丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

花組「うたかたの恋」観劇感想②

こんばんは

1789のポスターだっせえええ!!!ディミトリの時のデザイナーどこいった…配役いろいろと書きたいけどもうそれ上回るレベルでポスター……

 

さて千穐楽までに急いで書き上げます。

うたかたキャスト別②です。

 

フェルディナンド大公 : 永久輝せあ

今回も役小さかったな…VISA背負って組替えして3番手なのに……役が少ない作品だから仕方ないとして、フェルディナンドは史実ではあまり人気のない皇族だった印象ですが爽やかに良い人に仕上がっていました。ルドルフほど囚われてはないけどジャンほど自由ではない、そんな微妙な立ち位置をさすがの眉間の皺で表現してくれてもうその皺に挟まりたいって感じでした!!

ゾフィーとはこの後無事結婚するけども、夫婦で殺され、それが原因で第一次世界大戦が始まるわけですから決して幸せな最期を迎えられるわけではない2人…と思うと切ないですね。

 

ブラットフィッシュ : 聖乃あすか

一皮剥けるとはこれを言うんだな…!!というくらい存在感マシマシで、本当にかっこよくて。今までだったらブラットフィッシュも皇族にみえるような纏まり方をしてしまった気がしますが、彼こそ本当に自由で誰よりもワイルドで、立場にもそして1人の女にも囚われないという大きさがちゃんと表現されていて素晴らしかっだです。

 

ミリー : 空美

マリーは男爵令嬢、ゾフィーは庶民、ではミリーは?となる謎に説明がなかったので、ジャンとの恋は身分違いなのか問題ないのかが微妙に分からずでしたが…とにかく可愛くて課題だった表情の少なさもだいぶレパートリーが増えていたように感じますし、ジャンとのイチャイチャぷりが観ていて恥ずかしくなるほどのキュンでした。

 

ゾフィー・ホテック : 美羽愛

皇族のフェルディナンドが恋してしまうのも大納得の可愛らしいゾフィー。良い意味で庶民感がちゃんと出ていて、お祭りで踊って屈託のない笑顔をみせられるのも可愛くて仕方ないんだろうなと感じさせる愛らしさ。

この後のゾフィーの人生を考えると、皇族として認めてもらえず虐げられ最期はパレード中に殺されるので、ルドルフが死を選ばなければ彼女の人生も違ったのだろうか…きっとこのうたかたの時代のゾフィーが1番幸せなんだろうなとか考えちゃいました。

 

エリザベート華雅りりか

美しくて気高くて、娘役の集大成としてこれほど完璧な姿はないと思えるほど素敵なシシィでした。ママと僕は鏡だから…きっとそうなんだろうなと思わせる自由を求める気持ちとそれに対するほんの少しの罪悪感が滲み出る哀愁の美しさのシシィでした。

 

ステファニー : 春妃うらら

MVPをあげるとしたら私は彼女を選びます。ワナワナと震える怒りというのをあれほどまで完璧に表現した人をみたことがなく、王族として嫁いだ気高さとそれを大勢の前で踏みにじられる屈辱というのが立っているだけで感じて、本当に美しくて怖かったです。

 

ゼップス : 和海しょう

ゼップスを最初にオールバック×ミディアムヘア×丸眼鏡と決めたのは誰なんだろう…と途中からなぜかそれが気になってしまい笑 シシィは写真や肖像画が多いのでそれに寄せてると思うのですが、ゼップスはなぜあの見た目なんでしょうね。切れ者感が強くてよかったです。

 

フランツ・ヨーゼフ : 峰果とわ

私たちのイメージするフランツはマザコンな感じですが、今作では老年の国父と呼ばれた頃のフランツで、後継者の息子ルドルフとは気が合わず、妻エリザベートは旅続き、第二後継者のフェルディナンドは庶民の恋人がいて、ヨーロッパは戦前で小さな争いが絶えない…その苦労が一瞬にして伝わる、でもそれも背負ってこその皇帝であると顔に書いてあるような貫禄が素晴らしかったですね。

 

ホヨス / フィリップ : 帆純まひろ / 一ノ瀬航季

ルドルフの友人で片付いてしまう役ではあるものの、ジャンとフェルディナンドと並ぶととにかく画面が華やかで、それでこそウィーンの社航海!というのが表現できるだけさすが花男。文系で真面目なホヨスと体育会系で軽めのフィリップが良い感じでした。私はうたかたの中で付き合うならフィリップを選びますね。

 

エヴァ(ステファニー侍女) : 愛蘭みこ

セリフもないのに異様に目立つ愛らしさ!!何が気になるって全員に嫌味ぽいんですよこの侍女。笑 ステファニーにはザマァみたいな顔して席に戻れっていうし、じゃあルドルフ贔屓か?と思ったらすんごい鋭い目で睨むし。ねえ君は何が不満なんだい?と聞きたくなる謎役作りでしたが、すごく可愛くて目を引きました。

 

本当は別格娘役として抜擢が始まった咲乃深音・鈴美梛なつ紀ら若いキャストについても書きたかったですが…力尽きたので今回はここまでです。

 

次回宝塚の観劇感想は、星組バレンシアの熱い花 / パッション・ダムール」の予定です。

外部で観劇したハリー・ポッターと呪いの子」、観劇予定のSPY FAMILY」を書くかもしれません。

 

宝塚ボタンをポチッとお願いします!➡︎ にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

もしよろしければ🌟も押していただけると喜びます!