丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

雪組「FROZEN HOLIDAY」観劇感想

こんにちは!

 

だいぶ遅れましたが雪組公演の感想を書いていきます。

 

雪組「FROZEN HOLIDAY」、私は東京で観たのでもうクリスマスも正月も終わっていたのですが、楽しいから関係なし。

まず最初のプロローグにで袖に上級生出てくるのが最高。あの人数いてくださるって有り難すぎて1人1人に御礼を言いたくなります。

 

チーム紹介、最初観た時はダサっ!て正直思いましたが慣れてくればただ楽しいです。彩風咲奈がどのチームとも楽しそうに踊っているのがグッときますし、桜路薫・天月翼の95期コンビが回転扉開けてくれるのも良いんですよね〜!

紀城ゆりや・音彩唯・華世京・華純沙那のクッキング姿が可愛すぎる…!!みんな割と歌える、特に娘役は歌うまメンバーのはずなのに、プロローグ直後の4人銀橋は声量が足りず、ロケット後のセリフも息絶え絶えだったので、上級生の肺活量ってすごいんだなと思ったりなどしました。

 

料理バトル、日本チームのクリスマスソングから寿司!のところとかだけちゃんと和風に仕上げるのがツボですごく好きなところです。

朝美絢の「お前とキャンディーケーン」まじで意味わからないのに、それが正解みたいにしてるのさすがすぎて毎回笑えます最高。

そして絶対にいちごを食べない和希そら神父に、最終的にかならず食べさせられるサンタJrと、めっっっちゃ可愛い夢白あや。平和すぎてニコニコしちゃいます。

 

ダンスバトルのシーン、彩風咲奈・夢白あやのコンビの魅力が爆発してます。モダンなスキーウェアを一歩間違えたら昭和感あふれるダサい感じになりそうなのにめっちゃオサレに着こなす。

 

クリスマスの中詰めは楽しい!とにかく楽しい!!知ってる曲がたくさん流れるし、でもふとした時にGREATEST HITS!!を思い出したりなんかして。その正体はパパ〜song、今回は和希そらが歌っていますが前回は望海風斗だったなとかね。あの頃は、月城かなと・永久輝せあ揃っていたんだよなあとかね。そしてあの頃から変わらずにいてくれる上級生の皆様、本当にありがとうございます(2回目)

銀橋を渡る諏訪さき・野々花ひまりの同期コンビ。トップコンビでも観たことないくっつき具合で、同期最高〜!!となりますし、この2人ずっと一緒なの良いですよね。

 

晦日の場面で突然始まる和希そらサヨナラショー。もうこの場面を作ってくれた先生には感謝です。残っていたら絶対2番手にあがれたのに、人気も実力もあってみんなから惜しまれてる中でサヨナラショーもなく卒業していくそらぴを送り出すシーンがちゃんとあって本当によかった。白い衣装で軽やかに踊る姿はまぶしくて、ありがとうがたくさん詰まった歌詞と、次の時代に続くカウントダウン。サヨナラ場面として完璧すぎて、だからこそより本当にやめるんだ…と思って寂しくなることもありました。

 

雪100の場面は、ここで正月をテーマに和物らしさ持ってくるか!と唸り、「歌ってランラララン 踊ってドンドコドン」という謎歌詞ですごいテンション上がるんですよね!!!

Snow Flower板付きが、彩風咲奈+奏乃はると・透真かずき・真那春人・久城あす・桜路薫・天月翼の時点でもう…ほんとに……ありがとうございます(3回目) この人たちが今の雪組の柱なんだと毎回グッときてしまい、雪組は組替え生が多くて今もトップ娘と2.3番手は組替えだけど、それでも雪組雪組であり続けてて組み替えしてきたみんなが新しい風を吹かせつつ雪組生になっていくのはこの柱であり土台である方々がいてこそなんだ!!と。きっと今までも生え抜きで支え続けてきた方々が繋いだ雪組があって100年経ったんだよなああと思い、そこから路線に切り替わった時にこうして他組から良いところを取り入れてまた雪組は成長していくんだよなあと歴史を感じた素晴らしい場面でした。

そしてその後残ってソロとなる朝美絢の声量が半端なくてすごい。深い意味はないのかもだけも、雪100→2番手ソロは感じるものがありますね。

ロケットは、鏡×大人数をみるか袖の上級生コーラスを見るか迷ってしまう。そしてなんだかんだコーラスみてしまうありがとうございます(4回目)

 

超雪祭男子、オーバー99の学年はもうこういうシーンはあまり出してもらえないけど、あさそらを堪能できるシーンがあったこと本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。下級生みたいのにけっきょくセンターみてしまう。そして叶ゆうりパイセン紫担当は全員の解釈が一致すぎる。

 

彩風咲奈最後のオリジナルフィナーレ。(ベルばらは型があるので) それが、人生のメリーゴーランドなのはもう最高でしかないですよね。

あの少し寂しさを感じさせるロマンティックな雰囲気のメロディとそれに合わせた少し寂しくなるようでちょっと暖かいフィナーレ。運命の相手をそれぞれみつけていく様子が切なくて愛しくて、そして最後に今作で卒業する和希そらと次作で卒業する彩風咲奈がそれぞれ別れを告げるような場面があることにも寂しさと切なさを感じる、でもとっても素敵なフィナーレでした。

 

とにかく楽しい作品で、次回のコンサートも同じ野口先生なので楽しみですね!

 

次回観劇感想は、星組「RRR / Violetopia」の予定です。

 

 

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月組「Golden Dead Schiele」観劇感想

こんにちは

 

先日、G.O.A.T「RRR / Violetopia」とあわせて「Golden Dead Schiele遠征観劇してきました!!配信も改めて観ましたので感想を書いていきます。

 

観劇後、Wikipediaでエゴンシーレを調べましたが28で亡くなった短い人生のほとんど全てのエピソードが網羅されており、無駄な脚色や脱線がなく、「死と乙女」という作品を描き上げるところまでを焦点にあてた、とても綺麗なまとまった作品だったと思います。

幼少期に父親に絵を燃やされるエピソードと裁判で絵を焼却処理されるエピソードを同じ大楠てらに演じさせリフレインするところや、ヴァリが牢獄に差し入れる紙とペンとエディトが戦中に買ってきた紙とペンの対比、結婚しなくても分かり合えると思ってたエゴンと気にしていたヴァリ、死の幻影とヴァリが絵画と同じ構図になったところに絵が降りてくるとか、象徴的に差し込まれる演出も印象的で、すごく良いまとまりの作品だったと感じました。ハイカロリー作品に慣れてしまった私も悪いですが、まとまりは良かったけどそれ以上はないというのも正直なところです。その分、役者の芝居で成り立っていた部分が大きくて、若手一人一人が実力を発揮するという点ではバウ作品として大成功だったと思います。

 

それではキャスト別です!

 

エゴン・シーレ彩海せら

本当にバウ初主演…?あまりにも出来上がりすぎていて芝居も歌も真ん中で発するパワーも素晴らしかった。歌の節々、黒燕尾の胸の張り方に望海風斗を感じるし、怒りの表現や不機嫌な顔がに月城かなとの面影があり、芝居での目の使い方に朝美絢を感じる。でも色んなスターから学んだことを自分のものとして噛み砕き練り上げた彩海せららしさというのが出ていた第一期の集大成という感じでした。少年と青年の狭間の危うさと儚さをここまで役に投影できるのは本人の強みですし、全てひっくるめて本当に上手いなと思いました。

いつかは役として幸せになってほしい、明るい世界で生きてほしいと願いますし、もう少し大人を描いたらどう演じるのだろうとも思い、これからがますます楽しみになった点でも初バウ主演として大成功だと思います!あっぱれ!

 

ヴァリ・ノイツェル : 白河りり

ここ最近は別格枠の芝居も歌も毎回素晴らしく演じてきて、ここにきてちゃんとヒロインもできると大々的に示され、向かうところ敵なしのスーパー娘役として台頭したと感じたヴァリでした。

ソロ歌はもちろん上手いですが、1幕ラストの夢奈瑠音・英かおと・瑠皇りあ・七城雅と5人で歌うところは全員上手い中でも、男4:女1のハモリでしっかり声量と安定した音程と芝居で聴かせていてすごいなと思いました。

私は派手なところへは行けないとエゴンに言っている時は気丈でも、実際エディトの結婚式ではずっと不安そうで、シーレ母にこんな身分の…と言われた時には唇と拳をギュッとして、そこからの「あなたはおめでとうも言ってないわ!!」から別れまでの芝居の丁寧さと感情の出し方の塩梅が特に素晴らしかったです。

あみりりのデュエダンは個人的には夢かと思うくらい最高の組み合わせでした。

 

グスタフ・クリムト夢奈瑠音

激しく生きていた時代があったであろう芸術家の穏やかな晩年という雰囲気を少ない場面でもしっかり感じさせる見事な演技。今は菩薩のようでエゴンにもヴァリにも優しい祖父のような存在だけど、絶対エゴン以上にとんでもない時期あったんだろうな〜と感じさせるのが只者じゃなくて良かったです。

 

アルトゥール・レスラー : 英かおと

髭×スーツ最高です。脚が長すぎて髭でさらに小顔でとんでもスタイルでした。若者たちに仲間だ!と言われて、嬉し照れ臭いカワイイオジサンな部分もよかったですが、なにより最後の場面「私は君を書くには…」のところの抑えて噛み殺した演技が絶品でした。

 

アントン・ペシュカ : 瑠皇りあ

前半はマックスの方が気が短くてエゴンとマックスを上手くまとめている理解のある優しいお兄さんな雰囲気だった分、ゲルティとの結婚式での喧嘩のシーンは迫力がすごくて見せ場でした。穏やかでおおらかなイメージがある分、本当に怒ったら1番怖い人…感が出ていてよかったし、彩海せらの演技が素晴らしいので対等にならなくてはいけない友人としての喧嘩シーンで全く引けを取らず本気で戦えていたのはすごいと思います。

 

マックス :七城雅

エゴン アントンを演じる2人よりも実際に学年が下で、そこがマックスの若さに繋がっていて、夢に目を本気で輝かせて、その分裏切られた時に本気で怒ってしまうという素直な感情が無理なく表現されていたところが良かったし、喧嘩の直後そのまま振り返りのシーンになると「言い過ぎだと思います。それだけ若かったということです」でちゃんとスンと落ち着いて遠い目をしていた切替がなかなかに見事でした。

 

月組はトップ3の一人っ子トリオが既に最高で、でもおだぱるあみという次世代も全員持ち味が違って未来は明るいと思っていたのに、あみるおきどというさらに次世代までこんなに明るいのか!!!と強く感じた3人のフィナーレ黒燕尾。この3人が、3人だけでこの学年で黒燕尾を踊ったところを生で観劇できたことが私にとって宝物ですし、「新しい時代を作るんだ!!」と高々と歌っていた姿は本当に次の月組の時代を感じさせるものでした。

 

死の幻影 : 彩音星凪

本当に絵画から出てきたのではないかと思わせる美しさと異物感、佇んでいるだけなのにエゴンに恐怖を与える存在感、一挙一動に意味を持たせるダンス、どれも素晴らしかったです。宝塚ではよくあるダンスで表現する役や影の役としては過去最高を叩き出したと言って過言ではないです。

 

エディト・ハルムス : 花妃舞音

2幕頭の自分が可愛いことをしっかり自覚したあざとい年下娘はもうお手の物でしたが、「こんな結婚生活のはずじゃなかった」と泣き叫ぶところの演技がちゃんと現実に揉まれている感じが出ててよかったです。でも最期エゴンは自分よりもエディトを…と言うんですよね。あの夫婦の生活もっとみたかったなと思わせるエディトでした。

 

レオポルド : 佳城葵

安定で芝居がめちゃめちゃ上手いし、エゴンと決別する歌も迫力あって音程も安定でさすがのものでした。レオポルドはアカデミーのお金は出してくれたくらい父よりは理解もあったわけで、エゴンが嫌いだったわけではないという絶妙な距離感も本当に素晴らしい芝居でした。

 

マリー・シーレ(母) : 桃歌雪

私の幸せと歌っていた優しい母親が、夫を亡くし息子が退学したなっていった末の「今なら許します」の一言の迫力たるや。プライドと気品をもった母としての絶対的強さを秘めた芝居が良かったです。

 

エーリヒ・レーデラー : 真弘蓮

悪気のない坊ちゃん感が絶妙で、狂言回しチームとしてしっかり舞台をすすめるあたり実力も確か。自分の役を必ずしっかり務める月組らしい若手でこれからの別格路線としての活躍も楽しみです。

 

ゲルティ・シーレ : 澪花えりさ

今までで1番の大役だと思いますが、このクウォリティのこのメンバーの中で見劣りすることなく演じていただけでもすごいと思いますし、特にエゴンの退学を伯父に伝えてしまった時の「仕方ないじゃない」は、兄を好きで応援してる気持ちと実家に残って生活している自分の狭間の揺れ動きがちゃんとみえた表情がよかったです。

 

キャスト別はここまで!

余談ですが、アカデミーの制服ポーでしたね。天つ風朱李が完全にアラン・トワイライトで二度見しました。

 

次の観劇感想は、もうほぼ書き上げている雪組「FROZEN HOLIDAY」です。

 

 

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月組「G.O.A.T」観劇感想

こんにちは

 

感想が前後してしまいましたが、千穐楽が先に来てしまったのでこちらから…幸せなことに感想を書くことに追われている…!!

月組G.O.A.T配信も2回観たし遠征もしてきました!!

 

この公演は、月城かなと・海乃美月のプレサヨナラでありながら、プログラムに記載があったようにあえて「月城かなとコンサート」を冠さず、トップコンビ+2.3.4番手帯同で、観た感想としては月組公演として全うされた作品という印象です。どちらからというとBE SHININGよりもVERDAD寄りというと分かりやすいでしょうか。

柚香光・星風まどかのプレサヨナラは、特にトップスター柚香光の軌跡に焦点をあて、花組歴代の作品を映像と共に全部やってくれるというスタイルで、めちゃめちゃ懐かしくてもはやサヨナラショー何やるんだ?と思ったし今日発表されたDSでやる曲あるのか?という感じでそれはそれで最高でしたが、月城かなとはむしろ今までの楽曲とかほぼ残してるけどサヨナラショーの尺大丈夫?DSもしてくれる…??というくらい思い出にあてた時間よりも今の月組を表現する時間をたくさん作ったショーだったなと感じました。

 

一応プレサヨナラだし思い出の歌とか衣装とかも出てくるのですが、シャルル風車回しオジサンによる超早口作品名羅列でそのほぼ全てが終わってしまうという笑 滑舌が大変よろしいので全部聞こえたし、「星逢一夜/La Esmeralda」 からファンになってスカステとかで映像を探し回ったりした私はロシアンブルー以外映像あわせれば全部観たことがあったので…懐かしくて寂しくて泣いちゃうかと思いきや勢いすごすぎて涙出なかったですセーフ笑

風間柚乃はなんでもやってくれますが、他組のトップスターが演じた当たり役の剣心をフルコスチュームでやってくれたのはもう感謝しかないです。みんな大好き蒼紫様!!!RoNで登場したのでもうお会いできないかと思ったら台詞付きで!ありがとうございます。

珠城りょう時代の月組はかなりよく観ていたので、ブレイクスルーやポッキー巡査が聞けたのもDream Chaserが使われたのも全部うれしかったです。そしてキッチュですよ!!久しぶりにあのマジな目がみれて大興奮ですし、いつかエリザガラコンをと願わずにはいられません。幻となってしまった新公の衣装が着れた礼華はるのヴィクトールも、ガブリエルが美園さくらと同期の彩みちるなのもベストチョイス。そして鳳月杏が一瞬で俊堂になれるのあまりにも自然でさすがでした。

海乃美月率いる今の月娘でのアパショが観れたのも本当に感謝です。かっこいい月娘が大好きなのでこの曲を選んでくれてありがたや。

 

学校の場面ではナチュラルに芝居がめちゃめちゃ上手いホォヅキさぁ〜ん笑 「ダンス?あたしはいいよ」の言い方が上手すぎてツボです。

毎回過去の舞台での失敗談をお客様に披露される風間くん可哀想すぎない?笑 それも笑えるくらい実力がしっかりしてて今頑張ってるから過去の可愛い失敗が笑えるという点ではすごいけど、あんなに大々的に失敗談披露されても笑いにかえる心の広さに乾杯です。

タンゴの娘役の衣装はGOLDEN JAZZの中詰ですよね!!!私あのショー大好きで…海乃美月朝美絢が一緒に銀橋を渡っている世界なんです是非。

 

白の衝撃の娘役が好きすぎる。怖くて綺麗で世界観がバッチリ出てて、そして海ちゃんの美しい笑顔と素晴らしいドレス捌きがみられて、出演した月娘があの場面でしっかり娘役群舞とダンスでも芝居をするということを学べたであろうことも含めて、全員揃って綺麗にきまる最後のところとか何度でも観たい。

 

MCコーナーは、トップ娘役をゲストの1人ではなくMCにしてくれて先生ありがとう!!!おかげで毎日トーク聞けたし(SNSでレポ追いました)、無茶振りによってスカステとかでは絶対観れなかったであろう表情の海ちゃんが観られたのも思い出。

 

アコースティックのコーナー、本当にこの3人はどこでスイッチを入れてるんだろうか…あんなにゆるゆる〜て喋ってたのに歌えばかっこいいもはや不思議。3人とも特別に歌うまというイメージではなかったけど、3人全員がちゃんと歌えるからこそあの素晴らしい場面ができたし、改めて歌も全員すごい上手いな…と感動しました。普段は貫禄がとかでいじられてるけど、れいこちゃん・ちなつさんは本当におだちんが可愛くて可愛くて仕方ないんだな、可愛がられてるところかわいいと新たな萌えまで生み出したのでした。

 

スペインの場面は海ちゃんに赤い大きな布でスカートさせたの天才。Bonjour Amourが今経験を積んでからまた聴けたのもうれしかったです。グルーシンスカヤは演者を選ぶので、きっと今やったらすごいんだろうなと。

銀の龍の背に乗って、なんかあの歌で突然卒業を感じました。コロナ禍で就任し宝塚は大変な時期を過ごしたし、タカスペにトップスターとして出ることは最後までなかったし、それを辛いことと捉えず前に進んでこられたんだな…とか勝手に感じて少しセンチメンタルになりました。

cheek to cheekって良い曲ですよね〜れいまどとはちょっとニュアンスが違ってそれぞれのトップコンビ色が出ていてそれもよくて。

最後はsing sing sing聴いてオシャレで楽しいー!となってたらあっという間に終わってしまった感じでした。私はGOLDEN JAZZのファンなのであの曲を月組がまた歌ってくれただけでうれしくて、最後this is golden jazz!!ってつい頭に流れるんだけど分かる人いますか?あの曲で締めるのがなんかとっても月城かなと・海乃美月率いる月組らしいFULL SWINGでお披露目したコンビなんだなって感じがしました。

 

残すところ卒業公演のみ。寂しくて仕方ない気持ちでいっぱいですが、最後まで応援し続けます!

 

次の観劇感想は半分までは書き上げている雪組「FROZEN HOLIDAY」もしくは月組「Golden Dead Schieleの予定です。

 

 

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雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」観劇感想

こんにちは

 

今年1発目の観劇感想ですー!!雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」観劇してきました。

 

これは本当に、とても良くできたオリジナル作品です!!!同じ生田シャーロックホームズ作品としては、私はこちらの方が断然好きですね。

 

彩風咲奈の良さが出ていて、かつ今までのトップ作品とは被らないキャラを当て書きされた点でもう大成功です。ワイルドで少年性を残した挫折する青年みたいなのが映えるイメージでしたが、今回もある意味そうで。自由奔放で夢を追い続けていて、でも簡単に上手くいかなくて。それを冴羽遼やクライドとは違う、カワイイオジサンみたいな魅せ方もできるのか!と感動しました。

コナンドイルは、下手したらその歳なんだから現実みろよ!!とイライラさせられてもおかしくないくらい純粋ですが、そこを可愛いの枠に収めているのは見事な手腕ですし、妻ルイーザ役の夢白あやが観客より前に突っ込んでくれるので気持ち良い。結末を考えずにこっちにきたのかー?!に対する「…うん……」が最高に好き。

ルイーザもハイテンションで前向きすぎて、でもだからこそ夫婦なんだなって感じるような役作りで何より芝居がめちゃめちゃ上手い。特にスイスへ療養しに行った時の芝居は本当に素晴らしくて、アーサーがホームズを認め受け入れるにはこの妻の存在が必要だったと。ルイーザは前半ずっとアーサーだけをみて突っ走っていたようにみえて、ホームズが人気になってしまったことによる苦しみや、家族への想い、でも本当はそのホームズのこともアーサーはとても好きだったことを見抜いたうえで明るく支えていたというところも、ただの献身的な妻ではなく深く掘り下げられていて素敵だなと思いました。

 

朝美絢演じるシャーロックホームズ。名探偵というよりも、物語から出てきたキャラクターというところにフォーカスをあてた今作にぴったりの役作りで、あの可愛くて夢みがちなオジサンが書いたからこんなに楽しくてハッピーなホームズが出来上がったんだななんて思っていたところで最後に「僕は君なんだ!」まで達するのですから本当に上手い脚本です。また、"物語から出てくる"ので袖から歩いてこないのもこだわりが強くて良いですね、必ずセリ上がりか舞台奥なんですよ!悪魔の衣装の着こなしが流石すぎて今作もまた、これが朝美絢か…と言わざるを得ない。声量が増しに増していてセリフは明瞭、歌は安定、さらに自然とキャラクターを成立させてしまう本人の魅力と細かく丁寧な芝居、毎度レベルアップが止まらず本当にすごいです。ちなみに最後のセリ下がりでバチコンウインクするのがたまらん。

 

今作で卒業となる和希そら。「大きな夢がある」「次の夢を探しに行くんだ」など卒業を意識させる台詞もあり、最近の抜け感のある大人な魅力の部分と昔よくみた少年のようなキラキラした目で溌剌に夢を語るその両面をみられるお役で最後にとっても相応しいあて書きでした。所々みえる若干の夢追いすぎてるがゆえの変態感もリアリティがあって良いです。

編集部の社長真那春人はプロローグでの葉巻がカッコ良すぎてさすが、諏訪さき副編集長のリアルな中間管理職感がまた良い。音彩唯は全員にちょっと冷たくて意地悪なのに最後ルイーザに身体は良いの?!って本当に心配してて、根は悪い子じゃないっていうのがちょっとずるくて堪らないですね。眞ノ宮るい・咲城けいの兄弟は弟がポンコツすぎて最高、でもたまに兄にもポンコツの血を感じて、おバカな小芝居から目が離せません。聖海侑の完璧すぎる謎寝癖と企業の下っ端で兄弟ほど自由にできなくていろんな人の顔色伺っちゃうのもまた良し。

縣千は本人のキャラが元々強めなので教授のキャラに負けてないのがすごいけど笑、前回別箱で普通の2枚目みたいなのやればちゃんと上手くてかっこいいのに、本人のキャラが強すぎるが故にそれを上回る飛び道具的なのがきちゃうのは少し残念だなとも思いました。次はベルばらなのでどの役が来ても…ですが、ノーマルな役が次は観たいところ。

華世京はすっかり立派になってしまって…早い……芝居には粗さが残るものの上級生たちと遜色なく芝居していて本当すごいですよ。心霊現象研究会とても楽しそうでなにより。同じ研究会から久城あすの「政治家なんて酔狂な〜」の台詞だけでかっこいいからさすが。

 

妃華ゆきの・桜路薫カップル、色気がとんでもない。おーじに言われたら…うん…家は出て行くし息子とも住めないよね仕方ないよ……。被験者バイトもかっけえ。

奏乃はるとの突然出てきて上手すぎる芝居も見事、すごく楽しそうに本読んでるんですよ…!!だからこそアーサー本人が会いにこなかったことが切なくて。

 

今作は雪組の丁寧な芝居と、アニメや漫画原作からの経験が相まって、今の雪組にぴったりなあて書きだったところがとても良かったなと感じて、何回観ても楽しめる公演でした。

シャーロックホームズは名探偵の大ヒット小説というところだけがクローズされがちですが、なぜドイルはホームズを途中で死なせたのかに至るまでの流れがスムーズに描かれていて伝記としても興味深かったです。

 

次作はベルばらなので、これが今の雪組オリジナルの最後と思うと寂しさもありますが、最後がぴったりな作品で良かったと思います!

次はショーの感想を書きます。

 

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2024宝塚110周年の人事を考える-雪組・星組編-

こんにちは

 

花組トップコンビが、永久輝せあ・星空美に決定しました!!おめでとうございます。超順当で花組人事予想は前記事で書きましたが、特に変更はありません。笑

 

では前回に引き続き、今年の各組の人事予想をしていきます。

 

トップスター彩風咲奈の卒業が発表されている雪組ナイナイと一時は言われ続けた朝美絢が全国ツアーまで経験してほぼトップ確定まできました。今となっては信じられませんが、望海体制の時はこのままだと厳しいかなーって感じだったんですよね実際。トップ娘役夢白あやは残留で一緒に全国ツアーにいくのでほぼ確定と言って良いでしょう。前の記事に書いたように仮に鳳月杏が動かねばならない事態になったら、朝美絢の月出戻りも0ではないですが、そしたら雪に誰が?となるので落下傘があるなら月に直接かな…と予想しています。

2番手はびっくり縣千がもう順番的にはあがってきます。前回のトップ交代でも前4番手(朝美絢)がお披露目から2番手羽根を背負っているので雪組の風潮としてはなしではないです。また、聖乃あすか・風間柚乃が2番手になるなら学年としてもおかしくないというのも納得。一応95期被りはないと仮定すると、ここの間に組替え2番手で来る可能性があるのは瑠風輝。宙組で待つより早いし学年もちょうど良く、上下のキャラが濃いので本人の良さも発揮できそうでとても良い。しかし前記事でも書きましたが、宙組生の単独組替えは考えづらいのでどうでしょうか…お披露目に間に合えば良いのであれば約1年の時間はあるのでそれまでに何か進展はあるでしょう。

 

娘役は夢白あやが残留なので進展なし。順番的にもお披露目公演は2025年なので来年誰か動かす可能性は低いです。空美がトップに決まったので、美羽愛を次期雪トップ娘として出すというのも可能性としては考えられますが、花にいれば確実に娘2なのに、雪だと東上ヒロイン済の野々花ひまり彩唯・華純沙那の下という扱いになるので今は動かないのが吉と考えられます。

 

最後に星組後にトップ就任した3名が卒業発表、現在任期7作目公演中。やっとトップより下級生の超路線2番手がきたこと、本人の外部意識や体調を考えると次もありえるかな…と思いましたが、歌劇もGRAPHも表紙を取ってしまった…!!ということで、礼真琴は9作以上が確定となっています。ここ最近流れが変わって、1本物で卒業でプレサヨナラがコンサート、歌劇/GRAPHの次回表紙はシークレットとなっていますが、その最初の例の真風涼帆も退団月に歌劇/GRAPHの表紙を飾っているのでそこは確実な判断材料と言えます。

舞空瞳も学年や組内状況を考えても先に卒業するとは考えづらいのでトップコンビあわせて動かないでしょう。

 

となると、今年の星組に動きはないと言えます。

暁千星がトップになるのは早くても2025年後半ですね。この異例の状況で月組落下傘戻りとかなければ…そうなると星2はどうするんだとなるので無いと思いますが……。

個人的な感想を述べるとすれば、5年前10年前を思うと、まさか朝美絢・鳳月杏暁千星より先にトップになるとは驚きですし、この3人が並ぶ未来があるとすればエモいですね。

 

今年の宝塚も自分の応援できる範囲で楽しんでいきたいと思います!!

 

 

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2024宝塚110周年の人事を考える-花組・月組・宙組編-

明けましておめでとうございます。

 

年始早々、北陸での地震JAL海上保安庁の機体衝突と、暗いニュースが続きました。

地震で被災された方へ心よりのお見舞いと、地震で亡くなられた方ならびに海保の亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

 

さて、おめでたい祭り騒ぎのはずだった宝塚110周年も、日本列島の様子と同様にひっそりと少し心細い幕開けとなりました。無事に雪組の東京初日と星組大劇場初日があいて本当に良かったです。

 

トップスター3名が卒業することが決まっている2024年。各組の人事動向を予想していきます!

 

柚香光・星風まどかの卒業により代替わりが行われる花組

そろそろ発表されるであろう次期トップコンビ。

男役トップスターはほぼ確実に永久輝せあで間違いないでしょう。トップ娘役は組内で空美咲・美羽愛の一騎打ち。現状、推され具合と所持カードからして他組に空美より強い娘役はいないので組替えの可能性はかなり低いと思います。美羽愛はカードの状況として弱いですが、絶対に下につかないように配慮されていることや永久輝せあの身長や持ち味を考えると勝ち目はあると思います。

2番手にあがるのはそのままおそらく聖乃あすか。研11になりますので、柚香光・礼真琴がトップをとり月城かなとが2番手羽根を背負っていた学年なので早すぎるということはもうないです。

問題は3番手。綺城ひか理・一之瀬航季・侑輝大弥が正路線にでるとは現時点では考えづらく、希波らいと・天城れいんからはそこまでの勢いは感じません。アンダー101にとっては絶好の狙い目であるわけです。

しかしこれまでの様子をみていると、新トップ1作目よりも2作目から新3番手が合流する方が多いので来年内に確実に組替えがあるとも言いきれません。(例 : 和希そら、愛月ひかる卒業後の暁千星月城かなと。逆にお披露目に間に合ったのが永久輝せあ)

上記花男たちもトップ路線か?という問いには微妙でも新体制を支えるには十分な布陣です。

注目は路線男役の組替えがあるか、または発表まけでもされるか、というところになりそうです。

 

続いて同じくトップコンビである月城かなと・海乃美月の卒業が発表されている月組

学年や新公経験からナイナイと言われ続けた鳳月杏がついに王手をかけています。単純に他組を見回しても上に降ってこれる人材がいないのでほぼ確実と思われますが、上に降る人材がいないだけで鳳月杏が動いて誰か来る可能性も0ではないわけです。後述しますが、仮に5組をシャッフルして宙組改革を行うとすれば、現トップより学年が上で人望も厚いちなつさんが登場するしかないので…でもここまでの苦労や努力を思えば、すんなり月トップにあがってほしいと願うばかりです。

天彩峰里の組替えが中止になったのでトップ娘役は彩みちる・天紫珠李の一騎打ち。失うのは惜しいですが、正直彩みちる・英かおとのどちらかは次公演でトップコンビと一緒に卒業してしまう気がします。下級生トップ娘役の下、しかも一緒にW娘2やっていた子の下についてまで残るとは考えづらいので集合日に答えはみえるのかなーとうっすら思います。

2番手には風間柚乃があがり、3番手4番手に礼華はる・彩海せらとバウ主演組が続き下級生の体制は万全です。

 

そして現在ストップしている宙組このまま何事もなかったかのように公演再開は難しいでしょう。厳しいことを言いますが、芹香斗亜がトップを継続する唯一の道は亡くなった生徒を追い詰めた何かの一因が宙組にあったと認め代表して謝ることだと思います。いじめていた疑惑があるとかパワハラを認める認めないではなく、自分自身も正しいと思っていた新人公演のハードさや厳しい指導が正しくなかったかもしれないと、組のトップとして(普通の会社で言えば現場責任者として)改革を宣言しなくては舞台に戻れないと思います。

仮に現体制が続いたとして、他3組がトップ交代し時代がまた変わっていくので芹香斗亜>桜木みなと>瑠風輝>鷹翔千空>風色日向>亜音有星の路線の並びは1つずつ遅れている印象は拭えず。組替えがあるとすれば単純にパズルのピースをはめるように行き先を考えると、瑠風輝を月組新2番手に出しその上で礼華はる花組3番手に出すか、鷹翔千空を花組新3番手に出すかという手が考えられます。

でも…どうかな……天彩峰里きよら羽龍の組替えが中止になった時点で、単独行動の組替えは考えづらく、大型シャッフルの可能性の方が高いのかなという気がします。それがあるから星組別箱も出ないし、ベルばら以降の本公演も出ないし、花組次期トップ&プラお披露目も出ない。

仮にもし現体制宙組続行は難しい&他組のトップ交代に乗じて宙組も上から変えようとなれば、桜木みなとがいる手前95期ラインより上で調整されるはずなのでもう消去法で鳳月杏なんですよね。劇団としては現体制のままの復帰を考えているでしょうしそれができれば良いと思いますが、本当に厳しいことを言いますが芹香斗亜・松風輝が、いじめていた疑惑があるからではなく、現場の責任者として表に出ることができるかというところが焦点かなと個人的には考えています。でも劇団は絶対に生徒を守るため(それは良いことです)、その選択肢は取らないだろうな…とも。難しいです。

 

これ以上劇団が悪手を踏まないよう祈りつつ、花組月組の現体制を最後まで楽しみ応援したいと思います!

 

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2023最優秀賞発表!スター編

こんにちは

 

雪組トップスター・彩風咲奈の卒業発表がありました。フラグは立ちまくっていましたし、雪組の最近の流れをみれば6作は妥当、今までならベルばら卒業なんて考えられなかったけど真風涼帆・柚香光の流れをみると最近のトレンドでもあります。(むしろなぜ月城かなとだけ違うのか) まずは年始の東京公演を楽しみに、最後まで見守ります。

 

では、前回に続き今年の総括をしていきます。今回はスター編。年内に書ききれてよかったです。

 

【スター賞】

・最優秀主演男役賞(本公演 / 別箱)

・最優秀主演娘役賞(本公演 / 別箱)

・最優秀助演男役賞

・最優秀助演娘役賞

・最優秀新人賞(研7まで)

 

対象作品は"私が"観劇した作品です。

うたかたの恋 / ENCHANTMAN」

「二人だけの戦場」

「鴛鴦歌合戦 / GRAND MIRAGE

「BE SHINING!!」

「激情 / GRAND MIRAGE

応天の門 / Deep Sea」

「Death Takes Holiday」

「フリューゲル / 万華鏡百景色」

「Bonnie & Clyde」

「海辺のストルーエンセ」

「Lilacの夢路 / ジュエルドパリ」

「愛するには短すぎる / ジュエルドパリ」

「双曲線上のカルテ」

「ディミトリ / Juguar Beat」

赤と黒

バレンシアの熱い花 / パッショダムールアゲイン」

「1789」

「ME AND MY GIRL」

「MAKAZEIZM」

「カジノロワイヤル」

大逆転裁判

 

最優秀主演男役賞(本公演) : 月城かなと「フリューゲル-君のくれた翼-」

礼真琴「1789」とすっっっごく迷いましたが、最もセンシティブな時期に宝塚のバトンを繋いだこと、体調不良による代役が多発する中でカンパニーを引っ張り続けたことなども含めて決めました。

特出した何かがあるわけでもないキャラクターを主演として人柄が伝わるほどリアルに魅力的に実在させたその演技力へ贈ります。

 

最優秀主演娘役賞(本公演) : 星風まどか「鴛鴦歌合戦」

感情が全部顔に出ちゃうお春さん。大半ぷんぷんしてるのに、コロコロ変わる表情と一所懸命生きている姿が本当に可愛くて可愛くて。とっても魅力的でした。そしてコブシの効いた歌もすごく上手かったです。

 

最優秀主演男役賞(別箱) : 彩風咲奈「BONNIE AND CLYDE」

子どもと大人の狭間の思春期の不安定さとクライドの持つ純粋すぎるが故に危うい部分をとても上手く描きだしていて、DV系繊細暴力男という最低な分類なのにボニーが好きになっちゃうのも分かるくらい魅力的に演じました。

 

最優秀主演娘役賞(別箱) : 舞空瞳「ME AND MY GIRL」

まず今年の彼女には本当に心からのお疲れ様を言いたいです。2回あった別箱はどちらも相手役と離され、1789ではトップスター休演という状況の中で、トップスターがいない状況でも星組トップとして舞台に立ち続け引っ張ってきた姿に私は感動しました。

さらにこの公演では、ビルの役替わりにあわせてサリーの役作りを変えてきたことへの努力も併せ選出しました。最高に可愛かったなあ。

 

最優秀助演男役賞 : 暁千星「Le Rouge et le Noir-赤と黒-」

ジュリアンの愛憎劇だけだった赤と黒をミュージカルとして成り立たせたジェロニモ。物語の中に生きる人物としての時と語り部としてのときを上手く演じ分け、難曲も完璧なハモリ。星組にきた意味があったと強く感じた作品でもあります。

この賞は、凪七瑠海「激情-ホセとカルメン-」の恐ろしいくらいヒリヒリしたガルシアと迷いました。

 

最優秀助演娘役賞 : 小桜ほのか「ME AND MY GIRL」

助演娘役賞は、野々花ひまり「BONNIE AND CLYDE」彩みちる「DEATH TAKES HOLIDAY」と迷い、99期娘役の実力をみせつけられた1年だったなと思いました。マリア公爵夫人の真面目さと可愛らしさのバランスが妙でした。

 

最優秀新人賞 白河りり「DEATH TAKES HOLIDAY」

タップと歌は見事、月城かなとを相手に物怖じしない堂々とした芝居も高クウォリティ。この作品に限らず、まだ新人公演学年だったことを忘れてしまう実力で舞台を支えました。応天の門とフリューゲルの2度の新人公演の長を務めたこと、Deep Seaの役替わりエトワール、フリューゲルのリンという掴みどころのない役を上手く表現、万華鏡の大正ロマン銀座やDeep Seaの若手ダンスシーンでの活躍も含め、彼女を選出します!

 

今年もありがとうございました。皆様良いお年をお迎えください。

 

 

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