丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

花組「うたかたの恋 / ENCHANTEMENT」観劇感想

こんばんは

突然ですが最近のヅカブログって感想少なくないですか…?人事考察ばかりで、ここ数日だと星組サヨナラショー疑惑ばかり。。たしかに人事考察は楽しいけど、感想もっと読みたいと思う近頃です。

このブログでも人事考察しますが、やっぱり観劇感想を残すためにはじめたので、感想だとランキング全く上がらないけど(笑)自分のための記録ですからね。書きますよー!

 

久しぶりに観れました花組公演。リストのチケットが全滅だったので、1年ぶりに大劇場でお会いしました。

 

先に言いますが…「ENCHANTEMENT」の感想はほぼありません……。

というのも私は野口ショーが好きなんですよ!!なんですが今回は観劇が2回だけだったからか、なんかスーッと楽しんでしまって。これを書きたい!!と思うほど印象に残る場面が良くも悪くもなかった。強いて言えば聖乃あすかの女装がとんでもなく美人だったことくらいで。なのですごい楽しかったし好きなショーだったのですが、感想を書けるほどなにかがないので省略です。

 

実は初見のうたかたの恋あの有名なセリフと歌だけは知っていたし、史実なので話も分かっていましたが、古すぎて新しい!!という感想でした。(過去公演を観た友人からすると、かなり新しいうたかたらしいですのであくまで個人の感想です)

最近の作品は、新しいものに挑戦しよう!という気持ちを感じる作品が続いていたので、王道をいきすぎている恋愛でドレスで軍服でというのがもはや目新しく感じました。

うたかたに抱いていた勝手なイメージは、ルドルフとマリー2人"だけ"の話だったわけですが、ハプスブルグ家が順番に不幸な最期を迎え、第一次世界大戦に向かい、ファシズムが台頭しはじめるキナ臭い時代というバックグラウンドからしっかり感じられたのが面白かったです。

 

ルドルフ : 柚香光

常に目が曇っているというか、背負った重くつらい運命的なのがモヤモヤァとみえるくらい負のオーラが出ていたのが、今までの役とは違って新しく、その孤独感が全面に出てこそルドルフなので見事だなと思いました。

最期、マリーを撃つか一瞬葛藤する時の表情が素晴らしく、彼が死ななくて良い道はなかったのか…とつい考えましたし、でもステファニーとの離婚が成立してたとしてもきっと彼は死ななくてはならなかった。マリー以外のところで相当追い詰められていたんだと納得感(?)があるのが、トートに好き勝手されちゃった「エリザベート」との違いですね。

あと、腕まくりずるいですねー!!ジャンとフェルディナントと3人での立ち話、彼女持ちイケメンしかあの輪には入らないんだろうな…という眩しさが半端なかったです。

 

マリー・ヴェッツェラ : 星風まどか

きっと宙組トップ就任直後にマリーを演じたら逆にもっと自然だったかもしれない、良い意味で貫禄が出てきたからこそ難しかったのかなと思いましたが、さすがの実力でした。声や歌は抜群に綺麗だし、すごい可愛いのに嫌味もない。

マリーは本当に死にたかったのだろうか、きっと彼女くらい強い心があれば、ルドルフ亡き後も自分の道を進めたのではないか。でもそれほど強い心があったからこそルドルフと一緒に逝ったのだろうと、ルドルフが死んだ理由とマリーが死んだ理由はある意味逆で、ルドルフは弱いからこそマリーは強いからこそ死を選んだのではないかと考えさせられました。

 

ジャン・サルヴァドル : 水美舞斗

従兄弟でも少し境遇が違うだけで自由に生きることができる、そんな皮肉さがありながらそれを妬んだりするような気持ちには全くならないような慈愛に満ちた優しさが全面に出ていたジャンでした。れいまいとしての舞台はこれが最後かもと思うと、もっとバディみたいなのが観たかった気持ちもありますが、ルドルフの孤独に本当はマリーよりも誰よりも寄り添うジャン、そんなジャンを夢にまでみてしまうルドルフという関係性は萌でしたよね!!

ジャンはあの後どのように生きていくのだろうか、きっと重い気持ちを背負いながらきな臭い時代を生きていくと思うとなんだか…ですね。史実だとミリーと一緒に船に乗って遭難して亡くなっているそうです。最期まで自由だったのですね。

 

長くなってきたので今回はここまで。

他のキャスト別は次に描きます!

 

 

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