丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

航琉ひびき・和海しょう・春妃うららに贈る

こんにちは

 

先日無事花組千穐楽が終わり、航琉ひびき・和海しょう・春妃うららの3名が卒業しました。

トップスターの柚香光を含め、4期差しかない卒業のご挨拶は温かくて、1人1人がしっかり想いを伝える時間が取られて、また先日の件から卒業の言葉が難しかった部分もあると思いますが皆さんとても素敵なご挨拶でした。

 

副組長の航琉ひびき。

私が観劇し始めた頃にはすでにお父さんや偉い人、いやどちらかという世話役のイメージが強いですが、そんなポジションのことが多くて。そしてショーになると、あれ?思ったより若い…とか我ながら失礼なことを思ってしまう印象です。

卒業公演となったGRAND MIRAGEのジュテームの場面に私はそのギャップによるキュンが全て詰まっていると感じまして。1幕は白髪でも髭でも、やっぱりキラキラふわふわ衣装を着れば生粋の花男。男役として恵まれた体型にすっぽり収まる娘役、愛しい可愛いと思っていることがちゃんと伝わる目線、1つ1つの綺麗な所作。素敵な男役さんでした。

 

役として印象に残っているのは最後の方が強く、うたかたの恋のロシェック、二人だけの戦場のクェイド。

台詞がほぼなく寡黙なキャラなのにそこで上手い間で根の優しさとルドルフにも慕われる絶妙な面白さと心地よさを見事に表現したロシェックに、良い具合の小物感と最後の狂気が見事だったクァイド。男役としてかっこいい役とは少し違うかもしれないけれど、上級生で研鑽を積まないとできない素晴らしい演技でした。

 

94期の和海しょう。

私が個人的にいつも思うのは、和海しょう・久城あすからしか得られない色気があるということ。94期別格コンビ恐るべし。本当に色っぽいんですよ。例えば前述したジュテーム。あとの2人は優しさと慈愛の眼差しなのに、なんか1人だけエロい!!それがまた良い!!!オールバック姿もこれまたため息が出るほど素敵で。どこを切り取っても素敵、でも歌うと低音ボイスがまたさらに良い。羽立光来との歌うま同期コンビは最高でした。心から惜しい卒業です。

 

最後の鴛鴦歌合戦ではとても出番が多くてまず嬉しくて。しかもあの色気封印した!笑 ヘタレも上手かったかーしかも普通あんなお父さん最低なのに嫌味を出しすぎず憎めないラインなのもすごい。

個人的に1番印象的なのは冬霞の巴里です。ほぼ台詞もないし、立っているだけ歩いているだけなのですが、とんでもない存在感。悪い人か良い人かも分からない恐ろしい無表情、さらに永久輝せあの父という立場に対する説得力たるや。立っているだけなのに、というところがすごかったです。

 

97期の春妃うらら。

花娘を体現する貴重な娘役。どうか下級生が少しでも彼女から娘役芸というのを学んでいますように。美しいスカート捌き、男役に寄り添う姿は慈愛に溢れ相手役をさらに素敵に魅せ、気品ある表情の1つ1つ。娘役を極めし上級生にしか出せない美しさが彼女には確かにありました。

 

私が1番好きだった役はうたかたの恋のステファニー。表情の1つ1つから感じる王族として育ち、国の栄光のために異国へ嫁いだプライド。そしてルドルフがマリーを公衆の面前で選んだことによる踏みにじられたプライドへの耐え難い屈辱、それをぶつけにいくところをジャンに抑えられるピリついた空気とそれでもなお美しい皇太子妃の姿は素晴らしかったです。

 

卒業される3名の今後の幸せを心から祈って。

本当に長い間おつかれさまでした!ありがとうございました!!

 

 

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