こんにちは
今年も残るところあと1ヶ月。2019年観劇予定もラスト3回です。
先日花組公演「A Fairy Tale / シャルム」にて、城妃美伶さんが退団されました。
私は現役の娘役さんの中では、1番好きだった娘役さんで、かなり寂しいです。
娘役人事は水物と言いますが、本当にその通りで、新人公演ヒロイン0回でトップになった仙名彩世に対し、5回もヒロインを経験してトップになれなかった城妃美伶。
同期の海乃美月もそうですが、トップになれなかったとしても、この娘役がいないと舞台が成り立たない!と言えるような存在感、数多くのヒロイン、ある意味トップという枠に収まらなかったからこそ記憶に残る娘役です。
私がいつ彼女を認識したかは正直記憶がありません。でもショーとかではいつも目に付いていました。可愛くて、ダンスも上手いんです。今思えば、あの独特のキラキラ感は星組育ちだったからかもしれません。
新人公演ヒロインはなんと5回!
星組「ロミオとジュリエット」花組「カリスタの海に抱かれて」「ME AND MY GIRL」「金色の砂漠」「ポーの一族」
別箱ヒロインでは、礼真琴初主演バウ「かもめ」瀬戸かずや主演バウ「アイラブアインシュタイン」水美舞斗主演バウ「Senhor CRUZEIRO」柚香光主演東上「花より男子」
中でも新人公演主演のラスト2作、コンサバとポーは映像で見ましたが、素晴らしいものでした。
コンサバは、明日海りお・花乃まりあが命をかけて精神を削って演じた作品。新人公演は1本もののミュージカルをやるよりもプレッシャーがかかる大変なものだったと思います。
主演の綺城ひか理とは同期で、より一緒に育ってきた感がありました。2公演しかないのがもったいないくらい、気高くて愛に溢れた落ちていくタルハーミネは素晴らしかったです。
ポーに関しては、本当は華優希・音くり寿あたりに新人公演ヒロインを回したかった時期だと思います。でもしろきみが選ばれたのは、シーラを演じられる新公学年の娘役が彼女しかいなかったからでしょう。本役の仙名彩世はそれはもう非現実感から歌も全て素晴らしく「脈がない」というセリフがこゆなにに会うことはないだろう、というくらいでしたが、それに匹敵するシーラでした。
本人も気に入ってる最後の大役牧野つくし。私的にはタイプとビジュアルで言えば、A Fairy Taleのフローレンス・ウィールドンの方が似合っていたと思いますが、あのつくしの熱演には退団者特有の輝きがあったように思います。
餞別か?と思っていましたが、オーディションだったんですね。
本公演では、ポーのエトワール「極上の美、永遠の命、底知れぬ恐怖、知りえぬ謎」という歌詞を彼女が歌ってこそだなーと映像を見る度に思わされます。
全く逆、どちらかといえばつくしよりの「邪馬台国の風」イサカは、こっちがヒロインでもおかしくないくらいでパワフルに演じていました。
そう考えると、とても宝塚らしい美しい貴婦人の役から、娘役とは少しずれたパワフルな役まで、必ずこなしてみせる貴重な娘役でした。
また、しろきみについて語る上では、水美舞斗に触れなくてはなりません。
花組に組替えて初の本公演「カリスタの海に抱かれて」、マイティにとってはやっと掴んだラストチャンスの新人公演主演。お互いにとって大切な公演を作り上げたから、最後に至るまで絆が生まれたのかなーと今になって思います。
マイティバウ初主演でのヒロイン。完全なヒロインではなかったですが、クルゼイロの想い人、として適任は他にいなかったでしょう。
卒業公演でも、2人の出す雰囲気が美しすぎて…ライビュでマイティがものすっっごく切ない顔してたんです。あれは役としてだけでなく、これが2人でする最後の芝居なんだ…というのも込められていたのかな、なんて。ショーの中詰では手の甲にキスしていましたね!
とりとめもなく記憶を辿るように書いてしまいましたが、トップ娘役になれなかったという事は生で舞台を観ていなければ出会えなかったということでもあります。やはりどうしても名前が残りづらいので…
私は城妃美伶という娘役に出会うことができて本当に良かったです。
お疲れ様でした。ありがとうございました!
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