丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

雪組「蒼穹の昴」観劇感想②

こんばんは

 

今年最後の観劇が終わりました。いやー今年はかなり観ました。来年も頑張って働かなくてはと思います。

 

さて前回に引き続き、雪組蒼穹の昴キャスト別感想です。

 

ミセス・チャン : 夢白あや

原作を読んでないと最も誰か分からないのがミセスチャンではないかというほど、なぜポスターに?と聞きたいくらいの出番の少なさ。突然出てきては岡さんを紹介し、突然出てきては西太后に「おばあちゃん」と呼びかけ、最後突然出てきては「脱出成功よ!」って、いやほんと誰??みたいな。でもその誰?がミセスチャンの持ち味なのですが、とにかく意味わからないけど美貌でやり切ったのはさすがでした。

 

康有為 : 奏乃はると

最初から最後まで、やべーやつって顔してるのがすごい印象に残りすぎて笑 あんなに目開けるんか組長!みたいな。とにかく表情がやばすぎて、なぜ楊先生は仲間に入れちゃったのか気になるレベル。

 

李蓮英 : 透真かずき

嫌味な笑い方が嫌味すぎるし、ずっと口角下がってるのどういう筋肉の使い方?と聞きたいし、男役でも女性でもない宦官の独特の声(本物は聞いたことありませんが)の出し方も素晴らしかったです。

 

袁世凱 : 真那春人

小物な悪者なら任せとけな役者。今回も良い具合に小物でした。なぜあんなに文秀に嫌味ぽくなってしまったのか、それは王逸に対しての劣等感→王逸が敵わない男である文秀への劣等感なわけですが、省かれたことにより初登場からしばらく経って突然嫌なやつに成長してたみたいになってしましたね。日清戦争で王逸は仲間を助けるのに対し、袁世凱は蹴っているのが芸が細かいと思いました。

 

岡圭之介 : 久城あす

ご説明ありがとう!もっと岡さんに説明してほしかったです!と思うくらいの安定感と、距離感のちょうど良さ。グットラック!のところ一発でみんな理解できたのだろうか。岡さんの名場面がサラッとしてしまったのが少しだけ残念。

 

安徳海 : 天月翼

あんなに専科がたくさん出演したのに、まさかの安徳海は組子。本公演スチール写真は半年間あの顔がプロフィールになるのにそこから本気だし、舞台上ではスチール以上の老け顔はもちろん歩き方や喋り方、そして歌い方まで完全なるおじいちゃんで役作りへの努力と完成度の高さに本当に感動しました。春児×安徳海の場面、まさかあの2人が同期とは…と思うと無性にえもいです。老けメイクすごすぎて、日清戦争のバイトやフィナーレで探しちゃいました。

 

譚嗣同 : 諏訪さき

すごい当たり役だと思いました。ヅカヲタではない友人が「メガネと黄色だけは分かった」と言うくらいみんな同じ衣装の中で目立つし、難しい話の中で譚嗣同の淡い恋心はすごい単純というか、ホッとできる場面でもあり、最期の見せ場は見事。作品1涙を誘う部分だと思います。すごく純粋で真っ直ぐで一生懸命なのが全面に出てて、本当に愛しいというか生き残ってほしい…とみんなに思われる愛すべき革命家として素晴らしかったです。

 

黒牡丹 : 眞ノ宮るい

かっっっこいい!!片目隠してキザな台詞を言いながらも、キレッキレで立ち回るのが素敵でしたし、「春児、真っ直ぐ歩くんだぞ」という言葉の通り生きていく春児をみるたびに、あの時の教えがー!とえもくなる存在でした。

 

王逸 : 一禾あお

彩風咲奈・和希そらと3人で歌うって大抜擢じゃないですか!!と嬉しくなってしまいました。そしてその2人と歌っても全く遜色ないくらい歌も上手い。凪七瑠海相手の芝居でも堂々と、軽めなのに優等生な文秀、真面目で固い順桂、体育会系で明るい王逸というキャラ付けも分かりやすく表現し、すごい安定感と存在感で演じていました。これからの活躍もますます楽しみです!

 

鎮国公載沢 : 咲城けい

組替え生には最大限のウェルカムをする雪組ですが1本物なのがその恩恵を受けられず残念だった…ミセスチャン同じく突然出てきて誰?状態だったとは思うのですが、星組では爽やかなイメージだったのが雪組にきたら割とキャラ濃いめにみえたのが面白かったです。

 

蘭琴 : 聖海由侑

美人すぎないか!!朝美絢と並んでなおあの美貌。恐ろしいぜ…!蘭琴は原作だともっと美味しいのですが削られてしまって残念でしたが、とにかく美人であることを売るには十分でしょう。そして歌が得意なので活かせる場面もないのもちょっと残念でした。

 

トーマス・バートン : 壮海はるま

垢抜けたde賞をあげたい。大劇場から東京千穐楽まで毎度かっこよくなっていくのに驚きました。背の高さがアメリカ人ぽくてよかったです。歌とメイクはまだまだ伸び代があると思いますので、これからも期待です。

 

林旭・劉光第 : 紀城ゆりや・華世京

期待の若手。顔を売るには十分ですし、全体的に出番の少ない作品の中で1フレーズでも歌をもらえたのは大きいです。研3.4には思えないひるまない舞台度胸と華やかさ、全体的な仕上がりがすごいです。

 

なんとか千穐楽前に書ききれましたー!

こうして書いてみるとやはり娘役の印象少ないですね…仕方ないです。

 

次回の観劇感想は、星組「ディミトリ / JUGAT BEAT」の予定です。

 

 

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