丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

千海華蘭・朝霧真・清華蘭に贈る

こんにちは

 

月組千穐楽が無事に終了しました。まずは完走できたことが何よりです。

千穐楽恒例の勝手ながら私からの贈る言葉シリーズです。

 

月組の名役者・千海華蘭。組本でもオシャレNo.1に選ばれ、グラフ等にのる私服なども本当にオシャレで、卒業される時のお花も大劇場も東京も唯一無二のみたことないような素敵なお花でした。そして挨拶までオシャレで、本当に内面から素敵な人なんだなと思いました。来月あたりの歌劇に全文載るはずなのでぜひ皆様チェックしてください。

 

本人も最後の挨拶で「この春で18年目ですが…最後が13歳。計算があいません(笑)」と仰っていましたが、それができるほどの名役者。

92期といえば鳳月杏・真那春人・輝咲玲央・真風涼帆・松風輝・凛城きらというメンバーが残っていますが、やはりどう考えても13歳ができるのは千海華蘭唯1人。それだけでも個性というかスター性が唯一無二というものです。なんなら今残っている2桁台の学年のタカラジェンヌで13歳ができる人は多分いません。だから清和帝は当たり前に演じられていたし、お客さん側も当たり前にさすが!と受け入れていたけれど、とんでもないことなんですよね。

少年役といえば、月雲の皇子の幼年のアミル/木梨皇子。あの純粋さと真っ直ぐさを、演技とは思えないほど自然に表現する姿に驚きました。

 

でも可愛い顔と侮ることなかれ。オジサンだって素晴らしいクウォリティで仕上げてくる。特に印象深いのは、ピガール狂想曲のロートレック

遊び好きで酔っ払いで、でもお金持ちだからなんか綺麗で(笑)。リアリティがすごいんです。でもどこかキャラクターぽくて、それがまた良い。

可愛い姿から見事な老年までみせた桜嵐記のジンベエ。絶妙な間の取り方で感動も笑いも生む実力。素晴らしかった。光月るう・夏月都と3人の老年の場面はなんと暖かく切なく儚く美しい雰囲気が流れるのだろうか…と。

 

でも千海華蘭はショースターでもあるというところがまたすごい。ショーで必ず任される歌唱ピックアップでは、可愛い顔からは想像つかない深い低音を響かせ、男役群舞では燕尾やジャケットを誰よりも綺麗に捌き、キレッキレで気持ちの良いダンスを踊られる方です。そしてどこをとっても、千海華蘭らしさというのに溢れていてこだわりの強さがかっこいいなと思って観ていました。

 

月組だけでなく宝塚が失うものは大きい、でもたくさんの下級生が「尊敬する千海さん」といろんなところで語っていたように、そして月城かなとが緞帳前で語っていたように、千海スピリットは引き継がれると信じています。

今まで本当に長い間お疲れさまでした!たくさんの素晴らしい役やショーをありがとうございました。

 

今はたくさん月組にも"大男"がいますが、私の中ではやはりその役割は朝霧真の印象で。

私が持っていたイメージはご本人が最後の挨拶で語っていたままで。「どんな役でも台詞がなぬても、誰よりも自分がその役を愛すことを貫くことができた」と真っ直ぐ語る姿は、本当に悔いなく自信を持ってそのように言えるからこその真っ直ぐさだと思って、ぐっときました。

ぎりさんからは本当に月組男役であることの誇りがビシバシ伝わってきて。本人のおっしゃっていた通り、通行人でも街の人でも必ずその人にはその人が主人公であるアナザーストリーがあるんだろうなと感じさせるような息づいた人間なんです。芝居の月組はこういった人の努力とプライドの積み重ねで出来ているのだと。

月組97期男役は、蓮つかさ・佳城葵がすごい芸達者なので、一時期は少し迷っているのかなと感じる時期も勝手ながら正直ありました。でもEternitaで心から楽しそうに歌い踊る姿、桜嵐記の日野俊基ではどこか吹っ切れたようなドシっとした姿を感じて。努力が実って実力となり自信がつくってこういうことなんだなと一観客ながらに思いました。一観客にも伝わったのだから、下級生に残したものは大きいのだと思います。

ありがたいことに今作では1列目での観劇が叶い、最後に目を合わせてもらえたのも素敵な思い出です。

 

いつだって本当に美人だった清華蘭。こういう人が娘役になるんだろうなという典型のような美しさで、すらっとした手足に美しいドレス捌き。でもそれって彼女の娘役を愛する気持ちと研究心ゆえだったのだと思います。ここ最近ではブエノスアイレスの風のイザベラの姉やギャッツビーのニッキーなんかは、あまり褒められた役ではなくヒロインとはほど遠いですが、気品が失われないのは宝塚の娘役というのを大切にしてきたからなんだろうなと。

今作1列目で観劇できた時もたくさん目を合わせてくれたのですが、あちゃさんは1人1人をしっかりみてくれるんです。あ、今は私の隣の人と目を合わせてる、今は私の1列後ろだ、と分かるくらいで、この経験ができるのは前の方の数列だけですがそれでもファン1人1人にお礼を伝えるような姿が素晴らしいなと、最後に素敵な思い出を頂きました。

中詰めでは本舞台センターで踊る餞別シーンがあり、その時のキラッキラの輝いて弾けるような笑顔が忘れられません。

本人が挨拶で言っていたように、本当に楽しかったのだな!とこちらまで幸せになれる舞台姿でした。

 

10年以上という長い間、本当にお疲れ様でした。

素敵な思い出をありがとうございました!!

今日からの新しい日々が幸せでいっぱいでありますように。

 

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