丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

運も実力の内?朝美絢の強さ

こんにちは

先日発表された著作権のQAがものすごい波紋をよんでいるようで…今までOG達もあげていたポスター写真や緞帳写真、漫画原作の原作作者も描いてくれていたファンアート。全てを一括りにするのは違うのではないかと思います。

まあ劇団としても、1つ1つ注釈をつけるわけにはいかないから質問には一律NOと言うしかないのも分かります。でもキャトルで買ったアクリルプレート越しや本人が写っていればOKとかますますよく分からず…

このブログでは面倒なので今まで1度も写真を載せたことはなく笑、台詞を書くときは引用とわかるように、感想もちゃんと文章で全て長々と書いているので新ルールに引っ掛かるものはない認識です。

インスタに観劇記録としてハイライトに集めていたものは…鍵垢なのでこれまでのものはそのままに、これからは自分を入れようと思いますwww可愛いネイル!あっ背景緞帳だった〜とかね…ちょっとずるい気もするけど…鍵垢だし公式の文面も遠回し(ご遠慮とか可能性とか)でグレーな感じではあるのでその辺は自己責任で考えて運用していきます。インスタハイライト文化の始まったひかりふる/SVからコレクションしてきた手前ここでやめるわけには、、

 

さて本題、先日瀬央ゆりあ専科異動が発表されました。それぞれ思うことや考えることはあると思うんですけど、私は改めて、朝美絢は本当に運が良かったしスターとしても実は強かったなあと思いました。

 

水美舞斗・瀬央ゆりあ専科異動、これをみなさんはどう捉えるでしょうか。正解は誰もいつまでも教えてくれません。仮にこのまま組に残っていたとしたら、いつか迎えるのは2番手卒業下級生に抜かされる粘ってトップにつくかです。では専科にいってどうするのか。けっきょく辿り着くのは同じところだと思うんです。粘ってトップを狙う場合の選択肢が自組一択から5組に増えた。でも各組に同期がいるし、各組として大切に育てたスター達への思い入れとプライドがある。難易度としてはそこまで変わらないのかなと。

すごい言い方を悪くすると、永久輝せあ・暁千星に明確に抜かされる前に逃してあげたというところが理由の根本でしょう。

 

永久輝せあ暁千星、2人はともに新人公演主演を4回経験し、95期フィーバーの中で唯二、95期の誰よりも劇団が大切にしてきた人材です。(厳密にはここに瑠風輝がいたのですが、宙組の長年の詰まりや階段降りにおける微妙な扱いで完全にトーンダウンです) 95期では誰も新公4回は出していないので、どれだけこの2人に力を入れられていたかは明白。

この2人の両名に完全に差をつけていたのが月城かなとです。新公初主演は永久輝せあよりも3作早く、初東上は暁千星より4年早く済ませ、既にトップスター就任。そしてギリギリ競り勝ったのが朝美絢です。暁千星には3期下にも関わらず新公初主演のタイミングを抜かされ階段降りも先に済まされましたが、組替えが決まり餞別の意味も込めてなのか今となっては分かりませんが最後の最後に朝美絢>暁千星という順番で階段を降ります。この順番が功を奏したのか永久輝せあには一度も抜かされることはありませんでした。最終的に現在は2人より早く2番手に昇格しました。

 

このブログでは何回か書いていますが、朝美絢の運命を変えたのは「カルーセル輪舞」階段降りです。この公演で暁千星より後に1人降りというのを果たしたことにより扱いが変わりました。この順番が、年功序列が適用されたのか、本人の人気から目を逸らせなくなってきていたのか、組替えするならできる限りの箔をつけてという月組なりの餞別だったのかは分かりません。

正直前作までは微妙路線だったのが一気に正路線に躍り出て、しかも確固たる立ち位置を築き、組替え後の雪組番手戦線にも影響を与えました。

もっと言ってしまえば、朝美絢を抜くことができなかった永久輝せあ暁千星が、水美舞斗・瀬央ゆりあを抜くわけにはいかないという劇団なりの95期横串を刺した時のバランス感覚などもあると思います。2017年始の月組だけのカルーセル輪舞の階段が2023年の各組人事にまで影響を及ぼしているとも考えられ、この2人の専科異動のはじまりをつきつきめて考えていくと私はここに辿り着きました。

 

雪組は当時3番手の彩凪翔がトップ卒業と同時に卒業したことで一気に番手があがりました。ゆえに一時期は朝美絢が95期の中で最も番手が下だったわけです。そこから一気に2番手にあがる際になにが強かったってお披露目公演から2番手羽根がもらえたということ。

どうして雪組FireFeverはすぐにあげたのに、花組The Fascination星組GranCantanateは?と理由を問えば、雪組には3番手もいなかった(突然綾・縣の番手が上がった)から取り急ぎ2番手だけでも確実にして新体制を迎える必要があったという現実です。

でもそれもまた運が良かったというか強かったとも言えます。

 

朝美絢がすんなりと2番手にあがり、水美舞斗・瀬央ゆりあは羽根を背負うのに時間もかかり専科へ異動した。その差は本当のところは同期がトップだったからではないと思います。

運とタイミングが良かっただけというか、当時月城かなとが番手をあげるために行くべき場所は月組一択だった。では月組にいる同期番手スターは玉突きで動かなくてはならない。いや、玉突きで複数人動かすのではなくトレードにしようとなり、置かれた場所で頑張っていたら、たまたま上がポッカリ空いた。

そもそも雪組が詰まっていなければ、もしくは彩風咲奈が仮に組替えしていれば月城かなとはステイだったかもしれない。龍真咲の次のトップスターがいきなり超若手の珠城りょうではなく、たとえば専科の北翔海莉をここで挟んでいれば、そもそも月城かなとが動くメリットがなかったかもしれない。そうなれば朝美絢も生え抜きのままだったかもしれない。

人事は辿って考えていけばいくほど、1人のスターや1つの組体制だけで考えられるものではないと今回強く思いました。

 

もしかしたら10年後には、あの2人の専科異動があったからこそ今となっては…みたいな事象が起きているかもしれませんね。

 

95期フィーバーもそろそろフィナーレ。私のヅカヲタ人生は、95期研7の2015年から始まっているので、最初からとは言えずとも、たくさんたくさんワクワクさせてもらいました。

あと少し、7人がどのようなスター人生を辿るのか、まだまだ楽しみたいです!

 

 

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