丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月組「川霧の橋 / Dream Chaser」感想③

こんにちは!

 

博多座公演の感想シリーズ、今回は「Dream Chaser」について書いていきます!

川霧の橋の感想はもし良ければ、①②を読んでください。けっこう熱量高めで書いております…笑

 

ショーについて、大劇場版は配信も合わせれば10回は観た作品。大好きなショーです。なので、珠城りょう・美園さくらのいないDCをどう感じるのか実は少しだけ不安でした。他の作品ならまだしも、同じショーだとすごく寂しくなってしまうのではないかと。

実際前トップコンビの面影を感じる部分はあったり、寂しくなってしまう気持ちは0ではなかったんですけど、同じ作品でも人が変わればこうも違うのかと思いましたし、それが役ではないので役作りとか解釈の違いではなく純粋なスター性の違いというのも面白かったです!

 

それでは場面ごとに感想です。

 

プロローグ

大劇場版と全く同じですが、1〜3番手が繰り上がったので歌うパートが全員変わっています。退団公演だったはずの珠城りょうの方がお披露目かな?くらいのフレッシュ感あったのに、お披露目の月城かなとが4作目かな?くらいの貫禄があったのが印象的笑 とにかく全体のまとまりが良く、新体制になんの心配もない!ということを感じるプロローグです。

珠城りょうの想いを込めたソロパートは、月城かなと版に変更。つらい思いもしたけど…というような切ないメロディだった大劇場版から、とにかくポジティブで明るくてノリノリのソロになっていたのが良かったです!れいこちゃんって美しいので大人しいイメージが強かった印象ですが、月組にきてスットコドッコイ役ばかりやっていたせいか、ひょうきん犬なんてあだ名もつけられるくらい本人のキャラは明るいようなので、そこも押し出せていて、これからがますます楽しみになる1曲となっていました!!

 

情熱(スパニッシュ)

マタドールの青い衣装着たちなつさんが大好きなんですけど、皆さん分かってもらえますよね?!また観れたことが嬉しすぎました。相変わらず驚くほどの脚の長さ、特に歌の後半シュッとしゃがむところが好きなんです…!鳳月vs暁はさすがに大劇場と同じだけあって安定していました。博多座版から合流した天紫珠里については、ドレス捌きが難しかったのか…ダンスは上手いはずなのであのボリュームを捌くのがつらかったのか、美園さくらに比べて男役2名に若干テンポが遅れる感じがありました。

 

ミロンガ

歌手の部分から蘭世惠翔が外されたのが気になる…プログラムで確認したらスパニッシュのアビエンテに入っているわけでもミロンガの女に入っているわけでもないので何故かしら…。

この場面はやっぱり珠城りょうが絶品だったな…と思いを馳せたりしてしまったのですが…

月城かなとのダンスシーンになると少し緊張してしまうファン心で観ていましたが、魅せるというほどではなくても問題なく踊れていましたし、あの紫の光沢したスーツをリーゼントで着こなし抑えきれない色気でミロンガの世界観を出していて素敵でした。ダンスの部分は海乃美月が美しく魅せられるので補えていて充分です。

ここに5名の選抜として入ってくる光月るうすごくないですか?!普通ここに組長入れますか?しかも組長というオジサンポジとかではなく、みんなと同じように小粋にキメているのがすごいなと。

大劇場から続投の英かおとが、こなれ感をすごく出していてものすっっっごくかっこよくて、ついチラチラみてしまいました。

 

I'll be back

暁千星さすがのキラキラ感と圧倒されずにはいられない御姿。センターの圧倒的アイドルオーラがすごすぎて、人数減ったことも全く気にならず、振り数も増えて若さも増してエネルギッシュでした。大劇場版がキスマイくらいな感じだとしたら、博多座版はSnowManみたいな違い。やっぱりオラオラしてるありちゃん最高って思ってしまったよね。センター分けの髪型だけれいこさんから引き継いでいるのがまた可愛かったり笑

 

ドーン(暁)(中詰め)

1番変わり映えしないというか、ほとんど大劇場と同じ感じでした笑 たしかにトップが変わったのですが、この場面は普通にれいこちゃんも2番手として出ていた場面なので…その他も皆さん出ていた場面なので変わった感は少なかったです。明るい場面なので寂しさも感じませんでした!

 

Hymn of Life

中詰めから引き続きほとんど大劇場と同じはずなのに、この場面はなんか全然伝わってくるものが違ったので面白いなと思いました。

大劇場版ではこれが今の月組の集大成!という感じだったのが、同じ歌に同じ振りなのに博多座版では新生月組スタート地点です!!という風になっていたので、醸し出す雰囲気と真ん中変えるだけでこんなに変わるものだなと驚きました。

 

フィナーレ(娘役)

フィナーレの最初の歌手が夢奈瑠音にチェンジ。ダンスのイメージが強くて1人でこんなに長く歌っているのを初めて聴いたのですが、まあ上手い!夢奈・蓮のなんでもできるコンビがいるので明るいですね。

こちらも同じような振りなのに、美園さくらの時はありがとう〜という雰囲気だったのが、海乃美月ではよろしく〜となっていたので素敵でした。

海ちゃんはドレス捌きが格別に美しいので、華やかさで真ん中力のあったさくさくとはまた違った真ん中力でした。

 

フィナーレ(男役群舞)

大劇場版と同じ曲に振りでしたが、珠城りょうがセンターにいるときは男らしさと爽やかな包容力を感じる雰囲気だったのが、月城かなとになると色気溢れる男の魅力みたいな雰囲気になっていたのが印象的です。

博多座版でロケットの人数も減らし、瑠皇りあが男役群舞に格上げされてましたね!!I'll be backの場面でも目立ちますが、顔が綺麗なのに色気がある雰囲気がれいこさんとよく似ていて注目してしまいます!

 

フィナーレ(Stand by me)

デュエットダンス史上最きゅんでした!!あんな可愛くてきゅんとしてしまうデュエダンがあったなんて…。海ちゃんのマーメイドカラーのドレスはとっても素敵でしたし、ダンスの振り数は少ないですが、お芝居仕立てで多幸感溢れています。手を広げてヤレヤレみたいな顔しているれいこさんかっこよすぎですし、それをみてニヤニヤした後キスまちしてはぐらかされてぷんぷんしちゃう海ちゃんもキュートすぎて…!そこからのバックハグ…!!ヒィって感じでした。

デュエダンの挨拶して娘役が先に捌けるところで、引き留めるの初めてみました。そこからのスタンドバイミーいいですね、小粋で雰囲気にあっていて、ちなみに影ソロは瑠皇りあ×蘭世惠翔。こんなにも歌えるんだな2人とも!という良い発見でした。

 

そこから、鳳月杏・暁千星・夢奈瑠音・蓮つかさ・光月るうが合流し1列に並んで1人ずつ海乃美月と踊ります。どの男役と組んでも素敵に魅せるのが流石です。特にちなつさんとの絡み、浮気…!となるほどのキュンポイントでして、そこからまたれいこさんに戻った時のやっぱりこの人感がまたたまらない。

その後月城かなとがまた男役1人ずつとこれからよろしく!という感じで掛け合います。

ここまでスタンドバイミーの曲で、明るくよろしくねっみたいな雰囲気だったのに、1人になった時にDream Chaserの音源で珠城りょう最後のソロと同じメロディーに戻るんですよ。そこから同じ振りのソロ。お披露目!新生!!ってなってたところから急にたまさまを思い出すような演出になっていて、れいこちゃんが感慨深く1人で踊って階段や舞台を見つめる場面は、前任から引き継いだ想いとか学んだことを自分なりに表現していく…という気持ちが伝わってくるようで、最後はやっぱりたまさまとご挨拶しているような2人の絆は今もちゃんとあると感じられるような、安っぽい言葉ですがエモいってこういうことだなと思いました。

 

エトワールは晴音アキ。唯一の同期がプレお披露目でエトワールっていいですよね。安定の上手さです!

そして英かおとが初階段降り!!おめでとう!!ぜひ大劇場でも入れますように。

鳳月杏の2番手羽根、もう嬉しすぎて嬉しすぎて。まさかここまで来れるとは…という感じでもあるのですが、お芝居でもショーでも安定した実力、尋常ではない色気、背負うにふさわしい方です。

海乃美月のトップ娘役羽根。よかった…本当に背負えた…夢のようでした。オランプ役替わりが6年前ですから、もうずっと前に背負っていてもおかしくなかった、一時期はもう無理かと思った。でもやっとこの姿をみることがでしました。ヒロインはたくさん観ていましたが、やっぱり羽根は特権なので。すごく嬉しかったです。

月城かなとの大羽根。堂々としていました。骨格しっかり系なので羽根に押しつぶされそう感が中で安定しておりました(腰は心配です)。本当にトップさんなんだ…!と感激してしまって、この姿をみるためだけにも博多にきて良かったと心から思いました。

 

3000字越えの超大作、もはや大学レポートみたいな長さになってしまいました…。

最後までお付き合い頂いた方、ありがとうございました!

 

 

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