丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月組「桜嵐記 / Dream Chaser」感想①

こんにちは!

 

月組「桜嵐記 / Dream Chaserを観劇しました。

初日からまだ1週間も経ってないのに、もしかして明日千穐楽なのではないか?という熱気と圧!!!素晴らしかったです。

みんな花組中止の事とか緊急事態宣言も出ているので、本当に明日千穐楽くらいの気持ちでやってはいるんでしょうけど、それにしても言葉では表現しきれないほどのパワーでした。

まだ観劇が残っていますので、どこまで進化するのか恐ろしいくらいです。

 

今回はいきなりキャスト別で感想を書いていきたいと思います!!何回かに分けますので気長にお付き合いください。

 

 

楠木正行珠城りょう

トップになってからの作品、全部当たり役なのではないかと言うくらい作品運の良かったたまさまですが、最後の最後に最高の当たり役と巡り会えたのだと感じました。

トップ(=長男・最も伝統を受け継ぐもの)としていろいろ背負ってきたこと、それでも本人の本質は優しく温かく少し天然で笑える部分もある、そんな本人の良さが正行の良さとリンクしていて、武士道を貫き通す真っ直ぐさ実直さも説得力があり本当にこの役を観ることができて良かったと心から思いました…!!

見所はたくさんあるのですが、やっぱり美しすぎるスローモーションです!!映像を編集したのではないか?という程の美しきスローモーションでの立ち回り。追い込まれていく正行の表情。涙なしには観られませんが、涙で滲んでよく見えないのはもったいないです。

 

Dream Chaserはまず、幕開きの階段にいる姿が神々しすぎて発光してるかと疑います。そこから続々とみんな出てきて、珠城りょう単体だけでなく、"珠城りょう率いる月組"が好きなのだと実感してまた泣きそうになりました笑

ミロンガの場面もものすごくかっこいいですが、やっぱり黒燕尾が最高です。飾りのないシンプルな燕尾で、男役群舞→デュエットダンス→男役餞別場面→ソロと堪能できます。銀橋の左1/3くらいのところで後ろを向いて劇場を眺める場面があるのですが、お席的に背中が正面でして。その力強く頼もしいお背中が美しくて…!

なんか本当に退団を発表してからの肩の荷が良い意味で降りた輝きが日に日に増していました。寂しいですね。。。

 

弁内侍 : 美園さくら

彼女の持ち味は強く女らしくゴージャスだと思っています。ArakidaのダリアやIAFAのエマ、ピガールのガブリエルは持ち味とハマっていて良かったです。その点、今回の弁内侍は耐える部分も多く、独特の喋り方も日本物には不向きなのでどうかなー?と思っていたのですが、実はこの弁内侍も強く女らしく華やかな役でしたので芝居はとても良かったです!!同じ日本物の夢幻無双の時には気になってしまった喋り方も矯正され集大成として芝居の月組のトップ娘役に相応しい繊細な芝居であったと感心しました。復讐に燃える初登場から正行に出会い心穏やかになっていくまでの少しずつ変わっていく姿がお見事。歌も綺麗な高音で流石のものでした。ただやっぱり、日本物化粧が映えないお顔なので、そこだけは少し残念な気持ちが残りますが、ショーがあるのでいっか!

 

そしてショーは、スパニッシュの場面に娘役を率いて踊る場面など、コンビとしてというよりも美園さくらという1人のスターとして魅せてくれる場面が多かった印象です。スパニッシュの場面は、大人っぽくて華やかで2人の男に奪われ、他の娘役を従え、魅力たっぷりの場面。ミロンガに出ないのは残念な部分もありますが、真ん中で白いスパニッシュの衣装を捌く姿は本人の魅力にあっていて私はすごく好きな場面です。

フィナーレの最初の方の娘役を引き連れ赤いドレスで踊る場面。私は娘役だけで作られるかっこいい場面が大好きなんですけど、ここは良いですね〜!中でも最後に海乃美月に手を取られて踊る場面は、最終的に2人ともがトップ娘役になれたからこそ、本当に戦友として2人の間でしか共有できないことがあった事実をあの一瞬で観客に観せてくれる気がして胸熱です。

千穐楽のその時まで、美園さくららしい輝きを極めてほしいと思います。

 

本日はここまでで!他キャストはまた次回以降に〜

 

 

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