丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

愛月ひかるDS「All for Love」感想

こんにちは

 

昨日はライブ配信にて愛月ひかるディナーショーを観劇しました。

 

こんなにも宝塚愛に溢れたDSはないと言えるほど、愛ちゃんの宝塚愛がたっぷりの構成でした。

(それが悪いということではありませんが)J-POPや外部ミュージカル曲や洋楽などに挑戦するのではなく、最初から最後まで宝塚の曲で構成していたところに愛を感じました。

 

個人的には小学生の頃に数作品観たことはあった(石田三成とか)ものの本格的に観劇を始めたのは「白夜の誓い / PHOENIX宝塚」〜なので、宙組メドレーは分からないものが半分以上でしたが、それでも昔から応援してきた方には堪らないだろうな、すごく嬉しいんだろうなと思いました。

自分が好きだった歌、挑戦してみたい歌など愛月ひかるが愛した宝塚を巡るDSという感じで、まさしくこれがALL FOR LOVEだな!と納得してしまいました。

 

歌で印象に残ったのは「愛と死の輪舞」。あの存在感溢れる死をみれば、きっとトートも素敵だったに違いないと思いました。

愛ちゃんって想像してみると分かると思うのですが、死があれだけ素晴らしかったので人外のもの、それこそトートとかも妖艶に演じられますし、きっと代役稽古だったであろうフランツも、ノーブルな雰囲気が素敵だったでしょうし、本役ルキーニやラスプーチンなどの少しイッてしまっている役も上手い。

改めてここまで男役を極めたんだな、と思うと同時に、それでもなおゴールはないから千秋楽まで成長し続けるという姿勢が素敵だなと思いました。

たしかにあれだけの御曹司教育を受けてトップスターになれなかったのは残念です。でも、そんな人事の枠から外れた今だからこそみえる愛月ひかる本人の魅力というのに私個人も気付くことができ、本人も自分自身の魅せ方を楽しんでいるようにみえて、とても良い時間だったなと思いました。

 

今回のDSはけっこうトークが印象的に残っていて。爆笑エピソードとかではないですが、

何回も言っていた私の舞台に立つ姿などから舞台への情熱や姿勢を後輩たちに伝えられたらという言葉(意訳)

専科に組替えして、自分が学んできたことを改めて確認して意識して、その期間で何回かお話にもでたOGたちから学び、星組にきてからの本公演3作、別箱2作、自分自身の宝塚愛を全て託そうとしていたのだとヒシヒシと感じました。

 

舞台での姿はあと東京公演を残すのみですが、彼女の教えがきっと星組たちに宿り、近い未来に愛月ひかるみみたいなものを感じるまで、そしてそれが受け継がれて行くのが宝塚なんだな〜と深い気持ちになってしまいました。

 

東京公演での最後の姿、特にダンディズムが楽しみです!!

 

 

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水美舞斗、2番手羽根ならず…

こんばんは

 

本日は花組「元禄バロック / The Fascination」の初日でした。まずは初日おめでとうございます!

 

私含め、世の中のヅカヲタ全員が気になっていたこと、それは水美舞斗は2番手羽根がもらえるのかという点。

結果は各SNSでの初日レポート、そしてどこかのスポーツ紙が載せていたフィナーレの写真で、2番手羽根はもらえなかったということが分かりました。

個人的に所感を述べると、すごく残念な気持ちでいっぱいです。

 

同期の朝美絢が、東上主演を果たしその円盤発売が決まり本公演で2番手羽根をもらいました。

そして鳳月杏博多座公演で2番手羽根をもらいました。

年末番組やカレンダー等で次期2番手が誤魔化されている星組とは異なり、カレンダーや番組出演で朝美・鳳月と同じ2番手扱いをされていた水美舞斗ですので、期待はかなり上がっていました。

 

これ正直ね、あーさがfire feverで背負えてなかったとしても同じだけのショックはなかったと思うんですよ。

餞別も込めて背負わせてもらった瀬戸かずや、次期トップ確定の月城かなと、上級生2番手の愛月ひかる、絶対的2番手の芹香斗亜とは違うよなあ…桜木みなとがまだ3番手だしな、たしかに望海風斗だって2番手1作目のファンシーガイでは背負えなかったから次に期待か〜くらいで済んでいたと思います。

でも今回は、同じような立場だったはずのあーさや新体制が始まったばかりのちなつさんだって背負えた、2人とは出版物などで同じ扱いをしてもらったのにもらえなかった、という状況で…ショックが大きいんです。

 

みんな心の中では思っていた、もしかしたら…いつかは…永久輝せあに抜かされてしまうかもしれないという予想。

しかし今までしっかり差をつけられてきて、まさかここで急に追いついてくるとは思わなかったという感じ。羽根の大きさが同じだそうです。

今回の公演はVISAもついていますし、色んな事情を鑑みて差はつけてはいけなかったのかもしれません。でもさ、それならさ?せっかくの花組100周年のお祝いショーよ?!水美舞斗と永久輝せあ、2人ともに2番手羽根サイズあげても良かったではないか!と。かつて紅ゆずる・真風涼帆が2人ともあのサイズ背負ってることありましたよね、だから前代未聞ではないはずです。

 

でも今回背負えなかった理由は、本当はひとこちゃんとの問題ではなく桜木みなととのバランスではないかな、と思います。1つ前の記事で書いた瀬央ゆりあの年末番組と同じで。

なのでこちらも、真風涼帆の進退が明らかになり、桜木みなとの2番手が内定したら他組の95期&それ以下の下級生の扱いも変化してくるのではないかな?と思います。

なので来年の夏、次の花組本公演も2本立てなので、それまでに宙組が動いていれば水美舞斗も羽根をもらえるかもしれません。

次の星組公演で瀬央ゆりあが羽根をもらえるかも宙組次第だと思いますし、星の方が先に公演するのでせおがもらえればマイティももらえるという風になっていくと思います。

 

兎にも角にも残念ではありますが、公演自体の評判は良いようです!

私が観劇するのは来年の東京になりそうですが、楽しみにしています。

(2022年始NHKThe Fascinationがくると思うのでそっちが先かな…?)

 

 

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星組はいつまで番手をボカし続けるのか

こんばんは 

 

2021年も残りわずか。私の観劇予定も年内はあと3回となりました。

 

そんな中発表されたスカイステージ年末番組。タカスペやるなら2.3ヶ月前には発表されていただろうから、まあ中止ですよねって感じでしたが、今年はその分この番組で歌を歌ってくれる感じっぽいですね!

内容も気になるし、なぜ月城かなとだけあんな狙い定めたみたいな顔してるのかも気になりますが笑、1番引っかかったのはオンデマンドが先に放送するということ。

 

この年末番組、毎年どのメンバー(何番手)まで出すかとか、トーク中心かゲーム中心かなどやり方は変わるものの、絶対に初回はスカイステージで大晦日だったと思うんです。

そもそも舞台映像ならたまに前後することあっても、スカステオリジナル番組でオンデマンドが先行することなんてなかったと思うんです。

気になりまして…出演者をみてわかりました。理由は1つです。愛月ひかるを出演させたかったからしか考えられません。

彼女の卒業は12/26。初回放送が退団後というわけにはいかない、だから卒業前日に初回放送を無理矢理もってきたというわけだと考えられます。

 

なぜ愛ちゃんをどうしても出したかったのか、それはどちらかというと瀬央ゆりあを出したくなかったからかなと思います。

各組のトップ・トップ娘役・2番手スターが出る番組に並べたくなかったのかな…と。

たしかにカレンダーとかの発売を控えたのはわかります。それは発表・発売日時点でまだ愛ちゃんが在団していたから。

でももしこの年末番組が12/31初回放送なら、もう卒業済みなので気を遣ってなにかを控える必要はなかったはずです。

 

星組はおそらく2022年本公演は1回。1本物ではないですが、かつての月組を考えれば誰にも羽根を背負わせず肩羽根だけで済ますこともできます。

でも、朝美絢・鳳月杏に2番手羽根を背負わせ、明日初日を迎える花組水美舞斗が背負った場合、瀬央ゆりあだけ背負えない理由はないと思います。

しかもわざわざ東上公演主演まで振って、ここで足止め…?と。もし足止めするなら、東上主演しないだろうと思うのです。

 

ちなみに東上主演を果たしたせおっちの上に降ることができるのは、東上主演を果たした95期以上に絞られます。(同カードの場合年功序列になるため)

対象は、水美舞斗・鳳月杏・朝美絢・芹香斗亜・桜木みなと。

1人ずつ考察しながら書くこともできますが、今回は省略するとすれば5名とも組替えするメリット・可能性ともほとんどないです。

そう考えるとますます今、瀬央ゆりあをぼかす理由がわからないのです。

 

たった1つ理由が考えられるとしたら、桜木みなとに気を遣ったということですかね。

いわゆる95期神7と呼ばれる7名のうち、1人だけ出演できないことになります。それを避けたかったのかなあ、と邪推です。

でもそれならさ、各組3番手までの出演にして永久輝せあ・暁千星・和希そら・瀬央ゆりあ・桜木みなとをそれぞれ出せばよかったのではないかと思うのです。こうやって並べてみてもバランスは良いし、迷いのない3番手人選です。

1組だけトップコンビのみは見栄え上厳しくても、男役1人足りない、なら許されたはず。

謎が深まります。

 

真風涼帆の進退が来年夏までに発表され、桜木みなとが2番手になれることが確定した後に瀬央ゆりあにも羽根を背負わせるのでしょうか?

 

新体制にも関わらず月組が抜群の安定感をみせ、雪組朝美絢を正2番手に据え和希そらをもらい安定にむけすすみ、花組も2番手が抜けたものの絶対的御曹司が2人控えているので安心感もある中で、どうする星組?!礼真琴1人頼みですか?!?!という感じなんですよね…

 

答えが出るのは来年の夏。どうなるのでしょうか…?

 

 

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月組「川霧の橋 / Dream Chaser」感想③

こんにちは!

 

博多座公演の感想シリーズ、今回は「Dream Chaser」について書いていきます!

川霧の橋の感想はもし良ければ、①②を読んでください。けっこう熱量高めで書いております…笑

 

ショーについて、大劇場版は配信も合わせれば10回は観た作品。大好きなショーです。なので、珠城りょう・美園さくらのいないDCをどう感じるのか実は少しだけ不安でした。他の作品ならまだしも、同じショーだとすごく寂しくなってしまうのではないかと。

実際前トップコンビの面影を感じる部分はあったり、寂しくなってしまう気持ちは0ではなかったんですけど、同じ作品でも人が変わればこうも違うのかと思いましたし、それが役ではないので役作りとか解釈の違いではなく純粋なスター性の違いというのも面白かったです!

 

それでは場面ごとに感想です。

 

プロローグ

大劇場版と全く同じですが、1〜3番手が繰り上がったので歌うパートが全員変わっています。退団公演だったはずの珠城りょうの方がお披露目かな?くらいのフレッシュ感あったのに、お披露目の月城かなとが4作目かな?くらいの貫禄があったのが印象的笑 とにかく全体のまとまりが良く、新体制になんの心配もない!ということを感じるプロローグです。

珠城りょうの想いを込めたソロパートは、月城かなと版に変更。つらい思いもしたけど…というような切ないメロディだった大劇場版から、とにかくポジティブで明るくてノリノリのソロになっていたのが良かったです!れいこちゃんって美しいので大人しいイメージが強かった印象ですが、月組にきてスットコドッコイ役ばかりやっていたせいか、ひょうきん犬なんてあだ名もつけられるくらい本人のキャラは明るいようなので、そこも押し出せていて、これからがますます楽しみになる1曲となっていました!!

 

情熱(スパニッシュ)

マタドールの青い衣装着たちなつさんが大好きなんですけど、皆さん分かってもらえますよね?!また観れたことが嬉しすぎました。相変わらず驚くほどの脚の長さ、特に歌の後半シュッとしゃがむところが好きなんです…!鳳月vs暁はさすがに大劇場と同じだけあって安定していました。博多座版から合流した天紫珠里については、ドレス捌きが難しかったのか…ダンスは上手いはずなのであのボリュームを捌くのがつらかったのか、美園さくらに比べて男役2名に若干テンポが遅れる感じがありました。

 

ミロンガ

歌手の部分から蘭世惠翔が外されたのが気になる…プログラムで確認したらスパニッシュのアビエンテに入っているわけでもミロンガの女に入っているわけでもないので何故かしら…。

この場面はやっぱり珠城りょうが絶品だったな…と思いを馳せたりしてしまったのですが…

月城かなとのダンスシーンになると少し緊張してしまうファン心で観ていましたが、魅せるというほどではなくても問題なく踊れていましたし、あの紫の光沢したスーツをリーゼントで着こなし抑えきれない色気でミロンガの世界観を出していて素敵でした。ダンスの部分は海乃美月が美しく魅せられるので補えていて充分です。

ここに5名の選抜として入ってくる光月るうすごくないですか?!普通ここに組長入れますか?しかも組長というオジサンポジとかではなく、みんなと同じように小粋にキメているのがすごいなと。

大劇場から続投の英かおとが、こなれ感をすごく出していてものすっっっごくかっこよくて、ついチラチラみてしまいました。

 

I'll be back

暁千星さすがのキラキラ感と圧倒されずにはいられない御姿。センターの圧倒的アイドルオーラがすごすぎて、人数減ったことも全く気にならず、振り数も増えて若さも増してエネルギッシュでした。大劇場版がキスマイくらいな感じだとしたら、博多座版はSnowManみたいな違い。やっぱりオラオラしてるありちゃん最高って思ってしまったよね。センター分けの髪型だけれいこさんから引き継いでいるのがまた可愛かったり笑

 

ドーン(暁)(中詰め)

1番変わり映えしないというか、ほとんど大劇場と同じ感じでした笑 たしかにトップが変わったのですが、この場面は普通にれいこちゃんも2番手として出ていた場面なので…その他も皆さん出ていた場面なので変わった感は少なかったです。明るい場面なので寂しさも感じませんでした!

 

Hymn of Life

中詰めから引き続きほとんど大劇場と同じはずなのに、この場面はなんか全然伝わってくるものが違ったので面白いなと思いました。

大劇場版ではこれが今の月組の集大成!という感じだったのが、同じ歌に同じ振りなのに博多座版では新生月組スタート地点です!!という風になっていたので、醸し出す雰囲気と真ん中変えるだけでこんなに変わるものだなと驚きました。

 

フィナーレ(娘役)

フィナーレの最初の歌手が夢奈瑠音にチェンジ。ダンスのイメージが強くて1人でこんなに長く歌っているのを初めて聴いたのですが、まあ上手い!夢奈・蓮のなんでもできるコンビがいるので明るいですね。

こちらも同じような振りなのに、美園さくらの時はありがとう〜という雰囲気だったのが、海乃美月ではよろしく〜となっていたので素敵でした。

海ちゃんはドレス捌きが格別に美しいので、華やかさで真ん中力のあったさくさくとはまた違った真ん中力でした。

 

フィナーレ(男役群舞)

大劇場版と同じ曲に振りでしたが、珠城りょうがセンターにいるときは男らしさと爽やかな包容力を感じる雰囲気だったのが、月城かなとになると色気溢れる男の魅力みたいな雰囲気になっていたのが印象的です。

博多座版でロケットの人数も減らし、瑠皇りあが男役群舞に格上げされてましたね!!I'll be backの場面でも目立ちますが、顔が綺麗なのに色気がある雰囲気がれいこさんとよく似ていて注目してしまいます!

 

フィナーレ(Stand by me)

デュエットダンス史上最きゅんでした!!あんな可愛くてきゅんとしてしまうデュエダンがあったなんて…。海ちゃんのマーメイドカラーのドレスはとっても素敵でしたし、ダンスの振り数は少ないですが、お芝居仕立てで多幸感溢れています。手を広げてヤレヤレみたいな顔しているれいこさんかっこよすぎですし、それをみてニヤニヤした後キスまちしてはぐらかされてぷんぷんしちゃう海ちゃんもキュートすぎて…!そこからのバックハグ…!!ヒィって感じでした。

デュエダンの挨拶して娘役が先に捌けるところで、引き留めるの初めてみました。そこからのスタンドバイミーいいですね、小粋で雰囲気にあっていて、ちなみに影ソロは瑠皇りあ×蘭世惠翔。こんなにも歌えるんだな2人とも!という良い発見でした。

 

そこから、鳳月杏・暁千星・夢奈瑠音・蓮つかさ・光月るうが合流し1列に並んで1人ずつ海乃美月と踊ります。どの男役と組んでも素敵に魅せるのが流石です。特にちなつさんとの絡み、浮気…!となるほどのキュンポイントでして、そこからまたれいこさんに戻った時のやっぱりこの人感がまたたまらない。

その後月城かなとがまた男役1人ずつとこれからよろしく!という感じで掛け合います。

ここまでスタンドバイミーの曲で、明るくよろしくねっみたいな雰囲気だったのに、1人になった時にDream Chaserの音源で珠城りょう最後のソロと同じメロディーに戻るんですよ。そこから同じ振りのソロ。お披露目!新生!!ってなってたところから急にたまさまを思い出すような演出になっていて、れいこちゃんが感慨深く1人で踊って階段や舞台を見つめる場面は、前任から引き継いだ想いとか学んだことを自分なりに表現していく…という気持ちが伝わってくるようで、最後はやっぱりたまさまとご挨拶しているような2人の絆は今もちゃんとあると感じられるような、安っぽい言葉ですがエモいってこういうことだなと思いました。

 

エトワールは晴音アキ。唯一の同期がプレお披露目でエトワールっていいですよね。安定の上手さです!

そして英かおとが初階段降り!!おめでとう!!ぜひ大劇場でも入れますように。

鳳月杏の2番手羽根、もう嬉しすぎて嬉しすぎて。まさかここまで来れるとは…という感じでもあるのですが、お芝居でもショーでも安定した実力、尋常ではない色気、背負うにふさわしい方です。

海乃美月のトップ娘役羽根。よかった…本当に背負えた…夢のようでした。オランプ役替わりが6年前ですから、もうずっと前に背負っていてもおかしくなかった、一時期はもう無理かと思った。でもやっとこの姿をみることがでしました。ヒロインはたくさん観ていましたが、やっぱり羽根は特権なので。すごく嬉しかったです。

月城かなとの大羽根。堂々としていました。骨格しっかり系なので羽根に押しつぶされそう感が中で安定しておりました(腰は心配です)。本当にトップさんなんだ…!と感激してしまって、この姿をみるためだけにも博多にきて良かったと心から思いました。

 

3000字越えの超大作、もはや大学レポートみたいな長さになってしまいました…。

最後までお付き合い頂いた方、ありがとうございました!

 

 

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月組「川霧の橋 / Dream Chaser」感想②

こんにちは!

 

前回の記事に引き続き、「川霧の橋」キャスト別を書いていきます!

主要4キャラの感想はこちらから。

月組「川霧の橋 / Dream Chaser」感想 - 丸の内OLの観劇日記

 

源六 : 光月るう

あのメイク、特殊メイクですか?!あれ自分で化粧してるんですか?!すごすぎないですか?!?!本物のおじいちゃんいたわ…テレビ番組とかで特殊メイクで騙す的な(モニタリングとかね)のクウォリティじゃないですか!ヅカメイクの華やかさ0で、シミとかがリアルすぎる。さらに病気になりかがらも手が震えながらも職人としての動きがやめられない芝居も見事で、毎公演思うのですがさすがは芝居の月組の組長です。今回も素晴らしかったです。

 

小りん : 晴音アキ

やっぱり何を演じても上手いなあという感じで今回も安定の姐さんでした。そしてなんかかっこいいんですよね、彼女の姐さん姿。滑舌がものすごく良くて何言っても全セリフ聞き取れるのも良い。プレお披露目に唯一の同期が来てくれて良かったです。

 

権ニ郎 : 春海ゆう

「飛脚のっゴンでやんす」という時の謎の動き?飛脚ポーズ?が絶妙にツボでした。

酔っ払いの演技も自然で芸が細かいな、と感心です。

 

巳之吉 : 夢奈瑠音

こういう老け役もできたのか!喋り方と細かい動きで歳を出していて、幸次郎に「あの火事以来すっかり気が弱くなってしまって…」というのも、なるほどと想像できる出来でした。

これからも老け役もこなしながら別格スターとして活躍していくのもまた楽しみですね。

 

杉太郎 : 蓮つかさ

滑舌が良くて声が良いから、本当に何を喋っていても絶対に聞き取れるし、なんかもはや他の人よりも声量もある。だからこそ今回セリフが多く、杉田屋の事情などを説明する役として江戸弁でも問題なく、このスキルがあるからこそみんなが物語に集中できるんだよな〜と思いました。

 

お甲 : 麗泉里

かっけえ…!と思いました。少しドスの効いた声に、すごく似合っていた江戸化粧。それに役も相まって、とにかくかっこよかった!!

 

辰吉 : 英かおと

1回目観た時杉田屋の一員かと思っていたので、途中でアレ?となりました。太鼓も素晴らしかったですね!そしてなんていうのでしょうか、リアル男子感。本当にああいう若い衆いたんだろうな、というようなリアル感がかっこいいんですよね。

 

お組 : 天紫珠里

娘役2ポジで、お嬢様から女郎に落ちぶれて、それでも最期お光に看取られながらお嬢様の面影をもう一度出して安らかに亡くなっていくお芝居、とても上手でした。特に、女郎になってしまった時の迫力がすごいので、余計にお嬢様時代と最期が際立ちました。

 

およし : 結愛かれん

1回目に観劇した際に体調を崩してしまったのを妊娠かと思い、これでもう幸次郎×お光は無理か…とか思ったんですけど、まさかの本当に体調不良でしたね。

およしは本当に優しくて暖かい人だということが少ない場面でも伝わって、幸次郎とお光の間に流れる絶妙な雰囲気にも気付かず(体調悪いからそれどころではない)、幸次郎とお光のハッピーエンドは嬉しいけれど、それでもおよしちゃんは絶対最期までちゃんと幸せに亡くなってほしいなと思いました。恋愛感情ではなかったにせよ、幸次郎はちゃんとおよしを大切に想っていたと信じたいし、橋の場面ではそれを感じました。

場面少ないのにこんなにも余韻として残るのですから、やっぱりすごい芝居役者だと思います。

 

川霧の橋の感想はここまでです!

本当に美しい作品で、ずっと再演が望まれていたことがよくよく分かりました。

こんなにも素晴らしい作品で、贔屓がプレお披露目をできたことが嬉しかったですし、主要キャストをはじめ全員がこの作品にかける想いが強いからこそ、ここまでの素晴らしい完成度になったのだと思います!

 

次はショーの感想を書きます!

 

 

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月組「川霧の橋 / Dream Chaser」感想

こんにちは!

 

観てきました!!博多座!!!

もうずっと楽しみにしてて、6年半応援し続けてきた月城かなとの大羽根姿。もちろん分かっていたのに、映像でも観たのに、生で観たらものすごく感動してしまいました。

 

この記事ではまず「川霧の橋」の感想から。

柴田先生の作品らしい、美しく儚い恋愛と強くも弱い男たちの生き様。台詞も綺麗で、大道具も派手ではないものの橋が象徴的に綺麗に使われていて、素敵な物語でした。

波が多くて飽きもなく、逆に展開早すぎてちょっとあれ?となる部分もありましたが、最後までしっかりドキドキして楽しめました!

こんな素晴らしい名作なのに、何故長年再演されなかったのだろう…と事情を疑ってしまうほど笑

歌はタカスペで何回も聞いていたのですが、初めで作品と結びつきました。

なんといっても主要4キャラが、当て書き?!と思うほどぴったりで…!

早速キャスト別感想です。

(ちなみに初演は映像含め観ておりませんので比較はなしです)

 

幸次郎 : 月城かなと

青天がこんなにも似合う人は他にいません!まずはとにかく見た目がかっこいい。若頭領として信頼され、男同士なら仕事の話なら何でも言えるのに、恋愛だけがうまくできない。そんな男としてのかっこよさと不器用さの芝居が繊細で自然で、さすがは和物と芝居を得意としているだけあって素晴らしかったです。

あんなにずっと言えなかったのに「頼むと言ってもダメなのか?!」と迫れるんかい!って感じでしたが笑、江戸の感覚は今とは違いますからね。

歌唱も深くて切なく音程も安定していてすごく聞きやすく、火事場の早口の江戸弁台詞も全部聞き取れました。その安定感もあってすごく作品に集中できました!上手く説明できませんが、"月城演じる幸次郎"ではなく、"幸次郎"がそこにいるんです。ラスパもダルレークも生観劇しましたが、今回が1番良かったです。

川霧の橋の幸次郎の個人的に嗚呼…これぞ…と思った場面は、ちゃんとおよし(結愛かれん)を大切にしていたところです。小りん(晴音アキ)がこんな場面観てられない!と言った、幸次郎・お光・およしの場面、目にはまだお光が好きだ…と出ていても、それでもまずは隣にいる体調不良の妻を気遣う。およしを不安にさせず、ちゃんと大切に想っているということが伝わりました。だからこそ余計に切ないんですけどね…。

ラスパでもダルレークでもアンカレでも幸せになれず、発表までトップコンビが組めるのかヒヤヒヤした月城かなと×海乃美月カップルがやっっっと幸せにくっつけて良かったと思わずにはいられませんでした。

 

お光 : 海乃美月

あんなに素敵な青天のかっこいい月城かなとの相手役として、霞まずに自身も美しく、相手の良さもさらに引き出して、自然なお芝居ができて日本物でも綺麗な所作ができる。やっぱり海ちゃん以上の相手役はいなかった、本当に2人がトップコンビを組めて良かったと改めて感じました。

演技が繊細で自然、特に記憶を無くした時の表情から幸次郎と再会して記憶を一気に戻すところと、幸次郎とおよしが来た時の絶妙な目の動きが見事でした。

孫娘としてみんなに可愛がられていた時とは違い、大切な人をたくさん亡くした後に、半次に背中を押されて最後はみんなの分もと自分から幸せを掴みにいき、幸次郎の腕の中に収まった時には良かったぁ…となりました。

 

半次 : 鳳月杏

あんなに良い人なのにどうして最後…という思いが拭いきれず。きっと清吉を殺した後に自害するか相討ちで亡くなってしまうんだろうな、と。幸次郎もですが、あんたも想い伝えられなさすぎでしょ…せめて火事の時に言えよ…と思いました笑

小りん姐さんに「良い顔して見送って〜」と言われる最初の「お気をつけなすって」のところ、本当に良い顔しているんですよ…!!愛しくて仕方ないけど言えない、というのがあの表情で全て伝わるのが素晴らしい。

お組を看取ってからお光を呼び出し幸せになれと言って清吉のもとへ向かう場面、涙は流さなくても心が泣いていると分かる表情から、お光の幸せを願う慈愛の表情、そして清吉を殺すと覚悟を決める表情までの流れが見事です。

脚が長すぎて、あの丈の短い大工衣装でも脚の分かれ目が見えないってどういうことですか笑

 

清吉 : 暁千星

悪人というよりただのクズ!笑 でもそのクズ感、悔しさから落ちぶれていってしまう姿、追い込まれた人特有の狂気が出ていて、ありちゃんこんなお芝居ができるまで成長してしまって…と謎の立場から感動してしまいました。

天海祐希版の清吉を観ていないので分かりませんが、ありちゃんの清吉は最初からクズだった訳ではないんだなと感じました。お光は途中で「あんたは私のことなんて愛していなかった」と言いますが、最初に柳橋に呼び出した時点では少し好きだったのではないかな。幸次郎の想い人を奪ってやろうという気持ちもあっただろうけど、せめて恋愛だけは負けたくないというような、お光への気持ちだってあった気がするんです。柳橋での歌の時の目には熱が篭っていたし、だからこそお光も待っていると言ってしまったのだと。本気で上方で頑張って金掴んで帰ってこようと思ってたのに、どうしてあのようになってしまったのか…余白の部分が気になります。最初はそこまで悪くなかったからこそ、後半のクズ感と狂気がすごい浮き出るように感じました。

 

主要キャストだけで2000文字超えてしまったので、この記事ではここまで!

次は短めにサクサクその他のキャストを書いていきます!

 

 

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星組の本命は誰…??

こんばんは!

 

花組本公演星組振り分けが出ました!

 

まずは、花組2022年6〜9月の本公演が発表になりました!

「巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜 /Fashionable Empire

生田先生の偉人シリーズは個人的にはわりと好きなので(ホームズは眠かったけど)、楽しみです!!また、稲葉ショー作品とも私は相性が良いので、言い方悪いですが地味に期待できる作品ラインナップだなと思いました!笑

 

本日の本題は星組別箱公演の振り分けです。

 

トップコンビの礼真琴・舞空瞳率いる「王家に捧ぐ歌」は、ラダメスとアイーダが発表。まあそうですよね、って。巷の意見と同様、本当はことアイーダが観たかったなあ…なんて敵わない願いを抱きながら笑

 

注目のアムネリス役は有沙瞳で間違いないでしょう。

歌がうまいとされる若手娘役の都優奈瑠璃花夏もこちらに振り分けられていますが、さすがに有沙瞳を差し置いてまでアムネリスを取れる強さはないと思いますので、順当な配役になるかと。

また、ファラオ誰やる問題悠真倫ということで間違いなさそうです。

 

こちらの振り分けで最も気になるのは、天華えま・極美慎のどちらがウバルトかという点。

ウバルトといえば宙組版で真風涼帆が演じた役。2番手としては出番若干少なめですが(そもそも真風の合流がかなりギリギリだったのでこの出番数が限界だったとは思う)、それでもちゃんと羽根を背負ったので正2番手に相応しい役となります。

なので、この2人の対決についに決着がつくかな?!?!とザワザワしております。

ちなみにもう1人が当時3番手の愛月ひかるが演じたケペルになると思います。

 

ちなみに博多座版の宙組公演では、当時研8ホヤホヤの桜木みなとがウバルトを演じ、同期の実咲凜音とは兄妹ではなく双子という設定に変えられていました。

その例に倣うとすれば、舞空瞳と同期の天飛華音に演じさせることも可能性としてはありますが、天華・極美を抑えてウバルトを取ることは難しいかなと思います。

 

ただ大穴としては…天寿光希がが掻っ攫って番手をさらに誤魔化しにかかる可能性も0ではないので、配役発表が楽しみでありちょっと怖いです。

 

そして瀬央ゆりあ東上公演「ザ・ジェントル・ライアー」ですが、その他の路線スターは綺城ひか理のみですので、東上2番手でしょう!

クリスマスソングに入れなかったのですが、実力者としてちゃんと要所では登用していくということで安心しました。

 

こちらはヒロイン3名作品ぽいのですが、候補は音波みのり・小桜ほのか・水乃ゆり、そして詩ちづる。

前回の轟悠退団公演で学年相応にはるこさんがヒロインポジを担当しているので、今回はその他の3名でいくのではないかな?!と思います。

ここでうたちゃんが活躍すると、105期4人娘の足並みがなんとなく揃うことになりますので、組替えもわざわざしたわけだし、入ってくるかなと思います!

 

最近はダイキンのCMでソロ場面(?)までもらっていてなんとなく勢いを感じる極美慎がウバルトなら本命確定と思っていいのかな〜と予想できる振り分けでした。

逆にここで天華えま・天飛華音・天寿光希にウバルトがいった場合は混戦というか、誤魔化しにかかっているのかな…という。

 

もう決まってしまったので仕方ないですが、もう一度やっぱり言いたい…

星組は若手バウをしろ!!!!

 

 

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