丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

宙組「夢千鳥」ディレイ配信感想

こんにちは!!

 

宝塚歌劇、5/12〜公演再開が決定しました!!!

ロミジュリA桜嵐記も行けるよー良かったよー(涙) 歌舞伎も再開されるそうです!良かった!!

 

宙組「夢千鳥」のディレイ配信を観ました!

配信がなければ、きっとスカステで放送されるまで観ることが出来なかったので、今回の配信は正直ありがたかったです。若手のバウであっても全て配信してほしい…!!

 

まず観終わった最初の感想としては、これは…とても良いものを観た…という気持ちです。

デビュー作だった栗田先生、デビュー作とは思えないほどの素晴らしい脚本!!昭和と大正、白澤と夢二の切替えも分かりやすく、2つの世界が上手く交差していて、本当に1本の映画を観ているようなそんな重厚感のある作品でした。

それぞれを象徴する鳥というのが正直あまり分からなかったのと、最後「夢二は誰も愛してはいなかった」という終わりなのに白澤は礼奈とハッピーエンドぽいところは少し納得いきませんでしたが、話の全体のまとまりも良く伏線も回収し世界観が統一されていましたし、メインキャストのはまり様も相まって本当に素晴らしい作品でした。4日間しかできなかったのはものすごくもったいないけれど、配信でおそらくたくさんの人が観て心動かされたと思います。

彦乃を失って自暴自棄になった夢二に、彦乃や他万喜や関わった人が次々に出てきて、夢路に刺さった台詞を言っていく場面をみて、あれこれ「fff」…?となった方、仲間です笑

 

本日も配信が控えておりますので、早速キャスト別にいきます!

 

白澤優二郎 / 竹久夢二 : 和希そら

背が高くスタイリッシュなスターが多い宙組の中で、唯一に近く背の低いそらぴ。ただなんていうか、その背の低さが逆に昭和感・大正感を表現するのに最適で、ほぉ…となってしまいました。

怒るシーンの迫力、儚さ、映画の中で本当に出てくる様な昭和・大正の男のプライドと挫折という本当にそんな人がいただろうという説得力が凄まじかった!!これも実力の賜物だと思います。

最後はしっかりフィナーレもついていたので、明るくショースターな部分も観ることができましたし(アナスタシアはフィナーレも女役だったので実に1年半ぶり…!)、真ん中が似合うスターになられていて、まぁ様ブリドリでふざけていた最下級生がこんなに…と勝手に感慨深くなりました笑

 

赤羽礼奈 / 他万喜 : 天彩峰里

黒と赤のお着物、深紅の口紅、あんなにキュートだった幼少期のアナスタシアが、こんな大人の女性になってしまうとは…じゅりちゃん恐るべしです。艶やかさ色気、陶器の様な冷たい肌と表現されるのにぴったりで、100期生もこんな大人の役ができる様に…とこちらも勝手に感慨深くなってしまいました。

そらぴとの口論の場面は、それはそれは迫力がありバッチバチで、緊迫していて本当に素晴らしかった…!!今までたくさん組んできたこの2人だからこそ、実力者の2人だからこその喧嘩シーンだったと思います。また、彦乃の親へ嫁にくれと言いにいくシーンも狂気じみていて凄まじがったです。

 

紺野陽平 / 恩地孝四郎留依蒔世

「夢二さんの絵がまだまだ見たいんです…!」のセリフからの歌が絶品でした。さすがは首席、実力もあり背も高いのに、宙組詰まりすぎていて出番や役などにそこまで恵まれなかったイメージが強いので、今回歌の場面がしっかりあったこと、フィナーレ2番手位置だったことはとても嬉しいですね!この配信をみた多くの人に名前をまた覚えてもらえたのではないでしょうか!

 

彦乃 : 山吹ひばり

105期4人娘の一角として、実力と美貌を兼ね備え既に名前が広まっていたのは知っていたのですが、舞台をきちんとみるのはこちらが初めて。もうとにかく可愛いですね!!正当派な可愛さで、美人も出来そうな感じでした。声が綺麗でセリフが聞きやすく、声美人でもあります。

歌も上手でしたし、芝居も自然で、またすごい娘役が出てきたぞ…!と感じさせました。

袴の女学生から死に際まで、彦乃としての人生をしっかり全うしていましたし、あの美しいじゅりちゃんタマキを抑えてでもこの子に惹かれてしまうという説得力が出ていただけですごいと思います。

私的にはここ最近の若手娘役の中で最大ヒットで、これから本当に楽しみです。

 

お葉 : 水音志保

実を申しますと、ロマノフ姉妹の中で唯一最後まで見分けがつかなかったのが彼女。見分けがつかないというよりは、他は全員分かるから残りがあの子かという感じでした。すみません。

今回の学の少なさと艶っぽさ「君は本当は良い子なのに、知らなくて良いことを知っていて〜」というのがしっくりきました。

 

夢二役 : 秋音光

今まで気付かなかったのですが、未涼亜希にそっくりですね!同期同士の夢二役、自然流れで引き継いでいて、やっぱりこの人も上手いな〜と思いました。別箱なのに少し出番が少なかったのが残念。

 

西条湊 / 東郷青児亜音有星

実質2番手役でした!少したまさまを彷彿とさせるような気がします。アナスタシア白鳥の湖ジークフリート役と認識はしていたものの、こちらの場面は正直ほぼキヨちゃんが持っていってしまったこともあり、字面で名前は知っていても舞台でみるのは初めてという感じでした。

夢二とは違う華やかさ、若さ、強さが表現されており、とても魅力的な2役になっていました。同じような立場にありながら、西条の冷たさと強引さ、東郷の優しさと若さを演じ分けていて、素晴らしかったです。この2役の名演技あってこその夢千鳥だと言えます。

 

笠井宗重 : 若翔りつ

99期生とは思えないほどの貫禄と迫力!今回初めてしっかりみることができたのですが、とてもお父さんでした。

 

そしてやはり、凛城きら・美風舞良・花音舞ら上級生が脇を締めてこその安定感だったと思います。副組長スライド組替えのご挨拶もついていて良かったです。

 

それにしても宙組は、瑠依蒔世・秋音光の実力者飼い殺しに加え、亜音有星という若手ホープも育てながらも本公演ではまだ同じ立場に優希しおん・鷹翔千空らがおり、瑠風輝の不遇な扱いや、未だに芹香斗亜がずっと2番手なことなどなど、スター過多で使いきれていない印象がかなり強いですね。この現象は、愛月ひかる・蒼羽りく・澄輝さやとあたりがいた頃から変わっていないのですが。

それぞれどうしていくつもりなんですかね?

 

「夢千鳥」とても良い素晴らしい作品でした。

観れて良かった!!

 

 

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