丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

星組「ロミオとジュリエット」A日程 キャスト別感想

こんにちは!

 

月組、大劇場初日おめでとうございます!!

花組のことを想うと切ないですが、退団公演が無事始まって良かったです。

そして個人的には、蘭尚樹、初スチールおめでとうございます!!!新公ラスト主演は取れなかったですが、ちゃんと頑張りや実力が認められている証拠だと思います!嬉しい!!

 

本日は星組ロミオとジュリエット」A日程キャストの感想を書いていきます。

ロミジュリシリーズはこれで最後の予定です。

 

ティボルト : 愛月ひかる

かっこいい〜〜!!これぞ男!もはや男役ではなく男!せおボルトが周りからの重圧で仕方なく尖ってしまった感じだとしたら、愛ボルトは自分から望んで尖っていった感じです。とにかく強そう!!笑 モンタギュー3人衆vsティボルト1人でやっとまともに闘えそうな、タイマンなら1番って感じです。

ジュリエットへの想いも募らせすぎて訳分からなくなっていそうな雰囲気でしたが、ジュリエットへに触れられないようにその恋の部分には自分自身にも触れられないような、大切にしすぎてどうしたら良いんだろう…となっていて、ティボルトから唯一"若さ"を感じた部分です。それ以外は正直経験豊富すぎて若くて25?て感じでしたね笑

 

正直な話、歌は普通というか微妙なのですが、とにかく雰囲気がティボルトすぎて、とてもティボルトでした。歴代の歌うまティボルトってまさみり役替わりの2人だけですかね。でもそれ以外もみんな雰囲気がティボルトなんです。まとっている空気感やキレたらやばそうな感じ、危険だけど女からは人気ある感じ。その雰囲気ティボルトの完成形の1つだと言っていいくらいの迫力でした!

 

平和主義者のことロミオとの対比も見事でしたし、"死"とは違う意味で死を感じさせる人間の荒々しさが素晴らしかったです。

喧嘩の場面の「来いよ!」と、マーキューシオを刺した直後の「やった…やったぞ…!」が印象的です。

 

ベンヴォーリオ : 瀬央ゆりあ

ハマり役!これは代表作になるのではないか?というくらいの見本のようなベンヴォーリオ。本人の性格ともあって演技もすごく自然でした。こっちゃんとの同期の絆が良い感じで友情に昇華されていて、それでいてかりんちゃんともちゃんと3人で友達にみえるように調節も見事。

ティボルトとマーキューシオの死ぬ喧嘩の場面では、途中からベンヴォーリオだけがロミオの想いに気付き「誰もが自由に〜生きる権利がある」と歌い始めるのですが、誰も気付かなかったロミオのメッセージがせおベンヴォーリオだけには届いているというのが、なんだかとっってもエモくなってしまったのは私だけではないはずです。

 

7年前にはそれこそこっちゃんが演じた(大抜擢すぎて流石です)役であり、その時は新人公演ですら主な配役にはは入れなかったせおっちが、こんな大きな2役を役替わりするようになるなんて…と、勝手に感慨深くなってしまいガイズからの怒涛の登りあがりを思い出してフルフルしてまいました。

「どうやって伝えよう」もすごく上手で、こんなに歌えたのか!!!とびっくりしてしまいました。

 

マーキューシオ : 極美慎

かっっっこよすぎやしないか?!マーキューシオ。見た目はめちゃめちゃかっこいいんだけど、中身がガキすぎて爆笑でした。ジュリエットが16なので、男衆は17〜20くらいのイメージなのですが、本当にやんちゃ高校生みたいなマーキューシオでした。乳母のおっぱい揉んでたよね?しかも手を添えるとかではなくモミモミしてましたよね笑 さらにお尻ペチペチしてスカートの中まで入ろうとしてたよね?!笑 あんな堂々と舞台上で拙いセクハラするタカラジェンヌみたことありません笑笑

そんな端までガキな演技が、マーキューシオの危険さや稚拙さを表現するのに最適でとても良かったと思います!!そしてそんなふざけたマーキューシオが、ロミオを諭す場面とか時折見せる真剣な表情が堪りません。

 

歌はまだ及第点レベルですが、細かいところまでの演技と見た目の華やかさかっこよさ、そして主要キャストでは最下級生なこともあり、垣間見える極美本人の必死さがとても良くて、Aで最もオペラで必死に追ってしまったキャストです!配信だと映らない時間とかあるので生で見られて本当によかった!!!

 

死 : 天華えま

この前以下の記事でも書いたように、ロミオの不安の具現化、各キャストの不安の具現化のような死でした。星ロミジュリ、AとBの違い - 丸の内OLの観劇日記

役変わりがあの愛ちゃんの死だったのが、本人にとってはとても良い経験になって沢山学ぶことがあったと思いますが、観客側からみるとBの愛ちゃんの死の圧勝だなという印象になってしまいました。出番の量変わらないはずなのに、Bの死は2番手にみえたのにAはやっぱり若手の登竜門の域だったかなって。

あと、死を見たいなら2階席がおすすめ!

 

パリス伯爵 : 綺城ひか理

極美パリスは、ナルシストだし頭弱そうだけど可愛げがあって、パリスで良くない?てなってしまうパリスでしたが、あかパリスなんか絶妙にきもくて無理という感じでした笑(褒めてます)

うまく言葉にできないんですけど、絶妙なキモさなんです…!このパリスは嫌かも…となりました。

バルの場面の踊り方が同じ振りなのに、全然ベンヴォーリオの時と違ってすごいなあと思いました。

あんなに素敵なベンヴォーリオだったのに…むしろここまで演じ分けられるって流石だなとも思いました。フィナーレでかっこいいあかさんに戻っていてよかったです。

 

愛 : 碧海さりお

ごめんなさい…今回も今回とてあんまり愛を見ていなかった。というか今回は死もあんまり見ていなかった。

ただ、Bはパワーバランスが死>>>>>愛くらいだったのが、Aは死≧愛くらいになっていたので、2人のバランスとしては良かったのかなと思います。

 

ヴェローナ大公 : 輝咲玲央

個人的に星組には疎く、あまり彼女に対してもイメージや思い入れなどなかったのですが、私としてはBの大公の方が優しさ溢れて好きだったかな〜

やっぱり輝月ゆうま最強説。

 

素晴らしいロミジュリでした!!でも最後に1つだけ、星組生、メイク濃すぎない…?ロミオなんて、目殴られたのか?!てくらいの真っ青。ロミオ主役だし青い服着てるしそこまでシャドウ塗らなくてもモンタギューだって分かるから大丈夫だよって笑 唯一ちょっとだけ気になった事でした。

 

これにてロミジュリシリーズは終了です!

 

 

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