丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

宝塚は判官贔屓の世界

こんにちは。

フランスでデモが起きました。理由は、緊縮財政と庶民への無配慮。国旗を掲げ、トリコロールのリボンを下げた人たちが暴動を起こす。まるでフランス革命のようでした。

ニュースを流れる映像は、レミゼラブルそのもので、『凱旋門』でのラヴィックとジョアンの思い出の店フーケも燃やされていました。

歴史は繰り返す、その真髄を見た気がします。

 

本日は判官贔屓について考えたいと思います。

宝塚の人気スターは、その実力・ビジュアルなどはもちろん、どれだけ大変な道を歩いてきたかで人気が変わってくる傾向があるなーと思いまして。

 

例えば最近で言えば、

混沌極めた月組に送り込まれ、体制を整え、下級生トップを支えながらも自らはトップになれなかった美弥るりか。

明らかな別格化にも関わらず、自らの魅力を出しファンを喜ばせ続けた七海ひろき。

新公主演を経験せず、ラストチャンスを手繰り寄せたにも関わらず、役付きが微妙だった仙名彩世。

 

少し下の学年に目を向けると、

2度の組替え、長期2番手を務めているにも関わらず未だいつトップになれるか分からない芹香斗亜。

組替え前も組替え後もずっと役替わりで競わされ、細い糸を手繰り寄せてここまできた朝美絢。

上が詰まりすぎて実力の割に役付きが悪い和希そら。

 

娘役においては、

実力・華やかさを身につけ長年娘2を務めたにも関わらず、下級生にトップを取られた城妃美玲海乃美月、そしてその可能性が現在高まりつつある有沙瞳

判官贔屓の代表格華妃まいあ。

組替えしたのに全然扱いの悪い華雪りら。

 

こうみてみると、判官贔屓があるスターほど熱烈なファンが多いような気がしてなりません。

もちろん、順当にスター街道を駆け上がっている礼真琴真風涼帆彩風咲奈らにもファンはいますし人気です。しかしながら、ご贔屓様の活躍を願って!という気持ちは、報われない経験をしたスターだからこそ生まれるものなのだな、と思いました。

 

この記事で言いたいことは、判官贔屓がどうこうではありません。

ただ、このような判官贔屓が顕著な世界だからこそ、劇団には1人1人と向き合ってほしい。

ファンがいてこそ成り立つエンターテイメント事業である以上、この生徒にこんなことさせたらファンはどう思うかな、というのを考えて欲しいと思います。

 

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