こんにちは
水美舞斗主演「銀ちゃんの恋」DVD・Blu-ray発売が決定しました！！！
これは、朝美絢主演「ほんものの魔法使い」と同様に次の正2番手ですよというメッセージだと捉えていいと思います！！！！！
正直あーさの時の方が前例少なめで模索という形で予想していたのですが、この前例ができたので水美舞斗も瀬央ゆりあも当てはめていけばどつなるか分かる…という感じですね。逆に言えば、「壮麗帝」のDVD・Blu-rayが出なかった桜木みなとがなんだかなあ…という感じでもあります。
さて、本日はコラムと言いますか、人事予想でも観劇感想でもない記事です。
現在、5組の組長は全て男役。トップスターとは別の意味で組のトップとして君臨する管理職。それぞれの組の特色を最も濃く現しているのが組長です。本日はそんな組長たちから各組の良さをみていきたいと思います！
男役も女役も何でもこなす名役者ですが、何よりの魅力は気品だと思います。どの役、例え貧乏人をを演じてもイギリス貴族の末裔か？と思うくらいの気高さがあります。これって芸を極めただけでは出るものではないので本当にすごいなと思います。
そんな気品の中に静かに燃える青い炎のような熱さがあり、花男の伝統を背中で表現する人だと感嘆します。
注目は黒燕尾だと思います。言葉で表現するのは難しいですが、あの綺麗な魅せ方は花組の組長ここにあり！という見事なものです。
月組・光月るう
芝居の月組ここにありというくらいの宝塚屈指の名役者。現代の嫌味なおじさん上司から小粋なイケオジ貴族まで、どんな役でも素晴らしい出来栄え。直近では月城かなとが演じる正儀がそのまま40年経っただろうというくらい見事な演技をみせてくれたわけですが、個人的に1番はIAFAのエルフィだと思っています。
出しゃばりすぎるとうるさくなってしまうし、かと言って控えめにしたらそれはエルフィではない、その絶妙なバランスと本当にエルフィという人が存在していそうな自然な演技が本当に素晴らしかったです。
生え抜き組長として、昔は2番手3番手の役を新人公演で演じていたこともあり、各スターとの距離感も近く、月組の歴史を吸収してそれを後世に伝えていく姿には毎度感動します。
雪組・奏乃はると
月組と同じく雪組生え抜き組長です。圧倒的包容力と溢れでるくまさん感で穏やかそうな雰囲気でありながら、壬生義士伝やfffでみせたクソオヤジもなかなかにお手の物。
轟悠がトップだった時代に組配属され、渦巻いていた色んな時期を全部みた上で、壮→早霧→望海の100周年前後からの安定までを支え、そして今やっと安定した組体制での生え抜き組長×生え抜きトップスターとなっている事が感慨深かったりします。
和物の雪組は上級生からの直接のご指導あってこそ続いているもの。歴代から学び、それを配属された若手や組替えしてきたスターに伝承しここまで定着させた功労者の1人だと思います。
星組・美稀千種
こちらもまた星組生え抜き組長です。VERDADの星組コーナーでも思いましたが、星男って濃いんですよ。映像の最初に登場した峰さを理から濃厚で、そこから湖月わたるに柚希礼音や紅ゆずると、濃いめの個性派が多い印象。もちろんトップスターだけでなく面々がみんな濃いめ。
そんな中で、屈指の濃さを誇るのがやはり組長です。個人的には、少し背が低めな中で燃えたぎるような熱さと、身長とかではなく中から滲み出る上級生の包容力が見所だと思います。特に直近のモンタギューなんて、父としての優しさとキレたらやばいという雰囲気に魅力が詰まっていると思います。あとは、スカピンのピポー軍曹のような小さいからこそキャラが出るおじさんキャラも良い味です。
実家が寿司屋だから、寿司=ことぶきつかさ という雑な命名方法だけでもはや推せるすっしーさん。
宙組創設メンバーの1人として、20数年の歴史を全てみてきたレジェンド。おじさんおばさん何でもできますが、私が好きなのは小粋なダンス。シトラスの風sunriseのジャンゴの場面なんて本当に素敵でしたよね。
そして全体的にどんな役でもスタイリッシュにきめてくるのがとても宙組ぽいなと思っています。
ダンスは皆無でしたが圧倒的存在感をみせたのは、アナスタシアのナナだと思います。こんなに長い間男役をしてきて、女性の歌の多い重要な役をこのクウォリティで演じるのか…これがタカラジェンヌの実力か……と素直に感嘆しました。
今回は組長にフィーチャーしてみました。今後とも各組随一の男役である組長の細かい演技や想いに注目していきたいと思います！
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