こんばんは！
今回は久しぶりの人事考察記事です。最近は感想を書くだけで精一杯でした。
先日月組「応天の門 / Deep Sea」を観劇しました。まだ数回チケットがあるので感想はまた今度。気になったのは、きよら羽龍の扱いが下がったなということです。
ここ最近の宝塚は105期フィーバー！新人公演主演・ヒロインも連続しています。
その中でも当初から注目されてきた105期4人娘の勢いはすごい。それぞれ形は違えど推しに推しまくり、変な話トレード以外組替えができない状態とも言えます。いわゆる95期男役状態です(こちらは7人なのでもっと大変なことになってますが…)。
その4人娘が唯一いない月組、しかしそこにはきよら羽龍がいる。だからこそ詩ちづるは組替えしたとも言えるわけです。
ここ最近の扱いをみていると、
まずトップランナーの星空美咲は、銀ちゃんの恋と冬霞の巴里にて波線下ではあるものの東上ヒロインポジ。組内ではバウポスターインの美羽愛も追いかけてはきていますが、直近のENCHANTMENTを観る限り、シーソルトの場面センターとエトワールも務め、花組の娘2ですという押し出しがすごい。
首席入団の音彩唯は、こちらも波線下ではあるものの東上ヒロインを経験。新人公演ヒロインも次回で3回目と同期最多を更新中。娘2としては野々花ひまりが立ち塞がりますが、若手娘役ナンバーワンの立ち位置は堅いです。
唯一の組替え経験者詩ちづるは、ダブルヒロインとはいえトップスター・礼真琴の相手役を経験しているところが強い。有沙瞳・小桜ほのかは各組娘2の中でも圧倒的強さがありますが、その2人と立ち位置を割っているので大出世といえます。
最後に山吹ひばりですが、彼女は立ち位置だけみると他3人よりは若干弱めなのは否めず、同期同組に他の新公ヒロイン経験者まで登場しました。しかし注目すべきは007階段降り。春乃さくらトップ娘就任劇の影響もありちょっと歪な階段降りですが、山吹ひばりがメンバー入らなくても戦いはもっと上流で行われていたので天彩峰里→春乃さくらを示すことはできた。でもメンバーに入れた。それゆえに瑠風輝が1人降りから降格という事態に。つまり宙組としては、東上決めた瑠風階段1人降り<山吹ひばり階段降りメンバーインということ。それだけ力を入れているというアピールと取れます。
ではきよら羽龍は？と言いますと、前回の別箱は2番手鳳月杏主演東上。ヒロインは彩みちるで立場としては娘2的ではあったけれど、他の娘役と比べて全然破格の扱いかと言われると全くそうではないくらい。
今作は娘役の良いポジションはもちろん彩みちる・天紫珠李が務めるのは仕方ないとして、下級生の花妃舞音の方が全然目立つ役でした。多美子の適任としてはたしかに正しい配役ですが、きよら羽龍でも務めることのできた役だとは思います。本人は少しソロのあるモブの1人でしたが、その歌もソロセンターではなく羽音みかとセンターを分け合う形に。
ショーの方では単独エトワールでプッシュをみせることも可能だっただろうに、5人の役替わり。若手場面でも特別なピックアップはなく、娘役群舞では年功序列通りの立ち位置で、端っこの1番後ろに配されていました。
おそらく次の別箱も、海乃美月と彩みちるがいる方に振り分けられているので1番良くて娘3ポジ(そもそもそんな役があるかは不明)、海外ミュージカルなので歌唱メンとしての活躍も期待できますが、白河りりもいるので最近の様子だと彼女に軍配があがりそう。この辺りは今後も注目です。
この5人が戦うのはもちろん次期トップ娘役。特に学年や任期から考えて、花組月組が次にポジションがあくと考えられます。
普通に考えれば自組の候補が1番強い。なので花組はほぼ星空美咲で間違いないと現時点では言えます。花娘はトップ娘役のために外に出すこともしばしばやりますが、行き先が見当たりません。
そして月組はこの様子だと、他の誰かに落下傘されてもおかしくない状態。これは海乃美月がまだまだいるから焦ってないのか、彩みちる・天紫珠李が内定しているから若手が抑えられているのか、本命を花妃舞音にシフトしたのか分かりませんが、この勢いできよら羽龍が取ることはないでしょう。(春乃さくらの例があるので絶対はありませんが…)
超個人的意見を申しますと、詩ちづるには絶対にトップになってほしいけど、あとは本人が輝いて満足できればどっちでもいいです。
うたちには真ん中に立ってほしい…。
やっっっっと夢白あやがトップにあがり(神々研1実質新公ヒロから考えると長かった…)、トレード扱いだった潤花は早くも卒業。しかし後釜は同期。105期も研5ですのでトップ娘をとってもおかしくない学年。ニューヒロインも着々と生まれています。
今後の娘役事情はますます混戦。目が離せません！！
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