丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月組「今夜ロマンス劇場で / FULL SWING」感想

こんにちは!

 

月組無事に始まって良かった!!これで一応止まっているものはないということですね。そして雪組大劇場の作品も発表。今から宦官の朝美絢の姿を妄想し(勝手に配役決定)悶えております。

 

さて、月組公演の感想を書いていきます。

ありがたいことに数回観られるので、まずは全体感想を書いていきたいと思います。

 

1幕今夜、ロマンス劇場で

 

ヘタレを演らせたら俳優1と言っても過言ではない坂口健太郎と、ヘタレを演らせたら男役1の月城かなと。さすがのヘタレ具合なのに「おやすみなさいプリンセス」「姫、これをどうぞ」とか言っちゃうところが堪らないですよね…!

またヒロインの綾瀬はるかが口が悪くても品を失わなかったのと同様に、海乃美月もジャジャ馬でも上品なまま。

このヘタレだけど一途なところがカッコいい健司と、お転婆で口が悪くても上品な美雪というキャスティングに、それぞれ芸能界とタカラジェンヌでハマっていたと思います。

 

一般的に漫画や映画が宝塚版になる時は、宝塚版の楽しみ方として違うものと捉えた方が良いと思います。花男とかね、宝塚版も最高だけどやっぱりドラマはドラマで良い、みたいな。

でもこの今夜、ロマンス劇場でという作品は、ほとんど同じものとして楽しめるのが新しいな〜と感じました。映画も舞台もほとんど同じ長さなので物語を圧縮したり伸ばしたりしていないからかもしれませんし、映画版の2人も宝塚版の2人もすごく自然な演技をする方々なので役者の味が良い意味で薄かったからかもしれません。

 

舞台演出では、映画の映像がそのまま舞台に載っている引き継ぎは本当に見事でしたし、それが幕開けの白黒と最後のカラーも素晴らしくリンクしていたのが印象的です。あれは本当に見事です。そして白黒の時は後ろ姿で登場するのが美雪で健司は世界観に馴染めていないのに、最後のカラー版では登場が健司で主役として存在している若干の違いも見事。

海ちゃんの衣装が特に色合いが鮮やかで、姫としてのドレスはもちろん、全て可愛く着こなしていて素敵でした。

あと、演出面での特にお気に入りは、健司と美雪がどういう風に過ごして、老年健司の病院までの人生を歩んでいったかの場面。蘭尚樹・彩音星凪・夢奈瑠音のダンスで紡ぐ健司の人生が、なんかとっても健司なんですよね…!さすがは芝居の月組だと。プロポーズしてから病室まで、ちゃんと2人は暖かい人生を歩んだんだなと思わせてくれるところが素敵だなと思いました。

 

映画では描かれなかった、美雪がいなくなった映画の中の世界。役を増やすために作った演出かもしれませんが、映画の中にいた仲間や敵にも映画の中の人生があり、まあ一応そっちの方もハッピーエンドで安心してねというところまで描き切ったのは小柳先生見事だなあと思いました。

暁千星大蛇丸はじめ、映画の中の世界のおかげでだいぶ役が増えたのは事実ですし、宝塚でやるのであればそこは必須だったと思うので上手いなあと感じました。

 

2幕の「FULL SWING」

1幕がトップコンビのお披露目という感じだったのに対し、新生月組のお披露目というイメージが強い作品です。

地味といえばたしかに全体的に地味なのですが、落ち着いてる雰囲気がすごくあっています。月城かなと・海乃美月といえばラスパやアンカレというように大人の雰囲気が似合いますし、鳳月杏もハンサムガイとは違う余裕の色気がたまりません。さらに成長して大人の色をぐっと出した過去とのギャップにやられてしまいそうな暁千星に、良くも悪くも若手のフレッシュ感のないドンとした風間柚乃という現体制の魅力がたっぷり詰まっていました。

 

でもなにより言いたいのは、99〜103期あたりの男役ハードすぎない?ということ笑

礼華はる・彩音星凪に至っては全場面いる…!それもわりと目立つ位置にいるうえに本人たちも等身バランスで目立つから目につく。トップスターがプロローグの後2場面(龍・ジゴロ)休んでる間にどちらも出た後にジャンゴにもいるし中詰めもすぐ出てくる笑 まじでハードです、

 

ショーについては全体感想というより場面ごとに書いていきたいので、ここまでにします!

 

個人的な事情ですが、最近プライベートがとても忙しく、更新頻度が下がっております。

気が向いたり記事が書けたら更新しますので、もしよろしければ楽しみにしていただければと思います。

 

 

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