おつかれさまです!
ファントムを約1ヶ月ぶりに観てきました。ほぼ初日とほぼ千穐楽なのですが、全然違ってびっくり!!
まずは主要キャストの感想から書きたいと思います。
圧倒的歌唱力だけではない望海風斗
歌がとにかく上手い。このことについては、私がわざわざ触れるまでもないと思います。音程・声質・声量・声域といった要素を全て持ち合わせているからこその歌声。1日2回公演で約3ヶ月、喉が潰れないのが本当にすごいです。
だいもんエリックは、引くほど歪んだ小学生のような役作りだと感じました。歌!歌!と言われがちだけど、しっかり役作りと演技もできいて、このキャラクターを貫いているのが良い。
クリスティーヌとの初対面とか、あんなこと言われたらドン引きです。もはや今の時代犯罪の域です。正直に言いますと、こんな男とは絶対に付き合いたくないです。それは顔に傷があるから、とかではなく、あまりにも心の歪みと闇が深すぎて受け入れきれないんです。クリスティーヌが顔を見て叫んでしまったのは、その意味合いが強いんじゃないかな、なんて思いました。あと、気に入らないことがあると口をつぐんで不満気に右の口角をあげるんですけど、それがとても拗ねている小学生。
ずっと地下にいるから世間を知らないし、キャリエールは申し訳なさとかから甘やかして育ててしまったんだろうなーというのが、エリックの言葉の発し方、表情とかから伝わってきました。このバックグラウンドが見えてくる演技ってとても難しいと思うんです。そこまでしっかりやっているのが、さすがはトップスターだなと思いました。
天使の歌声真彩希帆
これまた歌の上手さについて語る必要はありませんが、歌の中で違いを表現するというのは歌うまにしか出来ない技法なので、その辺りが素晴らしかったです。メロディドゥパリ〜ホームくらいまでは趣味で歌っていて、ビストロで覚醒し、その後はプロとして歌っている、という変化がよく伝わります。
しかし1つだけ苦言を申させて頂くと、歌以外の演技が微妙…クリスティーヌがエリックに対して、シャンドンに対して、どのような感情を持っているのかが分からない。どちらにも好意は抱いているけど、それが尊敬なのか恋愛感情なのか、2人への想いの違いは何なのか、分からない。オペラ座に招いてくれたシャンドン、歌えるようにしてくれたエリック、という2人は「私を歌手にしてくれた2人」でしかなく、クリスティーヌにとっての違いが見えてこなかったのが少し残念でした。でも、とにかく耳福なので問題ありません笑
信じられない成長を遂げた彩風咲奈
この公演で何に1番感動したって、咲ちゃんの大成長です。銀橋の場面とか、親子の絆に泣いているのか咲ちゃんの成長に泣いているのか分からない。今までの咲ちゃんって、どんな役を演じていても彩風咲奈感が抜けなくて、でも今回はしっかりキャリエールでした。ダンスは得意だけど歌は…下手ではないけど…みたいな印象だったのが、とてもお上手でだいもんとのデュエットも問題なかったです。ファントムはいくら他が良くてもキャリエールがコケたら公演全体がコケる舞台です。すごくすごくすごーく努力したんだなというのが伝わって涙です。
ありちゃんにも感じる事ですが、主席の底力ハンパない。
この学年になってまで、ものすごい大成長と新たな魅力をみせてくれた咲ちゃん。これからの活躍が今まで以上に楽しみです!!
次回は役替わりについて書きたいと思います。
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