丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

純矢ちとせ・澄輝さやと に贈る

こんばんは

明日7/21は宙組オーシャンズ11千穐楽です。

 

退団される純矢ちとせさん、澄輝さやとさん、愛白もあさん、蒼羽りくさん、風輝駿さん、はる香心さん、雪乃かさりさん、今まで本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 

トップの退団でもなく、1本ものであるにも関わらず、多くの退団者がでました。

中でも、純矢ちとせ・澄輝さやと・蒼羽りくの3名に関しては、朝夏まなと時代からずっと組を支えてきた宙組といえばこのスターたちという存在で、この3名がいなくなる宙組は想像できません。

 

ここからは個人的な宙組との思い出になってしまうのですが、私が初めて宙組の舞台を生で観たのは、凰稀かなめ退団公演「白夜の誓い / Phoenix 宝塚」でした。

 

正直この作品の記憶はほとんどなく笑、「孤独だっていいじゃない〜」という独特な歌詞と、羽根背負った次期トップコンビがエトワールという思い出しかないわけですが、

この時チケットを取ってくださったのが、母の友人のそのまた友人の友人の澄輝さやとさんの会の方でした。

そこから宙組を観るときは、あっきーさんに注目していました。

 

特に思い出深い役は、「バレンシアの熱い花」のロドリーゴと「神々の土地」のコンスタンチンです。

ロイヤルofロイヤルなので、本当に貴族の役がここまで似合う日本人俳優は他にはいないと思うほどの貴族感でした。

どちらも一途でありながら幸せにはなれない身分の違いが痛々しいほど伝わってきて、また、変な下心とかない真っ直ぐに相手を思う気持ちがよく伝わってきて、メインストーリーではないものの涙無しではみれなかったです。

なんだかあっきーは、美しすぎるが故に幸せになれない恋愛みたいなイメージが勝手にあって、またそのような役を表現する事にすごく長けていたような気がします。

 

お顔が誰よりも小さくて、手足が長くて、気品溢れるロイヤルで、本当に見本のような素敵なタカラジェンヌでした。

たまたま初めてのチケットを取ってくださったのが会の方で、昔からのファンの方に比べたらほんの少しだけかもしれませんが、今までたくさんあっきーに注目する機会があったことに感謝しています。

 

一時期、特に真風お披露目直後くらいは、"その他大勢"みたいな役が多く、下もどんどん育ってきている中、どうなるんだろ…と不安に思っていたのも事実です。

そういう意味では、きちんと見せ場やソロ曲があり、宙組のみんなと仲間として活躍する事ができ、かっこいい男役ならではのシーンもある「オーシャンズ11」での退団は、良かったな!と思います。

 

そして純矢ちとせさんに関しては、「王家に捧ぐ歌」で、すっっごい女官がいる!!と思ったのが最初でした。エトワールも素晴らしかった。

 

1番印象に残っている役はやはり、「エリザベート」のゾフィーです。

私の中では歴代最高のゾフィーでした。とにかく歌が上手いのと、貫禄はすごいし、めちゃめちゃ怖かった。「顔は洗ったの」の一言であそこまで威厳出せる方は他にいません。

外部でのゾフィーは元男役トップばかりだけど、ぜひせーこゾフィーをもう一度観たいです。外部エリザだと、ゾフィーの最期でまた見せ場があるので、それも含めて観たいんです。お願いします。

 

スター揃いの89期の中でも、群を抜いて芸達者せーこさん。その存在感と実力から、上級生娘役では唯一のタカラヅカスペシャル出演者でもあり、良い意味で少し異色なスターでした。タカスペ2017では、せーこさんを中心とした娘役の場面もあり、娘役同士の序列はなかなかタブーの中で、トップ娘役以外で一真ん中に立つ事が許される娘役さんだったような気もします。

 

今年は年始から七海ひろき美弥るりか89期の退団が続き、今回は「89期最後の1人」になるであろうと思われた純矢ちとせがまさかの退団。そしてこれから明日海りおの退団が控えています。

平成最後の宝塚を輝かせた89期の退団。本当に寂しい限りです。ただ同時に、新しい時代の到来を感じずにもいられません。

 

お2人を始め、今回卒業されるみなさまは、私の知っている宙組を作ってこられた方ばかりです。次回からの宙組がどんな風になるのか正直全然想像もできません。きっと、ぽっかり穴が空いたみたいになってしまうんではないかな、とも思う反面、宙組のチーム力が試される公演にもなってくると思います。

 

退団される皆様、今まで本当にありがとうございました。これからの各方面でのご活躍をお祈りしております!

 

 

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