こんにちは
だいぶ遅くなってしまいました。記憶が薄れ始めているのでサクッと書いていきますよ。
星組「夜明けの光芒」観劇感想。
はっきり言ってしまおう。とてもつまらなかった。脚本がよく分からなかった。
暁千星主演の作品としては今までで1番微妙では…本人は年々かっこよくなるのに…
ピップは、一時的にお金に目が眩んだりするけど最後は恩人を助けたり家族のところへ戻ったり好きな子に一途だけど、すごい成長したのか?というと主人公がこのくらいの改心はしてくれないと観てる側もつらいよ、というくらいで。
瑠璃花夏は子役が続いていた中、大人になりかけの女性を艶かしく演じ、どのドレスもとっても綺麗にきていました。男を不幸にするために育てられたとか言いながら、いろんな男と遊んでは捨てるとか全員を無視とかそういう描かれ方はなくて、意外とさくっと結婚決めるし不思議。ただ、少女と大人の間の表現はとっても上手かったです。
今作をぎりぎりのところで保ったのは美稀千種です。とにかく組長自ら熱演、溢れ出る良い人、絶対に幸せになってほしいジョー。組長パワーでなんとかそこそこの作品に仕上げておりました。すごい。ピップとジョーの幼馴染ビディの綾音美蘭は、ザ・地元の女って感じで柔らかい雰囲気と可愛らしさがあって良かったですが、説明不足すぎて結構最後の方まで何者なんだろ?と思ってました。
出てくるだけで大迫力、そりゃキーパーソンだよねって感じの輝咲玲央。相変わらずの存在感でした。
でもさ、罪人なんでしょ?なんでそんなに遺産あるの??というかお金あったなら、残した妻と娘が2人でその遺産で幸せに暮らせたじゃん。なんで?と全然納得いかなかった。演者は悪くありません。脚本のミス。
お金の在処が気になりすぎて、なんでこの人は何も言わずに働いてるんだろ?と不思議になってしまう紫りらと、なんでこの弁護士は全て知った上でこの状況よしとしてるんだ?となる朝水りょう。なのに謎の説得力を待たせてしまう上級生すごい。
2番手格の天飛華音は、現実のドラムルとピップの頭の中を上手く演じ分けていてその実力の高さがみえましたが、あっさり死ぬ。びっくり。
稀惺かずとが3番手格として物語をまとめ、破綻ない安定した実力で支えてくれました。本物の御曹司だからだけでなく、綺麗な容姿、高安定の実力、毎度レベルアップしてくる努力がちゃんとみえて、抜擢されるのも大納得です。
今作でで特筆すべきは、七星美妃・乙華菜乃・藍羽ひよりによるハヴィシャム邸でしょう。
「私が怖い?」って、いや逆に怖くないと思うか?という背筋に寒気が走るような怪演を静かにみせた七星美妃。正直こっちが正ヒロインだったのではないか?と思うほどの存在感と冷たさゆえの美しさがあるのにちゃんと少女という役どころを掴んで表現してみせた乙華菜乃。少年ピップは青年に繋がる部分もあり健気。
とりあえず暗いし何を伝えたい話だったのかよく分からないけど、星組には良い機会の静の舞台の経験だったと思いますし、さすがあのトップコンビの下で育っているだけあって端々までしっかり実力があることが改めて分かった公演でした。
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