こんにちは!
7月の4連休に四條畷神社へ参拝して参りました。アクセスは悪く、神社自体も小さく近所の神社という雰囲気でしたが、お宮参りで祈祷を受けているご家族がいて、本当に地元に根付いた神社なのだなと感じました。
桜嵐記通りの楠木正行の人生が掲示板にも記されていましたが、なんと享年22歳だったそうです。こちらの神社には小さいながらも母・久子が三兄弟を立派に育てたとして安産・子育てのご利益として隣に小さな御社があり、同期2名の御社が並んでいるようで感激しました。
一緒に亡くなった楠木家24名が共に祀られている(死者24なんてことはないだろうと思いましたが)らしく、その中に正時もいるのだろうな〜と思いました。
そんな"若くして死した人間"楠木正行に、あまり個人的なご利益を求めるのは違うかなと思いまして…でも毎日一所懸命正行を演じるたまさまの願いなら叶えてくれる気がして、月組が千穐楽まで無事公演ができるように、退団後の人生と次期月組が素晴らしいものになるようにお願いしてきました。
無事千秋楽まで全員で迎えられて良かったと思います。実はこの記事7月に途中まで書いていたものでして、今さらながら4連休のお話でした笑
ここからは人事考察の話をします。今日は悲観的予想でも希望的観測でもないものです。
宝塚の人事にはルールがあります。
いくつかありますが最も分かりやすいのは、カードが絶対的序列を決める要因であることです。過去記事でもカードについては何回か説明していますが簡単に言うと、
新人公演主演<バウ主演≦本公演階段1人降り<東上主演<2番手羽根≦全国ツアー主演
という風にランクアップしていくことです。
そしてもう1つのルールが、同じカードなら上級生が上というものです。
逆に言えばカードが強くなれば、下級生の下剋上が発生します。最近で言えば、聖乃あすか・風間柚乃のバウ主演により、飛龍つかさ・帆純まひろ・蓮つかさ・夢奈瑠音あたりよりも階段降りが後ろになったこと、もう少し前で言うとバウ単独主演を果たしている礼真琴の上には上級生であっても七海ひろきが降れなかったこと。
先述は組内での抜擢で起こる例で瀬戸かずや・美弥るりかの上級生2番手もここに当てはまります。後述は組替え時に発揮される例で、この他には愛月ひかるの上級生2番手も当てはまると言えるかなという感じです。
現在のカード取得状況はこんな感じ。
全ツ主演 : なし
2番手羽根 : 芹香斗亜・愛月ひかる・朝美絢
東上主演 : 鳳月杏・水美舞斗・桜木みなと
階段1人降り : 瀬央ゆりあ・和希そら・永久輝せあ・暁千星
バウ主演 : 瑠風輝・聖乃あすか・風間柚乃・縣千
この2つのルールに当てはめて人事考察や予想などを行う際、絶対にぶつかるのが、95期の壁・98期の壁・100.101の壁です。
まず95期の壁は5組に完全なる包囲網ができてしまっていること。さらに、それぞれのカードがちゃんと強いことです。
トップに就任した3名を除くと序列の上から、
花組東上主演 水美舞斗
宙組東上主演 桜木みなと
星組バウ主演 瀬央ゆりあ
がいます。月組だけ空いているようにみえますが、ここでは鳳月杏に当たるのでうまくできています。
この包囲網がある限り、96.97.98それぞれのホープと言われる和希そら・永久輝せあ・暁千星は上級生である95期にブロックされ続けることになります。95期をこの3人が抜かすための唯一の提案としては、東上主演を瀬央ゆりあより早く果たしてから星組へ組替えすることです。そらぴは組替え決定済み、ひとこちゃんも組替え済みかつVISAなので可能性としてはありちゃんのみです。
そしてここで次の壁に当たります。
それが、98期5組ブロックの壁です。
89期や95期でよく分かるように出来るだけ新公主演経験者はバラしたいということ。98期男役の新公主演経験者はちょうど5人。飛龍つかさ・暁千星・綾鳳華・天華えま・瑠風輝。綺麗に5組に分かれています。
つまり、もしも上記のようにありちゃんが動く場合ぴーすけも玉突きで動かなくてはなりません。さらにトレードなら2人だけですが、他組に行く場合さらに周辺学年まで巻き込んで大シャッフルが起きることになります。
そしてポイントは98期で圧倒的に強いのは暁千星です。つまり5人の中で番手が最も上に位置しているべきは暁千星であり現在それは月組です。
たしかに東上主演を果たしてから星組に移動すれば2番手となる可能性はありますが、では月組3番手しかも上級生2番手の下の3番手を担うことができる存在かつ海れいこおだちんと相性が良いスターが他にいるか?と言われると最適なのはやっぱりありちゃんだと思うのです。
ただ、飛龍つかさ・綾鳳華が明確に聖乃あすか・縣千に抜かされたとなれば、和希そら×紫藤りゅうのように一時的に98期5人衆が被る可能性もこれからはあると思います。
そして最後に100.101期の壁。
100期トリオの聖乃あすか・風間柚乃・極美慎に、101期ツインタワーの縣千・鷹翔千空。
この5名の内、コッティ以外はアンバサダーメンバーなので2025年まで組替え不可能と仮定すると、やっぱりこの代も包囲網ができてしまっています。そしてこの4名が動かないとなるとやはりバランス的にコッティも動けないのです。
この5名がいる限りそれより下級生、特に102期ホープの彩海せら・天飛華音はどこに組替えしてもブロックされることになります。
特に、ロミジュリで役がもらえず出演も半分となったきゃのんについては、憶測が飛び交いましたが組替えしたところで上がれるわけではないので今はないだろうと過去2回ほど書きました。
極美・天飛は"運"を掴めるか〜若手観察星組編〜 - 丸の内OLの観劇日記
たしかにどこにいってもブロックされるのは事実ですが、各組の状況に応じて100.101期が何番手に位置しているかが違うので、上が空いていて既にそのゾーンのスターが一歩進んでいる組にいるのが最もスムーズだと思います。
今だと、101期の縣千がバウ主演経験の最下級生なので、その真下にいる彩海せらが1番良いポジションにいると言っていいということです。
人事考察はパズルのようなものです。ピースを動かして、5組で正方形を作れるか。
毎回いろいろと頭の中で考えるのですが、この3つの壁に当たる…という話でした。
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