こんにちは
暖かくなりました。嬉しいです。でも花粉症と季節の変わり目で身体の調子が悪くなりがちなので、次の月組までに絶対万全に!と思います。皆様もお気をつけください。
月組「今夜、ロマンス劇場で」をキャスト別感想書いていきます!全体感想は下記から読んでください。
月組「今夜ロマンス劇場で / FULL SWING」感想 - 丸の内OLの観劇日記
牧野健司 : 月城かなと
この話は映画の中の美雪が現実世界に出てきてしまうという一大イベントはあるものの、その後の現実世界で大きな事件があるわけではありません。殺人も戦争もなければ革命もない。だから健司もごく普通の助監督でありサラリーマンなのです。そんな普通の人だからこそ演じるのが難しいと思うのですが、さすがの演技力…ものすごい自然に生きているのです。
あんなに素顔が綺麗でかっこいいのに、牧野は特別かっこいいわけではない。どちらかというとヘタレでモテるタイプではないのに、うーんよく見るとかっこいいかも…?みたいな。そこにちゃんと気付いてる塔子は良い女なわけです。"月城かなと"としてのかっこよさを役であそこまで消せるのがすごいです。そして若い間はそんな感じなのに、人は老いると味や良さが出る時があるというのが老年期の演技で見事。「いつもの遊びをしよう」から客席の涙が止まらないのは間違いなく演技の賜物です。
美雪 : 海乃美月
じゃじゃ馬でお転婆で大迷惑かましても品を失わない、簡単なようで難しいですがその塩梅が素晴らしいです。まず健司が一目惚れするのが納得のビジュアルが大成功です。
自由に伸び伸びしているようで、ルールを守って時折切ない顔をする姿や、塔子の様子をみて出て行く時のなんとも言えない表情、さすがは芝居の月組と育っただけあり、ただの姫様では終わらないのが美雪の良さ。
今までたくさんのヒロイン格を演じてきたわけですが、ここまで明るいキャラは珍しかったので、意外にもフレッシュにみえました。
俊藤龍之介 : 鳳月杏
真骨頂ここにあり…!大スターなのに笑えるその絶妙さがお見事。もう名乗る時から1番面白くなる「間」を分かってるんですよ!ずるい!!
悪魔祓いの歌、最高です!もはやあの映画フルでみたいです。「妖怪たちっ成仏の時間だぜ、Let's 輪廻」って逆に縁起悪そう笑
俊藤、基本変な服着てるのに全部似合ってるのはさすがはタカラジェンヌの中でも屈指のスタイルを持つからです。
そして何回も言いますが、あの面白さとハンサムガイのかっこよさの絶妙さは、滑舌の良さあってこそ。今回も素晴らしく聞き取れる〜!
大蛇丸 : 暁千星
この役を魅力的に演じられるようになったというのがなによりも本人の成長の証。同じ役がピガールより前にきていたら、こうはならなかったでしょう。オリジナルキャラクターだからこそ自由だけど難しかったと思います。1歩間違えれば、すごく痛い存在や地味で印象に残らなくなる可能性もあった中で、愛すべき面白キャラになったのはその絶妙な調整ゆえだと思います。
変な衣装とトート閣下ぽい鬘を謎に着こなしているのは本人のスタイルゆえですし、おもしろいことを言おうとしていないのに笑っちゃう微妙な間も心得、さらに後輩たちへのツッコミも担当。たしかに出番は少ないけれど、これこそ大スターへの1歩と言うべき月組本公演最後の爪痕でした。
そして歌唱力!ものすごい成長!!タンゴは見事すぎて聞き惚れました。
メインキャストはここまで!
文字数が増えてきたので、他のキャストは次回にします〜!
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