丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

朝美絢、脅威の躍進を遂げた2021年

こんばんは!

 

今年も終わりがみえてきました。昨年はコロナの影響で公演がストップした関係で、2021年は宝塚の激動の年でした。

望海風斗・真彩希帆・珠城りょう・美園さくらの2組のトップコンビが退団。さらに、華優希が卒業し潤花朝月希和の組替え就任と星風まどかがスライド。そして、瀬戸かずや・愛月ひかるという"上級生2番手"が卒業します。

もちろん卒業というのが、各個人にとっては最大の変化だと思います。

しかし在団中でも組替えやトップ就任などの大きな変化があります。今年でいうとまどちなんかは大きな環境の変化があったと思います。

 

そんな激動の1年の中で、組替えもせずトップになったわけではないけれど、最も躍進を遂げたスターこそ朝美絢だと思うのです!(贔屓目)

 

1年前の2021年始、雪組は「fff / シルクロードがついに幕開けを迎えるところ。

当時のあーさは4番手。ゲルハルトは出番はそこそこあるものの偉人トリオに比べたらかなり差がありましたし、ショーでも1場面目立つ場所があったくらい。

彩凪翔が退団を発表した集合日から、当ブログでは5回くらい朝美絢が2番手になれるのかを考察してきました。下記記事が最終回のポスター編。これより前の2番手考察は下記記事の中からリンクへ飛んでください。

朝美絢、2番手確定?!CITI HUNTERポスター - 丸の内OLの観劇日記

 

まずは、神奈川KAAT「ほんものの魔法使い」の上演が決まり、東上主演をしたということは上に降れる他のスターが限られるため手堅くなりまひた。次に、その公演のDVD・Blu-ray発売が決まり2番手別箱扱いであることを実証。そしてついに「Fire Fever!!」2番手羽を背負います。これこそ正2番手の何よりの証。もちろん公演内での役や出番の比重も今までとは比べ物にならないくらいの活躍。

そして今月は歌劇の表紙を飾るという2番手以上にしかできないことを成し遂げ、躍進の1年の集大成となっています。

 

愛月ひかるが卒業するとなると、今の全体序列では芹香斗亜の次にトップに近い存在ということになります。

こんなところまで1年であがってくるとは…ファンとしては嬉しくてたまりません。

 

今となっては羽根にカレンダーに歌劇に…と完全なる2番手でしっかり扱われていますが、元々はそこまで劇団の寵愛を受けてきたわけではない方だと思います。だからこそここまできたのが余計嬉しいんですけどね。

 

配属された月組では、1期上に超御曹司の珠城りょう。下級生の頃から新人公演主演は総ナメ。朝美絢も少しずつ良い役がつき、そろそろ…という頃に彗星の如く現れた暁千星。新人公演初主演のタイミングは既に下級生に抜かされているんです。

ただ運が良かったのは、珠城・暁ともにあまりにも早くから抜擢しすぎたせいか、穴となるタイミングがあったこと。そこを上手く2回取れたという感じです。

 

とはいえ「1789」の時点では、階段を真ん中で降りてきたありちゃんに対し、普通に降りてきたあーさ。つまりこの時点では新公主演のタイミングも階段降りからみても完全に下についているのです。

「舞音」で新人公演主演2回目を取れたのが良かったのか、「GOLDEN JAZZ」「forever LOVE」では一緒に降りてきます。

 

そして運命の「カルーセル輪舞」

前公演でトップスター龍真咲が退団し、その公演に参加していた同期の専科スター沙央くらまも今回は登板せず、さらに凪七瑠海が専科に異動。

まさかまさかで朝美絢・暁千星が突然のポスター入り&3番手格となります。前作の扱いから考えればかなり驚きの大抜擢。これは今回の綾鳳華・縣千と同じ感じといえば分かりやすいでしょうか。

そしてなんとこの月組最後の作品で、暁千星よりも後に1人で降りてくるんです!既に上級生の宇月颯・紫門ゆりやは前に降ろされたにも関わらず。グラホは役替わりですから突然差がついたわけではないものの、ここでちゃんと学年通り上にくることができたというのがとても大切なチャンスの掴みどころだったのだと今は思います。

 

このカルーセルの時点で、月城かなととの組替えが確定済み。れいこちゃんは5番手から3番手まで格上げとなります。当時"美の等価交換"と言われたあーさは、暫定3番目から4番手に下がるわけですが、forever Loveまでは5?6?番目??くらいだったわけですから十分昇進です。

そして雪組生1作目となったこちらも運命のひかりふる路」幕開き早々1発目のソロパート、圧倒的ビジュアルでサンジュストを説得力抜群で演じ、トップスターへの銀橋バックハグという奇跡のショットまでみせ、さらにショーのSVでは御曹司の永久輝せあを差し置いて後に1人降り。ここでひとこちゃんの上にこれたのは、ありちゃんの上という立場から組替えができたからだと思います。

その後は4番手という盤石な地位のもと、バウ主演をしたりして、望海政権下で歌を磨きながら過ごし、今年の活躍に至るわけです。

 

こうして振り返ると、今はもう完全なる2番手となっていることが奇跡だと…。よくここまで努力と運で細い糸を手繰り寄せてきたものだと思わずにはいられません。

・珠城りょう・暁千星の超早期抜擢の穴

・珠城りょう新体制発足時の人不足

・暁・永久輝よりも上級生という95期という学年

・彩風咲奈新体制発足時の人不足

という複数のラッキーという運と、そこで与えられたものに対して期待以上のものを返した努力と実力が今、羽根や表紙として実っているわけです。

 

来年の更なる活躍に期待を込めたいと思います!!

 

 

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