丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

宙組「カジノ・ロワイヤル」観劇感想

こんにちは

 

ついに真風涼帆・潤花卒業公演カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜」観劇しました。

 

正直に言いますと、イケコも駄作作ることあるんだなというのが感想です。

私は幸いにも(?)007をフルで観たことがなく、たまに金ロとかでやっているのを数分チラ見程度の知識で行ったので、まあイギリススパイオリジナル作品ならこんかもんかと思えたんですけど、映画を観たことのある母からは、これは…と言葉にならない残念感が出ていました。

うーんこれ普通に1幕に収めて、2幕はショーやれば良かったのにな。フィナーレが1番良かった。

 

このご時世の中で「英・米・仏でロシアを倒す!第三次世界大戦を防ぐため〜」と歌うのはヒヤヒヤしちゃいましたけど。

 

ではキャスト別です。

 

ジェームズ・ボンド真風涼帆

もはや何を演じても真風涼帆は真風涼帆。独特な言い回しも含め今回も本人の色が濃すぎた感じですが、それもこれで見納めと思うと寂しい。いろんな色のジャケットやスーツを着てくれるので素敵です。完璧な男役像を目に焼き付けるのです!そのための作品です!!

それにしてもスパイって本名でやっているものなのだろうか、しかも簡単に名乗りすぎだし目立ちすぎだよってところが気になり笑。SPI×FAMILYですら誰もロイドさんこと黄昏の本名知らないんだよ?!スパイにしては顔知れ渡りすぎでしょ

とまあ色々気になる点はあるのですが、全て忘れて考えるなとにかく焼き付けろってことですよね。最終的に大羽根を背負った姿で降りてきたところまで含めると、最後かぁとうるっとしてしまいそうなので築いてきたものはすごいなと改めて感じたのでした。

 

デルフィーヌ : 潤花

最後まで最高に可愛かったあ!!!でもロミジュリで不評だと分かってたはずのミニスカ×ブーツの平成初期ギャルスタイルなのはなぜ?!表情がコロコロと変わり、相変わらずのエエ声。少し低くて良い女感溢れる声が大好きです。デルフィーヌは演じ方を間違えると現実が全然分かってないワガママ金持ち嬢ちゃんになりかねないですが、知性と真剣さを感じさせる塩梅でした。私は彼女の喜怒哀楽が分かりやすいけど品がある芝居も大好きだったんです。

デュエダンの衣装とても素敵でした。本音を言えばこれは彼女の卒業公演でもあるのだから、もっとフィーバータイムみたいなのがほしかったな…!!

 

ル・シッフル : 芹香斗亜

なんか今までの既視感を全部詰め合わせたような…すぐコメディタッチに走ってしまうところは悪いところかなと個人的には思います。今回は脚本演出がそもそもだとは思いますが。これといった見せ場もなく、意外にもあっけなくやられるし、この後を任せたみたいな引継ぎ名シーンもなく…キキちゃん自身に全く非はないですが少し残念でした。

それにしてもなんで歌唱指導がイルカの歌なのかwwwそもそもあの歌笑っていいのか?という感じなんですけど、キメキメの歌唱指導で選曲されるのは笑いますが、ご本人もカフェブレで客席がハテナな顔してたと言っていたのでいいのでしょう笑

 

ミッシェル・バロー : 桜木みなと

かなりお稽古に励んでいるんだな…と感じずにはいられないくらい歌のレベルが大幅アップ。ヘタレ芝居もあざとすぎず、間の取り方で笑いを誘うのも上手く、ここにきての大成長ぷりが頼もしくて絶対に次回から2番手羽根を背負って欲しい!!と強く思いました。ミッシェルは基本的にヘタレですし、最後かっこよくなるとかもないですが(笑)、ずんちゃんの良さと技量が十分に発揮された当たり役だったと思います。フィナーレの色っぽさがまたずるい。

本人も相当楽しかったのか、発売されている舞台写真が全部ヘタレ顔、しかもムラ1枚は顔も分からない甲冑選んでいるところも好きです。

 

他のキャストは次の記事で!

 

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