてそんなモヤモヤした話はここまでで、月組別箱についてです!

前回の長ーーーーい記事を読んでくださった方、ありがとうございました。

なんと!ブラックジャック再演が決まり予想的中です!!笑 主演は違いましたが…。

ということで年末の別箱は、

月城かなと・海乃美月 全ツ「ブラックジャック / FULL SWING」

鳳月杏 東上「ELPIDIO」

に決定しました!!

 

鳳月杏にとっては2回目の東上主演。最近の2番手退団をした美弥るりか・愛月ひかるは退団公演直前の別箱で主演、瀬戸かずやはその前の別箱で主演でした。しかし瀬戸かずやについては、2番手2作目かつ初羽根で退団なので少し状況が違います。

となると、美弥るりか・愛月ひかる同様に、この主演は餞別…??となる予想ができます。

 

でも私は、鳳月杏はまだまだ退団しない!!と予想(と共に希望)したいと思います。

 

以前、下記記事を暁千星が組替えしない前提で書きました。

月城かなとは中長期トップ…?! - 丸の内OLの観劇日記

ここに書いたように、アンバサダーメンバーは万博終了までは誰もトップには就かないと予想しています。理由は簡単にまとめると、トップの人だけ特別扱いは万博運営的に面倒だからです。

 

この記事を書いた時点では暁千星が次期2番手→月組トップという程で書きましたが組替え。

組替えしてしまった今、どこかのタイミングで鳳月杏が2番手退団し、月城かなと→風間柚乃と引き継がれるのが最も可能性が高いです。

万博後つまり2025年末くらいをお披露目公演だと考えても、あと丸3年半。正直そんな長期トップをするのか?というのは別問題ですが、だとすればちなつさんは半分にあたる後丸1年はいると考えておかしくなさそうです。

それを加味すると、グレートギャッツビーの後にさらに本公演2回分はいると予想します…!!

 

そもそも鳳月杏・風間柚乃の間に入れるのが(月城かなとと同期の95期を除き)、永久輝せあ・和希そら・暁千星のみ。(瑠風輝は既に追いつかれているため不可)

この3名は動いたばかりなので、再組替えがあるとすれば、どこかのトップが当初予定よりかなり長く、もしくは短く任期を終えることになった場合のみです。

 

だから今回の別箱主演は餞別ではない!と思いたいです。

 

もう1つ餞別ではない理由は、順番的に考えて間違いなく鳳月杏のターンだったということです。

月組別箱のトップ裏公演は直近から、暁千星→風間柚乃→月城かなと→鳳月杏の順。

次に新しく主演をするとすれば、礼華はる・彩海せらのどちらかのバウ。しかし鷹翔千空より前にこの2人が主演をしてくる感じはないので、タイミングはまだでしょう。風間柚乃の2回目にしてはスパンが短すぎる。凪七瑠海雪組に出るため別箱主演はない。となれば、消去法で鳳月杏一択なのです。

 

そして裏公演のブラックジャック / FULL SWING」

気になるのは、鳳月杏・暁千星のいないFSって?というところ笑

龍の場面は風間柚乃・夢奈瑠音の出演していたどちらかがセンターを務めればできなくはないですが、あの場面はありちゃんありきだったので難しい。

ジゴロの場面も学年がある程度でないと説得力が出ないです。

2場面とも変えてくるか、どちらかならきっとジゴロの方。

全然違うショーになりそうで楽しみです。

 

若手路線の熱い戦いが始まろうとしている礼華はる・彩海せらも注目どころ。

今回はトップと2番手が分かれ、トップが全ツということは間違いなく3番手・風間柚乃は全ツ。

となると2人は、全ツ3番手・東上2番手に分かれると予想できます。

どちらが美味しいかは微妙なところ。東上2番手は確実に良い位置ではあるけれど、オリジナル作品だから比重は不明。

ブラックジャック3番手はかつて愛華みれが演じた役だし、FSは(れいこちゃんの出番が増えなければ)2番手で1場面、3番手で1場面となるので、ショーで1場面がもらえる可能性が高い。

つまりどちらに転んでも美味しいというところなので、分けてボカしてきそうですね。あみちゃんが全ツな気がする。

 

これで年内の公演は出揃いました。あとはタカスペがあるか否かですね…!!

 

 

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