丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月組退団者に贈る

こんにちは

 

無事に七夕を迎え、月組「Eternal Voice / Grande Takarazuka 110」千穐楽となりました。

卒業される皆様へ勝手に想いを綴る贈る言葉シリーズ。

 

98期・麗泉里

私が初めて認識したのは「カルーセル輪舞」のエトワール。高音がとても綺麗で、声にすごく張りがある歌の上手い娘役さんだなと思いました。

泉里ちゃんはとっても月娘らしいカッコいい娘役でした。月娘は、1人のスターとして自分自身がパワーを発して光り輝いて、(良い意味で)男役がいなくても魅力的にみせられる、女性が憧れる女性を描いたような強さが魅力だと思っています。そんな月娘の魅力を凝縮したようなカッケェ娘役でした。

特にその良さが出ていた川霧の橋のお甲は、半次に会った時の気風の良さが味を出していました。

万華鏡でのエトワール、GOAT白の衝撃のソロをみて、もしかしたら…と卒業をこちらも覚悟していたのですが、10年以上娘役を突き詰めた彼女の選ぶ卒業は晴れやかに違いないと集合日を迎えて思ったのを覚えています。

卒業となった最後の作品で、たくさんの歌を聞かせてくれたことはもちろん、銀橋を1人で堂々と渡る姿はやっぱりかっこよくて、相変わらずハリのある声で客席に存分に歌声を浴びせてくれて消え残る思いとなりました。

 

100期・空城ゆう

最後のグラタカでの黒髪の燕尾姿、男役の完成系の1つでした。10年間どれだけ学び努力したかが一目瞭然の、シンプルだからこそ分かる本当に綺麗で男前な燕尾姿でした。

通行人でもセリフがなくても必ず舞台に生きる1人として一切妥協しない姿。ガッチの男役からはそんな舞台人としてのこだわりを強く感じて、そこがとっても好きでした。応天の門の広相先生、フリューゲルの社長では、そんな今までのこだわりをギュッと詰めていて、特に社長はベルリンの壁崩壊の瞬間の芝居にこだわりが詰まっているように感じました。

その磨き上げられた男役10年の芸と、芝居に対する強いこだわり、これからますますの活躍と思っていたので寂しいです。

 

101期・彩音星凪

Golden Dead Schiele を観た時に、もう次で卒業する気がすると思ったのですがまさにその通りとなってしまいました。

ダル・レークの恋の水の精霊とシーレの死の幻影、本人もメッセージで挙げていた役が私も同じく印象に残っている役です。

特に死の幻影については、宝塚のダンスで表現する役としては過去最高の完成系だなと感じました。ダンサーというだけではなく、役者が踊っているからこその演技力というかダンス力というか、一挙一動に意味を持たせていて素晴らしかった。

最後グラタカでハイタッチできたのうれしかった思い出。

たぶん宝塚でも1.2を争う田舎の北の大地の真ん中から、その長い手足を目一杯広げて宝塚の舞台で舞ってくれたこと感謝です。

 

102期・一星慧

同期の大楠てらとの並びは毎回新鮮にその大きさにびっくりします。男役をするのに恵まれた体型、なのに話すととっても謙虚で真面目で少し可愛くて。あんなに大きいのに雰囲気が柔らかくて、でも応天の門の遠経はめっちゃ性格悪くてよかったな。

アヴァンギャルドのバチイケ兄さんもよかったし、どの衣装も映える長身で最後まで輝いていました。

 

103期・まのあ澪

フリューゲルの時に本当にお芝居が好きなんだなって思った印象が強くて。舞台を楽しむといろんな人が口々に言いますが、彼女の舞台からは本当に本当に舞台が楽しいんだな!と伝わってくるとこが好きでした。エタボのキルスティンちゃんも作中唯一のアドリブ場面を丁寧に準備してきていて、あの一場面にたくさん愛情を注いでいるのだなと感じました。ショーの時も目一杯楽しいというのが溢れている満面の笑顔が素敵で、退団同期との場面ももちろん学年の近い娘役たちのとムーンライトセレナーデも本当に楽しそうで、私含め観客の中には笑顔がたくさん残るような素敵な娘役でした。

 

全員卒業されるのが惜しい、大好きな月組生です。

もう次の舞台にはいないと思うと寂しいけれど、卒業後の人生が今まで以上に輝いて幸せなものでありますように!

本当にありがとうございました!!!

 

 

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