丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

小川理事長の新春挨拶を考える

明けましておめでとうございます!

今年も細く書いていけたら…と思いますので、よろしくお願い致します。

 

毎年のことながらお仕事始めの早い劇団…

東西ともに公演が始まっているので、当たり前と言えばそうかもですが、元旦からあんな量のニュースを更新してくるとは…お疲れ様です。

 

さて、新春の恒例といえば鏡割りやタカラヅカニュースなどなどありますが、

やはり注目したいのは小川理事長の新春挨拶。

今年1年の展望や、今企業としてののトップが考えていることを直接聞ける数少ない機会であります。

小川理事長ってファンの皆様に批判されること多い気がするのですが、私はけっこう好きです。ちゃんと企業努力をしている感じがしますし、昨年はコロナで厳しい部分はあったとはいえ、チケットを売ろう・生徒に思いやりを持とうという部分が伝わってきています。

 

さて、そんな小川理事長の今年の新春挨拶。昨年に比べてザワザワする内容はありませんでしたね。

 

まず何よりも伝わったのは、望海風斗・真彩希帆・華優希・珠城りょう・美園さくらをはじめとする退団者をしっかり送り出したいということ。今年退団するはずだったトップコンビ2組、大変な状況の中引っ張ってくれたトップスター達を無事に送り出したいという所に最も重きを置いていると感じました。

また、トップになったばかりでお披露目公演が中止となった中でブレずに組を引っ張ってくれた柚香光・華優希・礼真琴・舞空瞳にも感謝を伝えた、と仰っていました。

 

宝塚がどれだけ卒業公演を大切にしているか、というのは、コロナ禍の中でも公演を半ば無理矢理再開した「眩耀の谷 / Ray」の大劇場千穐楽「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」の東京千穐楽からも分かりました。

今年はこんな無理矢理な再開ではなく、無事に全公演全うできると良いと思います。その為にも、一観客として感染予防に努めないといけないと改めて思いました。

 

次にこの挨拶から伝わったのは、若手演出家の育成へ力を入れるということ。

「若い先生がどのように潤色するのか楽しみ」「この作品は新しい先生のデビュー作です」というようなニュアンスの発言が多く、いろんな先生にチャンスを与えながらヒットメーカーを生み出そうとしているのを感じました。

タカラジェンヌも、バウ→梅芸・東上→大劇場とステップアップしていきますが、先生方も同じなんですね。

 

たしかに言われて発表されている作品をみてみれば、大御所の先生方も演出に入っている作品はあるものの、メインのメンバーが少しずつ1990年代・2000年代デビューの先生方に移り変わってきています。

 

そして何より、1番嬉しかった期待できる発言は、春から生オケと新人公演を再開したいという発言。

雪組退団公演・ロミジュリを生オケで出来ない、新人公演が出来ないことが決定しているのは残念ですが、やはり明るいニュースとして嬉しいです!!!

 

舞台上に全員立たせることには言及しませんでしたが(そもそもサヨナラショー全員でリハとかするならもはや意味ないのでは…と思いながら)、若手のスター育成再開は絶対ということは事実でしょう。

たしかに若手を育てるという意味では、本公演で毎日モブをやるよりも新人公演で通し役をする方が育成直結なのかもしれません。それに、本公演毎日+新公のお稽古って相当な負担だったでしょうから、免疫力を保つためにも、良いかもしれません。

 

また別途、新人公演予想なんかもしたいと思います!

 

最後にもう1つ気になったことは、星風まどか異動は決められていたという事。

もちろんハッキリと言及していた訳ではありませんが、急遽決まった、コロナによって予定が変わったという口ぶりではありませんでしたので、この異動はだいぶ前からの決定事項だったんだなと思いました。

そもそもMSが発表された時点でタイトルが決まっておりましたので、そうかなとは思いましたが。

真風・潤のコンビに対して「大人の魅力で魅せてくれると思います」というコメントをしていたのに対し、彩風・朝月コンビには特にコメントがなかったのが象徴的です。には期待していないという事ではなく、真風・潤が組むことは予定内だったのかなーと思ったまでです。

 

そんなわけで、雪組トップコンビ・花組トップ娘役・月組トップコンビ・宙組トップ娘役が変わることが確定している時点で、激動となる2021年。

 

今年も楽しみです!!

 

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