丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月組「ダル・レークの恋」感想

こんばんは

 

月組公演「ダル・レークの恋」を観てきました!!1階席の後ろの方と2階席が空席の中で、奇跡的に観劇することができ、本当に感謝でいっぱいです。

 

初演はなんと1959年の春日野八千代主演。

そこから数回の再演を経て、今回は新しくヤング谷先生の演出との事でしたが、やっぱりかなり古くさいと感じてしまいました…。

1幕でかなり丁寧に伏線を引いたにも関わらず全然回収せず終わるという展開。ここで終わり…?となりました。

ネタバレになってしまいますが、ざっくり内容を説明すると「身分にとらわれず生きる事を選んだ青年が、身分にとらわれた女性を振る」という話なのですが、それを理解させるのにとっても時間がかかるんですよね。テーマが奥深すぎてメインを描ききるのに時間がかかりすぎてしまい、他が放置されちゃったのかな…と感じました。

 

内容は正直言って私としては微妙だったものの2.5時間あっという間に楽しく終わったのは、月城かなとのターバン姿が美しくかっこよすぎるという点です。

 

それではキャスト別感想にいきたいと思います!

 

ラッチマン : 月城かなと

まずラッチマンという役がかっこよすぎる。あの設定はズルすぎでは?そしてターバン姿が本当に本当に素敵でした。あの姿を観ることにお金を払う価値があります。私の一推しターバン姿は、プロローグの薄紫のターバンからロン毛が漏れているお姿です!!途中ターバンをグルグル取るのですが、「中そうなっているのね?!」となりました。キキちゃんが思ったのとは違うポイントですが笑

噂には聞いていた「来るんですか?来ないんですか?」あんなにかっこいい人に言われたら即答で行きます。

 

カマラ : 海乃美月

美しくてとっても素敵でした。あのかっこいいラッチマンに恋されるのも納得でした。腹筋が綺麗でオペラで見てしまいました。

海×れいこって毎回幸せになれないですね…ラスパもカレーニン夫妻も…

恋と王家としての誇りで揺れる心情表現がお見事でした!あと、すごくたくさん踊っていました!腹筋も含めすごく素敵でした。

 

ペペル : 暁千星

2番手として活躍していました!というには無理がある感じですが…ありちゃん本人が好きそうな男らしい役だったので、良かったねえとなりました笑 心底の悪役って実は初めてでは?

歌と演技に磨きがかかり、もちろんダンスは素晴らしく、もう若手筆頭株ではなく実力派スターとして活躍していたのが本当に嬉しかったです。

「逃げやしねえよ」と言ったペペル、あの後どうなったのでしょう…?

 

クリスナ : 風間柚乃

みんな大好き癖強おだちんではなかったのが逆に新鮮なクリスナでした。10期以上上級生のなつこさんとはさすがに姉さん女房に見えました。

 

リタ : きよら羽龍

どんどん綺麗に(というかお化粧が上手に?)なっていくな〜と感心しましたし、出番は少ないものの歌の出番では美声を聞かせてくれました。

もっと活躍してる姿をたくさん見たい!と思います。

正直2年前のアンカレでハードルが上がっていましたので、今回の活躍度としてはすごいたくさんではないです。

 

インディラ : 梨花ますみ

個人的には久しぶりにれいこちゃんと共演してくださって、成長した姿などを親戚に久々に見てもらえたような、れいこちゃん良かったね〜となりました笑

インドのお洋服とても似合っていて迫力ありました。

 

アルマ : 夏月都

言うことがコロコロ変わるどこにでもいるような調子の良いオバさんなわけですが、その間の取り方が絶妙で、流石だと思いました。

 

チャンドラ : 千海華蘭

本当に何をやっても上手だなこの人は!!と改めて感激してしまいました。

あんなに可愛いのにおじいちゃんまで出来るんですね。すごいです。

しかも最初はラッチマンに騙されてるのでは?と観客も思うのですが、騙されていても仕方ない感じの雰囲気まで出せていてなんというか本当に流石の一言です。

 

ミシェル : 楓ゆき

彼女の出す包容力の雰囲気が私は大好きです。別箱になると、要になるような役を演じてくれるのが嬉しいです。

 

酒場の男 / ハリラム : 蓮つかさ

1幕ですごく歌の上手いおじさん出てきた!と思ったらまさかのれんこん。2幕のハリラム(ラッチマン父)役もとても上手でした。爽やかな雰囲気のイメージのある彼女がここまで見事にオジサンを仕上げてくるとは思わず、さすがは月組…と思いました。

ちなみに役替わりだからかわかりませんが、夢奈瑠音の出番はほぼなしでした…。

 

支配人 : 佳城葵

ETERNITAメンバーは全員バウだと勝手に思っていたので、プロローグで見つけてびっくり。お稽古大変だったでしょうね…

 

ジャスビル : 礼華はる

憲兵隊長とのことで、笑いをとれるポジションで頑張っていました。ただ、滑舌が悪いのか途中早口の台詞が聞きづらいのと、台本で笑いが取れているだけで本人の力ではないのかなと感じてしまった部分も大きかったので、まだまだ課題たっぷり、その分これからの成長が楽しみです。

 

水の青年・少女 / 彩音星凪・菜々野あり

かなり出番が多く、リフトも多く、台詞はないもののダンスの得意な人にとっては、黒天使や従者のような良い役だったと思います!!かのんちゃんがちゃんと活躍してて嬉しかった。

 

ラジオン : 蘭尚樹

この前の記事でも書きましたが、やっぱり活躍する場がちゃんと与えられていますね!嬉しいです。爽やかでキュートなカップルとして、ソロ歌も歌い大活躍!!(出番は少ないことに変わりないですが)

 

ビーナ : 詩ちづる

ラジオンの相手役として同じく歌も歌い大活躍!いやー本当に105期娘役はすごいですね。

 

 

今回の色気たっぷり旬まっさかりのれいこちゃんをみて、やっぱり次のトップだと思いました。

「シャーロックホームズ」キキちゃんの出演が決まっていますので、ほぼ確ではあるのですが、発表されるまでは安心できませんね。

 

 

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