こんにちは
前回に引き続き2幕の感想を書いていきます。
人事考察的な記事もそろそろ書きたいのですがありがたいことに観劇感想に追われて…
まずは1幕後の答え合わせからはじまり、マルセルが帰ってきてココナッツパラディへ。星空美咲アネットの羽飾りはGOLDEN JAZZの愛希れいかのものだと思うのですが、こうやって見慣れると全然似てないですね。それでいいんですけど。
そしてフリッツが左遷されて別れの挨拶に来ます。そりゃさ、湖春ひめ花イヴはどうやっても許せないよね。下を向いて唇を噛み、マルセルの腕にすっぽりなところが本当に少年のリアル。そして空気を読んでくれる帆純まひろロベール、好き。
星風まどかカトリーヌのドイツデビュー。この衣装はピガール狂想曲フィナーレの美園さくらのもの(羽なし)。ピガールを何回も何回もみてくすみカラーの衣装が大好きだったので個人的にピガール衣装に大歓喜!輝月ゆうまコンラートの舞台に出そうになるオジサン感のある「おっと…」はさすが。
慰問の打診の電話、電話に耳寄せるアルカンシェルメンバーがイケメン揃いで良い。
でも普通に考えて思想犯を外に出すとかありえないし、歌ってどうぞ!もありえないし、私が総統閣下なら絶対にフリッツは即処刑です。思想犯脱走補助で降格で済むはずない。慰問担当の他のドイツ兵は気付かなかったのか?!
見所はピエロの後に披露されるドイツ兵の首フラフープです笑 お互いに投げ合うフラフープけっこう取れてなくて、私がみた限りは成功率50%くらい笑
JAZZの解禁、盆がぐるぐる回って次々に登場人物がでてきて、これこれイケコみてる〜!!って感じになりますよね。見応えがあるし人数の多い宝塚だからできる演出なので山場となるナンバーです。
再びコンラートの客室に呼ばれるカトリーヌ。銃声を聞いて駆けつけた中にいる綺城ひか理ジョルジュの表情がこれまた必見。ジョルジュはこの後下水道でフランス人に戻るわけですが、きっかけはカトリーヌの「ドイツ兵に知り合いはいないわ!」ですよね。自分の選んだ道を肯定するために歩いてきたけれど、どこかで間違っていると気付いていてその蓋を開けられてしまった感じ。
ドイツ兵に知り合いはいないってさ、気遣って助けてくれようとしたのに可哀想なフリッツ。
カトリーヌからの情報をもとにレジスタンスが動き出します。ここでふと思うけどゲシュタポのコンラートがカトリーヌに大事なこと言うわけなくない?まあミュージカルだからいいんですけど。
私はここの演出はちょっと納得してなくて、マルセルはアルカンシェルでは振付家でスターダンサーだけど、レジスタンスでは新入り。リーダーシップを取るべきではないんです。戦いの後、レジスタンスは主役ではなく市民の中に紛れていく演出が良いからこそ、ここでもちゃんとレジスタンスとしての立場を描くべきだったなと思います。
それにしてもなぜ紫門ゆりやのスチールはコーエンの方なんだろ?絶対ギョームの方が出番多いののに。
まず私が総統閣下なら裏切り者フリッツにパリ爆破の大切な業務任せないけどな。セーヌが氾濫したら下水道も終わり、そう言う意味ではお咎めどころではなく特攻隊のような扱いだったのでしょう。
マルセルではなくジョルジュがコンラートを撃つ。だからこそマルセルもアルカンシェルのメンバーの誰も人を殺すことがなかったから虹を綺麗だと思えるのかもしれないし、この2時間半をかけてジョルジュが自分の過ちと最後に真っ直ぐに向き合えたところの伏線回収です。
帆純まひろ・一ノ瀬航季・侑輝大弥・希波らいとという柚香チルドレンが肩組んで朝を迎えるシーンはシンプルに良いです。
フリッツとアネットのいつの日かの幸せを願いたいのに永久輝せあ本人がいろんな媒体で「あれがイヴのみた最後の姿だから、ドイツで亡くなったんだと思う」というので…それを知ってから観劇するとあの2人の最期の会話がアビアントだったのが切なすぎて、、、でも軍事裁判にかけられたら絶対生き残れないよなとも思うので…
きっと今作、柚香光が単独卒業だったら、マルセルはNYへ旅立ち、残るトップ娘にアルカンシェル(宝塚花組)を任せるという演出にしたんだろうなと思います。まずはアルカンシェルを立て直す、でもいつかマルセルにはNYへ行って夢を叶えてほしいと願います。きっと「次の時代へ希望を託す」という歌手を最後に歌って欲しかったんだろなと思います。
フィナーレの歌手は次期トップの永久鏡せあから。元々細いですがトップ目前ますます細くなって少し心配です。声がいいですよね!!あのハスキーボイス。本編とは違う、もっとキラキラして希望に溢れたたゆたえども沈まずも良いですね。
娘役群舞、1つだけどうしても文句言わせてほしい。なんで!!愛蘭みこ・美里玲菜のピックアップないんですか?!?!卒業ですよ?!1本物だから役がないのはもう仕方ないとしてフィナーレくらいさあ、、私は2人をオペラでガン見でふけどね!!
そしてもう1つ欲を言えば最後は黒燕尾が良かったなあ。宝塚男役・柚香光の魅力はカチッとした衣装でラフに踊るところのギャップと抜け感と思うのです。
さらに欲を言えば、デュエットダンスは白かピンクの衣装がよかったよおお
デュエダンのリフト直前の「おいで!」という頷きが最高に好きです。最後のソロは必死に目と心に焼き付けました。気持ちよさそうに踊りますよね。
階段降り、個人的には輝月ゆうま・紅羽真希・峰果とわの親衛隊で一緒なのがツボです。そしてゆりぽんの専科異動同期2人がフィナーレ隣なのも、月ファンとしてはうれしかったです。
柚香光だけのオンリー技、銀橋での一回転。あれほんとにすっっごいです。体幹がすごい。縁起も良い気がする!
観劇感想は以上。1幕2幕それぞれ2000文字超え笑 読んでくれた方お疲れ様でした。
卒業される皆様へ向ける言葉はまた明日を見送ってから書きます。
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