丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

月組「WTT / ピガール」感想②

こんにちは!

 

月組公演「Welcome to Takarazuka〜雪と月と花と〜 / ピガール狂想曲」のキャスト別感想の続きを書いていきたいと思います!!

 

月城かなと

宝塚の日本物の未来は貴方に託されたのね…と感じるほど素晴らしかった1幕。実は、日本物ショーって初出演らしいです!雪・月・花と実質3場面しかないショーですが、そこを松本先生トップスターと分け合って1場面中心もらっているから、もう完全に正2番手と感動してしまいました。

ダンスだけであれば、ありちゃんや他のスターの方が上手なんですけど、日本物の所作という点でれいこちゃんの右に出るものはいないので、日本物ショーだと上手さが際立ちます。

彩風咲奈・彩凪翔あたりも同じように日本物の雪組で育ってきたはずですが、日本物を引き継いだのは月城かなとだったと強く感じました。本人も日本物が好きなのは公言していますが、彼女の日本物は本当に素晴らしいな…と。面長の美しい顔然り腰の落とし方然り、見応えあります。日本物ショーってちょっと飽きやすい部分もあるのかな、と思いますが、れいこファンなら何回でもみられる内容だと思いました!

 

2幕はガラッと雰囲気が変わり、お髭姿がとっってもかっこいい!!!シャルルは何歳くらいをイメージしているんですかね?まさかのたまさまの相手役なわけですが、それも説得力ある感じに演じていて良かった!

月組れいこちゃんも含め全体的にお芝居が自然で上手なので、多少無理のある設定とかでも、納得できるように仕上げてくるのがすごいな〜と思います。

 

階段降りの時の少しグレーがかったピンクの衣装と同じ色の羽根も素敵でした!

今回は、さくさくのグレーがかったブルーの衣装と羽根も素敵でしたし、たまさまが真ん中で白い羽根に2人のブルーとピンクの孔雀羽根がついた大羽根で、今までみたフィナーレ羽根とお衣装のデザインの中では1番好きでした!!

106期も同じような色の衣装で、可愛くて私は好きなんですけど、O11のトランプ柄だった105期とかに比べると地味かな…とも思ったり笑

 

そしてこの公演での扱いをみて、芹香斗亜が落下傘できるほどの隙は月城かなとの上にはないと感じました…

2番手歴の長さはもちろん全然敵わないものの、もし落下傘させる気があるのであれば、もう少し出番を分散させるとかできたはずが、しっかり正2番手だったので、ちょっとこれは落下傘させる気ないな…?と思ったわけです。紅ゆずるの上に北翔海莉が降ってきた時とは状況が違います。れいこちゃんは最近上がったばかりでステイさせておくこともできたからです。

もともと落下傘だとは思っていなかったことは、他の記事でも何度も書いていますが。

 

鳳月杏

今回出番も少なく、ちょっと使い方がもったいなかったなーという気がします。

2幕合わせて階段降り以外ソロは一切歌ってないので、ちなつファンの方々にはすごく物足りないかも…。

ただ2幕は出番こそ少ないものの存在感はさすがのものです。かっこいい!という意味の存在感ではなく笑、面白さで印象に残るという意味です。

特別に面白いことをしているとか言っているとかではないのですが、ちなつさんはなんと言っても間の取り方が抜群に上手い!!IAFAに続き公演にスパイスを追加してくれような存在でした。

 

とにかく本当に間の取り方、台詞のタイミング、表情の作り方などが素晴らしく、ちょっと間違えたら全然面白くなくなる場面を絶対に面白くしてくるからすごい…。

月組公演のクウォリティが高く保たれているのは、彼女の功績が大きいと思います。

 

暁千星

回ってた!今回も回ってた!!笑 とりあえず困ったらありを回らせとけみたいなとこある?笑

チア部顔負けのリフト(?)というか持ち上げられている場面もあり(もちろんチア部のトップやってる子より全然大きい笑)、劇中劇といえばお任せ!的な感じでしょうか。

今回初舞台生も頑張って回っていましたが、やっぱりありちゃんのフェッテは格別ですね!!

フィナーレでも絶対目がいきますし、踊っているありちゃんはとってもキラキラしています。

役としては今回はちょっと小さかったかなーという気もありますが、得意なことを活かして輝いていました。

日本物は顔があんまり向いてないですね…

 

ありちゃんは首席で昔から頭出ていましたが、それでも若手の頃は無理な抜擢が続いていました。1789のフェルゼンは正直全然だったし、あーさと役替わりのグラホのラファエラも全く敵わず、A-ENの時も若手が一所懸命!感が強くて、実力以上の役を与えられている雰囲気があり見守るような気持ちでみていました。

それが、Arkadiaで"かっこいい"男役の片鱗を掴み、AfO・BADDYあたりで自身の強みであるオラみバブみを身につけ、エリザベートで下級生に追われる立場になり、IAFAを経てしっかり月組の戦力として自分の輝きを出す立場になったのだなあ…とこの公演で思いました。もう抜擢されている御曹司ではなく、完全な月組スターの1人です。

 

本当にかっこよくなってしまって…特に今回は歌唱指導!フィナーレの最初でせりあがってきた時のキラキラ感たるや!!かっっこいい〜〜〜ってなりました。

 

そして月組というのは割と、いぶし銀れいこ・大人の色気ちなつ・研18といわれるおだちんと、どちらかというと大人っぽい事を売りにしているスターが多い中で、フレッシュで若々しくキラキラしてるありちゃんというのは余計目立ちますし、なによりも他のスターとの相性が良くお互いを引き立たせる魅力があります。

月組1人1人が魅力的に見えるのは、暁千星あってこそと言っても過言ではありません。

 

長なってしまったので今回はここまでです〜!

 

 

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