丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

各組の集大成作品を考える

こんばんは

明日から合宿なのでしばらく更新はないと思います。何かコメントせざるを得ないニュースなどあったら更新します!

 

「青い薔薇の精 / シャルム」に対し、もちろん明日海りおの退団公演であり最後に生で観られるチャンスでもあるので観たい気持ちはいっぱいなのですが、全然ワクワクしないのはなぜかと考えました。

その時に、「CASANOVA」が明日海りお率いる花組の集大成だったからではないか、と自分の中で結論が出ました。

 

2018年は1人もトップの退団者が出ずに、つまり全体的に成熟期を迎えている宝塚。

ということで、今のトップの率いる5組の私的集大成を考えてみました〜

 

花組はやはり「CASANOVA」でしょう。

ショーで言えば、「Beautiful Garden」ですかね。

相手役に実力者仙名彩世、若手の域を超え組を支える存在に育った柚香光水美舞斗、どんな役でも仕上げてくる瀬戸かずや鳳月杏。頭角を現してきた綺城ひか理・飛龍つかさ・聖乃あすから。実力派娘役として引っ張ってきた花野じゅりあ・桜咲彩香、絶対的娘役エース城妃美伶、どこにいても可愛い華優希舞空瞳なに演らせても上手い音くり寿

 

これだけのメンバーが揃い、それぞれが適役を演じたCASANOVAは、明日海りお率いる花組の1番盛り上がった作品だったと思います。

今名前をあげたここから6人がいない次の作品、少し盛り下がるのも致し方ありません。

 

月組「ALL FOR ONE」だったと思います。

「太陽と土の匂いがする」の歌詞がこれほどしっくりくるトップスターはいないであろう、真っ直ぐな強者が似合いすぎた珠城りょうルイ14世役ができる娘役は他にはいない愛希れいか、色男の美弥るりかに年上リーダーの宇月颯、頭の弱い力持ちの暁千星に、こちらは頭の弱いロイヤルが最高すぎる紫門ゆりあ、顔があんなに綺麗なのに悪役の3枚目が板についた月城かなと。まだ次期トップ娘役論争がなく良い味を出していた海乃美月早乙女わかば

 

やっぱりちゃぴの退団発表から揺れ始めた月組。その前は娘役に関してはやはりこの2人が牽引してくれていた事は蓋ではなく、月娘の財産であったと思います。

 

大して人が抜けたわけではないですが、AfOが1番全員にぴったりの役が当たった珠城りょうの月組最大の盛り上がりとなる作品ではないでしょうか。IAFAがどうなるか次第ですが果たして…

 

雪組望海風斗の代表作といえばもちろん「ファントム」でしたが、望海風斗率いる雪組の集大成と考えると今回の壬生義士伝だったのではないでしょうか。

感想記事でも書きましたが、ファントムは役が少ないので組全体として考えるとこちらかと。

 

とにかく実力派のトップコンビに、わりと何色にも染まれる彩風咲奈、宝塚らしさ溢れる彩凪翔、顔の良さと実力バランスに優れた朝美絢、爽やか御曹司永久輝せあ、誰よりもキラキラしてる綾鳳華、渋くて存在感ある期待の縣千、リーダー格がはまりすぎる真那春人などなど、とにかくスター過多であり、それぞれがきちんと活躍できる役をもらえた「壬生義士伝」は雪組の1番充実していた1作と呼べると思います。

 

次回作は原作もあるので役の数がどうなるか…となによりもひとこちゃんがいませんからね、、

 

星組といえばこれしかない!「Another World」

後にも先にも紅ゆずるにしかできない役、そして相手役に隠れながらもコメディがうまい綺咲愛里、何させてもクウォリティの高い礼真琴、ゆるふわ役が最高だった七海ひろき

私は「食聖」をまだ観てないのですが、やっぱり紅ゆずる率いる星組の集大成にはカイちゃんがいてほしいのでこの作品を選びました。

 

宙組真風涼帆の任期によってはこれから「新しい宙組で名作が生まれるかもしれませんが、暫定はオーシャンズ11

 

真風涼帆の程よい重さと芹香斗亜の軽さが絶妙で、そこに桜木みなと・和希そら・瑠風輝と生え抜きスター達が華を添え、蒼羽りく・澄輝さやとが脇を固め、とりあえず大事なところは全て純矢ちとせがなんとかしてくれる万全の体制。

あれだけ詰まっていた男役を全て消化できる作品はO11を置いて他にありません。

今回の退団で宙組の1つの時代が終わったと感じさせるほどに、集大成と呼んで良い作品だと思っています。

 

こうして書いてみると、変革の時が来たのは当然であり、またここから新しい時代が始まっていくんだな、と思います。

月・雪・宙に関しても、世代交代はそう遠くないと思います。今この瞬間を大切にしていきたいと思いました。

 

 

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