丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

結愛かれん・花時舞香・蘭世惠翔に贈る

こんにちは

皆様GWはいかがお過ごしでしょうか?

東京組は公演がないので、珍しく(?)観劇以外のアクティビティをしている方もいらっしゃいますでしょうか?!

 

月組退団者に私から勝手ながら贈る言葉、今回は下級生編です。

 

結愛かれんは唯一無二の娘役だったと思います。数えきれないほどいる諸先輩娘役の誰とも被らないスター性。そして彼女のような娘役は今残っている宝塚でも思いつく人はいません。

いつだって艶やかで瑞々しくて、でも大人っぽい色気とは違ってすごくキュートというか。艶があるのに健康的なんです。そんな唯一無二の存在を築き上げたこと、そしてその姿がファンのみんなから愛されたことは、なかなかタカラジェンヌの全員がたどり着ける場所ではありません。

 

少しだけ人事的話をすると、研2の終わりかけでフラムシェン(グランドホテル)の新公、研3の夏に初ヒロインと、早い抜擢と順調な滑り出しだったのに、海乃美月・早乙女わかばの娘2体制が長くその間に上級生の美園さくらがあがり、海乃美月の粘り勝ちの間に天紫珠李の娘役転向と彩みちるの組替えがあり、なかなか娘2ポジにも辿り着けず…タイミングが違えば、どこかにポジションが空けば等言い出したらタラレバですが、トップ娘となる道筋もあったのかな?なんて考えてしまうこともあります。

しかし、トップ娘になっていたら彼女が演じた数々の素晴らしい役に出会えなかったと思うと難しいですね。

 

キラキラ感が弾けていたという意味では、今夜ロマンス劇場でのセブンカラーズ緑(司みどり)なんかは、それは貴女がセンターですよね!!となるような見事な輝きっぷりで。I AM FROM AUSTRIA 新公のミス・ツヴィックル(旅行会社)なんかも、1歩間違えればウザすぎたりくどかったらしてしまうような役を、あくまでキュートなキャラクターの範囲に収めたのは本人の持つ可愛さの見事な活かし方だったと思います。(本役白雪さち花のこの人はもう仕方ない…笑 感もさすがです)

とはいえ、可愛い役だけが得意なわけではなく、一役者としてすごいなと思ったのは、桜嵐記の饗庭氏直(花一揆)。楠木家に足利尊氏と花一揆が訪ねる場面の緊迫した空気感での「切れますか」の一言。あのタイミングであの声色で、たった一言とはいえこの一言が微妙だと、場面全部がそしてその後に繋がる四條畷への葛藤と戦の全てが台無しになるような大切な台詞を務めあげ、匂い立つような色気とともに存在感を示した役者としての見事な役でした。

グレートギャッツビーのヴィッキー。ギャッツビーの仲間というか同じウルフシェイムの部下たちがどのような人々だったのか、華やかなジークフェルトフォリーズの中の少女たちはどんな人なのか、そこを垣間見させてくれるヴィッキーとスレイグルのシーンは見事。ギャッツビーでもブキャナン夫妻でもニックやジョーダンでもない20世紀アメリカの人々を一場面で印象付けるのは、演技の上手い2人だからこそできた名場面だと思ってます。

 

ショーでもいつも輝いてました。圧倒的にキュートなんですよ!!しかもダンスをバキバキに踊るタイプなんですよね。柔和な雰囲気と弾けるような可愛さなのに、バッキバキに踊るギャップが大好きでした。

インスタも始めてくれてましたし!これからも可愛いゆーゆ応援し続けます。

 

同じく101期の花時舞香。退団者として名前が出て初めてその人を意識したりすることは失礼ながらあるあるだと思うのですが、彼女もそうでした。まずはスチールが最後に出たことが良かったです。

1番目立つ場面は、マーメイドの場面の前にちなつさんが銀橋を渡る最後のところですね。たった一場面、されど一場面。大人っぽい魅力が人魚のところへ誘う怪しい表情に出ていました。

これからの人生が幸せで溢れますように!

 

蘭世惠翔。娘役に転向するタイミングが違えばもしかしたら新公ヒロインをもらえたかもしれない。もしくは男役のまま頑張っていれば新公主演をとれたかもしれないし、そうなれば彩海せら・咲城けいの組替えもなかったかもしれないという考えだせばタラレバばかり。

有名人の二世であること、そしてそこはかとなく真面目なタイプではなさそうなところがありましたが、実力は確かだったと思います。

ギャッツビー1幕ラスト思い出ばかりのデュエットは上手でしたし、子ルドルフも良かった。卒業公演となる応天の門若い頃の高子の瞳の煌めきは誰にでも出せるものではないです。しかし私が特筆するとすれば、IAFA新公のロミー・エードラーです。絶妙に母親感のあるというか年増な感じが上手いですし、いつもイライラしてるけどそれは家族と仕事のためで悪い人じゃないというのも分かりやすくて新公とは思えない手堅く見事な演技だなと思いました。

人形のようにキュートなインスタ含め、元気そうでなにより!これからの人生がますます輝きますように。

 

スミレコードではありますが、結愛かれん・蘭世惠翔は私自身と同い年。花時舞香は高校まで行っているので数個年上ですが近いことにかわりありません。

自分で言うのもですがまだまだ若い。なんだってチャレンジできる年齢です!早く卒業した分、その後の人生は長い。これからの皆さんが幸せでいっぱいでありますように!

 

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