丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

花組退団者・水美舞斗の専科異動に贈る

こんにちは

 

花組うたかたの恋 / ENCHANTMENT」が無事、東京公演は休演なく千穐楽を迎えました。

前回・前々回と東京は途中中止があり、しかも数公演とかではなく公演の大半がなくなるという事態。なんと花組が新人公演を東京でできたのは「A Fairy Tale」以来だと言うのですから、東京完走がどれだけ花組にとっておめでたいか!ということです。

 

そしてその「A Fairy Tale」で新人公演ヒロインをした都姫ここが卒業します。

彼女は104期1番乗りで、きよら羽龍より全然早い段階で新公ヒロインを射止めます。その次の公演でヒロインをする予定だったのが同期の美羽愛。当初は花娘104期コンビとしてあげるつもりだったのか今となっては分かりませんが、"新公が中止になった可哀想な美羽愛"に対する救済処置を花組が行っているうちに、あれよあれよと抜かされる形になってしまい、気付けば1期下の空美が若手ナンバーワンの位置についていました。だから彼女は新公ヒロインができたにも関わらず、問題なくできたからこそ路線の女神の庇護がなかったとも言えるわけです。

 

正直卒業を発表した時には、そんな状況が嫌になっちゃったのかな…と思いました。

タカラジェンヌの卒業はそれぞれ色んな理由があるでしょう。しかし最終的には自分で決めることだと思います。だからファンは卒業を決めたスターを最後の日まで応援することしかできない。

だからこそ私は個人的にいつも考えてしまうのですが、いくら番手付きで途中退団(2番手退団など)しようと目立つ役が1度もないまま卒業を決意しようと研10を超えて卒業するスターは自分で納得したのだと思うんです。10年は長い、それ以上の期間がんばってきたんだから、卒業を決意するにはそれなりの達成感や納得感があるはずです。でも逆に言えば、新公学年で卒業するスターは宝塚で夢をみることを諦めざるをえなくなってしまったのではないかと少し寂しい気持ちになります。

都姫ここの卒業の理由はわかりません。もしかしたら結婚や学生のやり直しなど前向きな事情かもしれない。でも最初は抜擢されたのにたった5年で同期や下級生に立場を抜かされて卒業していく彼女をみるのは正直なところ複雑な気持ちではありました。

 

卒業公演となった本作は前作までに比べて活躍の場が多くて良かった!と思う反面、うたかたのトリプルカップルは美羽・星空、シーソルトのシーンのセンターも星空と、やっぱりちょっと複雑な気持ちもあって。

でもここちゃんはどの場面でも本当に可愛くて、くりっくりの目をキラキラさせて娘役を楽しんでいるようにみえました。そう思いたかったのかもしれません。

なにより卒業のメッセージでこれ以上ないってくらい柚香光が可愛い可愛い連呼してくれたことが嬉しくて!!だから本当に最後の最後でしたが、トップスターに溺愛される可愛い可愛い彼女がニコニコしている姿をみることができて、こちらまで幸せになれたのでした。

どうか、どうか、彼女のこれからの人生が幸せいっぱいでありますように!!!

 

もう1人花娘の象徴とも言える華雅りりかが卒業。今でこそというか私が観劇し始めた頃は既に花娘の目指すべき姿として存在していたわけですが、実は星組出身。本人が卒業のご挨拶で花娘になるのは大変だった(意訳)と言っていたように、相当な努力をされたのだと思います。

美しいドレス捌き、自らの美貌を活かしつつ役に合わせたメイク、気品高いオーラ、娘役のゴールとはああいう人のことを言うんだなと思います。

 

印象的な役といえば、はいからさんのラリサや花男の静がありますが、私はなにより娘役群舞の彼女が好きで。何度も何度も練習を重ねて習得したであろう見事なスカート捌きと、美しい背中のラインの魅せ方、女神のような微笑み、華やかな衣装にも負けない華やかなオーラを備えた完成系をみるのが好きだったんです。

 

前述のここちゃんと違いりりかさんは研究15。

きっとご自分の中でやり切った!と思ったのだろうと思います。花組の失うものは大きいけれど、彼女はこのタイミングで辞めるからこそ"女役"ではなく"娘役"として卒業できるギリギリなのだとも現実思います。

卒業後の道のりが幸せいっぱいなものであることを祈ります!

 

そして異動する水美舞斗。

私はてっきり雪組別箱で主演を取ると思っていたのですが、普通に和希そら2回目の東上でしたね。初東上は永久輝せあ・暁千星より遅かったですが2回目は1番乗り。宙組雪組と組替えした早霧せいなの主演作というところも諸々エモい。朝美絢が正2番手として絶対追いつかれないところにいるからこそ、逆に気を遣わずに2回目を重ねられたとも考えられますが、そのあたりの人事考察はまた別途。

 

専科として出演できる年内の作品の候補(花組以外)としては、

宙組別箱(芹香プレお披露目)雪組別箱(彩風主演)

月組本公演(フリューゲル)宙組本公演(芹香お披露目)雪組本公演

とここまでです。

 

宙組は順当に桜木みなとが2番手にあがれるとすれば、既に羽根を背負った同期が出てくるのはちょっと拗れるので本公演はないかと。

では別箱は?というとこちらもやはり桜木みなととぶつかることが確定なので…

雪組は、本公演の場合雪組ピラミッドが綺麗すぎて、羽根を背負った2番手のマイティが同期が正2番手かつ3.4番手のしっかりしているところに乗り込むのは過多という感じ。では別箱は?というとこちらは朝美絢とぶつかります。なので唯一の可能性とすれば、朝美絢が最近流行りの2番手DSを行い、愛するには〜の2番手として特出ですかね。

月組は本公演しか候補がないため、必ず鳳月杏と2番手羽根被りします。正直そうなると若干意味のわからない状況になりかねないので…(以前紅ゆずる・真風涼帆が2人とも2番手羽根背負ってましたがあれは2人とも生え抜きなので状況が違う)それはないかなと思います。

うーんタカスペあったとしてそれもで年内仕事なし説もありますね。

 

現実は別として、本人が高みを目指してと宣言して組替えするので、95期ファンとしてはその道のりを最後まで見守ります。

 

卒業する4名に幸あれ!!

 

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