丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

赤坂ACT「ファントム」感想

こんにちは

本当に寒いですね…寒いのは苦手です。

 

城田優・愛希れいか・木村達成のキャストで、赤坂ACTシアター公演「ファントム」を観てきました。

宝塚版との違いなどネタバレ満載で感想書いていきたいと思うので、観たくない方はこの先読まないでください笑

 

まず演出の違いで気になった部分から。

 

エリックの役作りは全く違いました。心の傷が明らかに表現されているというか、精神障害もあるのかな…と少し思うような感じ。癇癪を起こしたり急に叫び出したりしてちょっと怖い。

けっこう狂気的です。宝塚版ではジョセフ・ブケーは殺す気はなかったのに勝手に地下に落ちて事故死してしまいますが、こちらは故意的に殺します。カルロッタ殺害も20回近く刺していてきっと死体は体中穴だらけです…怖いです。さらに、無実のパリ警察が2名ほど殺されます。

だから全然最後泣けなかったんですよね。可哀想な人なのかもしれないけど、だからといって許されないよなーって。カルロッタに関しては恨みがあっても、ジョセフ・ブケーとパリ警察に関しては本当に可哀想。彼らにも家族はいるのに…とか思うと「お前は私の子だ」でも全く泣けず。

宝塚版くらい物分かりの良いエリックの方が、キャリエールもちゃんと育てたんだなって伝わるし、感動できると思いました。

 

クリスティーに関しては、愛希れいかの演技の仕方なのか演出なのか分かりませんが、宝塚版より何考えているのかよく分かりました。わりと宝塚のクリスティーヌって真顔シーン多いので笑 エリックストーリー聞いてる時とか、それどういう顔?みたいな笑

ただ1つ納得いかないのは、シャンドンとちゃんとくっつくんです。キスシーンまであって。その後に、エリックと手繋いで地下の森を散策したり「まことの愛」歌ったりするんですけど、あれ?どっちが好きなの??もはや二股?!と思いました。誰かとキスしたその日(翌日?)に違う人と手繋ぐのは違くない??エリックに対してが同情だとしたらそれはそれで失礼だし、とにかく女として許しがたいクリスティーヌでした。

 

全体としては階段やスモークや照明をすごく上手に使っていて、地下の雰囲気を出すのも森の柔らかさを表現するのもとても分かりやすくて感動しました!

劇場全体で雰囲気作りをしていて、ACTスタッフも劇中のオペラ座スタッフと同じ格好させられてるんです。さらに劇場アナウンスもルドゥー警部でした。なんで?ルドゥ?そこはジャン・クロードだろ!と思ったけど笑 ちなみにジャン・クロードは女性です。

 

以下キャスト別、といっても3人しか書きませんが…感想です!

 

エリック(ファントム)役 城田優

初めて舞台に立つところ観ました!期待してたより全然うまくてびっくりしました。テレビ上がりだからか演技が上手い!!エリック怖い…と私が思えたのは彼の演技力あってこそです。

 

クリスティーヌ・ダーエ役 愛希れいか

歌上手くなりましたね〜!まさかここまでちゃんと務まるとは思ってなかったです、すみません。宝塚時代からそうですが、やっぱり芝居が上手い人です。クリスティーヌの心情がすごく分かりやすかった。

ACT版ではベラドーヴァ役・若かりし頃のキャリエール役はなく、キャリエール自身が語っている中でクリスティーヌがベラドーヴァをダンスで表現します。水を得た魚のように踊るんですよね!この人は、ダンス>芝居>>歌の人だなって実感しました笑 身体が軽い!久々にちゃぴのダンスが見られてよかった。

 

フィリップ・シャンドン役 木村達成

帝劇エリザも彼のルドルフで観ました。かっこいい!そして爽やか!!見た目からシャンドンぴったりです。歌もすごーく上手で、ミュージカル界は層が厚いな〜と思いました。でもやっぱシャンドン伯爵にはあの爽やかな水色とか黄色のスーツ着てほしい笑 黒燕尾だと目立たない。私の中のNo1シャンドンはあーさである事に変わりはないですが。

エリザの時から、「この人はNARUTOあがりなんだよ」とどこからか聞いていて、かっこいいし上手いからサスケあたりかな?まあシカマルかもしれないけど…と思ってたら、まさかのカブト役だったんですね。微妙な…笑 その舞台が何編だったのかによるけど。

 

久々の外部舞台はやっぱり声の層が厚くてびっくりします。当たり前なんですけどね。次外部みるのはいつになるかな〜?

 

 

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